プロットの中身をある程度先取りして、内容に加えることにしてみます。
ネタバレにならないように気をつけねば……
文才のなさは現在修正中でございますのでご了承ください。
コメントできちんと修正点を教えてくださる方は本当にありがたいです、いやホント。
ご意見ありがとうございました。
メガロメセンブリア元老院の一人、ドレ・ラマテスは自身の屋敷の書斎にいた。
その顔は白いひげに覆われた老人。
体は筋肉隆々。その昔、連合の歩兵長であった頃の名残だ。
あまり周りを信用しないのか、その腰には一振りの剣が携えてあった。
そんな海千山千の老人が目を通す書類。
それには大きな文字で題名がこう書かれていた。
『テンペテルラの鉱山資源と外交的価値』
その下には、テンペテルラの地形や鉱山資源の分布、ほかにも周りに生息する魔法生物など様々な面からの情報が書かれている。
そんな中、違和感のあるページ。
ほかのところには見られないマーカーや書き込みがされたページ。
『テンペテルラの軍事力とその配置』
ドレ・ラマテスは笑いをこぼす。
「ついにこの時が来た……」
そのまま、テンペテルラの方を見つめる。
テンペテルラには栄えた町があまりなく、あまり発達しているとは言えない。
それでも、地下に抱える資源の量と価値は計り知れない。
「テンペテルラを我らのものに……全ては、連合のために……」
そして、ドレ・ラマテスは新たな書類に目を通す。
そこに書かれているのは“
「召喚は不可能ではない……」
その情報をしばらく眺めたドレ・ラマテスはさらに口元に笑みを浮かべる。
あの民主主義国家メガロメセンブリアも一枚岩ではない。
軍事力に身を任せ、自身の目標を達成しようというものもいるのだ。
「さあ、うまくやれよ……我が息子よ……」
ドレ・ラマテスは計画を任せた息子、ナント・ラマテスを思う。
日が出てあまり時間も経っていない朝。
エンたちは砂漠を走っていた。
「なんでったってこんなところにメガロの飛行艇が落ちるんだよ!! 訳分かんねえっ!!」
エンはそう叫びながら走り、走り、そして走る。
その顔には困惑と、怒りと微かな動揺が渦巻いていた。
「わかりません……わかりませんが、私の結界にには反応したのです。墜落したということは何かと戦っていたということです」
紫の髪を揺らしながらエンの後ろを走っている柿崎美砂がそんなことを叫んだ。
どんな範囲の広い結界を貼ったんだ……
「不意打ちで撃ち落とされた可能性もあるけどね♪ ほかにも燃料が切れたとか、山にぶつかったとか」
椎名桜子がそういいながら先頭を走る。
エンと柿崎が二足で走っているのに対して、椎名は両手両足を使って、チーターのように走っていた。
「でも、メガロメセンブリアの戦艦ってそんなに脆いものなのかよ!? 腐っても戦艦だろ!!」
「そんなことはないはずです……魔法障壁の硬さには定評がありますし、そう安安と落ちるものではありません」
「異常事態なんだよ!! だから私たちは走ってるんだよ!!」
そんな異常事態の起こっている場所にわざわざ行く必要はないのだが、彼女たちは人が死ぬかもしれないのに見逃すほど悪人でもなかった。
「それと、大きな魔法反応がありました。おそらく魔法生物の類でしょうが、ほおっておけば人が死にます」
美砂は表情を変えずに淡々と告げる。
「とにかく、生存者の確認が最優先だ!! 可能ならそこの情報を集めて、問題を打開するぞ!!」
エンが叫んだ。
「それでたんまりお金をいただきましょう!! お金は正義です!! お金があればお肉が買えます!!」
「動機が不純すぎるよ!! いや……、本当はこれこそ純粋なのかな……」
「いや……どっちでもいい……」
「さあ、桜子!! お肉の在り処まであとどれくらいですか!?」
「自重しろ馬鹿野郎がぁぁあああああ!!」
エンは急ブレーキをかけ、後ろから付いてくる柿崎に対し、思い切りケリを入れた。
椎名はそのやり取りをシカトすると、律儀にも柿崎の質問に答える。
「あと少しな気がする……あれじゃないかな。ほら、煙も上がってるみたいだし……」
桜子が直感を頼りに真っ直ぐに前に見える海を指差した。
そこを柿崎とエンは見据える。
「なあ、美砂……」
「なんでしょうか……」
「あれって……なんだ?」
「龍ではないかと……」
「デカくね……?」
「私の目測では200mほどでしょうか……」
「俺がこないだ倒した黒龍のサイズってどのくらいだったっけ?」
「大体40mくらいかと……」
「デカくね……?」
「しかし、ヘラス帝国の守護精獣である“
「“
「すみません……かなりでかいです……」
海の上
大量の戦艦に囲まれたそこ。
そこには、神秘的なほど白い巨躯の龍が、堂々と君臨していた。
椎名と柿崎とエンの三人は無言で、その乾いた瞳でアイコンタクトを取ると、近くの岩陰にサッと身を潜めた。
「あれ、ヤベーよ!! 絶対ヤベーよ!! さすがのお前らでもあれ相手にしたら死ぬんじゃねえの!? 序盤ボスでインフレ起こりすぎだろ!!」
エンはヘタレっぷり丸出しで、そんなことを柿崎と椎名にぼやいた。
「私はダメですね……相性が悪いです。本能で戦ってあのスペックを誇るやつにはなかなか勝てません……」
美砂はそう本音を漏らす。
「私なら勝てなくもないだろうけど、見ず知らずの人に命をかけるような善人じゃないし……何より怖いし……」
椎名も全力でエンから目線を外して言った。
三人は岩からひょこっと顔だけをだし、その戦闘を見る。
「うわー、強いはずの戦艦がバカみたいに落ちてるー……ゴミみたいゴミみたいあはは……」
エンは乾いた笑みを漏らすと、柿崎たちを見る。
「ダメだ……勝てる気がしねぇ……」
「奴がメガロとの航路を塞いでいたという訳ですか……」
「そうだね、メガロ攻めてきたんじゃなくて良かった」
「それもそうですが、メガロメセンブリアの艦隊が押されているようですね……このままだと、あの白い龍がテンペテルラに来るかもしれません。」
椎名は本気で嫌そうな顔で頭をかく。
「テンペに来るのか!!」
エンが声を上げた。
「どうしますか?」
柿崎も椎名に意見を求める。
椎名は心底嫌そうな顔をして、
「うーん、見捨てるってのもお酒がまずくなるしなぁ。仕方がないし……私があのデカブツを30分だけ抑えるから、そのあいだにエンちんは戦艦をテンペテルラの方に転移、美砂は生きている人を救助して。……やんなるなぁ……」
そんなことを言って、走り出した。
巨龍は全てを壊す。
巨龍は全てを創る。
そして
全てを止める……
君臨するは王の定め。
“
メガロメセンブリアの連合艦隊。
その操縦席は混乱に陥っていた。
「精霊砲が全く効いていません!! 鎧が硬すぎます!!」
「第52号機……撃沈しました」
「精霊炉が完全に停止……撤退できません!!」
「クソッ!!」
その戦艦の艦長らしき中年の男性が思い切り椅子をけった。
精霊炉が止まって、動力を失ったこの船にできることはもうない。
外に出たって、奴がいる。助かる可能性は低い。
今もその純白の体の中で一際輝く真紅の瞳がこの戦艦を射抜いている。
助からない
「そもそも何だあいつは!! 今回の我々の任務は黒龍の討伐ではなかったのか!! あんなのがいるなんて聞いていないぞ!!」
誰にともなく、ただただやりきれなさをぶつける男。
その男を見て、艦内の乗組員たちは悟った。
助からない。
統率を失った軍隊に勝利は無い。
誰もがそれを悟っていた。
そんな中、戦艦が揺れた。
乗組員は悟った。
終わった。
何者かは発狂し、何者かは戦艦から身を投げようとする。
そんな中誰かが叫んだ。
「違う……植物です!! 何かの
「うーん……こんなもんかなぁ……」
少女、椎名桜子は真っ白な龍と退治していた。
「“ろぉずろぉぷ”も正常に作動してるみたいだし」
“ろぉずろぉぷ”とはその名のとおり、桜子の使う“樹”でバラの蔦をもしたものだ。
桜子はそれを戦艦に植え付け、“縮”の魔法陣によって、できるだけ遠くへと引っ張っている。
桜子は白い息を吐いて龍を見つめる。
コイツの仕業だろうか、異常にあたりの温度が低い。
「動かない動かないとは思っていたけど……まさか凍りついているなんてね……」
その龍は凍りついていた。
気を引くという作業は、予想していたよりも難しいらしい。
龍の目が光った。
桜子は直感だけで横に飛ぶ。
そして、自分のいたところを少しだけ確認する。
一帯が凍りついていた。
「あはは……あたし死ぬかも……」
桜子は凍った海の上を走り、君臨する龍の周りを回転していく。
自身は安全な氷の中にいて、周りを凍りつかせる不思議な魔法で攻撃する。
桜子は舌打ちする。
「よっぽど自分の防御に自信があるんだね……」
腕に種を植え付けると、腕が弾け飛び、中から竹の大砲が顔を出す。
桜子は苦痛に顔を歪めると、その節目にジャラジャラと別の種を装填してゆく。
「崩してやる!! ぶちかませ“ばんぶうきゃのん”!!」
ドゴンという爆発音と共に桜子の竹から、散弾銃のように種が発射される。
それは龍を囲むように散布された。
反動で桜子は大きく後退する。
辺りを見渡すとまだ戦艦が残っていて、柿崎が走り回りながら人々を助け出してるのが見えた。
それをみて桜子は少しだけ笑う。
「集まれ!! 『
エンは空を飛んでいた。
まだまだぎこちない浮遊術。
龍のことは椎名に完全に任せて戦艦と戦艦とを飛び交い、次々に戦艦に魔方陣を描いていく。
転移魔方陣だ。
ここまでの質量のものをいくつも送るのは流石に体力を使うのか、その息は荒い。
「あと、半分くらいか……」
エンは辺りを見渡して、また飛ぶ。
柿崎は地上で、椎名に関しては一人であの化物に立ち向かっている。
自分が楽をしていいわけがない。
疲れた体に鞭打ち、強引に飛ぶ。
その時、凄絶な轟音が空気を揺らした。
何かを削るような凄まじい音。
エンは音のした方を見る。
龍が存在していたその場所には、翠の城が出来上がっていた。
もぞもぞと蠢く蔦の城。
「あいつも大概チートだな……」
それだけ言って、エンは自身の仕事に戻った。
「うーん……ダメだなぁ♪」
椎名はその巨龍を見つめる。
その表情はどこまでも柔かで明るい。
人である自分ができる最大の攻撃。
全方位から隙間なく押し寄せる大いなる薔薇の槍。
その光景から付けた名前は“
単純な打撃力で言えば、“
それなのに、龍を取り囲む蔦は徐々に力を無くし、変色し、枯れてゆく。
「生気を吸い取ってるのかな……?」
そうなんとなくあたりを付けると、桜子は龍に向かって走り出す。
首をかしげる仕草はやはりどこか幼い。
「やっぱり自分で試さないとね……」
そう言いながら、次々にそそり立つ氷の柱を捌きながら、龍に近づく。
あと数十メートルまで近づいたところで、桜子はまたしても竹にジャラジャラと種を装填する。
そして、その竹を白龍に向けて、
「貫け!! 『
先ほどの“
半径60cmほどの蔦の大槍が、桜子の腕から炸裂し、龍の体にぶち当たる。
またしてもその衝撃の大きさに空気が、大地が揺れる。
それでも……
それでもなお……
龍、“
「クソッ!! これでもダメなのね……」
桜子は貫けなかったことを確認すると、その蔦を切り落とし、すぐさま逃げる。
その逃げ足の早いこと早いこと。
攻撃は効かなかった。
しかし、少しだけ氷を削ったらしい。
そして、それには大きな意味があった。
白龍が椎名を見つめる。
椎名のいた場所が次々と凍りつく。
その早さが尋常ではなかった。
めでたく、標的認定されたらしい。
囮である椎名にとっては願ってもないことなのだが……
「うそ!! あちょ!! うわーん!!」
その逃げっぷりはとんでもなくぶざまだったりする。
「シュガー・キャンディ・ドロップス
桜子は逃げる逃げる。
走る真後ろから凍りついていくのだからたまったもんじゃない。
「桜子!! 美砂が一瞬だけ時間をつくる。その隙にトンズラするぞ!!」
すべての戦艦をテンペテルラ近くまで転移させたエンがそう言った。
「
桜子は柿崎の詠唱を少しだけ確認すると、
「わかった!!」
そう答えてエンを抱えた。
そして、竹となっている右腕を地面に向ける。
「
「『
天を覆う赤き炎を確認することなく、エンと桜子は大砲の反動でブッ飛んだ。
空からエンと椎名が落ちてくる。
「やっべえ、魔力切れた!!」
もはやエンに関しては魔法障壁を張ることすらままならない。
このままおちたらただではすまないだろう。
「あはははははは……私も限界みたい……」
「うそーん!!」
「べチャリもあるよん♪」
「洒落になってねぇえええええええええ!!!!」
あくまで楽観的な椎名に対して絶望的な声を上げるエン。
地面が近づく。
エンは悟った。
俺死ぬわ……
「よっと!!」
ガッシイイイイイイイイ!!
きもちいほどに力強い音と共に、エンの体がしっかりと受け止められる。
エンはその人を見上げた。
「助かったぜ……嬢ちゃん」
そこには暑苦しい笑みを浮かべた、壮年の男が立っていた。
「いっやぁ!! マジで死ぬかと思ったぜ!! 嬢ちゃんたち強いなあ!! 俺の部隊に来ねぇか? メチャ優遇するぜ!!」
そんなこんなでテンペテルラまで帰還したエンたちは束の間の休息をとっていた。
その場所はなぜかとんでもないお金持ちだけが来れるはずのすんばらしいホテルのすんばらしいレストランの中である。
ぶっちゃけ、エンなどはお門違いなのだ。
「いっやぁ……魅力的なお誘いなんだけどね。私たちは修行中って言うかー、ほら!! まだ、アリアドネーとか帝国にも行きたいからさー。一つの組織に入るのは問題があるんだよねー……。人も殺したくないしさー」
「ガハハハハハハ!! いいなあ、正直なお嬢ちゃんは。たしかに俺らの仕事は人の生き死にが大きく関係するしな……」
「だっしょお♪」
なぜかその男性と会話しているのは椎名だったりする。
普段彼みたいな人との会話をするのは柿崎の役目なのだが………
「むしゃむしゃ……おいひいですね もぐもぐ……幸せいっぱい……」
美砂は少し離れたところでお皿の山を作っていた。
それを奢ると言った壮年は少し嫌そうな顔をするが、逃げる際に傭兵に雇った代金にしてしまえば経費で落ちるし、そもそも標的が間違っているのだ。金ならいくらでも巻き上げられる。
そう考えて、あんまり深刻なことにはなっていなかったりする。
エンに関しては大質量を無理して送りまくったせいで完全に魔力が枯渇してしまい、桜子のとなりでグロッキー状態だったりする。
そんなわけで今回一番頑張ったはずの椎名が男性の対応をしていたのだ。
「それにしても、あの化物はなんだって言うんだ? 精霊砲が効かないってどんな魔法障壁だよ」
「それなら、うちに詳しいのがいるけど……美砂!?」
椎名は柿崎に呼びかける。
美砂は一瞬だけ椎名の方を見ると、何事もなかったかのようにお肉にしゃぶりつく。
それはそれは幸せそうな表情で……
「頭きた……プラクテ・ビギナル契約に従い、我に従え、母なる女神。来れ、大いなる天輪、慈悲の……」
「うわああああ、嬢ちゃんこんなところで上位古代語魔法なんてブチかまさないでくれ!!」
「眼差し。罪深き者に等しき救済を……」
「壊れる!! 店が壊れるから!!」
男性の部下がすぐさま動き、柿崎を持ち上げて連れてくる。
「……お肉……」
「後で食べればいいでしょ……さっきの龍について、教えてよ」
「あいつは美味しくないですよ」
「いや、味の話じゃねえんだが……」
目をパチパチさせる柿崎に男性が突っ込んだ。
「あいつは“
柿崎の説明はそこから始まった。
「普段は氷の世界で死体を貪っているとか、世界樹の根っこをかじっているとか、いろんな話がありますが、どれも伝説の域を出ません」
「そんな伝説の巨龍を、どうして嬢ちゃんは知ってるんだ……」
「あくまで憶測です」
美砂はそうクールな表情でかっこよく言う。
口からベーコンが出ていて口周りが油でギトギトしていていろいろ台無しなのはご愛嬌だ。
「運の悪いことに、あいつはここに向かってるんだよ……。何とかして止めないと」
「氷の鎧が厄介だよな……何とかして砕かないと……」
少し魔力が戻り、復活したエンがそう言った。
「くだいたところで、最強種を倒せるとは思えないよ……あの巨体が動き回って攻撃するなんてことになったら、それこそ手に負えないし……」
「桜子の意見に賛成です……何とかしてあの鎧をつけたままダメージを与える方法を考えなくては……」
椎名と柿崎が自身の意見を述べる。
「そういうもんなのか? おっちゃんはどうするんだ?」
エンは少し赤い顔を男性に向ける。
「どうするっつったって、仕事だしなぁ……このままテンペを見捨ててメガロメセンブリアに帰ったら、それこそ国際問題だろ……。下手すりゃメガロメセンブリアが帝国とテンペとの挟み撃ちに合うよ……」
「おっちゃんはおっちゃんで死に行くんだな……」
「そんな悲しいこと言うなよ……たしかに勝てる見込みは薄いけどな……でも、戦艦もまだ20機あるんだ。勝ち目がねえわけじゃねえ……。おそらくテンペからの援軍もあるだろうし……」
やれやれといった様子で、男性は手のひらを上にあげ、エンたちを見る。
「頭数を揃えても無意味でしょうね……」
柿崎は冷たい目で言った。
「それはどういうことだよ……」
男性も怪訝そうな顔で柿崎を見る。
その疑問には椎名が答えた。
「あの氷の鎧に私の蔦が当たった時、その魔力が吸い取られたんだよ……」
「私の“
柿崎は肉を口に入れながら言った。
それをきいて男性は、
「攻撃魔法は無意味ってことかよ……」
「無意味どころか、相手にすらならないかも……」
桜子ははにかみながらそんなことを告げた。
事実であるが、完全に死刑宣告。
それ以外の何者でもない。
男性は唇を噛み締める。
「なぁ、俺に少しだけ策があるんだが、聞いてくれないか?」
何を思ってか、エンがそんなことを呟いた。
息子ナント・ラマテスの報告に、老人ドレ・ラマテスは息を飲んだ。
あの“
戦艦によって“
「あの馬鹿息子め……」
ドレ・ラマテス唇を噛んだ。
その表情にはいつもの余裕はない。
「その少女たちを龍に殺させるか……それとも……」
しかし、彼もまた海千山千の猛者。
これくらいの修羅場ならいくつも乗り越えてきた。
力技だが。
そして彼が行うのも力技である。
「“
老人は自分の部下にそう叫んだ。
そんなこんなでこんな感じです。
少しアンチ臭がするかもしれませんがエンが帝国や連合、ネギたちや赤き翼を毛嫌いするなんてことはないので……
次回、エンをいっぱいいっぱい強くします。
ラカンの強さ表で言うと2000くらいまで……