勇者だった俺は半魔神として女神に復讐をする   作:東雲クロト

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第六話 嫌な奴

 

「あー、目が痛い」

 

「お疲れ様ですレン様、リラックス効果のあるハーブティーです」

 

「ん、ありがとう……眠い」

 

「少し仮眠をとってはいかがですか?8時間ほど読書をしていらしたのですから疲れが溜まっているはずです」

 

「そういうわけにもいかないよ?この後ルーヴェさんと模擬戦だし」

 

「そうでしたね、では少し揉み治療をしましょう」

 

「え、本当?」

 

「はい」

 

「よっしゃフィリアの揉み治療好きなんだね」

 

勇者召喚されてから1週間が経った、フィリアは物事を教えるのが得意なのかそれとも俺が覚えるのが早いのかがわからないが文字は書けるようになった、今はエルフの森語を学んでいる

 

学んでいるって言っても本にしか書いてないから解読しながら読んでいる、まぁそのおかげで『解読』スキルが身に付いたんだけどね

 

「それでは失礼します」

 

!!……このツボを的確に押してくる感じ、やはりフィリアの揉み治療は最高だ

 

「結構こっていますね、ではこうしてみましょう」

 

おぉっ、そこそこ!あー気持ちいい

 

「やっぱりフィリアの揉み治療は最高だな」

 

「ふふっ、そう言ってもらえるとありがたいです」

 

作業をこなしたりする時のフィリアはキリッとしていてミスもない、ただ仕事から離れるとドジになるらしい

 

「ありがと、あんまりゆっくりしてらんないからそろそろ行こっか」

 

「はい、レン様」

 

もう少しマッサージをしてもらいたかったがそろそろ訓練場に行かなければならない

 

「とは言ったものの行きたくねぇ」

 

思春期の男子高校生が急に力を手に入れたら自分より下のやつを見下し暴力を振るう、普通の腕力ならいいのだが「身体強化」や魔法をつかってるのでタチが悪い

 

「宮崎達に会いませんように」

 

そう思いつつ俺は図書室の扉を開けた

 

「あ……」

 

「よぉ、天樹まーた篭って読書か?」

 

「そ、そうだけど?」

 

コイツら扉の前で出待ちしてやがった、暇なのか?

 

「宮崎達も本を読みに来たのか?」

 

「イヤ?お前がサボらないように迎えに来ただけだ」

 

「俺は1回もサボったことないだろ?」

 

「俺らが迎えに来てなかったらサボるだろ?落ちこぼれ?」

 

「そんなことしねぇよ」

 

いちいち嫌味を言ってくるからコイツは嫌いだ

 

嫌味を右から左にながしつつ思い気持ちにながらも訓練場へ俺は向かった

 

 

 

「おはようございますレン様」

 

「おはよう、ルーヴェさん」

 

「私ごときに、さん付けは必要ありませんよレン様」

 

「それなら俺にも様付けはいらないよ

 

「そういうわけには行きません勇者様なのですから」

 

「何度も言うように俺は勇者じゃないよ」

 

「ですが」

 

「じゃー現状維持ってことで」

 

「そういうわけにも行きません勇者様にさん付けで呼ばれるなど」

 

「俺が好きでやってる事だから気にしないで、それよりも模擬戦始めようよ」

 

「わかりました、国王様も勇者様の意見を尊重しろと仰ってましたし」

 

 

 

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