Angel Beats! ~expressionless boy~ 作:ヘビガラス
投稿はマイペースなので、少々間が開くかも知れません。
では、始めます。
......?
ここは一体どこだ?
何故、いつから...?
目の前には漆黒の闇に浮かぶ満月がある。
雲一つ無い夜空だ。
そのため、今自分が仰向けになっていることに気付く。
背中に当たるコンクリートがひんやりと冷たい。
...どうやら、屋上のようだ。
だが、この様な場所を見た記憶は無い。
恐らく初めて見る場所だ。
加えて、ここに来るまでの記憶も無い。
これは一体...?
暫く考えた後、考えても無駄だと決め、起き上がる。
...?
何となく身体の違和を感じ、見下ろすと
見知らぬ黒い学生服を着ていた。
...これについても多分考えるだけ無駄だろう。
さて、どうしたものか...
とりあえず、ここはどこなのかを確かめる必要がある。
まずはこの建造物内部を探索する事にして、
少年は階段を静かに降りていった。
...階段を降りている間に分かったが、
ここはどうやら学校のようだ。
至るところに教室らしき部屋が設けられている。
だが時間が時間なだけに、鍵は開いていない。
わざわざ開けるのも面倒なので、後日探索する事にした。
...後日も来ることがあれば、の話だが。
グラウンドに出てみた。
暗い為に全体像はいまいち把握し辛いが、
この学校は相当広い敷地を有しているようだ。
遠くに寮のような建造物もある。全寮制の学校なのか?
学校の周りは森林で囲まれていて、見通す事は出来ない。
...ダメだ。この場所を特定するには情報が少なすぎる。
やはり朝になるのを待つべきだろうか?
いやしかし、それでは時間が無駄になる。
そもそもどこで朝まで待つというのか。
仕方ない、もう少し探索してから考えて...ん?
背後に何か気配が...
「あらぁ?こんな夜中に外出してるってことは
貴方、NPCじゃないわね?」
振り返ると、紫色の髪をした少女が得意げな表情を浮かべていた。
ふと、その少女が持っている物を見ると、
ソレは明らかに素人が持っているような物ではない、大型のライフル銃だと分かった。
「見ない顔だし、新人さんね。死後の世界へようこそ♪」
成る程、ここは死後の世界か。
断定するのは他の人間の話も聞いてからにするが、
もし嘘だとすると、人を騙すにはあまりにも下手な嘘だ。
とりあえず真実だと仮定しておくことにした。
「あれ、反応無し?珍しいわね...
ここに来たばかりの者は、大抵反論するんだけど。
まあいいわ。早速だけど、貴方、戦線に入らない?」
戦線?
この素人のように見える少女は何者かと戦争をしているのか?
「活動内容は、天使をこてんぱんにして、
神を引きずり出して一矢報いるの。どう?簡単でしょ?」
成る程、大体理解した。
この世界には天使なる者が存在して、
生前の出来事に不満がある者達が、
神に対し武を以て間接的に怨みを晴らす、
といったところか。
なんと単純明快な行動理念だろう。
「この世界に居るってことは
貴方もそれなりに大変な人生だったでしょ?
詳しいことは入ったら教えるわ。
どう?悪い話じゃないと思うけど?」
そこまで話されて、自分は今更ながらあることに気がついた。
...私は誰だ?
...私の名前は?
...私の生前の記憶は?
...駄目だ。何も思い出せない。
突然のことに、驚きを隠せない。
どうすればいい?
これでは戦線に入るかどうか判断しようが無い。
...そういえば、
この少女は天使が居ると言ったな。
天使ならば、この世界に詳しいだろうし、
自分の生前を知っているかも知れない。
天使に聞くのが手っ取り早そうだ。
「...すいません、今天使はどちらに?」
「はぁ!?貴方天使に会うつもり?
...反論しないから理解してると思ってたけど、
違ったようね...。
まあいいわ。一度会ったら理解するかもね。
天使なら多分あっちに居るわ。」
「有難うございます。」
「見た目は...そうねぇ...。
貴方と同じような銀髪だから分かりやすいはずよ。
でも、気を付けなさい?
さっき貴方と同じ事して呆気なく刺された人がいるから♪」
...成る程。
どうやら天使は相当野蛮なようだ。
覚えておこう。
「じゃあね、せいぜい頑張りなさい♪」
少女は歩き去って行った。
...さて、行くとしますか。
少年は意を決して歩き出した。
如何でしたしょうか?
時間帯は、音無結弦が出現した直後に設定しています。
ここで、主人公の設定を少々。
天城 諭支(あまぎ さとし)
男
性格は物腰柔らかく、言動も比較的上品。
感情を表に出すことが少ないが、
周囲の人間を気遣う優しさがあるため、
男女共に密かな人気がある。
外見的特徴としては、
透き通るような長めの銀髪で、
後ろで一つに束ねている。
といった感じです。
さて、次回は天使さんの登場です。
キャラ崩壊しないよう頑張ります(笑)