俺は4時頃に起床し、多少の筋トレとストレッチをして体をほぐすこの世界には時計はないが一定の時間になると鐘がなる、それを合図に出かける支度を終えたらギルドに向かう
「待ってましたよ…レオンさん」
「なんで怒ってんの?」
「思い出してみてください」
「……買い戻しに来たヤツが厄介な人間とか?」
「昨日あなたが食べた料理の会計ですよ!なんで私が払うんですか?」
「そりゃお前、依頼の報酬から引けって意味だけど?」
「わ、わかるかぁぁぁぁぁ!」
いきなり大声を上げるギルマスに俺は少し驚き無意識の内に
「血圧上がるぞ?カルシウム足りてないんじゃないか?」
と言ってしまった
「うるさいです!カルシウムってなんですか!?魔法名ですか?」
「そんな事より、人来てんの?」
「そんな事……ですって……」
「居ないんなら依頼受けるけて来るわ」
「います!居ますから!」
「んで?相手はどんな人?」
「もうやだこの人リズム崩れる……」
「どんな人?」
「はぁ……相手は商人です」
「商人ねぇ、盗られた物ってなに?」
「それは合ってから聞いてください、それがルールですので」
「りょーかい」
「着いてきてください」
「あ、飯持ってっていい?」
「ダメです!普通初対面の人が目の前でガッツリご飯食べてる時にそういった話はしないでしょう!てゆうか出来ませんよね!そんな事」
「ダメかぁ、しょうがない終わってからにするか」
「失礼します」
「おお、待っていたよ…君がレオン君だね?」
そこにいたのは45歳くらいのオッサンなのだが結構イケメンだった老紳士?とかいうやつか?
「はい、自分がレオンと申します」
(鑑定実行)
名前︰フィディマ・ヴァルディン
種族:人間
職業:商人 貴族
属性︰水
Lv.47
体力692
魔力414
攻撃力350
防御力683
俊敏性245
魔法・水弾Lv.4 水壁Lv.6 水の癒しLv.8
水刃Lv.6 水鞭Lv.5 水爆Lv.4
スキル︰『鑑定Lv.3』 『見切りLv.6』
『選別Lv.MAX』『剣術Lv.8』
称号︰家族思い 商人の鏡 見抜く目
(コイツ……強いぞ、てか待て!水爆ってなんだ!危なすぎんだろその名前!)
(あ?水爆?たしかお前の記憶にあった……ヤバくねぇか?)
(なるべく敵に回さないようにしよう……)
(同意見)
「ああ、畏まらなくていいよ私はしがない商人なのだから」
「いえ、お気になさらずに……それで今回は何を買い戻しに?」
「レオンさんが……敬語を……」
おいギルマス何処に衝撃を受けてんだよ
「ああ、今回盗賊に盗まれたのは「クディカの微笑み」と言う絵なのだか……あるかね?」
「クディカの微笑み……ですか少々お待ちください」
「あるのかい?」
「潰した盗賊団の数が多いので……あ、できれば盗賊団の名前を知っていたら教えてもらいたいのですが」
「盗賊団の名前かい?確か……夜狼……だったかな?」
「夜狼……これですか?」
「違う、これではない」
「では……えーと、これですか?」
「これでもない、もしやもう売られてしまったのでは……」
「あ、これですかね?」
「お、おおお!これだ!この絵だ!」
「少々不快になるかもしれませんがこの絵があなたの物という証拠はおありですか?」
「ん?ありますよ絵の裏……額のふちに名前が掘ってあります、フィディマと」
「えーと、ああこれですか」
「それで……値段の方は……」
冒険者が買い戻しの際に多額の金を吹っかけるのは買い戻しをする客にとっては当たり前でありフィディマとやらもその事を思い出したのだろう
「そうですね……金はいりませんその代わりと言ってはなんですが」
「その代わり?」
「あなたは商人と言いましたよね?出来ればあなたの商会で買い物をする時まけてもらえると嬉しいですね」
「っふっ、はっはっは……いいでしょうあなたが私の商会「ムラウス商会」で買い物をするときは三割引にしましょう」
「ありがとうございます」
「ギルドマスターさん紙とインクを貰えないだろうか?」
「わかりました、インクと紙を出してちょうだい」
「はい、わかりましたギルドマスター」
「レオン君、本当にありがとう」
「お気になさらずに、その絵には思い出が?」
「ええ、この絵は二十年前に無くなった妻の絵なんです」
「そうなんですか……でもなぜ盗賊に?」
「元々私はこの街で生まれ育ちました、商会も大きくなり私はこの街で暮らすことにしまして」
「なるほど、引っ越してきた矢先に盗賊団夜狼に襲われ絵が盗まれたと……」
「お恥ずかしながら……っと、書けましたこれを見せれば三割引になります」
「ありがとうございます、では有効活用させて貰いますね」
「もの凄い違和感しかない……レオンさんがが敬語……」
(うっせぇ黙ってろ)
(お前が黙ってろ魔神)
「どうしました?」
「え?あぁ、いえなんでもありませんよ……これで買い戻しは終わりでよろしいですね?」
「はい、ありがとうございます」
「では私はこれで」
扉を開け俺は出ていく買い戻しを早く終わらせたのには理由がある……腹が減ったからだ、どうもこの体になってから空腹に襲われることが多くなってきている……燃費が悪いなぁ自分のことだが
扉を閉めたあと残ったのはギルドマスターと商人のフィディマの2人は話し込んでいた
「彼……レオンさんをどう思います?」
「レオン君か…多分だが鑑定された」
「魔力の流れなどは感じませんでしたけど」
「まさかあんな若者がいるとは」
「元王宮騎士団元団長として彼はどうですか?」
「彼は聖騎士、もしくは王国騎士になれると思う」
「うへぇ、なんでそんな人が無名なんでしょうかね?噂くらいはあってもおかしくないのに」
(聞こえてんだよなぁ……鑑定に違和感を感じたが究極鑑定を超える妨害があったとは、しかも王宮騎士団元団長か…あのステータスも信用しない方がいいな)
(王宮騎士団……か)
(どうした?)
(いや、ちょっとな……)
文才もないしネタもないし泣きそう……