釘宮円で葛藤   作:NANA@

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駄文です
今回のこの話を入れておかないと続かないので……

それではお楽しみください



第八話「チアリーディング部で転送」

 

 

 

 

 「いやあ、何とかうまくいったね……。」

 

 そう呟きながら寝そべっているのはオレンジ色の髪の毛を二つの団子にに束ね、ツンととんがった猫耳をピコピコと動かす少女。

 

 珍しい“植物魔法”の使い手である彼女の表情は気味が悪いくらいに穏やかだった。

 

 それを心配そうに見つめるのはすらっとした体型の紫の髪の少女。

 

 二人共顔立ちは幼く、無邪気さが所々に残っている。

 

 「油断はするな。今回のことで私達は世界最大の魔法結社“完全なる世界”を敵に回したんだ。いつバレても不思議じゃない……。今、バレていないことのほうが不思議なくらい……」

 

 「考えすぎだよ。そもそも見つかったら御終いでご臨終なんだからそんなこと考えても仕方がないじゃん♪」

 

 にゃははと笑う猫耳少女に若干の頼りなさと心強さを感じながら、彼女は地面に魔方陣を書き上げる。

 

 少しだけ声のトーンを落として猫耳の少女が、

 

 「まっ、姫様が自分のために作った新しい体に精神が宿っちゃうなんて……不思議なこともあるもんだね」

 

 「エン様はただの人形であるはずだった。“創造主”のこれから先の二千年、世界を照らすための新しい肉体……。そこになんの因果か、精神である、エン様が宿った。“創造主”がエン様の体に移れば、エン様という存在は消え失せ、いなくなってしまう……」

 

 「それを無理矢理でも守りたいと思うのは私のわがままかな?」

 

 珍しく猫耳の少女が表情を曇らせる。

 

 紫の髪の少女は、魔方陣を書く手を停めて、

 

 「うん……、それはわがまま。でも、私たちがエン様と一緒に有りたいというのがわがままなら、“創造主”が世界をこれからもずっと見守り、管理したいというのも……、自分の庇護がなくては、人間は絶対生きていけないってのも、わがままだしおせっかい。どちらも間違っているの。生き残ったほうが正しい」

 

 「そうだね……」

 

 二人の表情は暗い。

 

 「“磔の城の輪廻(アエタルニタス・レギナ)”ってところかな……」

 

 「永遠の女王……か、不運な人だ……」

 

 深くため息をつきながら、紫の髪の少女は、

 

 「桜桃……じゃあもうないんだな」

 

 「そうだにゃあ、もうあそこには戻らないんだから、姫様がくれた名前で話す必要もないでしょ」

 

 紫色の髪をした少女は、その紫色に濁った、水晶のような瞳を猫耳の少女に向ける。

 

 「じゃあ、椎名……桜子……」

 

 「柿崎……美砂……なんだか照れくさいんだよ」

 

 猫耳の少女、椎名桜子はぽりぽりと頭をかくと、柿崎美砂から目をそらす。

 

 「さ…桜子、エン様を木からはがしてきて」

 

 「わかったよ、美砂」

 

 椎名は嬉しそうに飛び上がり、少しスキップを混ぜながら、巨木“世界樹”に近づいていく。

 

 

 

 

 

 

 柿崎は、魔方陣を書き上げた。

 

 世界樹を中心とした、巨大な魔方陣。

 

 全体が紫色に輝き、触れれば壊れてしまいそうな、そんな脆そうな魔方陣だ。

 

 柿崎はやれやれと両手を天に向けると、

 

 「魔法世界への転移魔法かぁ……。うまくいくかは博打だね……」

 

 「任せてよ。私は博打が超得意だから!!」

 

 「あんたの場合、あんただけが成功しそうで怖いのよ……」

 

 えっへんと胸を張る椎名に柿崎は苦笑いでそう答える。

 

 「かもねー」

 

 椎名はそんなことは気にする様子もなくポケットから、植物の種を掴み取る。

 

 その種は先ほどのノーコンっぷりが嘘のように、その魔方陣に万遍なく撒かれていく。

 

 「解き放て“ぶるぶちゃあじゃあ”」

 

 椎名の呪文の詠唱ともとれなくもない叫びに答えるように、種が発光を始めた。

 

 その光は力強く“世界樹”を覆い、あるいは侵食していく。

 

 魔方陣にも光が満ち、魔力の充満が手に取るように分かった。

 

 「腕は、鈍ってないみたいだね」

 

 「流石に毎日の鍛錬くらいは続けてるんだよ」

 

 柿崎はその濁った目を“世界樹”のてっぺんへと向けた。

 

 「さて、うまくいってくれよ……」

 

 魔力によって満たされた魔方陣が、耳を塞ぎたくなる雄叫びのような豪音と共に、世界を白く染め上げる。

 

 強烈な発光が終わった頃には、少女達三人の姿は消えていた。

 

 

 

 

 

 

 視界が反転する。

 

 二人の足元には見えるのは真っ青な空、そして頭上には雲。

 

 どちらがしたなのかすらわからないが、自分が落ちていることと大きな岩が見えたことだけは分かった。

 

 そんな突然の環境の変化に桜子は、

 

 「ミスったぁあああああああああ!! 少し座標がズレて、大空高くに転移したぁああああああああ!!」

 

 「地中に埋め込まれるよりは良かったんじゃないかなぁぁぁあああああああああ? 私は浮遊術が使えるしぃぃぃぃぃいいいい!!」

 

 二人が絶叫する。

 

 とりあえず整った顔は台無しだ。

 

 風圧でしゃべることすらままならないので、“魔法障壁”を強化する。

 

 桜子は落下に身を任せながら、

 

 「私も“こっとんくっしょん”を使えばゆっくりおりられるけど、そうじゃないんだよ!!」

 

 ぐんぐんスピードを上げて落ちてゆく椎名が自分の少ししたを指差す。

 

 柿崎はそこに目を向ける。

 

 黒い髪の少女が落下していた。

 

 「っつぅ!! エン様か!? 行ってくる!!」

 

 紫色の髪の毛の少女は体を地面にたいして垂直に伸ばし、頭から少女に向かって落ちてゆく。

 

 猫耳の少女も任せきりにするつもりは無いらしく、ボケットからいくつか種を取り出すとそれを自分の腕に植え付けた。

 

 「ぶちかませ!! “ばんぶうきゃのん”」

 

 腕が爆ぜ、そこに異形の兵器が顔を出す。

 

 竹と同化した腕に、カラカラと別の種を装填する。

 

 猫耳少女はそれを地面にむけると、その体制をキープする。

 

 その間に紫色の髪の少女が、エンのもとにたどり着く。

 

 地面がどんどん近づく。

 

 「桜子!! 減速が間に合わない!! このままだとぶつかる!!」

 

 「任せて!! 美砂!!」

 

 仲間の悲鳴に近い叫びを聞き、ドゴーンと言う音を立てて、腕の竹から種が打ち出される。

 

 それも一撃ではない、散弾銃のように何発も何発も打ち出された。

 

 それは、地面に落ちていく二人よりも速く飛び、追い越した。

 

 いくつかは柿崎に当たるが、“魔法障壁”で防がれる。

 

 「いてっ!! しっかり狙え、クソビッチ!!」

 

 柿崎が叫ぶ。

 

 「無理」

 

 椎名はもう三回ほど種を打ち出すと、

 

 「膨らめ!!“こっとんくっしょん”!!」

 

 地面とはもう目と鼻の距離で、叫んだ。

 

 それに答えるように地面に落ちた種がはじける。

 

 中から出てきたのは綿。

 

 地面を白く覆い尽くすほどの綿の中に、三人は飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 一面の銀世界

 

 空気中に漂う雲が、光を反射して、霧がかかっているような幻想を生み出す。

 

 そんな一面の白の表面に、真っ黒な、まがまがしい魔方陣が現れた。

 

 「たくっ……目を覚ましてみたらこれかよ……」

 

 そこから現れたのは黒い艶のある髪の毛をくるぶし程にまで伸ばした、どこか中性的な印象を与える少女。

 

 エンだ。

 

 彼女はその少しだけ好戦的な瞳で辺りを一瞥し、何かを確認する。

 

 彼女に続いて、同じ魔方陣からスラッと伸びた高身長にスレンダーなモデル体型の少女が同じ魔方陣から姿を現す。

 

 「ケホッケホッ!! 申し訳ございません……後で靴を舐める所存で……」

 

 「靴が舐めたいならそう言え……脱いでやるから」

 

 「なっ!! 私はあなたの靴が舐めたいのではなく、あなたが履いている靴が舐めたいのです!! むしろあなたの生足が舐めたい!! つまり何が申したいのかといいますと、あなた様が履いていて、あなた様の前に跪いて、そしてあなた様の靴を舐めることこそに私の喜びは存在する!! あなたが脱いだ靴をひとりさみしく舐めることになんの喜びがあるというのですかぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!!」

 

 「おーし、頭のネジか外れたな……今、巻き治してやるから頭を貸せ」

 

 エンは右手に十手を握りしめ、体をうねうねとくねらせる少女を睨みつける。

 

 「何をふざけているのですか? 早くビッチをさがしましょう」

 

 「存在がギャグなお前がいうな。だいたい黒……ビッチがいるっつったって、どこを探せばいいんだよ?」

 

 「何故言い直したのかが気になりますが、おそらく、この綿の中のどこかです。早く見つけて、安全と思える場所に移動しましょう」

 

 内心、エンに何も聞かれなかったことに安堵して少女はそう答えた。

 

 それも次の言葉で粉々に打ち砕かれる。

 

 「とっとと“桜子”を探して移動しようぜ!!“美砂”」

 

 エンはニシシと笑って見せる。

 

 美砂と呼ばれた少女は顔を歪ませて、

 

 「……どこで、それを……」

 

 「その顔を見たらわかるし、さっき、二人でそう呼び合ってただろ?まぁ、砂皿、黒鞭が偽名だってことには気がついてたんだけどな……」

 

 そのエンの言葉に美砂はあからさまにホッとするようなそぶりを見せる。

 

 どうやら、()()()()は知らないらしい。

 

 「気がつかれてましたか……一体いつ頃からなんですか?」

 

 「いやぁ、桜子がな、俺が生後五日目くらいのころにお前の写真を持ってきて、指を指していったんだよ。『ほうら、これが柿崎美砂お姉ちゃんでちゅよー♪ しっかり覚えまちょうねー♪』って……。名前が違ったらさすがに疑うだろ?」

 

 何かを思い出したのか、エンは優しい笑みを浮かべる。

 

 それに対して、美砂と呼ばれた少女は、

 

 「用事が一つ増えました。とっとと探し出して桜子を三枚におろしましょう。今日の夕食にします」

 

 「逃げてー!! 桜子、超逃げてー!! 俺も“桜子餅”とか“桜子丼”みたいな猟奇的なお昼ご飯はいやだよー!!」

 

 「おもち!! おもちがあるの!!」

 

 二人は、そんな声のした上空を見上げた。

 

 そこには、蔦と葉っぱでできたパラシュートで空を舞う、猫耳少女の姿があった。

 

 「やっべぇ」

 

 エンは、もうすでに諦めの境地にいた。

 

 

 

 

 

 

 常人なら考えられないSMプレイを目の当たりにした俺は、崖に沿って歩いていた。

 

底の見えない深い崖だ。

 

 岩盤の割れ目とでも言えばいいだろうか……

 

 桜子の話によれば、この崖に沿って南の方向に何らかの集落があるということだ。

 

 無理のない、目立たない移動で向かうと丸三日はかかるらしい。

 

 美砂が言うには、三日で行けるなんて、かなり運が良いそうだ。

 

 それともう一つ、

 

 俺をはさんで横に並んでいる二人は、原作のキャラクターである柿崎美砂と椎名桜子で間違いないようだ。

 

 彼女たちも釘宮円と同じように魔法とはかかわらなかった人間だ。

 

 となると二人が何者であるのかとか、どうやってこれから百年以上生き抜くのかとか、気になることがいくつかある。

 

 でも、そこまで聞くと流石に疑われるか。

 

 「今まで騙していて申し訳ございません。靴を舐めます」

 

 「うん……。何か大切なものを失うことになる気がするから遠慮するよ」

 

 「美砂が舐めた靴はピカピカになるんだよ!!」

 

 「いらねぇ!! その特殊能力いらねぇ!!」

 

 思わず声がでた。

 

 それにしても、このまま三日も歩かなくちゃいけねえのか……

 

 「美砂に桜子、聞きたいことがあるんだが……お前ら、俺を母さんに内緒で連れ出して、しかも魔法世界にまで連れ出して……どういうつもりだ?」

 

 「ええと……誘拐?」

 

 桜子が首を傾げる。

 

 仕種がいちいち可愛いな畜生。

 

 「何で疑問形なんだよ……」

 

 「気にしない気にしない……そんなこときにしたらハゲるよ」

 

 「ハゲねぇよ!!」

 

 つまり教える気はないってことだ。

 

 金髪ロリから聞いて大体のことは知っているんだが……

 

 俺のことを思っての事なんだろうなあ。

 

 申し訳ないとは思うが、いつか話してくれるだろうし、騙されといてやるか。

 

 「これからとりあえずテンペという街に向かおうと思いますが、エン様は何かしたいことはありますか?」

 

 少し前を歩く美砂が聞いた。

 

 「魔法世界に来たんだから、したいことは山ほどあるさ……でもその前に、様付けと敬語をやめてくれないか? 」

 

 「なぜ」

 

 「嫌だから」

 

 「……善処します」

 

 よし、できれば漫画の三人のようにわいわい楽しくやれる間柄でありたいしな。

 

 「それじゃあ、まあ、“拳闘士”とか“遺跡探索”とか……そうだ、まずは“鬼神の童謡”ってのが欲しいな」

 

 「美砂、なにそれ?」

 

 「相手の真名を知ることができる魔法具ですね……」

 

 へえ、そうなんだ。ってことは、原作で宮崎のどか使ってたあれか

 

 「しかし、なぜそのようなものを?」

 

 「名前を知るってのはかなりの優位を作るって教えてくれたのは美砂だろ? 東洋では名前さえ知れば人を殺せる呪詛もあるって言うし、手に入れとくに越したことはないだろう」

 

 「たしかにそうですが」

 

 もちろん、それだけが理由じゃない。

 

 原作キャラがいたとしても、悪の秘密結社とか名前をちょくちょく変えているだろうし、テオドラやアリカ姫なんかもお忍びで出会うかもしれない。

 

 何より、金髪ロリが見つけておけと言っていたからな、見つけておいたほうがいいのだろう。

 

 「いいんじゃないかな? どうせほかにすることもないんだし」

 

 桜子が俺に賛同してくれた。

 

 「わかりました。それではそうしましょう」

 

 「まずはその町で情報収集だな」

 

 方針を決めたところで、ぎゅるると何かが鳴る音が聞こえた。

 

 「おっ……、お腹が減ったよ」

 

 なんだ、桜子か。

 

 美砂がたちどまって、

 

 「そういえば食べ物を何も持ってきていませんね……」

 

 「ほんとに!! 三日も歩くんだよ!! 私もうダメ……」

 

 こいつら計画なしかよ……

 

 「ほらっ!! 後十キロ歩いたら飯は俺が準備してやるから……」

 

 「ご飯!! ご飯なんだよ!!」

 

 桜子が俺と美砂を掴み、猛然とダッシュする。

 

 体力残ってんじゃねえかよ……

 

 

 

 

 

 

 「ご飯だ……こんなところにまでご飯がある……」

 

 「神様、私を人間に産んでくれてありがとうございます」

 

 「そんな大層なもんじゃねえだろうがよ……」

 

 小さな小屋の中で食卓を囲む三人。

 

 ちなみにこの家は“きゃくたすはうす”という椎名桜子の“樹”のひとつで、簡単に言うとでかいサボテンの中だ。

 

 「それでも、こんなところでパスタが食べられるなんて!!」

 

 「塩でゆでてオリーブオイルと唐辛子とにんにくと塩コショウで炒めただけの簡単ペペロンチーノだぞ……」

 

 「食材はどこにあったのですか?」

 

 「“転移魔法”と“肉体変化魔法”で体積を小さくして体の中に埋め込んである」

 

 「ということはエン様のエキ「言わせねえよ」やはり、転移魔法を教えたのは正解でした。いい匂い、食べてもいいですか?」

 

 「食え。そんで寝よう」

 

 いただきますの掛け声で三人はパスタに手をつけた。

 

 「おいひい」

 

 「右に同じく、豚肉が恋しいですが……」

 

 「ベーコンならあるが食うか?」

 

 「エン様!! あなたは天使ですか!! 焼かせていただきます!!」

 

 エンは魔方陣をテーブルに書き込むと、その中に右手を突っ込む。

 

 「えっと、あれは……確か……あった!!」

 

 エンは中からベーコンの塊を取り出した。

 

 小さくブロックごとに切り分けられたのではなく、まとまった小岩ほどの大きな塊だった。

 

 エンはナイフでそこから適当な大きさに切り取る。

 

 「ほらよ」

 

 「全部食べたいです」

 

 「明日の分がなくなるぞ……前もって教えてくれればもっと用意できたんだが……」

 

 「うう、我慢します」

 

 少し悲しそうにする柿崎だったが、ベーコンを口に運んだ瞬間に笑顔になった。

 

 そんな二人をそばで見ていた椎名は、

 

 「とりあえず、テンペテルラに行ったら、調べてみようか……。後はまあ、寝てるあいだは交代で見張りだね。こっちの世界だと、旅人狩りや賊なんかも珍しくないし……」

 

 などと、珍しく真面目なことを言っていた。

 

 




 椎名桜子の植物の説明

“世界樹”

 周りの空間や地脈を流れる魔力を吸収し、一定期間ごとに放出する巨木。

 それ自体に力はあまりないが、蓄えた魔力をほかのものに送り込むことができるほか、地脈と魔方陣をつなぐパイプとしても作用する。

 今回は転移魔方陣に地脈から魔力を送り込んだ。



“ぶるぶちゃあじゃあ”

 直訳すると蓄える球根。
魔力を溜め込む“樹”でたくさんの植物のエネルギー源として使われる。

 それ自身では活用する手段はなく、“樹”以外に魔力を供給できない。


“ばんぶうきゃのん”

 直訳すると竹の大砲。体の一部に植え付けて操作する。

 竹の節の二段構造になっており、一つ目の空間に発射するものをいれ、二つ目の空間で魔力を圧縮する。

 圧縮された魔力を解放することで、弾を散弾のようにぶちかます。

 魔力を圧縮するため、発射まで時間がかかる上、反動も大きい。



“こっとんくっしょん”

 直訳すると綿の衝撃吸収材。

 主に運動エネルギーに対する優秀な衝撃吸収材で、音や光にもその効果を発揮する。

 また、種一個につき1立方センチメートルとかなりの大きさに膨らむので、目くらましとしても使われる。

 ちなみに、よく燃える。



“きゃくたすはうす”

 高さ3m程で直径八8m程のドーム状のサボテン。

 中は空洞で、気温20度、湿度が40%に保たれた空間になっている。

 防御力は日本の家屋程度で、トラックがぶつかれば普通に全開する。

 ちなみにサボテンなのはほかの動物に狙われるのを防ぐため(たまにかじられるが……)
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