2030年4月8日(月)
美波(学院紹介のパンフレットでは、麻雀部あらへんかった。まあ、行ってみればわかるはずや)
今日から、私は阿知賀学院中等部に通うことになっている。学院紹介のパンフレットは昨日のうちに目を通していたのだが、麻雀部はなかった。
美波(ほんまにあらへんかったらどないしようか)
もしなかったらどうしようか考えながら、新品の制服にそでを通す。
阿知賀女子学院は中等部が1学年が2クラスで60人、高等部が1学年が2クラスで80人と生徒数はそこまで多くない。もっとも、私は引っ越してきたばっかりで、一緒に登校する友達はいないどころか、同学年の知人すらいない。
美波(速いうちに友達できるといいな。とはいっても、麻雀うてる人がいるとは思えへんし...まあ同じ関西やし、言葉とかはあんま違わへんやろ)
学院についたらまずは自分のクラスを確認する。
美波(「ど」やから、「な」より下はかくにんする必要はあらへん)
1A16 堂間美波
1年A組だった。入学式だけのため、学校は午前中のまだお昼には早い時間で終わる。とりあえず帰るか。と思った時だった。
??「これからよろしくね。あたしは仲間奈穂。あなたは?」
美波「私は堂間美波よ」
奈穂「ところで、この後暇?」
美波「うん。帰ろうかと思ってたとこや」
奈穂「じゃあ、ボウリングでもいかない?」
美波「でも財布持ってきてへんで」
奈穂「だよね。あ、現地集合ってことで」
美波「現地集合って...。場所と時間決めんと集合できへんで」
奈穂「あ、決めるの忘れてた」
美波「忘れてたんかい!」
奈穂「近くのボウリング場って言ったら鷺森レーンくらいしかないけどね」
美波「鷺森レーンどこにあるのか知らへんのやけど」
奈穂「もしかして地元の人じゃなかったり?」
美波「最近大阪から引っ越してきたばっかりだし」
奈穂「大阪なの!?ここ結構田舎だって思ったでしょ」
美波「うん。車とかあんまり走ってなくて驚いたわよ」
奈穂「大阪のどのあたりから来たの?」
美波「吹田市」
奈穂「吹田市って言われてもどのあたりかわかんないよ...」
美波「大阪府の北の方よ。千里山女子高校のあるあたりや。それより時間は?」
奈穂「あ。今何時だっけ」
美波「えーっと...10時半くらい」
奈穂「じゃあ、11時に阿知賀女子学院の正門前でいい?」
美波「ええで」
こうして名簿順での席が私の後ろの仲間奈穂と友達になった。まさか初日から友達になるとは思わなかったけど。
阿知賀女子学院正門前
奈穂「じゃあ、いこうか」
美波「ボウリングはベストで何点くらい?私は99点が最高や」
奈穂「99点ってあと1点で3桁じゃん。今日3桁目指そうよ」
美波「今日3桁行くつもりでプレイするわ。(できるとは言っていない)ところで、ベストスコアは?」
奈穂「120くらいよ。とはいっても3桁安定してるわけじゃないけどね」
美波「3桁いけるだけすごいよ」
鷺森レーン
店番してる少女「いらっしゃいませ」
奈穂「とりあえず2ゲームで」
1ゲーム目結果
美波 87
奈穂 109
美波「3桁いかなかった」
奈穂「まだ諦めるのは早いよ」
2ゲーム目
第9フレーム終了
美波 91
奈穂 84(第9フレームスペア)
奈穂「お、これは3桁いけるんじゃない?」
一投目を投げる。
結果7本倒れた。
奈穂「2、7、10番ピンがのこったか。とりあえず、左側の2本を狙ったほうが3桁いけるかも」
2投目は狙いが少し右にずれて1本しかたおせず、99点で終わってしまった。
奈穂「あ、これはスペアきついわ」
残りピン7、10
スコア110
2ゲーム目結果
美波 99
奈穂 111
奈穂「あと一歩だったね」
美波「3桁行く前にもう一回99点出しちゃうかもしれない」
奈穂「なんで?」
美波「二度あることは三度あるって言うし」
奈穂「でもどうなるかは、その時にならないとわからないんじゃない?それに、三度目の正直って言葉もあるし」
美波「なんか矛盾してへん?」
奈穂「両方ありえるってことじゃないかな」
美波「せやな。じゃあ、また明日ね」
2030年4月9日(火)
阿知賀女子学院に入学して2日目。今日と明日は半日授業(授業とはいってもホームルームのみだが)で、本格的に授業が始まるのは木曜日からである。
担任「まずは、自己紹介から始めようか。名前と誕生日、趣味ともう一項目くらいかな」
担任の先生のこの一言で自己紹介が始まった。
担任「言うの忘れてたが、質問などは、休み時間に本人に直接な」
当然である。いちいち一人づつ質問の時間をとっていたのでは多くて数人しか自己紹介できないだろう。時間は有限なのだから。
担任「1番からじゃつまらないし、4月9日だから、4番と9番がじゃんけんで負けた方からとしようか」
1A04 パー
1A09 グー
自己紹介は進み、私の番となった。
美波「私は堂間美波です。7月3日生まれで、趣味はゲーム、音楽鑑賞、ネト麻です。妹が2人います」
もう一項目は妹がいることを言っておいた。
奈穂「あたしは仲間奈穂です。3月29日生まれで趣味はボウリング、カラオケです。特技はどこでも寝られることです」
私が名簿番号が16番で、奈穂が17番なので、自己紹介の順番は私の直後に奈穂となっている。
自己紹介が終わった後の休み時間
奈穂「妹さんは今何歳なの?」
美波「10歳と6歳よ。今小学校の4年生と1年生なの。あなたは兄弟姉妹とかいる?」
奈穂「妹が一人いるわよ。ちょうど真ん中と同い年の小4よ。まだ誕生日来てないから9歳だけど。そういえば趣味でネット麻雀って言ってたけど、麻雀打つの?」
美波「去年大阪にいたときに、今年千里山女子高校に行ったお姉さんたちに教えてもらったんや」
奈穂「え、美波ちゃんお姉ちゃんいたの?」
美波「そうやない。3学年年上の女性やからお姉さんという言葉をつかっただけや。お姉ちゃんがいるというわけではあらへん」
奈穂「あ、そうか。でも、わざわざネット麻雀って言ったっていうことは、麻雀牌とか家にないの?」
美波「今はまだあらへん」
奈穂「今はってことは...」
美波「今は注文して、自動卓が届くのを待っているところや」
奈穂「早く届くといいね」
美波「ところで麻雀打つかどうか聞いてきたっちゅーことは、もしかして麻雀うつの?」
奈穂「もう3年くらいになるかな」
美波「ところで、カラオケでどんな曲歌うの?」
奈穂「主にアニソンかな。音楽鑑賞とかはどんな曲を聴いたりするの?」
美波「主にアニソンよ。ゲームも音ゲーとかもやるわ」
奈穂「音ゲーはあたしもやるわよ。音ゲーで苦戦してる曲とかある?」
美波「〇〇(音ゲー名)のあの曲とか」
奈穂「あれはやばいよね」
美波「まあそれだけじゃないけどね」
奈穂「そうだ、今度麻雀打とうよ。2対2でさ」
美波「ええやん。いつにする?」
奈穂「明日とかどうかな?」
美波「明日だとマージャン卓届いてへんかもよ?」
奈穂「あたしの家でだよ。あともう一人友達が参加するけどいいかな?」
美波「ええけど、妹の予定が空いてたらや。あと、昨日はなんでその友達を誘わへんかったん?」
奈穂「あ、忘れてた」
美波「忘れてたんかい!ひどい人やな。謝っといたほうがええで」
奈穂「あの子なら多分大丈夫だけど...謝っといたほうがいいよね」
美波「ホンマに大丈夫かいな」
キーンコーンカーンコーン
美波「あ、チャイムなっちゃった」
2030年4月10日(水)
奈穂「あ、そういえばあたしの家しらないよね」
美波「うん。普通に忘れてたけど、場所知らへんかったらたどり着けへんやん」
奈穂「じゃあまた阿知賀女子学院の正門前でいいかな?」
美波「ええで」
午後、学校が終わってから、私は妹を連れて阿知賀女子学院の正門前にいた。
奈穂「じゃあいこうか」
奈穂宅
奈穂「お互い初めて会う人もいるからとりあえず名乗ろう。あたしは仲間奈穂よ」
美穂「仲間美穂です」
美波「私は堂間美波よ」
花梨「堂間花梨です」
美咲「堂間美咲です」
結奈「玉野結奈です」
美波「もしかして奈穂の友人かな?」
結奈「うん。吉野山小の頃からの友達よ。あ、ちなみに、私は1年B組よ」
美波「まあ、同じクラスやないならB組か違う学年やろ」
結奈「2クラスしかないからね」
奈穂「みんな揃ったところで、始めるわよ」
〇〇のあの曲はあなたたちが苦戦している曲だと思ってください。(音ゲーをやってない人や全曲楽勝って人もいるかもしれませんが)
奈穂はあの件について、描写外で誤っています。
99点はdouman373のベストスコアです。