数分程度で書き上げた文章なので中身はいつも通り薄味になっておりますがこれはあくまで次の話への延命措置です。
1日で20名のお気に入りが増えて驚きです、自分で書いている中で多くの方に登録されている作品なので大切にしたい気持ちはないですが、次回で終わらせてもらいますよ。
あの日から数日後に郵便が届いていた。
「この手の悪戯は俺は好きだよ」
ガラスの水槽に頭が入っていた。
織斑一夏の頭だ、それも撃ちぬいた部分を綺麗に直されていた。
「へぇ、よくできてるね」
俺はそれを眺めるように見た。
「なんだ、その趣味が悪いものは」
マドカちゃんから冷たい目線を受けながらそんな事を言われた。
「俺は処分してくれと頼んだんだけどね、君のボスは俺に嫌がらせをしてきたみたいだ」
でも、こいつは使える。
「それを私に寄こせ、処分する」
「いや、これには使い道があるから遠慮させてもらうよ」
そう言って俺はスマホを取り出して連絡する。
「久しぶりだね、君にやってもらいたいことがあるんだ」
相手は少し声が震えているが関係ない。
「俺のところに荷物を受け取りに来てほしいんだ、それをあるところに送りたいから君にやって欲しいんだけどお願いできるかい? 別に俺は無理にとは言わないが君がどうしても無理なら分かっているだろ」
相手は声を荒げているが俺には関係ないやりたいことをするだけだ。
「待っているよ、五反田弾君」
俺は要件を言い終えると通話を終えて水槽をもってディスクに持って行く。
送り先は決まっている、これを受け取ると最もダメージが大きく再起不能になる人物がいる事に。
「それにしてもこれには面白い細工がされているじゃないか」
目のいい者でも見逃してしまう縫い目があった。
「さて、これで準備は整ってきたよ」
これで残るは化け物1人だけだ。
化け物1人になれば俺でもなんとかできる。
さて、残っていることを全部終わらせようかな。
「マドカちゃん、整理してもらって悪いんだけど全部処分しといてくれないかな?」
「なんだと」
ちっと怒っているかな。
「しばらくすればここに住めなくなるし、これだけの情報を誰かに見られたくもないしね」
情報の処分はしておかないといけない。
「処分が終わればマドカちゃんはここに住んでね」
マドカちゃんに新しい住居の地図を渡す。
これも、これが終われば彼女が危険な目に会うのだからその為の予防だ。
さて、あとは彼がここに来てこれを受け取ったら最後の意地悪を行わないとね。
そして頭にバンダナを巻いた少年が訪れた。
「折原さん、頼みってなんですか」
弾は怯えながら目の前の臨也に依頼の事を聞いた。
「それなんだけど、これをあるとこに送って欲しいんだ」
臨也は机に置かれた段ボールに目を移した。
「これですか」
弾は怯えながらそれに触れようとした。
「それと間違えてもそれを落とすようなことはしないでくれよ、とっても大事なものだから」
弾はその言葉と臨也の笑みを見て早くここから立ち去りたい気持ちでいっぱいだった。
「わ、わかりました」
弾は震える手をなんとか震えを止めて慎重に抱えるように持った。
「それと中身は見ないでくれよ」
弾は受け取ってこの中身を見てやるつもりでいたが言葉に乗っていた殺意で顔を真っ青にした。
「これを送れば君は晴れて自由の身だ、嬉しいだろ」
この仕事の報酬は自由なのだ。
この男に縛られることなく自由に生きていけるのだ。
その言葉を聞いて弾は抱えている物を持って男の部屋を出た。
早く自由になりたく。
だが、それは違う意味の自由だとはこの時の弾は思ってもいなかった。
この数日後に弾は鉄の檻の中で臨也からの自由を手に入れた、一生縛られない人生を手に入れた。
その前日には元世界最強の織斑千冬がIS学園の寮監部屋で爆発に巻き込まれ焼死体で発見された。
これで残る化け物は只独り。
篠ノ之束、ただ独りだ。