オーバーロード《剣神と死の王》   作:アニ好きコーラ

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至高の二人ナザリックと共に転移する

 1……2……3……

 

 おかしい、サーバーダウンが起きないチャットもGMコールも使えない。

 

「どういうことだ!」

 

 モモンガは混乱しており、クロウは顎に手を当て考えている。

延期になった?それなら、運営から連絡があるはずだがそれが来る気配がない。いくつかの可能性を考え、頭の中で考えを巡らせていた時

 

「どうかなさいましたか?モモンガ様、クロウ様」

 

突如、玉座の近くにいたNPCであるアルベドが首を傾げながらモモンガに問いかけた。モモンガとクロウは驚きを隠せず唖然とした。

それもそうだろうAIでしかない彼女が話しかけてきたのだ。

ゲームとして認識している二人にとってそれは驚愕のことであるのだから。

 

 様子のおかしい主人を前にアルベドは「モモンガ様、どうなさいました? モモンガ様!」と、心配になり慌てて駆け寄ってきた。

モモンガは駆け寄ったアルベドの豊満な胸を目にしその直後淡い光に覆われ精神の鎮静化が起きた。

 

「GMコールが使えない」

 

「申し訳ありませんモモンガ様。非才の身である私ではGMコールという物が分かりません、この失態を払拭する機会を頂けるのであればこれに優る喜びはございません」

 

「そ、そうか」

 

 どうやらアルベドには敵意はないらしく、それどころか好意の目でこちらを見ている気がする。

そして、少し考えたのち何か言おうとして躊躇っているのを感じクロウは使えるかなーと思い〈伝達〉(メッセージ)を発動させる。

 

〈悩んでいるなら相談してくださいよモモンガさん〉

 

 〈クロウさん、そうですねギルドの方針は皆で相談していくことですもんね。ありがとうございます〉

 

 〈どういたしまして、それでどうしたんですか?〉

 

〈その、他のNPC達も自分達に敵意を持っていないかの確認と命令をしてもいいのか悩んでいたんです〉

 

〈確かに、現状必要な情報が無い今出来る限り知りたいことは確認するべきだと思います〉

 

 二人が沈黙のままいる事にその場にいるNPC達は困惑していたが二人が頷きあった事に気づき再度気を張る。二人が此方を向きモモンガが話し出す。

 

「セバス、ナザリックを出て周辺地理を確認せよ」

 

「了解致しました、モモンガ様」

 

 セバスはモモンガの命令を受けて玉座の間から出る。

 

「プレアデス達は第九階層にて警備の強化」

 

「承知いたしましたクロウ様」

 

 セバスの後に整列していたプレアデス達にクロウは指示をだす。

その先頭に立つ眼鏡をかけた女性、プレアデスの副リーダーのユリ・アルファが後ろに控える五人のメイド達を連れ扉開け出て行く。

 それを確認して再び〈伝達〉(メッセージ)を発動させる。

 

〈とりあえずNPC達にコマンドを用いずに命令を出す事が出来るみたいですね〉

 

〈そうですね、本来ユグドラシルでは決められたコマンドで命令を出すことは出来ますがNPC達が意思を持って行動しているようですね〉

 

そう、ユグドラシルではいくつかの決められたルールがある。

コマンドを用いた命令もその一つだ。

 

「私はどういたしましょう?」

 

 セバスとプレアデス達に指示を出した二人が思考を巡らせている最中に唯一指示を受けていないアルベドが微笑みながら指示を待つ。

 

「そうだな、アルベドは、私の下まで来い」

 

「はい!」

 

アルベドが心底嬉しそうな顔を見せモモンガの下に駆け寄る。モモンガは『コレは必要な事なんだ』と、決心をして告げる

 

「アルベド! む、胸を触っても、良いか……」

 

「え?」

 

 突然のセクハラ発言にクロウは驚いたがモモンガの意図に気づき「あ、そういうことか」と声を漏らす。

 

「構わにゃい、ないな」

 

モモンガはあまりの恥ずかしさにない筈の舌を噛んでしまった。

 それを傍目にクロウは苦笑している。

 

「もちろんです、どうぞお好きになさって下さい」

 

上司もといギルドの支配者のこの発言に対しアルベドは一切嫌な顔せず受け入れる、それどころか自ら望んだように表現しきれない程の笑みを浮かべているさまだ。

 

「ん、あ! ……くう……」

 

 モモンガの手はアルベドの服の上でも分かる大きく整った胸に触れ、手の力加減に合わせその丘は形を変える。

 指先に優しく力を加えるたびにアルベドはその美しい顔を恍惚なものへと変えている。

 そして、この行為を行った事により二人はある結論へと辿り着く。今居るこの世界はユグドラシルではない別の世界であると。

 一瞬の間が生じ、モモンガはいまだアルベドの胸に触れていた手を離し「す、すまなかったな、アルベド」と謝罪の言葉を発する。

 

「はあぁ、遂に私は初めてを迎えるのですね」

 

え!?

 

「服はどうなさいますか、自分で脱いだほうが?それともモモンガ様が?」

 

 歯止めの利かなくなったアルベドに慌てて制止の言葉を告げる。

 

「ま、待つんだアルベド! 今はそんな事を……いや、今はこのような事をしている場合ではない」

 

「も、申し訳ありません!モモンガ様!」

 

「よい、お前の全てを許そう」

 

 冷静さを取り戻し暴走しかけた非礼を詫びそれを片手を上げ制止させるようにモモンガはかえす。

 一通り終わったのを見越しクロウは〈伝達〉(メッセージ)でモモンガに提案を出す。

 

 〈モモンガさん、提案ですが守護者達を一回第六階層に集めてみませんか? アルベドのように彼らが自分達に付き従うのかの確認をしておきたいと思うんですが。それにあの場所なら不意の襲撃でも直ぐ気づけますし、どうでしょう?〉

 

 その提案にモモンガは了承した、というよりも同じことを提案しようと思っていたところだったのだ。

 

〈はい、それには俺も賛成です。彼らが相手の場合かなりキツイ状況になりますからね。もしもの場合はリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンで宝物殿まで転移すれば逃げられますからね〉

 

 このリングを持っているのはギルドのメンバーだけであるからもしもの時はNPC達が入ることの出来ない宝物殿に逃げればいい。

 

「アルベドよ、これから一時間後第六階層にて第四、第八階層守護者を除く全守護者を集めよ」

 

「了解致しました、モモンガ様」

 

 モモンガの指示を受け部屋から退出するアルベドを見送り二人はいつも通りに話し出す。

 

「それにしてもアルベド、凄かったですねー」

 

「あぁ、俺はタブラさんの創った彼女の設定を変えてしまったからこんな事になってしまったのか」

 

「モモンガさん、元気だして下さい。過ぎてしまったことはしょうがないですよ。それよりもこれからの事を考えないといけませんよ」

 

「そう、ですね。この世界がユグドラシルでは無いとわかった今、一つでも多く情報を集めないといけませんね」

 

「そうですよ! 我等ギルドの孔明こと、ぷにっと萌えさんの勝つなら先ずは情報を集め敵を知る事! をこなしていきましょう!」

 

「はい!あと、俺は支配者らしく魔王RPで行こうと思います」

 

 かつて、ウルベルトさんとタブラさんを交えて魔王RPをして遊んでいた事を思い出す。あの後たしか、やるなら場所を選んでとぶくぶく茶釜さんに怒られたっけ? 

 

「そうですか。自分はそのままで行こうと思います。」

 

「分かりました。それでは行きましょう!」

 

 少しばかり談話を交えたあと玉座の間から第六階層へ転移していった。




やっと二話目を投稿できました。
かなり、アニメに寄せた書き方になったと思うので面白みに欠けるとは思いますがご了承下さい。
投稿ペースはあまり安定しないので次話も時間がかかると思います。それでも、少しでも興味を持ってくださったら嬉しいです
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