「嘘……」
「すまない、俺達が付いていながら」
「レン……なんでだよ」
「嘘よ!レン君が死ぬはずない!必ず一緒に日本に帰るって約束したもの!」
「ですが、レン君は……」
「タクマ!お前!レンを守るって言ってたじゃねぇか!俺が遠征に行く前に約束しただろうが!」
「しょうがねぇだろ!レンがボス戦で前に出るなんて思ってもなかったんだ!」
「お前それでも勇者かよ!遺体はどうした!放置してきたのか!?レンを友達を置き去りにしたのかよ!」
「そこまでにしろよ!俺達の気持ちを分かってくれよ!レンを……目の前で、友達を失って傷付いてるのは俺達もなんだよ!」
「今んなことはどうでもいいんだよ!レンの死体は何処だ!『無限箱』に入ってるのか!」
「……」
「おい!黙ってねぇで答えやがれ!」
「ボスに……リザードマンが出て」
「リザードマンだと、お前等レンはLv.1だったんだぞ!中級ダンジョンに入ったのか」
「ちげぇよ!初級ダンジョンだよ」
「言い訳すんじゃねぇ、100歩譲ってリザードマンが出たことは信じよう!でも肝心のレンは何処だよ!」
「リザードマンに刺された後振り回されて……崖の底に……」
「嘘……ねぇ友理ちゃん、嘘だよね?レン君が死ぬわけ……ないよ、ね?」
「ごめんなさい……」
「ねぇ、なんで謝るの?冗談はこれくらいにしてよ……」
「……ごめんなさい」
「ねぇ?レン君は?何処にいるの……ねぇ?レン君は?ねぇどこ?」
「レンは死んだ……もうどこにも居ない」
「おい!潤テメェ友達が死んでなんで平常心で居られんだよ!あぁ!」
「嘘……ですよね?」
「……フィリアさん……」
「レンさんがお亡くなりに?」
「レフィア王女!」
「レンさんは?嘘ですよね!」
レフィア王女はタクマにより、力一杯腕を掴んでいる
「落ち着いてください!王女様!」
「話してください!どうゆう事なのか!」
「あ、えっと……レンがボスに突っ込んで行って死にました」
パァン、と乾いた音が響く振り終わり微かに赤くなった右手を王女は左手で掴んでいる
そして頬を叩かれ軽く放心状態のタクマ
「貴方、言いましたよね!無理はさせない無理をしようとしたら俺達が止めてみせる、四人で必ず戻ってくるって!それがどうですか?初級ダンジョンで勇者とあろう者が友達を死なせ余りショックを受けておらずに!
貴方を勇者だからと信用し、ついて行ったレンさんの死を淡々と話して!」
「あ、お、俺は……世界のために」
また音が響く
「人を死なせることが世界のためになるとでも言うのですか!そんな事のためにレンさんを死なせたのですか!初級ダンジョンでありながらLv.15を超える勇者が、人1人守れないのですか!」
「な、なんだよ!俺の気持ちも知らない癖に!俺が一体どんな気持ちでアイツと仲良くする王女様を見ていたか!」
「知りませんよそんなこと!」
「なっ!し、知らないだと!」
「タクマ!落ち着いて」
「離せ友理!」
「バカ!こんな所で剣を抜くな」
「だ、誰かー、勇者様がご乱心をー」
その後衛兵が駆けつけタクマを押さえつけ自室での待機を命じられた
なんか、他人事のように言ってたまに感情的になる所が書いてる自分でさえイラッと来ました……なんか俺は悪くねぇ!って言ってるみたいで……