やはり俺の公務員生活は間違っている   作:余計指数

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いつもの日常

 

 

いつもの日常

 

 

 

 

「比企谷…これはどういうことだァ?」

それはある日のこと、俺は提出したばかりの書類とそれに目を通したことによって直属の上司に怒り半分、

呆れ半分といった具合のお説教を受けている。

「い、いやですね…目標って言われても自分も、もう25ですしそろそろ将来のことも考えて貯金でもと思って」

そう、俺が高校を卒業して今年で既に7年が経過している。

今では妹の小町も大学を卒業し、社会の荒波に揉まれる新卒一年目を遠い目をしながら日々を過ごしている。

まあ小町の事だ、俺と違い何処へいっても上手くやれるだろう。

「将来って…千葉県内で就職出来る比較的簡単な公務員ってだけでこんなところにくるようなやつが何寝言言ってんだ」

そう高校3年のある日、俺は突然進学を取り止め就職する羽目になってしまった。

詳しい事情は省くが取り合えず俺の専業主婦となり養って貰う計画は全てパーとなったことだけはハッキリしている。

まあまだ諦めたわけではないのだが…

そして先日、職場で下半期の目標や今後の抱負といったいい年した大人に聞くようなことでもないことを書類に纏めて提出するという高校生のような課題を終わらせた矢先のこれである。

どうやら俺の目標とするところの専業主婦としてのヒモライフ計画がお気に召さないらしい。

「とにかく!!もっと建設的な目標を提示しろ

仮にも精鋭無比を謳った第一空挺団の一員なら少しはシャキッとしろ

分かったか、比企谷三等陸曹?」

そう俺の就職先は陸上自衛隊、その中でも第一狂ってる団の呼び声高い自衛隊唯一の空挺部隊である。

「…了解しました、中隊長」

 

 

 

 

 

 

 

自衛隊において空挺に所属していることはそれだけでステータスである。

まずは給料がいい。

と言っても自衛隊の中ではとうだことだが…

都市圏は他と比べても物価が高いためそれに合わせた手当てが最大18%支給される。

さらに、空挺は降下手当てが一回につき5000円支給される。

別の部隊の同期よりもかなりの額が支給されている。

そして何よりも空挺は自衛隊において精強で知られている。空挺部隊、それも陸曹ともなると皆空挺貴章とレンジャー貴章のダブルバッチばかりだ。

特にレンジャーは自衛隊において最難関の訓練と言われ、その訓練を耐え抜いた者にのみレンジャーの称号が与えられる。

レンジャーは自衛官、特に普通科と言われる部隊においては憧れの存在で空挺レンジャーともなれば最早超人の域である。

空から颯爽と降り立ち鋼の肉体と精神でどんな過酷な環境でも任務を遂行する自衛隊における精鋭部隊、それが空挺レンジャーである。

え?俺?空挺レンジャーだけど此所は超人育成所、よくいる一般隊員に毛が生えた程度だと思われてるだろう。

ちなみに通常志願制のレンジャー訓練は空挺においては強制である。

間違っても俺は自分から地獄に落ちるような真似はしない。

そんな俺を横目に今日もふざけさた同期や後輩たちが

三階から直接食堂に向かっている。

階段使えよ…

「比企谷~早く降りてこ~い」

「比企谷さん早くしないと食堂閉まりますよ~」

今行く、そう言おうとした直後俺の体が地面目掛けて自由落下していく。

何時も俺をいじり倒してくる先輩がニヤケ顔で後ろから蹴りをいれてきたのが分かる。

またあの人は…

俺は地面に衝突する寸前で素早く受け身をとり衝撃を上手く分散させ何事もなく立ち上がった。

「ナイス着地♪」

此が今の俺の職場、第一狂ってる団こと習志野空挺団である。

もういやお家帰りたい

だって千葉だったんだもん…八幡悪くない

 

 




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