ん?魔王ではないよ?え?禍々しい?そんなん俺に言われても困ります。   作:不比等藤原

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流れ行く時間の中で何があったのか。1

 

 

異世界転移ってしってるかい?

言葉通り異世界に転移するってことなんだけどさ…。

え?なんでいきなりそんな事を聞くのか?

 

 

 

俺が体験してるからだよ!!(ドヤァ

 

 

 

 

 

 

…………一人で何をしているのだろう俺は…。

 

まぁしゃあないね。未だに幼女にしか会ってないからね。

 

…ん?人形?

人形は人形だよ?カウントには入らないよ?

そう、例え…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コノモクザイハ、アチデアテマスカ?」

 

 

 

 

一緒に、土木作業をしていようとな!!!!

 

 

 

 

……いやおかしい。

何がおかしいって聞かれたら答えられないくらいおかしい。

なんなの?なんでまず喋れてるの?おかしいよ人形は普通喋らないんだよ?

……あ、違った。そこじゃないわ。こっちだわ。

人形は動かないんだよ普通!!

 

 

……なんだろう俺の常識が最近さよならグッバイして戻って来てくれない…。

 

 

「うむ、あっているぞ」

 

まぁ答えるんですけどね。(白目

 

え?逃げないのか?逃げれたら逃げてますが何か?

そうです逃げられないんです。

幼女が人形たちに囲まれていて歓喜中、そして俺は絶望中なんです。

 

え?なんでこんな事になっているのか?

ふっ、仕方がない。教えてあげようではないか。なぜこんな事になっているのか、

そして、なぜ俺はあの時、あんな事を許してしまったのかを……

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

【3日前】

 

アイコンタクト。

それは目と目で行うほんの一瞬の会話である。

スポーツしかり、料理しかり、お互いがある程度何を考えているか分かる時にのみ起こるそれは、第三者の視点で見ればつい関心や驚愕の声を上げてしまう一種の芸術と読んでも過言ではない。

 

しかし、もしその上があるとすれば?

相手が何を考えているのかを察するのではなく、文字通り目と目で会話ができるのだとすれば?

それはいったいなんと言うのだろう?以心伝心?テレパシー?

 

否、断じてそんなものではない。

そんな夢や希望や友情努力勝利なんてワードが出てきそうなものでは断じてないのだ。

 

必死なのだ。目で語れるほど必死になっているのだ。

 

 

そして俺もまた、そんな必死な人間の1人。

今、主張を変えるつもりはない。故に何度でも目で語りかけようではないか。

さぁ………

 

 

 

 

 

その人形を戻してきなさい

 

《フルフル》

 

 

 

………戻してきなさい

 

 

《フルフル》

 

 

 

 

 

 

…まぁ、分かるよ?女の子だもんね。人形は好きだよね。けどダメだから、その人形だけはダメだから。いつか買ってあげるから戻してこよ?

 

《フルフル》

 

 

 

 

……夢を壊したくなかったから言いたくなかったけど、多分その人形は呪われてるよ?

 

《フルフル》

 

 

 

いやいや、マジだから。マジで呪われてるから。それのおかげで1日無駄にしたからね俺

 

 

「………っ!」

《テテテテ》

 

【ようじょは木にちかづいた】

【ようじょはにんぎょうをおこうとした】

【このそうびはのろわれている】

【ようじょはにんぎょうをおけなかった】

【ようじょはまんめんのえみでかえってきた】

 

 

 

 

まてまてまてまて、

え?まじで?マジな感じ?

ちょ、まってそれ以上近づかないで、解決策を今考えるから!!

 

「…?」《コテン》

 

いやそんな可愛く首を傾げてもダメだから。呪われてるんだよ?夜ねれなくなったよ?俺が!!

 

 

ど、どうすれば…、呪いを解くにはどうすればいいんだ……。

 

 

 

【……ぃる】

 

 

 

ん?

 

 

 

【………ている】

 

 

……

 

【……にんぎょうは……みている】

 

 

ほんとやめてください死んでしまいます。

いやマジで。

 

 

ちょ、取り敢えずそれこっちにちょうだいぶん投げるから。

《フルフル》

 

 

ダメです渡しなさい!それ危険物だから!!

 

《フルフルフル》

 

……ご飯用意しないよ?

 

《!?》

 

え、凄いどうやったのその顔。めっちゃ感情伝わってくるんだけど…。

じゃなくて、早く渡しなさい!

 

《…》

幼女は少し俯いた後、3つの人形を渡してきた…。

 

 

……別に手にくっつく訳ではないのか…。

やばい…幼女めっちゃこっち見てくる。目が潤んでるし。でもこれ呪われた装備だしなぁ。

ここは心を鬼にしないとダメだよなぁ。……よし!

意を決して振り被る。

 

【本当に捨てますか?】

 

おお?あ、呪いの装備は特別だから確認みたいな?

まぁいいや。イエス!飛んでけぇ!!

 

【その信頼は2度と取り戻せません本当に捨てますか?】

 

はいストップ〜!

 

はい?信頼?呪いの装備を捨てたら信頼も捨てる事になるの?

……はっ!?

 

《うるうる》

 

【視線を感じる】

【後ろに何かいるようだ】

 

……チラッと後ろを見てみる。

 

【幼女が涙目でこちらを見ている】

 

 

……つまりあれですか?この人形を捨てると取り返しがつかないくらい嫌われると?

 

 

 

…なんという呪われた装備。恐ろしい……。

 

【本当に捨てますか?】

《うるうる》

【幼女は小さな手で自分のスカートを握りしめている】

《うるうる》

【人形を本当に捨てますか?】

【それは、子供に涙を流させてまでしなければならないほど、重要なんですか?】

 

捨てづらいは!!!

明らかに悪意あるよねこのテロップ!!!

 

【本当に、貴方は子供に涙を流させますか?】

 

なんか質問おかしくない!?いや、結果的にはそうなるのかもしれないけどさ!

 

《クイクイ》

 

【服の裾を引かれている】

 

なんかテロップが状況説明を普通にするようになった事に衝撃を受けた俺。

……チラッと下を見てみる。

 

「……っ…っ……っ」

 

口をパクパクとして必死に何かを伝えようとする幼女がいた。

俺の良心が大打撃を受けた。

ちょ、ごめん!ほんとごめん!

 

【貴方はこの子の宝物を奪うのですか?】

テロップがフィニッシュを決めに来た件について…

 

これ書いたやつ絶対悪意あるよ…。

 

 

 

 

 

 

 

………まぁ呪われた装備だからといって悪い事が起きるとは限らない…よね?

 

「………ふむ。幼女よ、この三体は貴様の物だ。好きにするといい」

 

《ぱぁぁあ》

 

【幼女は満面の笑みになった】

 

 

……うん。これでよし。

え?呪い?……知らない子ですね!!

まぁ何かあったら教会っぽいところに行こう。

教会ではない。ここ重要ね。

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

ここまではいい。うん。

 

……え?よくない?

いいんだよ。俺がそう決めましたもう変わりません!!

 

 

 

 

 

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