あれから時は経ち、いよいよ新しい世界に旅立つ日がやってきた。
貂蝉「いよいよねご主人様」
「そうだな。かなり長い間修行したしな」
男は貂蝉から様々な能力を貰い、それを極めてきた。
貂蝉「けれど、そのおかげで今のご主人様の強さはズバ抜けているわ。教えたことをことごとく吸収していくもの。まるでスポンジね」
そうなのだ。貂蝉から教えられたことなどが、面白いように覚えられていった。本当にスポンジだな。
貂蝉「そのまま私も一緒に吸収されたいわん♥」
そう言った瞬間、俺は貂蝉の顔面に蹴りをいれたのであった。
貂蝉「酷いわご主人様!!こんな麗しき漢女の顔面に蹴りをいれるなんて!」
しかし、蹴られた本人はピンピンしているから驚きだよ。
(なんで倒れないんだよ!つくづく化け物だな!!)
貂蝉「誰が見ただけで心臓発作を起こすような顔ですって!!!」
「そこまで言ってねぇ!!後、勝手に人の考えを読むな!!!」
全く…おかげで
貂蝉「そろそろね。新しい世界に行っても、今のご主人様なら大丈夫でしょうけど」
「ところで、俺の行く世界はどんな場所なんだ?」
貂蝉「説明してなかったわね。けど、行ってからのお楽しみよん♪」
「あっそ」
どうせ答えないと思ってたけどな。
貂蝉「それじゃあ送るわよ」
「おう。今までありがとうな」
貂蝉「別にいいわよん。どうせまた会えるしねん」
「おい、それはどういう…」
そこまで言うと、俺の目の前から貂蝉は消えたのであった。そして気が付くと広い荒野にいた。
「…意味だ!っていねぇし。しかし、ここはなんの世界だ?」
考えてると、俺の横に1枚の紙が降ってきた。
『この手紙を読んでるって事は、無事に新しい世界に着いたのね。今ご主人様がいる世界は《恋姫》って世界よ。元々私はその世界の管理人だったのよ』
「マジかよ…」
書かれていた内容を見て、驚くことしかできなかった。
【数年後には、この世界の本来のご主人様がやって来るわ。けど…そのご主人様は少し変わっててね。小さな女の子しか愛せないのよ】
ロリコンかよ!!マ〇恋のハゲかよ!!!
【武器は、具現化できるようにしておいたわ。あなたが思い浮かべればその武器が出せるわ】
随分とありがたい。流石にデカい武器は持ち運びが面倒だしな。
【後は、何をしてもご主人様の自由よ。天下をとるのもいいし、ハーレムだって作れちゃうわよん♥それじゃあ、暫くしたらまた会いましょうねん】
そして手紙は燃えて消えたのであった。
「さてと、恋姫っていえば三国志?の世界だったっけ??」
残念な事に、俺は世界史の勉強は苦手なんだよな~…
「取り敢えず町か村を探すか」
そうと決まれば、後はそこを目指して歩くだけ。まずは道具使う前に自分の足で歩かないとな♪しかし、どれだけ歩いても町や村らしきものは見当たらない。
「どこに町があるんだよ…」
少し考えるが、何も思い浮かばない。
「取り合えず歩くか。歩いてれば町か村くらい見つかるだろ」
そう決めて歩き出すことにした。そこから暫く歩いてるが、町や村どころか人っ子一人見当たらない。
「やべ~…俺転生して速攻で死ぬかも」
当然この世界に来たばかりな為、食料や金などは一切ない。
「マジで…死ぬ」
そう思いながら歩いてると、前方からピンク色の髪をした女性がいた。
「助かった。取り敢えずあいつに道を聞くか」
そして俺はその女に近づく。
「あ~悪い、少し道を聞きたいんだが?」