楽しんでいただければ幸いです。
「さてと、下ごしらえも終わったな」
魔法世界のとある山、オリンパス山の麓でその少女は柔らかい笑顔を見せていた。
その黒く濁った瞳は、沈みかけている夕日を見つめる。
これから、彼女は初めて命をかけた戦いに臨もうとしていた。
少女エンは目を瞑り、その二本の十手を両手に構えた。
この十手と自分の身体能力だけを頼りに黒龍を狩らなくてはならない。
そんな感じたことのない重圧を彼女は楽しんでいた。
専門家が専門の装備を準備して数日かけて倒す相手。
それを彼女は一晩で狩らなくてはならない。
そう、ジャンケンには負けた。
そもそもスーパーラッキーガール椎名桜子が相手にいる時点で、勝てる見込みなどない。
そんな勝負が決まったじゃんけんの結果だとしても不思議といらだちはなかった。
下手すると死ぬかもしれない。
それでも、エン自身が黒龍と戦うことが楽しみで楽しみでしょうがなかった。
体の震えが止まらない。
恐怖はある。
しかし、震えのほとんどは、姿も見たこともない黒龍に対する武者震いであるという、不思議な確信がもてていた。
自分が修行してきた三ヶ月。
それでどこまでできるようになったのか……
それを試せることにたいして、ただただ喜びを見出していた。
両腕で十手を弄びながら、黒龍と相対し戦闘する自分を想像してゆく。
もうすぐあたりは暗くなる。
開戦の時は近い。
そんな少女の様子を、柿崎と椎名は上空から見ていた。
彼女たちも、エンという存在がどこまでやるか、何をするかが楽しみなのである。
「さぁて、自分よりも力があってスピードもある黒龍を相手に、どれだけの力を見せてくれるんだろうね……」
「決まっています。黒龍はエン様が使える程度の簡単な転移魔法と体術程度ではにっちもさっちもいかない相手です」
「だよねぇ……」
椎名は残酷なほど状況をよく見ている相棒に苦笑する。
「ですが、なにか策を持っていることは間違いないかと思います」
「美砂も期待してるんだ」
「当たり前でしょう」
二人の表情は愛弟子の成長を喜ぶ師匠そのものだった。
そして、日が沈んだ。
“
闇夜のかすかに地を照らす月光の下、
漆黒の甚平を身にまとったエンは移動していた。
その服装はエンを闇に同化させ、その肌の白さを際立たせる。
走っているという表現は正しくない。
かと言って飛んでいるわけでもない。
いうなれば地面を滑っていた。
「あんまり高く飛ぶと見つかるからなんだがな……」
そんなことを言いながら、エンは眠っている巨体を見上げる。
鱗というよりは外骨格と言ったほうが正しいような光沢を放つ自然の鎧を身にまとい。
そのへんの巨木などよりもずっと生命力のあふれる轟々しい角。
尾や脚部に見える強靭な筋肉。
目こそ閉じているもののその力強さ、強大さにはただただ圧倒されるばかり。
黒龍だ。
「って、寝てんじゃん……」
眠っていると気づいたエンは心底がっかりしたのだが、今回の任務は黒龍の角を折ることである。
わざわざ起こして戦う義理はない。
眠っているなら僥倖……というか、自分のつまらない欲望のために失敗したら、目も当てられない。
相手になるのかどうかすらわからない相手だ。
奥の手もないことはないのだが、今ここで使うべきものでもないだろう。
そういった理由からエンは黒竜を闇討ちすることに決めた。
多少の罪悪感はあるが仕方がない。
エンが黒龍の顔の正面に降り立つ。
そして、彼女の得物である十手を上段に構えた。
あとは振り下ろすだけ……
そうして、
「レッディースエンンンンドゥジェントゥルメェェェエエエエエエエン!!!!!!
朝だぜベイベェェエエエエエエエエ!!!!!!!
目を覚ませ化物ゥゥゥゥウウウウウウウウウウウイヤッホゥ!!!!!!」
大地を揺るがす大音量の叫びが、闇夜に木霊した。
黒龍の目が、エンでも信じられないほど可愛らしく、ぱちくりとぱちくりと目を開いた。
意外につぶらで、みずみずしい瞳がエンを見つける。
無論、予想外のことが起こったエンの思考が停止する。
叫んだ椎名桜子にとっても、エンが黒龍と戦わないなどというつまらない展開はいただけなかったのだろう。
とてもいい笑顔で笑っていやがった……。
無論、目を覚ました黒龍の顔の正面にはエンが立っているわけで……
そうなるとエンは敵として定められているわけで……
しかも黒龍は寝起きで非常に機嫌が悪いわけで……
そんな嫌な予感を感じたエンは必死の形相で黒龍の前から飛び去る。
その直後、
「ガァァアアアアアアア!!」
黒龍が椎名に負けないほどの爆音で吠えた。
いらだちをぶつけているのか、獲物の襲来に歓喜しているのか、その鉄のような鱗からは表情が読み取れない。
そして、立ち上がるとその翼で大雑把に目の前にいるエンをなぎ払った。
今まで感じたことのない衝撃が体を襲う。
対人間の時の点や線の攻撃ではなく、圧倒的な面の攻撃。
その衝撃にエンは魔法障壁ごとあっけなく吹っ飛ばされた。
時間が止まったかのような錯覚がエンを襲う。
これが走馬灯ってやつか……
そんなことを考えながら、エンは地面を転がり、必死で衝撃を逃がした。
骨が軋む。
身が引き裂かれるように痛い。
だが、体は動く!!
黒龍が、エンに向き直り、咆哮する。
それを見たエンは
凄絶な笑みを浮かべていた。
「今日の飯は揚げ物だな……なんせ臭が取れる……」
そう言うと、黒龍に向かって走り出した。
「『
エンが叫んだのは肉体強化の魔法。
そのまま人間には出し得ない速度で、黒龍との距離を詰めていく。
しかし、この程度のスピード、魔法世界ではめずらしくもなんともない。
黒龍はエンに向けて漆黒の炎を吐き出した。
直線上に伸びる、炎の壁。
焼ける黒が、エンをつつもうとすると同時に、その視界を奪う。
「正面からぶつかる馬鹿がどこにいるよ!!」
エンは自分の魔法障壁に何かを十手で何かを描き出す。
そして、黒い炎がエンを包み込むより少し早く、そのなかに飛び込んだ。
転移魔法陣である。
視界を奪われたのはエンだけではない。
黒龍にもエンの姿は見えていないのだ。
「何油断してるんだこのステーキが!!」
黒龍にとってはありえない方向から声が聞こえた。
自身の背中のあたり。
首だけを回して確認しようとする。
次の瞬間
黒龍の背中に偶然にも転移したエンはその十手を、羽の付け根に打ち付けた。
そんな戦闘を上空から見ている二人。
言うまでもなく、柿崎美砂と椎名桜子である。
二人は器用なことに、空中で寝そべって観戦していた。
「うひょー!! やるねえ、エン様は……」
椎名が歓喜の声を上げた。
その笑顔は嬉しそうで、猫を愛でる女子高生のごとく、キラキラと輝いている。
そんな椎名を見て柿崎は、
「でも、全然本気ではないでしょう。油断をしてるわけじゃないですが……まだ、何かを隠し持ってる」
不満げにそう呟いた。
「奥の手があるのはいいことなんじゃないかな?」
「まあ、その通りなのですが」
「あと、私みたいになんかしらのペナルティーがあるとか?」
「嫌なことを思い出させないでくれ……」
この二人もいつもと変わらない。
十手を翼に打ち付けたエンは、すぐさま身を翻し、黒龍のしっぽの方へと走り出した。
これで黒龍も飛行ができない、とまではいかなくてもその時になんかしらの支障が出るはずだ。
なんだか変な方向にひしゃげていたし。
ぶっちゃけさっき投げ飛ばされた衝撃がかなり効いているのだが、弱音も履いていられない。
「ニヒル オムニス フルカ
彼女に使える程度の簡単な治癒魔法を唱えて、表面的でも傷を消し、ダメージを減らす。
黒龍がこちらに向き直る前に、その目前から離れ、エンは隙を伺う。
今のエンは上位古代語魔法だとか、ギリシャ語魔法だとか、そんなものは使えない。
よって、多少卑怯かもしれないが、隙を突き、弱点である関節部分を容赦なく狙う。
それで少しずつ勝利を引き寄せるしかない。
なにせ動き回る角をぶった切る程の腕前が今のエンにはないのだ。
黒龍を殺し、その後少しずつ削るほかない。
まあ、成功しなければ捕らぬ狸の皮算用なわけだが、
黒龍がふらついた瞬間にエンは再び走り出した。
狙うのは足。
即座に近づき、スライディングで、黒龍の股下を通り抜ける。
そのあいだに、仕込みを忘れない。
「よし!!」
黒龍の足に転移魔方陣は仕込んだ。
これで、いつでも攻撃に移ることができる。
あとはタイミングだけだ
黒龍の後ろ側に出たエンはガッツポーズを決め、わざと黒龍の気を引くような行動に出た。
言い変えよう、お尻を降り出した。
「お尻ペンペン!! お前の母さんでーべそ!!」
黒龍にへそがあるのかどうかは甚だ疑問であるが、黒龍の気を引くには十分だったらしい。
その挑発にまんまとはまってしまい、エンに向かって走り出した。
その一撃で山をも砕く巨体がである。
エンはこれといってひるむ様子もなく、目の前に大きな転移魔法陣を壁のように描くと、来るべき衝撃に備える……
ことはなく黒龍に背を向けてすたこらさっさ、あまり早くもない速度で逃げ出した。
人間にしては十分に早いのだが、あれだと五十mもみたないあいだに追いつかれてしまうだろう。
しかし、エンにとってはそれで十分だった。
突如、地面が揺れた。
黒龍の体も崩れ落ちる。
エンが使ったのは“衝撃転移魔方陣”
その名のとおり、ついになる魔方陣に起こった衝撃を別の魔方陣に移す転移魔方陣だ。
その凡庸性は低く、長く持つ魔法陣でもないため、あまり魔法世界では使われない。
そもそも、それなら相手に対応する魔法陣を書いているあいだに、攻撃の一撃でも決めればいいのだ。
そんなものにまで手を出しているあたり、エンのもの好きっぷりが見て取れるであろう。
「チャンスチャンスチャンス!!」
エンは走る。
瞬動術なんて便利なものはまだ使えない。
ただ、走る。
ここで決めなくちゃ、黒龍を殺さなくてはいけなくなると思って。
しかし、黒龍はエンが来る前に、頭を上げた。
そして、その目がエンを見据える。
「クソっ!!」
エンは舌打ちすると、黒龍が全身を起こす前にすぐさま横に飛び、目前の恐怖から逃げる。
目ではおえないどこかで、何かが燃える音がした。
運良く、エンは燃やされていないらしい。
エンは立ち上がり、自身の敵である、黒龍を見据える。
そこには、足と翼の付け根に大きな傷を負っているはずの黒龍が、威風堂々といった様子で君臨していた。
その目はしっかりとエンを見据えている。
「はは……、マジかよ……惚れちまうぜ……」
それに向かって、エンは構える。
先程から優位に戦いを勧めているエンであるが、初めに黒龍を起こしたビッチのせいでくらった一撃のせいもあり、かなり切羽詰っていた。
そもそも攻撃一撃一撃の威力に差がありすぎる。
先程も、突進で自身は起こるし、吠えれば山が震えるし。
それでも、エンは楽しんでいた。
本気で戦い本気で殺しに来る野生の猛獣。
それと相対することが、たまらなく嬉しかった。
もちろん怖い、死にたくないし、痛いものは痛い。
でも、それを超える興奮が確かにエンにはあったのだ。
「来いよ、化物!!」
エンはそう黒龍に対して吠える。
まだまだ夜は長いようだ。
「やっと本気になったみたいだね……」
「どういうこと?」
空に浮遊術で浮かんでいる柿崎がニヤニヤと笑う。
「竜種が寝起きで体が温まってるわけがないじゃん……エン、死ぬなよぉ♪」
彼女もまたこの状況を楽しんでいた。
「あっ!! エンちんが吹っ飛ばされた……」
再びの衝撃がエンを襲った。
エンに知覚できない速さで放たれた攻撃。
今までの黒龍ではありえない速さでの突進。
それはエンの魔法障壁を容易に突き破り、その体を軽々と吹き飛ばした。
エンの思考が一瞬停止する。
全身の関節がぎしぎしと悲鳴を上げた。
エンが思考を取り戻したのはその体を地面に叩きつけられてからだ。
「くそ……」
エンは悔しそうに黒龍を睨みつける。
黒龍は傷などないかのように、悠然と、そして堂々と君臨していた。
「もう少し出来ると思ってたんだけどな……」
エンは口から血の混ざったつばを吐き出した。
頭がぼやける。
そもそもエンはさっきの一瞬で何が起こったか分かっていないのだ。
戦闘時に発揮される感とかいうものが発達するほど戦いを重ねたわけでもない。
外見年齢は中学生ほどとはいえ、生後三ヶ月の子供にそこまでは求めすぎだろう。
しかし、
自身の体を衝撃が襲おうが、
魔法障壁を紙切れのように破られようが、
黒龍がその強靭な足でこっちに向かってきていようが、
“
「“肉体変化魔法”が使えてないから、まだやりたくなかったけど……」
逆境に立たされてなお、エンは笑っていた。
黒龍は首を後ろに引いた。
「しょうがねえ……『我が足を剣に』……」
エンの両足に描かれていた転移魔法陣が光り輝く。
それは膝のあたりで円形に垂直に広がり、すねの部分からしたを引っ込めさせた。
代わりに出てきたのは剣。
それをすこし眺めると
「接続完了っと」
エンの身長の二倍ほどもある銀色の剣が、エンのひざ下から生えていた。
その重心の悪い両足で、エンは器用に立ち上がる。
そして、
「うぉぉぉおおおおおおおおおお!!」
黒龍に向かって走り出した。
先ほどとは速度が違う。
一歩が違う。
黒龍が漆黒の炎を吐き出した。
それを見たエンは
飛んだ。
地上数十メートル。
月と星がきらめく漆黒のそれの中、一際大きな銀の光り。
銀の剣を携えたエンが、落ちてくる。
黒龍は慌てて空を見上げるが、もう遅い。
「おらぁぁぁああああああ!!」
エンは巨大な両刃刀を起用に操り、その足を空中で黒龍に向ける。
その瞳はどこまでも冷たく濁り、真っ直ぐに黒龍を見つめる。
流星となったその光は、ただ、黒龍を貫いた。
とまあ、そんな感じでかっこよく黒龍を倒したエンだったが……
その体は傷だらけ、内蔵もズタズタ。
しかも両足の剣はもう体内に圧縮して取り込んだが、両足は膝から下を転移魔方陣によって綺麗に切断されていた。
後先考えずに戦った結果である。
最後にエンが使った魔法は、転移魔法によって体の一部を、ほかの何かと取り替えて使うというよくわからない魔法である。
エンは“肉体変化の魔法”を学び、接続部分を拒絶反応が起こらないようにしてから使うつもりだったのだが……
そんなことはなく、無理やり剣を繋げたもんだから非常に痛々しい。
かと言って、下手に傷口を魔法で直したり、止血したりすると、足がもうくっつかなくなるかもしれない。
従ってエンは足を切り取られた痛みに耐えながら、体中をずたずたにされた痛みに耐えながら、助けを待っていた。
その助けにも心当たりがあっての無茶ではあったのだが……
「本当に、無茶しすぎです……」
「でもでも、悪くなかったんだよ!! 面白いものも見れたし!! 今夜は黒龍鍋だね!!」
「その鍋に少し恐怖を感じるんだが……」
倒れたエンの近くに来たのは柿崎と椎名の二人。
柿崎は苦笑いでエンの体のあたりに移動し、椎名はエンの足を拾い上げ、断面にくっつけようとしている。
「黒龍のしっぽはコラーゲンが豊富に含まれています。食べましょう!! 怪我は治しますから料理をお願いします!!」
「うーん、断面は流石に綺麗だね……。とりあえずくっつけるけど、血を流しすぎてるから、今日と明日は休みなよ……。」
「血を流しすぎているときは赤身を食べるのがベストです!! 早く龍を食べましょう!! おいしく食べましょう!!」
「お前が俺よりも黒龍の肉の方が重要視していることがよくわかった!!」
「そんなわけないじゃないですか!! エン様がいないと誰も料理ができないんですよ!!」
「俺の需要の元は黒龍以下かぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンのかわいそうな悲鳴が響いたとか響かなかったとか……
とまあ、今日はもう夜も遅く、黒龍を移動させるほどの転移魔法陣を描く気力がもうエンにはなかったりする。
よって、また椎名が誇る
例によって例のごとく、少し遅めの夕食タイムである。
ちなみにメニューは黒龍のしっぽのクリームシチューと唐揚げ。
クリームシチューはルーを使わなくても案外簡単に作れてしまう料理だったりする。
エン曰くローリエの葉を見つけるのに一番苦労したとか、
小麦粉とバターでホワイトソースを作り、野菜を入れる。
牛肉の代わりに血抜きして表面を焼いた黒龍のしっぽを入れてしまえば完璧だ。
ぶっちゃけ、100gあたり20ドラクマとかで取引されているバカ高い肉なのだが(主に食料調達の難しさから……)
そんなことはどうでもいいとして……
エンたちは楽しい夕食タイムだった。
「革新的なモチモチ食感!!」
「その顔の輪郭が別人になるくらい口の中にものを突っ込むのをやめなさい、桜子」
「むむむ……この肉を保存しておく方法がないことが残念すぎます……」
「何で泣いてんだよ、美砂」
普段はきちんとしている“美少女”である彼女たちも、美味しいものを食べているときはいろいろ崩れてしまうのだから不思議である。
それでもきちんと話すことは話すのだが……
唐揚げをワイルドに手でつかみ口にほうばりながら、柿崎は
「エン様、これであなたがどれだけ微妙な立ち位置にいるか、わかっていただけたと思います」
その要望に似合わないしっかりとした口調でエンにそう言った。
「ああ……まだまだだな……。何よりも俺は戦い慣れていないし……」
「修行だね……。あとは“鬼神の童謡”のことも忘れていられないし……」
「ともかく、こいつを売り払ってしまえば一応金ができます。そうしたら装備を揃え、修行を再開しましょう」
「稽古つけてくれるのか……ありがたやありがたや」
柿崎は口からしっぽを出しながら、
「それと、先程エン様が使われていた魔法ですが……」
「様付け禁止」
「エンが使っていた魔法ですが、あれもきちんと煮詰めましょう。魔方陣を改良すれば足を繋げっぱなしで、交換できますし……」
「交換するものも私が教えた植物魔法を使えば、楽しいんだよ!!」
「ありがたいんだけど……口からいろいろ漏れてるし……」
「とりあえず、今日はもう寝てしまいましょう。明日は朝早いですし、何よりエン様は」
「様付け禁止」
「エンは魔力を消費しすぎました。明日、黒龍を運んでもらうためにも、回復して頂きませんと……」
「だな……」
中で描写はしましたが、エンの能力について今一度説明を、
1.転移魔法によって膝から下を飛ばす。
2.そこに新たな転移魔法陣を重ね、剣である“樹”を召喚
3.“樹”の“核”である魔方陣と自身の神経を接続
こんな感じです。
体の一部と武器を交換できる程度に覚えていて頂ければ幸いです。
コメントには一単語だけではなく、どこがどうダメかなども載せて頂ければ幸いです。