「これで全員の自己紹介がおわりましたね。そろそろ担任の…」
ガラガラ
突然教室に入ってきた女性。あまりにも有名な人。世界的な俳優なんかよりも有名なISの世界最強を決める第一回モンドグロッソを近接ブレードだけで勝ち抜いた圧倒的な強さを持つ。そしてISで二人しかいない男性操縦者、織斑一夏の姉である織斑千冬。
「「「「キャー、千冬様よ!!」」」」
「千冬姉!?」
狂った様な女子たち。いくら有名人だとはいえ所詮スポーツ選手だぞ?
バンッ
大きな音がしたかと思うと一夏が机の上で頭を押さえて悶えていた。
…あの一瞬で叩いたのか?それであの音?速さは重さですよね?
「学園内では織斑先生と呼ぶように。」
確かに一夏が悪いがこれは同情せざるおえない。
「は、はい。わかりました、織斑先生。」
「よろしい。私がこのクラスの担任になった織斑千冬だ。貴様らが在学中の三年間でISの基礎を完全に叩き込む。学園内では私の指示に従え。よろしい者は返事をしろ。よくないやつも返事をしろ。わかったな。」
「「「はい!!!」」」
やばい。恐怖政治が始まりそうだ。
自己紹介が終わり休み時間になっていた
今は囲まれている。
それしか言いようがない。
一夏も囲まれている。
一夏の方が囲まれてる。
やっぱ有名な姉を持つと違うね。
男が珍しいからって他のクラスからも集まるってすごくないか?
そんなことも考えるけどとりあえず
助けて欲しい
ちらちら佳奈がこっちをみて笑っている
いっそ巻き込んでやるか
ごめんねと断り立ち上がる
「おーい佳奈、久しぶりだな。」
視線が一気に佳奈に向く
「二人で話したいことがあるんだ。ちょっとついてきてくれないか?」
「えっ、わかった。」
ちょっと驚いていた
周りでは二人に対する考察が始まっていた
「二人で話したいことってなんなの?」
「いや、特に無いけど。逃げたかっただけだよ。」
「そうだよね。ケイタはそういうやつだもんね。知ってたんだ、知ってたんだけど・・・」
ぶつぶつと何か言っている
「もしかしてなにか特別なことがあるとでも思った?」
「いや、なんにも期待なんてしてなかったよ。」
「まあ、これからも逃げ出すためとかに呼ぶからよろしく。佳奈しか頼れる人がいないからな。おっともう時間になるな準備しようぜ。」
初めての真面目な授業
一夏がやらかしている
なんと参考書を電話帳と間違え捨てたらしい
とてもバカだと思う
一応だけどここはエリートの集まりだからな
倍率とかヤバイ筈だし
てかヤバイ
オレはギリギリ大丈夫だ
知り合いにISについて詳しいのがいるんだよ
ちなみにオレの学力は暗記科目はほぼ死んでいる
それ以外はかなり良い
今、一夏は織斑先生に出席簿で頭を叩かれている
普通は出ない音が出ている
むしろ出せないなあの音は
「如月、お前は大丈夫なのか?」
オレにまで槍先が向いてきた
「厚い参考書のおかげで大丈夫です。」
「智希、おまえ頭良かったのか…」
いやいや、どこを見て頭を悪いと判断したのだろう
そんな脳筋みたいな感じじゃないだろうし
だいたい、眼鏡っ子だぜ?
考えているうちにまた叩かれてる
鐘がなる
ほとんど一夏が怒られてるので授業が終わったな