俺の挑発を受け、毒虫の顔が微かに歪む。そこまでして、自分の王子様像を壊したくないんか?顔を怒りに染め抜いて、我を忘れてみろよ!感情を無理矢理抑えて、自分の立場を考える奴になるんじゃねぇよ!さっきまでの威勢はどうしたよ?雪ん子を取り戻す為に、力で訴えようとしただろう!直前で抑えるとかって・・・、お前はそれほどのことをするに値する男か?
「・・・・・・!!俺は皆の和を守る為に、佐藤くん・・・君を倒すよ。君を倒した後で話し合えばきっと、雪乃ちゃんや君の友達も分かってくれる筈。一つの和になって、仲良く学校生活を送れる筈さ!だから、和を乱す君に制裁を与える!」
・・・結局は皆か、・・・雪ん子より皆かよ。そのせいで雪ん子がイジメに合っていたんだぞ、雪ん子が大切にしていてくれたキーホルダーも壊されたんだぞ、・・・この時ぐらいは雪ん子一人の為と言えや毒虫!見ろよ雪ん子の顔を、完全に毒虫を見限っているぞ!
「ウェーイ!俺、皆をイジメたりしていないのに制裁されんの?いやぁ~、面白い!葉山くんは愉快な人だねぇ!
・・・・・・ふざけんなよ毒虫!出来るもんならやってみろや!」
流石の俺も少しだけキレちまったよ、お前みたいな奴が制裁という言葉を使って喧嘩をすんなや!単純に、気に入らないからぶん殴るでいいんじゃねぇの!・・・そんなわけで、俺と毒虫は衝突した。
毒虫は軍団の応援を背に受け、実直に突っ込んでくる、間合いの詰め方が速く、姿勢も良い。動きを見ると確かに、格闘技を習っていると分かる。・・・が、その程度ではまだまだといったところか。動きはいいとして、攻撃の方はどうだ?ここはあえて受けてみるのも面白い。俺は一応気を高め、毒虫の動きを注視する。まだ練度は低いが、やらないよりはマシだろう。それに練度が低いなら、こういう時に使って高めるのが大事だからな。地道にコツコツと、努力を続けてこそ強さが手に入るってもんさ。さぁ・・・、ドンと来い!
毒虫は俺の懐に飛び込むと、
「・・・隙だらけじゃないか!はぁっ!無双突き!!」
動きと同じように実直に、拳を前に突き出し、俺の鳩尾を捉える。
ゴッ!
「・・・・・・!?」
確実に入った一撃、・・・俺はあまりの弱さに驚いた。いやいやいや・・・!威力が弱すぎるでしょ!何?この猫パンチ、万ちゃんの一撃の方が遥かに重いよ?えぇ~・・・、ここまで弱いのは想定外だよ。毒虫くん、・・・ガッカリだよ。
俺の動きがないことに、毒虫は自分の一撃が効いていると勘違い。続けざまに乱打を繰り出してきた、・・・がやはり効かない。・・・というかコイツ、俺が修行で鍛えているってこと、・・・知らないよね?心の叫びを聞いてここに来たコイツだけど、俺の実力は知らない筈。・・・っべーよ毒虫、素人相手にそんなことをしちゃあ。もし俺が体を鍛えていなかったら、俺・・・重症で病院送りになっていたよ?スゲー問題行動じゃん、素人相手にマジで格闘技を使うなんて、本当に・・・最低だ。
そんな最低な毒虫くんに、俺もお返しをしないとね。まぁ・・・手加減はしますけど、力の差があるし。俺は毒虫の乱打を余裕で掻い潜り、
「ウェーイ!・・・メイヘム!」
ガッ!
「・・・うぁっ!」
肩口から突進して、毒虫を吹き飛ばす。突進といっても手加減はしている、だから吹き飛ばされたとしても、ダメージは少ないと思う。しかし、吹き飛ばされて終わりってわけではない。追撃をさせてもらうぜ!
「続けて、ディーサイド!」
吹き飛ばされている毒虫に向けて、素早く腕を伸ばして捕らえると、そのまま地面に叩き付けた。
ドンッ!
「・・・・・・!!」
地面に叩き付けられた毒虫は動けない、・・・・・・弱っ!俺、手加減したよ?ホントだよ?
葉山の無双突きは、ジャスティス学園の風間醍醐をイメージしてください。威力は極弱ですがw
オリ主の技はKOFのキャラ、バイスの技です。
メイヘム
ディーサイド・スレイヤー
その内、色々と技を出していくと思います。
因みに、オリ主は悪役系キャラの技を多用する予定です。