煩悩日和   作:タナボルタ

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資源が枯渇する前のちょっとしたお話。(白目)

一応重要っぽい設定が入っているような、そんな感じです。


加賀と天龍

 

「――――航空母艦、“加賀”です。あなたが私の提督なの? ……それなりに、期待はしているわ」

 

 加賀が自分と同時に建造されたことに、赤城は眼を大きく見開く。加賀とは第一航空戦隊として共に戦った仲であり、同時に無二の親友でもある。そんな存在がこのタイミングで来てくれたのだ。これには運命を感じてしまう。

 

「加――――」

 

 赤城は笑顔を咲かせ、久しぶりに会った加賀と旧交を温めようとするのだが、1つまばたきをした瞬間、彼女の考えは脆くも崩れ去る。

 

「――建造され(生まれ)る前から愛してました」

「……っ!?」

 

 まばたきによって眼を閉じて開けるまでのゼロコンマ何秒か、たったそれだけの間に隣にいたはずの横島が加賀の前にまで移動し、手を握っていたのだ。

 

「え、ええっ!!? さ、さっきまで隣にいたのに!!?」

 

 赤城は横島の人間離れした身体能力に仰天するが、それは加賀も同じだった。先ほどまで離れていたはずの男が、まばたきの間に自分の眼前にまで移動し、しかも手を握って告白までしてきたのだから。

 

「……私とあなたは会ったばかりだと思うのだけど」

「愛に時間は関係ないんです!! こうして僕とあなたが出会ったんです。それは、新たなる恋の始まりと言っても過言ではありません!!」

 

 一体どういう口説き文句なのだろうか。突っ込みどころが多くてどこから突っ込むか迷ってしまうが、とにかくこのままでいるのはこの鎮守府を預かる司令官として不味いだろう。

 叢雲は加賀が怒りだす前に自分が苛烈なお仕置きをして加賀に怒らせる暇を与えずに、『鎮守府は叢雲のおかげで回っている』という印象を持たせようと画策する。

 だがしかし――――。

 

「……そう。まあ、良いけれど」

「……受け流したっ!?」

 

 加賀、意外にも横島のナンパ(?)をスルー。そのスルースキルの高さに叢雲は感心する。まともに取り合わず、完全に流すことによって横島からそれ以上の行為をさせないようにしているのだ……と、叢雲は判断した。だが、それは間違いである。

 

「……加賀さんっ!?」

 

 加賀の親友、赤城は気付いた。否、気付いてしまった。加賀が横島から微妙に視線を外し、頬をほんのり赤く染めていることを! 傍目からは気付き辛いが、肩や太腿などがしきりに動き、恥ずかしげにモジモジとしていることを!! 赤城は気付いてしまった!!

 

 ――あの加賀さんが、照れてるっっっ!!?

 

 このような加賀を赤城は見たことがなかった。いつも冷静で落ち着いている彼女が、これほどまでに感情を顕にするとは、赤城には信じられなかった。勿論その加賀に気付いているのは赤城ただ1人だけであるのだが、赤城はそれにこそ気付かない。

 そうして赤城が衝撃を受けている間に、話は進んでいるようだった。

 

「ところで、さっきもう1人正規空母が着任したんすよ。赤城さんっていう人なんですけど……」

「赤城さんが……?」

 

 横島の視線につられ、加賀が赤城を視界に収める。大きく眼を見開き、同じくぽかんと大きな口を開けている赤城が加賀を見ていた。

 

「赤城さん……!!」

 

 赤城の顔を見た瞬間、加賀の表情がぱっと華やぐ。加賀にとっても赤城は戦友にして親友。同じタイミングで着任したと知れば、やはり嬉しいものなのだろう。

 加賀は赤城の下へと歩き、再会を祝して言葉を交わす。それはとても良い光景なのだが、皆は何か戸惑っている様子の赤城に何かあったのだろうかと疑問を抱いた。嫌がっている感じではないので、とりあえずは置いておく事にする。

 

「……」

「……なーにをニヤニヤと2人を眺めてんのよ?」

 

 赤城と加賀の2人をそれはもう鼻の下を伸ばして見守っている横島に叢雲が噛み付く。当然理由を知りたいわけではない。むしろ理由を理解しているからこそ腹が立つのだ。

 

「いやー、やっぱこう……イイなぁ……って」

「ああはいはいそうでしょうねえそうでしょうとも」

 

 叢雲は横島の足を踏んづけ、ぐりぐりとにじる。それだけでなくいくつかの冷たい視線が横島を刺すのだが、彼はそれを気にしない。今の横島は赤城と加賀に夢中。今の横島を正気に戻すならば、赤城達と同等のチチシリフトモモが必要だ。つまり叢雲達には不可能である。というかそれで正気に戻るのだろうか。

 

「あらあら~、何だかとっても賑やかねぇ」

「また新しい艦娘でも来たのか?」

 

 機嫌が急降下していく叢雲達の前に救世主が現れる。車椅子に乗った天龍と、その車椅子を押す龍田だ。

 

「天龍? もう動いて大丈夫なのか?」

 

 天龍達の効果は絶大であり、横島は瞬時に正気を取り戻して天龍の元へと歩み寄る。彼の眼には天龍に対する心配の色が宿っており、純粋に天龍の身体を気遣っていることが分かる。

 

「ああ、普通に過ごす分には問題ないとは思うんだけどな……龍田が許してくれねーんだよ」

「うふふ、だって天龍ちゃんってやせ我慢が得意ですもの~。こうして私が見ててあげないと、また無茶しちゃうんだから」

 

 天龍を熱烈に看護する龍田と、それにうんざり気味の天龍。横島は文珠を使って天龍の身体を軽く霊視してみる。

 

「……あの時よりは大分マシになってるけど、まだ激しい運動は出来そうにないな。ま、もうちょっとだけ龍田の世話になっておけよ」

「……マジかよぉ」

 

 横島の言葉に天龍は肩をがっくりと落とす。そんな天龍を見つめる龍田は終始笑顔のままだ。天龍の世話を焼けること、天龍を困らせること、そのどちらもが龍田には嬉しいことなのだ。もし自分が今の天龍と同じようなことになった場合、龍田は天龍にそれはもうあまえ倒すだろう。それこそ、天龍がうんざり気味になるくらい。どっちに転んでも、龍田は得しかしないのだ。

 

「ところで、誰か新しい艦娘でも着任したの? 何だか叢雲ちゃんの叫び声や何かを殴打する音が聞こえてきたりしたけど~?」

「随分耳が良いんだな……いや、実はさっき正規空母が2人着任してさ」

「いきなり空母が2人も!?」

 

 天龍は驚きのあまり大きな声を出してしまう。何せ横島鎮守府は未だ出来たばかりの弱小鎮守府。戦艦はおろか重巡もおらず、戦力のほとんどは駆逐艦だ。資材も少ない現状においては軽空母ならまだしも正規空母が2人も来れば、鎮守府のお財布事情が一気に厳しくなる。

 

「……?」

「あら、あの2人は……」

 

 天龍の声に気付いたのか、赤城と加賀が顔を横島達へと向ける。まず視界に入ったのは横島と、やや離れた位置にいる龍田。そこから更に視線を下方向に向ければ、そこには車椅子に乗った天龍の姿。

 その姿に赤城は驚く。何故なら彼女達艦娘は入渠すれば轟沈状態以外の全ての外傷を癒すことが出来るからだ。だからこそ、天龍が車椅子が必要になる状態でいることに驚いている。まさか、司令官である横島は艦娘の怪我を治さないような男なのだろうか?

 赤城は横島に対して黒い疑惑を浮かべるが、周りの様子からそれは無いと考え直す。そんなような司令官であるならば、これほどまでに艦娘達に慕われはしないだろう。では、一体何故――?

 

「……」

「……あの、加賀さん?」

 

 しかし、と思う。天龍のことも気になるが、今は加賀のことの方が気になってしまう。赤城は考える。一体何故、加賀は自分の背中に隠れているのだろうか、と。

 

「……あの~? どうして加賀さんは赤城さんの後ろに隠れているの~?」

「……」

「……あ、あの~?」

 

 加賀の行動に疑問を抱いた龍田が加賀に質問するのだが、何故か彼女は一向に答えようとしない。それどころか、加賀は視線を一箇所に集中し、()()()()を何か複雑そうな表情で見つめている。

 

「……何だよ?」

「……っ!!」

「あ? おい、だから何だって――」

「……っっっ!!!」

 

 その人物とは、天龍。加賀は何故か天龍をじっと見つめており、彼女が言葉を発するたびに身体をびくりと跳ねさせる。その様は、まるで怯えているようだ。

 

「……もしかして、俺が怖いのか?」

「……っ!!?」

 

 何気なく呟いた、核心に迫る一言。加賀はその内容に驚きながらも……やや躊躇いがちに、頷いた。

 

「加賀さんが、天龍さんを……!?」

 

 その事実に、赤城はこれまで以上に驚愕を覚えることとなる。加賀は、間違いなくここに着任してきたばかりであるし、天龍とあったのもこれが初めてのはずだ。なのに何故、どこに天龍を恐れる要素があるというのか。見た目? 言葉遣い? もしかしたら龍田?

 益体の無い考えが赤城の脳内を駆け巡るが、そのどれもが答えとは思えない。答えを求めて何気なく天龍に視線を移せば、そこにはにんまりとした笑みを浮かべた天龍の姿が。

 

「……ふーん。俺が怖い……ねえ。そうか、俺が怖いのか……。じゃあ仕方ねーよな、うん。何てったって俺が怖いのがいけねーんだからな。俺が怖い……俺が怖いか……ふふ、ふふふふふ……」

 

 加賀に怖いと言ってもらえて嬉しかったのか、天龍は「俺が怖いか……」と呟きながらニヤニヤと笑う。正直別のベクトルで怖い。

 

「……加賀さん、天龍さんのどこが怖いの? 正直会ったばかりなんだし、怖がる要素が無いように思えるんだけど……」

「……それは」

 

 赤城は埒が開かないと考え、加賀に直接聞いてみることにした。赤城の問いを受けた加賀はようやく自分に反応を返してくれたが、何か言い辛そうにしている。余程言いたくないような理由なのか、あるいは言葉が見つからないのか。

 

「……正直、私にも分からないの」

「……え?」

 

 ようやく加賀が出した答えは、赤城の予想を超えていた。赤城は加賀に視線でそれがどういうことなのかを問い、加賀はその視線に言葉に詰まりながらも自分が抱いている感情を吐露していく。

 

「本当に、分からないの。ただ、天龍を見た途端、何か怖くなったというか……」

「……」

「それに、それだけじゃなくて。怖いっていう感情と……申し訳なさ、っていうのか……それと、何かこう……感謝? そう、感謝しているような感じも……」

 

 それは、随分と複雑な感情のようだった。恐怖と、申し訳なさと、そして感謝。1人の人物に対して抱くには、少々歪にも思える。

 

「……どういうことなんでしょう、司令官?」

「んー……」

 

 横島には吹雪の問いに答える術がない。そもそも当事者である加賀にも分かっていないのだ。今日始めて会った者達の事情等はわかるはずがない。当の2人だって、()()()()()()()()()()()

 

 ――――いや、待てよ? それならどうして……。

 

 横島は()()に気が付くと、()()()()()()()()疑問が浮かんでくる。それは、もしかしたらこの艦これというゲームに……艦娘という存在に関わってくる様なこと。今はまだ情報が圧倒的に足りない。それを考えるのは後にして、今は天龍と加賀のことだ。

 

「それにしても、これから先天龍が完治したら同じ部隊になることもあるだろうし、このままってわけにはいかねーよなあ」

 

 頭を掻きながらの横島の言葉に、皆は一様に難しい顔をする。確かにこのままでは大問題だ。未だ戦力の低い横島鎮守府では、どうしても一緒に出撃してもらうことになるだろう。その時に加賀がこんな調子では戦線に支障を来たす。

 

「う~ん……困ったわねぇ……」

「加賀さん……」

 

 龍田も赤城も頭を捻るが、一向に良い考えが浮かばない。さてどうしましょ、と横島が呟いた時、天龍が車椅子の車輪を回して加賀の前まで移動した。

 

「……!!」

 

 いきなりの行動に身体を固くさせる加賀。色々な感情を持っている様だが、やはり1番に来るのは恐怖らしい。

 

「天龍……!?」

 

 天龍の行動に皆が注目し、固唾を呑む。天龍は真剣な眼差しを加賀へと向け、加賀も恐怖を宿しつつもその眼は逸らさない。そのまま10秒、20秒……。天龍が、動く。

 

「……!!」

 

 天龍は笑みを浮かべながらすっと加賀に人差し指を向ける。

 

「何だかよく分かんねーけど、お前が俺を怖がってるってのは充分に伝わってきた。それが何でかってのが分からねーのが引っ掛かるっちゃー引っ掛かるが……」

「……」

 

 天龍は加賀の眼を強い意志の篭った視線で射抜き、今度は自分を指差し自信満々に啖呵を切る。

 

「これから先は俺を怖がる必要はねーぜ。今の俺達は仲間だからな! お前の事もこの俺が守ってやるよ!!」

「――……!!」

 

 実に男らしいその宣言に、加賀は驚いた。驚いたのは、何も天龍にだけではない。自分が、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 この感覚は一体何なのだろうか。まるで、自分は天龍の力を知っているかのような、奇妙な感覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――迸る赤と黒の閃光。視界と己とを()く光の奔流。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っ?」

 

 加賀の脳裏に、何らかの映像が浮かぶ。それが何かはもう思い出せない。だが、自らが天龍に抱く恐怖の理由には近付けた気がする。

 それは、光だ。天龍が発する光。それが加賀に恐怖を呼び起こさせていたのだ。加賀の中の“死”のイメージ。それが、天龍の放つ光に似ているのかもしれない。

 

「今の天龍ちゃんは、私に守られてるけどね~?」

「茶化してんじゃねーぞ龍田ァ!!」

 

 笑顔と共に龍田に背後から抱き締められる天龍。両手を広げて憤慨する様はどこか可愛らしく、先ほど男らしい台詞を吐いたとはとても思えない。そのギャップが、どこかおかしかった。

 

「――……」

「ん?」

 

 吐息が漏れるかのような、微かな声。それは、確かに笑い声だった。

 

「何だよ?」

「……いえ、別に」

 

 どうやら加賀が笑ったようだ。天龍は最初こそ不満そうにしていたが、加賀が笑ったということはそれだけ自分に対する恐怖が薄らいでいるということではないだろうか。そう考えると良い傾向なのではないかと思える。

 そう考えていると、目の前に手を差し出された。視線を上げてみれば、そこには微笑んでいる加賀の顔。

 

「……よく分からないことで怖がってごめんなさい。仲直りの意味も込めて、握手をしましょう」

「……まあ、お前がそうしたいってんなら」

 

 天龍は加賀の手をまじまじと見た後、もう一度チラリと加賀の顔を見る。相変わらず微かな笑みを浮かべ、手はそのままに。天龍はまいったというポーズを取りながらも、加賀のその手を握り締めた。

 

「これからよろしく」

「おう! こっちこそな」

 

 固く握り合うその手。ここに、2人の信頼が結ばれたのだ。

 

 

 

 

 

 

「話は纏まったのでしょうか?」

「どーやらそのようだな」

 

 天龍と加賀を少々離れた所から見つめる横島達。その手には煎餅を持っており、映画感覚で2人のやり取りを観賞していたことが分かる。

 

「このお煎餅美味しいですね。これは一体どちらの……?」

「ああ、これは間宮の手作り煎餅っすよ赤城さん」

「なるほど、間宮さんの……」

 

 どうやら途中から赤城も横島側に加わっており、美味しそうに煎餅を頬張っていた。難しい話より食い気の方が優先されたようだ。

 

「ところで天龍」

「何だよ加賀?」

 

 加賀はどうしても気になっていることがあった。ことは自分の将来にも関わってくる事。どうしても……というわけではないが、情報は欲しい。

 

「天龍は提督とはどういった仲なのかしら?」

「あん?」

 

 瞬間、空気が一気に重くなったような錯覚に見舞われた。何せ加賀にとって横島は自分に熱烈な告白をしてきた男だ。本人ではなく周りの人間に話を聞くと言うのもどうかと思うが、加賀は()()()()天龍とのことが気になったのだ。

 

「俺と提督の仲ねえ……んー」

 

 天龍は腕を組んで唸りを上げる。どういう風に表現するか悩んでいるのだ。

 横島はいち早く場の空気を読んで天龍が何かを言う前に撤退しようとしたのだが、吹雪に裾を掴まれ、叢雲に足を踏まれ、大淀と明石に肩を掴まれて逃走に失敗した。その状況にダラダラと冷や汗を掻いてしまう。

 

「そう、だな。一言で言えば……」

「一言で言えば?」

 

 天龍はもう面倒臭くなったのか、簡単に事実だけを話すつもりになったようだ。それは、とんでもない威力を持った爆弾である。

 

「――――寝ることを約束した仲かな」

「……」

 

 加賀が横島を見る。横島の様子から真実と判断。つまり、自分は弄ばれたのだ。

 

「……頭にきました。私が1番だというならいざ知らず、2番目だというのは納得出来ません」

 

 加賀の眼に激しい色が混じりだす。その色が示すものは一体何なのか。それはともかく、ここで更なる追撃が入る。

 

「そういえば大淀や明石も口説かれてたわよねー?」

「間宮さんもそうですね」

「敵の空母ヲ級もそうでしたよね、司令官」

「……私もついさっき口説かれましたね」

 

 もはや横島の身体は小刻みとかそういう問題ではないほどに震えている。周りの皆からは冷たい視線をプレゼント。

 

「私は2番目ですらなかったと。許しません。そこになおりなさい」

「提督~? 天龍ちゃんと、ナニをする約束をしたんですって~?」

「あ、あば、あばばばばば……!!?」

 

 加賀と龍田の眼が光って唸り、横島を倒せと輝き叫んでいる。このまま捕まってしまっては愛やら怒りやら悲しみやらが篭った何だか凄い折檻を受けてしまいそうだ。ここで横島が取る選択は1つ。

 

「自由への逃走!!」

「明石特製トリモチ弾発射」

「アッー!!?」

 

 横島は逃走を開始した瞬間にトリモチに絡め取られてしまう。強かに顔面を床にぶつけ、鼻血が出てしまうが加賀と龍田にそんなことは関係がない。

 

「詳しい話を聞かせてもらいます」

「逃げちゃだめよ~?」

「いやああああああああああああっ!!?」

 

 横島は2人に引き摺られ、どこかの部屋へと消えていった。念願の美女美少女達と個室でくんずほぐれつ(意訳)出来るので、横島にとっては本望だろう。

 大丈夫。龍田からも加賀からも嫌われてない。これを耐えれば、2人に勝てるんだから!

 次回『横島 死す』艦これスタンバイ!

 

「お、俺は悪くねえ!! 艦娘のみんなが美女美少女揃いなのがいけないんだ!! 俺は悪くねえっ!! 俺は悪くねえぇっ!!!」

 

 それが、横島の最期の言葉だったという――――。(死んでない)

 

 

 

 

 

第二十一話

『加賀と天龍』

~了~

 




唐突に入ってくるアニメ版(?)要素。

とりあえず加賀さんは横島への好感度は結構高めです。
何でかと言うと……何でだろう?(白目)
何かそうなってしまいました。申し訳ない。でも完全にデレるのには時間が掛かりそうです。それで勘弁してください。お願いです何でもしますから。

それではまた次回。

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