雪ん子と万ちゃんがメンチを切りあったりしたけど、とりあえずは強くなるってことで落ち着いた。俺と翔、良晴に万ちゃんは九鬼へ、雪ん子は両親の友人がいるドイツへ、それぞれ進む道を決めた。実際、その道にきちんと乗れるかは分からんけど、まずは行動。今の気持ちを大事に、そして強くなって再会する。俺達はこのままではいけない、葉山軍団に負けっぱなしなんて俺は認めんぞ!グダグダして気持ちが揺らぐ前に、早速別れて行動だ!・・・と思ったんだけどね、邪魔な奴が現れたよ。
「・・・へぇ、小学校の敷地内にこのような場所があったんだね。」
・・・葉山隼人とその軍団の登場だ。・・・つーか、どうしてここが分かったんだろう?謎だ。
当然のことながら、俺達と葉山は対峙する。コイツは一人で行動出来ないんかい!俺も人のこと言えんけど。とにかく、常に軍団を侍らせて・・・、いや・・・、人気者だから周りが寄ってくるのか?・・・どうでもいいか。俺が無表情で葉山を見ていると、
「このような場所があると知っていたのなら、なんで皆に教えないんだ?・・・君達だけでこの場所を占拠するのはよくないね、皆に提供して一緒に遊ぶ方が良いんじゃないかな?」
葉山のその言葉に、『そうだ、そうだ!』と同調する軍団。・・・ここを提供して皆で遊ぶ?コイツ・・・、マジで言っているのか?俺達が嫌われているってことを知っている癖に、そんなフザけたことを言うのか?・・・そもそも、軍団を引き連れてここに来た時点で、一緒に遊ぶことなど不可能。この場所を隠していたと知られたからには、更に肩身の狭い生活をするハメになるだろう。・・・クソ葉山が!
さっきまで盛り上がっていたのに、葉山のせいで台無しだ。冷めていく中で、雪ん子が・・・、
「・・・ねぇ、なんでアナタは一人で来ないのかしら?・・・アナタだけよね?この場所を察知したのは。」
・・・察知?・・・・・・そうか!俺の心の叫び、助けを呼ぶ声を聞いたのか、コイツは!・・・ということは、葉山の奴もある程度の強さがあるってことか。・・・いや、俺の声が普通に響いていた線もある。数回、叫んだ気が・・・。
「・・・そうだね、ここに気付いたのは俺だけだね。それに最初は一人だったよ?でもね、君達がいるだろうと思ったからさ。話し合いを・・・、仲直りっていうのかな?その為に皆をね。」
・・・この場所が見付かったのは、俺のせいではないだろうかと考えつつも、予想通りの葉山発言に苦笑。そんな葉山発言を聞いた雪ん子は、
「へぇ・・・、話し合い?・・・私は必要ないと思うのだけれど。・・・アナタという劇薬とつるんで毒となった人達とは、絶対につるむ気はないし、関わることもしない。時間の無駄にもなるし、私は自分の身が可愛いもの。・・・今まではアナタのことを信じて我慢してきたけど、・・・もうおしまい。私には雪くん達がいる、アナタには皆がいる、それでいいでしょう?仲良しグループで過ごせば平和、しかも将来を共に考える程の仲良しよ、アナタのお陰で実感もした、この事には感謝してあげるわ。」
話し合いを拒否して、やんわりと葉山を拒絶した。葉山は雪ん子の言葉にショックを受けたっぽいが、すぐに持ち直し俺達、いや・・・俺を睨む。・・・何故に?
「・・・雪乃ちゃんを唆したのは君か?・・・やはり君は毒にしかならない男だね、その強烈な個性が和を乱す、・・・雪乃ちゃんも君のせいで!」
・・・うぜぇなコイツ、何様?俺は今まで、和を乱したことはないぜ?それなりにやってきたと胸を張って言える。俺の和を乱したのはお前じゃないか、葉山。お前のせいで、楽しかった学校生活が色褪せたんだ。翔、良晴、雪ん子、万ちゃんの存在が無ければ、俺はこの小学校にはいなかっただろうよ。
・・・邪魔だな、コイツ。俺は俺であって、誰にも否定する権利は無い。お前にとって俺が毒なら、お前も俺にとっては毒。
「・・・ほーん、なんでもかんでも俺のせいですか、・・・まぁいいけど。そうだとしたら、どうするんですか?葉山くん。和を乱すらしい俺は、どうすればいいんですかねぇ~♪」
毒山くんを挑発しましょう、・・・敵だからね。
マジ恋編に行ったら、きっと・・・。