勇者だった俺は半魔神として女神に復讐をする   作:東雲クロト

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第十五話 出発

「さて、そろそろ行きますか」

 

(忘れ物はねぇよな?)

 

「あるわけねぇだろ?全部〈宝物庫〉の中だ」

 

(そうだったな)

 

「どうやってこの洞窟から出るかな?」

 

(探索のスキルを使えばいいじゃねぇか、出たらまずどこに向かうんだ?)

 

「まずは魔法を学ぶ為に魔術都市エルオンに行こうと思う」

 

(お前は魔法は使えるが基礎がなってないからな、せっかく俺が教えてやっているというのに)

 

「お前、あれが教えてるって言えるのか?」

 

魔神の教え方は「魔力をぐるぐるとねってギュッと一箇所に集めて撃つんだ」とこんな感じである……わかるわけねぇだろ!

 

「とりあえず川があるってことは外に繋がってる可能性があるからそっちに行ってみっか」

 

(別に構わない、だが鉄刀位は抜いておけ)

 

「わかってるよ、まだ俺はLv.1なんだしここらで少しLv上げるべきだな」

 

 

名前︰レオン

種族:半分人間半分魔神

職業:無し

属性︰無 火 土 風 雷 闇

Lv.1

体力920

魔力7752

攻撃力677

防御力950

俊敏性1024

 

スキル︰『魔力操作』『鑑定』『隠蔽』

『気配探知』『宝物庫』『縮地』

『調合』『錬金』『解毒』『威圧』

『極限突破』『探索』『並列思考』

『無詠唱』『2重詠唱』『鍛冶』

 

 

 

称号︰魔神となった者 怨念の塊 復讐を誓った者 元人間

 

 

これが今の俺のステータスだ、神と融合しておきながらこの程度?と思ったがまだ完全には融合しておらずこの程度のステータスらしい、回復系の使える水とアンデットや魔族に効く光魔法は習得できなかった

 

ちなみに俺自身は半分人間だから光魔法のダメージは受けない

 

 

 

レアな鉱石や希少な宝石などが宝物庫には入っていた

 

「お前はいったいどんだけの武具や宝石を〈宝物庫〉に入れてんだよ」

 

(知らんな)

 

まさか、そのネタを知っていたのか!イヤ?俺と混じったことにより記憶も共有しているのか?

 

(知らんな)

 

心を読むのはやめてくれませんかね?

 

「第一世界に8本しかない魔剣の内3本出てきた時はびびったぞ?」

 

世界に8本しかない魔剣……そのうちの3本が〈宝物庫〉から出てきた、そしてもっと漁って見ると新たに3本出てきた魔神の話だと

 

元は自分の作ったものを魔族に持たせ、人間に敗れた魔剣使いが魔剣を奪われたらしい元は11本あったが世界にあったのは8本で今回見つかった3本は魔王が懐刀として使っていたらしい

 

ちなみに魔剣を人間が調べ魔神とは違う方法で聖剣を作り上げそうだ、魔神は元魔王でこの世界の誰もが持っている魔核が神格化して魔神になったそうだ

 

(お、風の匂いがしてきたぞ?)

 

「風の匂いってなんだよ」

 

(ん、乾燥した土と植物の匂いだ)

 

「てっきり知らんな、でかわされると思ったよ」

 

(…………)

 

(沈黙すんなし)

 

(ん、お前もコッチで会話するのか?)

 

(1人で喋ってたら変人じゃねぇか)

 

魔神とどーでもいい事を念話している時前方からガサガサ、と草の揺らぐ音が聞こえた

 

(ん、敵か)

 

(早速エンカウントか)

 

出てきたのは緑色の体、頭に小さな2本の角

100センチほどの身長そして洗っておらず黄色くなっている歯

 

(ゴブリンか……雑魚だな)

 

(俺らからしたらAランクでも雑魚だけどな)

 

(この体になってから、俺以外初めての戦闘が、竜人かドラゴンでも連れてこい)

 

(無茶いうな)

 

と、適当に雑談している間にゴブリンとの戦闘は終わった

 

(脆いな)

 

(だな、蹴っ飛ばしただけで絶命するとは思わなかった)

 

(ん?)

 

(どうした?)

 

(人の気配がするな、人数は……20って所

だな)

 

(あれ使ってみるか)

 

「スキル発動『魔力操作』『気配探知』」

 

(盗賊か……)

 

「『鑑定実行』」

 

(盗賊20人がかりで女1人か趣味わりぃな)

 

(助けるか?)

 

(ん〜どうすっかな?)

 

(街までの案内をさせればどうだ?)

 

(俺の魔力も無限ってわけじゃないからな、そうするか)

 

(急いだ方がいいんじゃないか?)

 

(死にかけが一人いるしな)

 

(っと、話している内に着きそうだな)

 

レオンが出た洞窟から少女が襲われていた現場は約30mほど離れているが『縮地』と

ステータスの千ちょっとの俊敏性のために1分もかからなかった

 

「おい、お前等何してんだ?」

 

「げっ、人!」

 

「誰だオメェは!」

 

地獄からの使者!スパイ〇ーマッ!と、言いそうになったがここはあえてテンプレの

 

「お前らに名を教える必要も、俺が誰だか教える必要も無い」

 

「んだとテメェ!調子にのってるときりきざむぞ」

 

「おい、そこの女」

 

「私の事か?」

 

「お前以外に誰がいる」

 

「むぅ、そう言われなくても私ってわかるけど……」

 

「俺は今からお前らを助けてもいい、だが条件がある」

 

「条件だと?」

 

「近くの街、もしくはエルオンの場所を教えろ」

 

「私たちの向かう先はエルオンだ、だから助けてくれたらエルオンまで同行しながら教えよう」

 

「そうか、それはちょうどよかった」

 

「お前等俺たちを無視すんじゃねぇ!それに助けるだと?この人数を一人で相手するのか?丁度いいお前も奴隷にしてやるよ」

 

「あっそ、出来るといいな」

 

いきなり盗賊の体が弾け飛んだ、まるで内側から破裂したかのように鮮血が飛び散る

 

「あ、え?」

 

私は戸惑いの声しか出せなかったが灰色の髪をした男の子が何をしたかは目で……微かに追えていた

 

まず、彼は無詠唱でファイアボールを4つ発動した……しかしその後は分からなかった、私は魔力探知という特殊なスキルを持っているのだが、そのスキルは常時発動型で常に発動状態なのだがほんの少し一瞬の魔力の揺らぎしか感じられなかった

 

「さぁ、死にたいやつからかかってきな死にたくないやつは武器を捨てろ」

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