痩せたい……
どこまでも広がる、母なる水面。
その上にまた広がる、美しき青。
そんな海と空によって作られた青い世界の中を、一筋の雲を作りながら進む影。
それは二枚の大きな翼を羽ばたくように動かし、その尾で細かい舵を取る。
“フライマンタ7000”
それが影に与えられた名前だった。
テンペテルラ原産の鉱物をふんだんに使用し、更にその重量を高馬力の魔力エンジンで無理やり動かす。
しかも精霊炉を使わず、運転手の魔力を使って飛ぶというむちゃくちゃ設計。
ぶっちゃけ、とある発明家が己の欲望趣味趣向のなすがままに、自分の思うがままに作り上げた機体だ。
実用性は低い。
燃費が悪いわ、重いわ……
最高時速こそ、マッハ3以上出るものの小回りは効かないし、家庭用にしてはでかいし。
ちなみに普通の魔法使いなら、20分も飛ばすことはできない。
そう、普通の魔法使いなら……だ。
「美砂、お前はよく平気だな……。こいつ、べらぼうに魔力を食うんだろ? なんか説明書にそう書いてあるぜ」
その中にいる少女、釘宮円が運転手柿崎美砂に聞いた。
彼女がいるのはその“フライマンタ7000”の内部だ。
中は外のような無骨でゴツゴツとした感じはなく、むしろ女の子らしい、柔らかい雰囲気の部屋があった。
釘宮はソファーに一人、横になっている。
そんな彼女の質問に、操縦席に座っている美砂は何でもないかのように、
「そうですね……確かに10分ほどで“
「なら……俺が変わろうか? 四十分くらいならもつだろうし……」
「大丈夫ですよ。私の総保有魔力量はあなたの百倍はありますので……」
柿崎は振り返り、笑って釘宮を見た。
彼女にしては珍しい笑顔でだ。
「でも、顔色が悪いぞ……この船、水に浮くんだろ? 少し休んだほうが……」
柿崎の顔色は悪い。
真っ青、とまではいかないが、いつものようなハリがないのだ。
まあ、普段から彼女の顔色はあまり良くないのだが、釘宮円としてはとてもとても心配だ。
釘宮は“病気萌え”という上級職はまだ持ち合わせていない。
本当に純粋に心配なのだ。
釘宮の心配を見越してか、柿崎は苦笑い。
右手だけをハンドルから離し、“フライマンタ7000”の奥の方を指差した。
「オロオロオロオロ……」
「船の後ろでグロッキーになってる
「あぁ……なるほど……防音結界を張っておこうか?」
「ありがたいです。お願いします。さすがに限界がありますので……」
そんな柿崎の様子に、釘宮も苦笑い。
簡単に結界で柿崎の顔を包み込み、船の後方にいる椎名のもとに向かう。
椎名の顔色は柿崎よりもさらに輪をかけて悪かった。
体を蔦で“フライマンタ7000”に巻きつけ、ベランダに顔を出している。
そして口から吐く液体で、時折空に虹をかけていた。
美しさの欠片もないが……
でも、時折ウンウン言いながら首をくるくる振り、目で物欲しそうに釘宮を見るその表情は可愛らしかったりする。
釘宮の表情は苦笑いを超え、呆れの域に。
したを向き、思い切りため息を付いた。
「大丈夫……じゃねえな。そんな状態でも可愛いお前は異常だよ」
「えへへ……ダメなんだ……昔から乗り物……」
椎名は釘宮を確認すると頬をかすかにゆるめ、釘宮に向けて笑みを作る。
「酔いやすいのか?」
「えっとね、手漕ぎボートとか馬とかなら平気なんだけど……エンジンの小刻みな振動がぁ……ウプッ!!」
顔面蒼白、息も絶え絶え、釘宮は不謹慎なことに死にそうだななんて言う感想を持った。
普段なら人をおちょくることに喜びを見出す釘宮だが、流石にここまで弱っている女の子をいじめることはない。
そうない。
きっとない。
多分、そう……きっと
そんな慈愛の姫君、釘宮円はなぜかものすごくいい笑顔で、椎名のほほに触れた。
そして、彼女を簡単な結界で包み込んだ。
「……エンちん……何を?」
不安そうな表情で椎名が釘宮を見る。
だが、心配はいらない。
釘宮円のことだ、きっとその結界には振動を打ち消す細工がしてあるん違いない。
「いや、なに。この揺れの反対方向の揺れを結界内に起こせばプラスマイナスゼロになるだろ」
釘宮はそう言うと、何やら呪文を唱える。
ぼそぼそとした声で、だ。
そして、その結界の中では、
揺れが倍増した。
「おぉおおぼろぶべぽとぴぃいいぶれっちゃああああああ!!」
「あはははは、豚みたいな声で泣きやがって、助けて欲しくば跪いて靴を舐めろ!!」
椎名は何か言いたそうだが、大きな揺れはそれを許さない。
脳をゆすり、体をゆすり、他のものもいろいろ揺すり、椎名の平衡感覚を狂わせる。
「助けて……」
「助けなど来ぬわ!! 柿崎には防音結界があって何も聞こえてないしなあ!!」
ハハハハハハと高笑いを見せる釘宮円。
「自重しろ馬鹿!!」
「ハハハハハハへぶッ!!」
突如、釘宮の後頭部を衝撃が襲った。
釘宮は恐る恐る後ろを見る。
そこには、鬼のような形相の、柿崎美砂が立っていた。
「……もう死にたい……」
「そんなこと言うなよ……」
「死んだら楽になれる」
「かもしれねえけどさ」
そのあと、軽く一時間ほど柿崎に説教を受けた釘宮と、その間ずっと揺れが倍増する部屋の中に閉じ込められていた椎名桜子は完全にグロッキー状態に陥っていた。
「エンちんひどいよぉ……ぐすん……」
「悪い……調子乗った……」
「エンちんはあの日なんだ……イライラが募ってるんだ……」
「違うぞ……俺まだだし……」
椎名の思考が固まった。
信じられないものを見たといった表情で、釘宮を見つめる。
「おい……生後4ヶ月程のベイビーに何を期待しているんだ?」
「そうだ、エンちんって生後4ヶ月なんだ……ウプ……」
「おいおい、大丈夫かよ?」」
椎名を釘宮が支える。
そこで釘宮は気がついた。
死ぬのは無理だが、意識を失っていればよくね?
そうと決まれば実行あるのみ。
「ニヒル オムニス フルカ……
釘宮は見ていられなくなり、椎名に強制睡眠の魔法をかけた。
椎名も抵抗することなく、その眠りを受け入れる。
すぐに頭を揺らし始め、目を瞑りすやすやと寝息を立て始める。
呼吸も次第に落ち着いてきた。
それを確認して安心した釘宮は運転席の柿崎の防音結界を解除する。
「眠らせましたか……」
「ああ、流石に辛そうだったんでな……」
「いいご判断です」
柿崎が首だけ後ろに向けてそう言った。
「ありがとよ……すこし勉強してくるわ……」
柿崎の顔色も幾分かよくなったことを確認すると、釘宮はその部屋の階段を下り、一階へ向かった。
“フライマンタ7000”には四つの部屋が存在する。
一つは最大二人までが同時に座れる操縦席。
一つはその後ろに付けられた共同スペースである会議室&キッチン。
一つは地面に最も近い位置に存在するユニットバス。
そしてその隣にある武器庫だ。
地面においておけば簡単な家になる。
流石に三人で生活するには狭いだろうが……
先ほど柿崎がいたところが操縦席。
桜子は会議室のソファに寝かされている。
そして、今、釘宮がいる場所は武器庫だ。
武器庫といっても、転移魔法で体内に武具を収納する釘宮を有する彼女たちにとってみればそんなものは必要ではなく、おおよそリビングといってもいい。
そこで釘宮は何かを書き出していた。
紙に何やら計算式のようなものをただひたすらに書きこんでいく。
何を書き出しているのかというと……
「魔力で成長する氷と慣性力を操る魔法か……出かかってるんだけどなぁ……」
そう、“
理論さえわかってしまえば、魔法を簡略化し、同じようなものが使えるかもしれないという軽い発想だ。
彼女自身は自覚はないが、彼女は“始まりの魔法使い”によって作られた最高の肉体と脳を持っている。
そもそも最強種の使う魔法の理論が出かかっている時点で異常なのだ。
「“魔力や気で成長する氷”は表面にエネルギーを転換するような術式を組み込めればいいんだ……。例えば電気を磁力に変えてさらにそれをまた電力に変え、そこから熱を得るIHみたいな……」
ここである。
今、釘宮が悩んでいるのは“魔法”から“氷の増加”という過程にあるあいだの存在。
それさえあれば一筋の道筋ですべてをつなぐことができる。
釘宮は悩む、悩み、そして答えを出す。
「うーん……情報が少なすぎる。せめてあの氷をもってくるんだったな……」
そして、楽にして考えることにした。
ちなみに“慣性力を操る魔法”については何もわからない。
「後で美砂にでも相談してみるか……」
釘宮は一旦そこで思考を止めた。
考えても答えがでない。
もう少し考えれば答えが出るかもしれないが、今はほかにも考えることがある。
今、柿崎は“フライマンタ7000”の操縦で手が離せず、椎名はぐっすり眠りについている。
珍しく、一人で考えられる時間なのだ。
釘宮が思うのはその二人のことだ。
テンペテルラでの生活では二人共、釘宮の前では取り繕っていたが、いかんせん不可思議な行動が多い。
柿崎は夜な夜な出かけては、息を荒くし、疲れきった様子で帰ってくる。
逆に椎名は布団の中彼女の部屋で一人、泣いていることが多い。
釘宮円の人間関係は著しく狭い。
敵である可能性の高い、母親とルーを除けば、彼女の周りにいる人物は柿崎、椎名、くぅぽんの三人だけとなる。
世界がまだまだ狭い。
前世では一人寂しくぼっちであった釘宮にとって、この狭い人間関係がとても大切なものなのだ。
どうにかしたい。何とかしてやりたい。でも、理由がわからない。
「結局、待ってることしかできねえのかよ……クソッ……」
釘宮は理由もなく壁を蹴飛ばすと二人のもとへ歩く。
メガロメセンブリアまでは後どれくらいだろうか……
そこにつけば、また何かが変わっていくのかもしれない。
そんな風に、できるだけ前向きにいようと、釘宮は柿崎のもとへ行った。
そして、柿崎美砂の肩を叩いた。
「エン様……」
「様つけんな……」
柿崎は振り返る。
「エン、何か用事ですか?」
釘宮はその言葉に若干表情を曇らせ、
「俺としては敬語もやめてほしいんだけどなぁ……」
「……善処します」
柿崎は少しうつむき、頬を赤らめてそう言った。
釘宮はそれに満足そうに頷くと、
「美砂、メガロまではあとどれくらいでつくんだ?」
「後15分ほどで付くと思われます。いい意味でも悪い意味でも目立つ都市ですので、外に出れば見えると思いますよ」
柿崎は無表情で釘宮を見つめた。
「そうか……少し様子を見てくるわ……」
「長旅でしたので……少し疲れました」
「いや……一般的な魔法使いが20分も動かせない魔法機を13時間動かし続けている時点で、少しってのはありえないんじゃないか……」
「私の内包魔力量はエンの100倍ですので……」
「ハハハ……冗談に聞こえねえ……」
柿崎のよくわからないジョークに付き合いつつも、目的地メガロメセンブリアは目前へと迫っていた。
魔法世界最大の魔法使いによる大都市“メガロメセンブリア”。
その光景はまさに鉄の森。
摩天楼と呼ぶのがふさわしいのであろうその街は、釘宮にとってとても新鮮なものだった。
「すっげえ……これがメガロか……」
約6700万人の住民を誇るその街。
魔法世界最高の技術を誇る街。
そして、最高の魔法使いたちが集まる街。
その周りは城壁で囲まれており、所々に白い巨人が見える。
「あれは“鬼神兵”といいます。確か名も無き土地の守り神やら、破壊神やらに外から科学的に干渉し、使役するとか……」
「うっひょー!! あれと俺、どっちが強いかな?」
釘宮はもう“フライマンタ7000”の上で大はしゃぎだった。
「ええと、一対一ならエンですが、メガロメセンブリアの軍部はあれと同じものを数十所持していると聞きます」
「すげえなメガロ!! やべえ、興奮してる俺マジやべえ!!」
そんな釘宮に柿崎はため息を付いた。
「目的は忘れていませんね?」
「もちろん、最優先は“鬼神の童謡”についての情報だ。それを手に入れたら即、メガロを出て探しに行きます」
「よろしい」
柿崎は微笑んだ。
「それでは入国しますので、少しの間、じっとしていてくださいね……」
「は……入国窓口あそこだろ……」
「顔が割れると面倒なので……不法入国します」
「そんなことできんのかよ……」
「私が騒ぎを起こしますので、その隙に転移魔方陣で地下水路に潜ってください。船の収納はできますね?」
「そりゃあいけるけど……」
「それではまた今度」
柿崎のしたの地面が赤く光る。
そして、柿崎の姿は消えていた。
「なーんか嫌な予感がするぞ……」
エンは金属でできた無骨なスイッチをいくつか操作し、“フライマンタ7000”を空中に固定、ホバリングさせる。
そして、中に簡単な魔法陣を書き込み、体積操作し、体内に転移。
そして落ちていく椎名を支え、浮遊術でその場に立った。
すぐそこにはメガロの城壁。
もうこの時点で襲われても仕方がないのだが……
がっしゃーん!! ぴしゅー!! ごろごろごろ!!
その心配はないようだ。
「うん……嫌な予感的中だな……」
遠くの方で何やら赤い光と膝をつく白い巨人が見えた。
きっとお祭りをしているのだろう。
花火だ花火、そうに違いない。
釘宮はその光景を懐かしむかのように生暖かい目で見つめ、現実逃避。
間違っても、あの炎は柿崎美砂がメガロの防衛部隊相手にドンパチやっている音ではない。
花火だ。とても綺麗だ。
「非常に名残惜しいが、花火を長々と見ているわけにもいかないな……中に入らねば……」
釘宮はそう言って、柿崎が広域殲滅呪文を放っている方向……もとい、花火が起こっている方向の地面近くに転移する。
「現実を見たほうがいいよ……エンちん……」
釘宮によって担がれた椎名桜子がぼそぼそとそんなことを言った。
まだ“睡眠魔法”の余波が残っているのか、その顔は眠たそうである。
「いや……まさか美砂がいきなりテロに走るなんてな……」
「美砂の狙いはエンちんと私をメガロメセンブリアに入国させることなんだから、早くやめさせたいならとっとと侵入するほうがいいよ……」
「だな……」
釘宮は渋々といった様子で地面すれすれを飛ぶ。
柿崎のように空を舞いながら戦い、広域殲滅呪文や長距離弾道呪文を放ってくる相手に対して、歩兵や戦車を使う者はほとんどいない。
近づくことはできず、召喚された石柱や氷塊の自然落下によって簡単に一掃されてしまうからだ。
よって、今、地面はがら空き。
柿崎は高所から“
そのあいだにエンは地下水路の入口、城壁に開けられた排水口を見つけ出した。
「うげっ!! エンちん、あそこに入るの?」
「他にどうすんだよ……」
「でも、あそこって生活排水の……」
「臭いも汚れも、浄化の炎ですぐに取れる!!」
「エンちん、女子力足りてないんじゃないのぉおお!!」
「いや、俺でも嫌だぜ……だってあそこは使った水が集まるところなんだろ……」
釘宮は諦め切った顔で、転移魔方陣を書いた。
「あばばばば!!」
「ぶびぼ……口の中に……あばばばは入った!!」
――汚い描写が入るため割愛――
「『ああもんどさぶまりん』!!」
椎名桜子はやっとのことでポケットから種を取り出し、魔力を込める。
召喚されたのは直径2mほどの楕円形の“樹”。
“ああもんどさぶまりん”
その名のとおり、アーモンドナッツの形の潜水艦である。
動力には地球にやさしいバタ足式を採用しており、上半身のみを覆い隠し、腰から下は地面に出して使う。
まあ、足さえ出てしまえば魔力の噴出だとか気による強化だとかいろいろなことができてしまうので、この程度で十分なのだ。
ちなみに外の景色は鮮明に見え、酸素に関しては魔力のエネルギーにより二酸化炭素を酸素にかえる魔力式光合成を採用しているので問題なし。
まあ、ナッツに足が生えたような外見はなかなかに滑稽なのだが……
「ふう、助かったぜい……“浄化の炎”」
「なんとかね……“浄化の炎”」
二人は体を清潔に保ち、そのアーモンド人間状態で水路を歩いてゆく。
「潜入成功って感じか?」
「そうみたいだね♪ 美砂は問題なく侵入しているから、中を進んで合流しよう♪」
二つのアーモンドはちょこちょこと歩き、下水道の中を進んでゆく。
まだパイプは続いているが、どこかで水路のような、人も通れる場所に出るはずなのだ。
その場所につくまで、二つのアーモンドは進む。
水は濁って、釘宮と椎名の足は常に不快さにさらされ続ける。
ここは下水道だ。
視界が悪くどちらに進むべきかもわからない。
重力だけが、方向を感じるかすかな手がかりだ。
そんななかだが、彼女たちは迷いはしない。
なぜなら、
「桜子、次はどっちだ」
「あっちな気がする。根拠はない!!」
超高性能センサー、椎名の勘が発動しているからだ。
「じゃあそっちだな」
柿崎美砂は上空を舞っていた。
その姿は“
水の精霊であるのに、放つ攻撃は炎の魔法、そして詠唱を行う。
いろいろな矛盾が起きているのはご愛嬌だ。
「シュガー・キャンディ・ドロップス 炎の精霊
柿崎はその液体の体で攻撃をかわしながら、呪文を紡ぐ。
その目で見据えるのは戦艦。そして“鬼神兵”。
他の位置を守護する兵たちも続々と集まってきている。
そいつらに右手を向ける。
「『
柿崎はニヤリと微笑むと、数多の閃光を掌から放った。
それは枝分かれし、いくつもの矢になって戦艦と“鬼神兵”に襲いかかる。
放っているのは初歩的な攻撃魔法。
それでも放つ量の桁が違う。
水の濁流が山を削るように圧倒的物量で敵兵を押し流す。
炎の矢は壁のごとく地面に向かって降り注ぐ。
それを柿崎は冷めた目で見ていた。
「どうやらうまくいったようですね……。さて、エン様と桜子も中に侵入した頃でしょう。私も行くとしますか……」
柿崎美砂は簡単に水の精霊を召喚すると、水の転移魔法でその場をあとにした。
そんな彼女が円たちと合流したのはもう少しあとのこと。
「エン、桜子、何か臭くありませんか?」
「ははは……下水道をずっと通ってきたんだ……そりゃあ、くせえよ……」
「女子力足りてないよ……エンちん……」
「とりあえず、私の魔法で匂いを吹き飛ばしますので……」
あの日は辛い……
誤字報告や感想をお待ちしております。
※作者のハートはガラスです。