あたしに彼氏はいらない   作:ほうとう

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一週間ぶりです!
忘れてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします!!
ではどぞ!


このゲームに必要なのは力!技!そして友情!………あれ、どこに友達が?

 

「部員が必要だ」

 

二人だけの部室の中で夜空がいきなり口を開いたことで星奈は彼女のほうへ顔を向けた

 

「確かにそうね、でも何か方法でもあるの?今から部員を集めるたって、もうほとんどの生徒は自分の部活に入ってるでしょ?」

「ふっ、甘いな肉。この部活の趣旨は友達作りだ、だから友達が居ない奴をターゲットにポスターなどを作ればいい」

 

なるほど、と星奈は思う。確かに今の時期は友達のいるいないがとうとう表に出始めてきている頃だ、ここで何とか友達を手に入れるために一念発起してどこかの何かの仲間を見つける努力をする人がいてもおかしくは無い。

 

「で、そのポスターは今から作るの?」

「いいや、私がすでに作ってきている。こんなかんじだ」ピラッ

「……………マジで?」

 

星奈が受け取ったポスター、これはなんというか、ウン、いや本当にアレだった。山(?)の上で何人かの子供(??)が山何故か目と腕と足が付いているおにぎり(???)を食べているという絵なのだが、壊滅的に下手である。天才として恥ずかしくないほどの能力を持っている星奈でさえも夜空の美的センスは理解できないようだ

 

「友達みんなで富士山の上おにぎりを食べようという歌があっただろう?それをモチーフにしてみた」

「いやダメでしょこれは!なんでおにぎりにこんな体のパーツが付いてるのよ!?」

「そっちのほうがカワイイと思って……」

「これじゃどちらかというと怖いわよ!!この子供も笑顔で食べようとしてるし、南下の生き物を残虐に食べ殺そうとしているようにしか見えないわ!」

「でも、自分の体の一部を食べさせてあげるナイスガイとかいるではないか」

「アソパソマソ!!?」

 

なんと夜空は子供たちの永遠のヒーロー、アソパソマソをイメージしてこのキャラクター(怖)を描いたようだ。ちなみに実際のこのヒーローは本々は戦場にいる貧しい子供たちにアンパンを上げるただのおじさんらしい、なんと最終的に物語はバッドエンドらしい。

 

「それに何よこの

とにかく臨機応変に隣人

とも善き関係を築くべく

からだと心を健全に鍛え

たびだちのその日まで、

ともに想い募らせ励まし合い

みんなの信望を集める人間になろう!

って。けっこう読みにくいじゃない」

「ふん、では斜め読みしてみろ」ドヤァァァァァァアアアア!!

 

(読みにくいから読者の皆はしなくていいぞ☆)

 

「ともだち募集………」

 

星奈の言葉に夜空は満足げにうなずいた

 

「そうだ、堂々と友達になりましょう!みたいなポスターを作ると逆に来るのが憚られるかと思ってな。これなら普通の奴は気付かないし、本当にほしい奴はこの文章の違和感に気付いて我先とこの部室にくるはずだ」

「本当かしら……」

 

ただもう少し後にこのポスター見つけたら自分もここに来ちゃうかもと思ってしまった星奈であった

 

 

~翌日~

 

「夜空~新入部員連れて来たわよ」

「なに!?」

 

放課後、いつもどおり隣人部で本を読んでいた夜空は星奈の発した言葉を聞いて大きく目を開いた。まるで本当に新しい部員が入ってくるとは思っていなかったかのように。

 

「あたしがあのポスターで部員が増えるのか不安だったから自分で探してきたのよ。こいつ二年生からの転入生でしかもこんなヤンキー顔の染めるのを失敗したような金髪頭だから友達いないんですって」

「ええっと………羽瀬川小鷹だ、よろしく。って三日月じゃないか!?」

「あら、知り合い?」

「同じクラスなだけだ、それ以上でもそれ以下でもない」

 

ハァ~とため息をつくと憎憎しげに星奈のことを睨む夜空、かの星奈は見つけてきてエライでしょ?褒めて褒めてとねだる子犬のような目をしている。これでは怒るに怒ることができない。

 

「お、俺もしかして邪魔者かな?やっぱり女子が二人いるし男が一人っていうのは………」

「いや問題ないぞ、先ほどのため息は私の勝手な思いによるものだ。歓迎するぞ、小鷹」

「そっか、ありがとうな。夜空でいいか?」

「じゃあ、あたしのことも星奈って呼びなさい!良かったわね夜空!!これで部員が三人になったわよ!」

「ああ、そうだな」

 

星奈の笑顔を見て微笑む夜空の顔には少しだけ悲しみの色が見えた。

 

 

 

~数日後~

 

「やはりゲームだと思うのだ」

 

星奈と小鷹の二人の頭の上には???が浮かんでいる、それもそうだ何の脈絡も無しにゲームだと言われて全部理解できる人は天才ではなくてキチガイである

 

「ゲーム?」

「そうだ、この前ハンバーガーを買いに行ったら、席に座っているやかましいガキ共がモンスター狩人というゲームをしていた。なんでも今の時代は通信ゲームがなかなかのクオリティーで、リア充はこれで楽しんでいるらしい。」

 

星奈の質問に答えたあと、ポケットの中から携帯ゲーム機とソフトを出してきた。一応ここは学校なんだけど、とかいうのは不要である

 

「へぇ自分でキャラクターデザインできるのか、おもしろそうだな」

「ふ、ふん!夜空にしては良いアイディアじゃない!やってあげるわ」

「では次の月曜日にみんなでするぞ。レベル上げとかは自分でやるように」

 

 

~月曜日~

 

ゲームの当日、隣人部の部員3人はオンライン設定でゲームを始めた。小鷹のキャラクターは金髪ロン毛の美少年、星奈と夜空に大爆笑されたのは割愛である、ちなみに名前はホーク、なんとも安直である。次に星奈は名前、見た目も全て自分そっくりに作った。自分の絶対的なプロポーションをキャラクターで表すことに約一時間半かけた出来はなかなかのものである。次に夜空は・・・・・

 

「あひゃはっははっははひゃはははは!!!な~に~夜空!こんなくりくりお目目の子に生まれたかったの~?確かにアンタのそのドギツイ目線がなかったらみんなももう少し近寄ってきたかもしれないけどね~」

「ううっ………この忌々しい無駄肉の集合体が…」

「おい、星奈……そろそろ止めろよ、ほら早くプレイしようぜ、な?」

 

その小鷹による助け舟のおかげでミッションを受注し、このままみんな楽しく、和気藹々と時には熱く燃えてモンスターを倒す・・・・・・そう思っていたときが小鷹にもありました

 

「あ、ゴメン」

 

星奈が誤って夜空を斬りつけるまでは

 

「ぜ……星奈」

「………肉?お前は本気で私に喧嘩を売っているらしいな?」

「い、いやこれはね?夜空?ほら、手が滑っちゃってね?わざとじゃないのよ?」

 

星奈の必死な言い訳をことごとく無視する夜空、小鷹といえばこれが俗に言う馬耳東風というものなのか、いや違うなどと冷静に現実逃避をしていた。やはり男の割合が低いというのはどんな状況でも肩身が狭いものなのだ

 

「お前は………私のポスターをバカにするは、私の考えを全部無視して勝手に行動したせいで……挙句の果てに私の理想のキャラクターを後ろから殺すだと………いい加減にしろこのビッチ巨乳が!!」

「な!?ちゃんと謝ったのにそんなこと言わなくていいじゃない!!」

「黙れ!謝ってしむのなら警察も私の怒りもいらない!!償いは貴様の血と肉で支払え!!」

 

狩人レベルが2も上な星奈を夜空はトラップを巧みに操りながら何度も何度もスタート地点に戻していく、それに対しやはり週末をゲームに費やした星奈も負けておらず、圧倒的なパワー、武器の性能で夜空のトラップをかいくぐり、まんまるお目目の夜空を切り刻んでいった。小鷹以外にこの戦いの観客がいたら伝説として語り継がれただろう………本々このゲームは「協力」して「モンスター」を討伐するゲームなのだが

 

「てゆーかね!あたしがアンタのキャラクターが気に食わないのは、アンタはそのまんまで良いと思うからよ!!そりゃさっきドギツイ視線とか言ったのは謝るけど、アンタは今のままで十分可愛いんだから勝手に落ち込むな、このバカ夜空!!」

「ふぇっ?//////」

 

ザシュッ!!

一瞬呆けた夜空の背中を星奈の大剣が引き裂く、スタート地点に戻された後も夜空はキャラクターを動かすことは無かった。

 

「か、可愛い?」

「ええ、アンタ可愛いじゃない。小鷹もそう思うでしょ?」

「あ、ああ。確かに可愛いというか、美人というか………どちらにしてもかなりの美形だよな」

 

その後、夜空は「か、帰る!!」と言ってバタンッと強くドアを閉めて出て行った。

 

(可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた、可愛いって言われた・・・)

 

以前と変わらない真っ赤なりんごのような顔をしながら




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