C組の生徒を乗せた電車は最後尾の私鉄川崎と連結し身長150センチほどの子供、モトイ、高校1年坊を一人乗車させ体育館なるハンガーへ向かっていた。
沙『疲れた?』
「つかれた。」
頭をポンポン撫でくり廻す彼女の手をプイッと避けテクテク歩く。
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「っべぇ~遠いっしょ~タイクカン~っ」
『ダールー、あーしもちゃちゃっと帰りたいし~っ』
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連結部最後尾に背の高い男女二人が嘆いている。
ぅわぁ~なんか怖そ...やだなぁ...
『んー?』
「どしたー優美子?ん?」
そんな二人は駆け込みで着いて歩く長身の川崎さんと短身の僕を見て不思議そうに振り向く。
『アンタら同じクラスー?』
見た目、いかにもギャルな風貌のその子が声をかけてきた。
沙『そ、遅れちゃって。』
「う、うん...そおだょ」
「っべぇー!なになにオナクラなんー!?」
僕たちの声にその男の子も振り向き会話に入ってくる。
沙『そーだよっ』
「そ、そーなの...」
二回聞かれちゃったよぉ...なに、この二人...
『そっかー、んじゃよろしくね。あーしは三浦優美子』
「俺っはっ戸部翔っよーろぉ~っしょ~!」
沙『私は川崎沙希、よろしく。』
「僕は、○○だょ。よ、宜しくね。」
戸部くんは凄い賑やか?な人なのかな、ちょっと見た目は怖い...
三浦さん...綺麗だけど目付きが怖い...かな。
三『つーかっ』
その声が耳に届くと同時に短身の僕の目の前にしゃがみこんだ三浦さんと目が合わさる。
三『アンタ、チョーかわいいじゃんっ♪』
わしゃわしゃ寝癖髪をウリウリ掴んでくる。
「ん~な~にっちょっと、やめてよぉっ」
三『ははっ♪ウケるしっかゎぃっ☆』
戸「優美子ハジケテルワ~♪○○くんトレキャラ強いわ~♪」
三浦さんの手をはうあうと振り払い少し困り顔になってしまう。
沙『いきなり気に入られたねっ』
川崎さんが小悪魔にクスッと笑う。
「うるさいっ」
三『一番後ろじゃ体育館でなんも見えないっしょ?抱っこしてあげるしっ♪』
「いーよっ見えるからっ」
僕にニコニコ話しかけてくる三浦さんを見て戸部くんも川崎さんも笑みを溢す。
「おんぶも抱っこもへーきっからかわないでよっ」
ツンッと言い放つと隣で見守るシュシュを着けた手がふわっと頭上に乗った。
沙『はいはいごめんね?怒んないのっ』
三『ごめんごめんっ許せし☆』
「......いいよ。」
三人を見上げながら答える。
体育館までの道のりは長くもC組最後尾の車両は賑やかで少し楽しかった。