Fate/EXTRA 汝、復讐の徒よ   作:キングフロスト

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謎を追う者

 

「難しい顔をしていますね、マスター。先程の女の話が気になっているのかしら?」

 

 屋上から一階まで降りてきたところで、アヴェンジャーが急に現界して話しかけてきた。

 

 そう、この眼前に居る少女もまた、サーヴァントとして強力な力を持っている。

 旗と鎌を自在に操り、炎によりミドル・ロングレンジをカバーする他、スキルによる魔力の自己回復、そしてダメージを負えば負うほど敵への攻撃力が増していく『復讐者』というスキル。

 慎二戦において、ライダーの宝具を凌いだ後に彼女をほぼ一撃で屠れたのも、その後者によるところが大きい。

 

 だけど、私は彼女の真名も、宝具すらも全く知らない。

 一応、自分もマスターとしては、切り札となる『宝具』が気になるのは当然だ。

 

「時が来れば、いずれ宝具を使う事もあるでしょう。だけど、宝具とは英霊の象徴そのものでもある。それは、()という存在が世界に露見し、認識させる事に他なりません。少なくとも、一回戦で使うには時期尚早でしょう。ま、貴方はへっぽこマスターなのだし、どうせ使わざるを得ない時は必ず来るでしょうから、それまで期待して待つ事ね?」

 

 ……、ん?

 

 確かに、宝具は英霊を象徴する装具。使えば敵には勿論、それを感知した他のマスターにも知れる可能性は否定出来ない。

 宝具の使用は後になればなるほど有利だ。サーヴァントにしてみれば、最後の切り札は最終局面まで温存しておきたい……というのが心情だろう。

 

 だけど。

 

 だけど、彼女───アヴェンジャーの場合、その意味合いが違うように感じるのは、私の気のせいか?

 

 何というか、アヴェンジャーは宝具を使用する事で真名が露見する事を危惧しているのではなく、“宝具の使用自体が彼女にとって不都合”という風に聞こえたのだ。

 

「ねえ、アヴェン───」

 

 問いただそうと、私が言いかけたところで、端末からの呼び出し音によって遮られてしまう。

 

 彼女が何を隠しているのか、彼女の正体が何であるのか。今はまだ分からないけれど、いずれ判る事だろう。

 適切な時に、と彼女も言っているし、今これ以上の詮索をするのが正しいとも思えない。

 

 私は気を取り直し、スカートのポケットから端末を取り出す。画面には、

 

『::第一暗号鍵(プライマリトリガー)を生成。第一層にて取得されたし』

 

 試練(タスク)か──。

 そう、また二本のトリガーを得なければ、決戦の資格を得る事すら適わないのだ。

 それに、風に聞いた話では、トリガーを揃えられなくて、決戦に至る事もなくそのまま退場したマスターも居たらしい。

 これは決して他人事ではないのだ。私だって、うかうかしていたら、彼らと同じ末路を辿る事となる。

 

試練(タスク)が発令されたようですね。行きますよマスター。今は私の宝具より、試練(タスク)の遂行をすべきでしょう?」

 

 挑発的に笑ってみせると、アヴェンジャーは姿を消してしまう。

 彼女の言う通りだ。宝具に気を取られて、トリガーを揃えられなかった、などでは目も当てられない。

 今は、戦いとトリガーの取得、そしてダン・ブラックモアにだけ集中しなくては……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな訳でやってきました保健室。

 

 どんな訳だ! とは言わないでくれると嬉しい。

 ほら、だって二回戦も始まった事だし、支給品も更新でしょう?

 それなら、貰いにいかない道理はない。そう、タダに勝るものはないのだ! これぞ人間の真理にして、全ての人間の持つ心理でしょう!!

 

「寒いダジャレをどうも。だけど残念。私の独断と偏見で脳内審理に掛けた結果、掛け値無しの評価ゼロ。どころかマイナスよ」

 

 しんりだけに!?

 

 あっさりと私の渾身の一発は、保健室に入った途端に現界したアヴェンジャーによって、残念評価を下された。

 暗い雰囲気を吹き飛ばそうと、私なりに頑張ったのだが、無意味だったらしい。

 

「あはは……何と言いますか、その、相変わらず仲がよろしいようで、何よりですね?」

 

 え、今のが仲良く見えたの、桜?

 というか、何気に疑問系なのは何故。

 

「はい、では支給品を渡しますね。どうぞ」

 

「ん。ありがとう、桜」

 

 桜から支給品であるエーテルの欠片を受け取ると、お礼に桜の頭を撫でてあげる。

 少し恥ずかしそうに、こしょばいようにモジモジとする桜の姿は、やけに印象的に私の目に映った。

 

「その、くすぐったいですね。でも、なんだか不思議と気持ちがいいです。ありがとうございます、先輩。他のマスターさんはこんな事はしてくれないので、なんだか新鮮で……」

 

 確かに、凛から教えられた魔術師(ウィザード)像は、NPCやAIなど生命の輪に無いモノへの態度はドライなもののような印象を受けた。

 こうして、必要以上に彼ら彼女らと触れ合おうとする私の方こそ、やはり異常なのかもしれない。

 

「それでは、今回も頑張って下さいね」

 

 そう言って、桜は笑顔で会釈をしていた。何故だろう、いつもその笑顔に儚さを感じてしまうのは。

 私は頭ではなく、心のどこかで、桜に何か感じるところがある。それが何かは私にも分からない。

 だけど、それはとても大切で重要な事であった気が───。

 

「……桜?」

 

 私の思考は、疲れたように溜め息を吐いた桜を見て中断される。

 今まで気付かなかったが、少し顔色も悪いように見える。

 

「もしかして、疲れてる? それならゴメンね。バカ騒ぎしちゃって……」

 

「まったくよ。私のマスターなんだから、少しは賢く振る舞ってくれないかしら? どうせ中身はそんなに詰まっていないんだし、隠す努力くらいしなさいな」

 

 ドサクサに紛れて、私に毒を吐くのは止めて!?

 けっこう心にグサリと刺さるから!?

 

「あ、いえ! むしろ気が紛れたので、とてもありがたいです。確かに、昨日から夜通し働き詰めで。本当ならいつもは、夜は休止モードに入っているのですが、昨晩急に言峰神父から運営関係者全員に緊急召喚命令がありまして」

 

 昨晩……というと、全ての一回戦が終了したのが昨日だったはず。

 という事は、一回戦で何か問題でも発生したのだろうか。

 

「……あの、本当ならダメなので、内緒にしてくださいね? 実は……」

 

 内緒話するように、桜が私の耳元で話し始める。

 ……あっ。耳元に桜の吐息が……!?

 

「バカっ。真面目な時に頭沸騰してんなっての!」

 

 あいだっ!? ゴツンと頭上からゲンコツが。見かねたアヴェンジャーからの制裁が飛んできたようだ。

 

「やっぱり、仲が良いですよ。ちょっと羨ましいくらいです」

 

「ゴメンゴメン。それで、言峰神父から呼び出された理由は?」

 

「はい。えっと、どうやら聖杯戦争自体に不具合は無いようなんです。ですが、どうにも不明な点が見つかって……」

 

 桜の言葉は、どうにも歯切れが悪い。本来なら言ってはいけない事でもあるし、AIとしての機械的判断もあるのだろう。

 それでも、桜は私に話してくれようとしているのだ。ここはしっかりと聞いてあげるのが筋というもの。

 

「ふむん……で? その不明な点とは何かしら」

 

 どうやらアヴェンジャーも聞き耳を立てていたらしく、桜に催促の言葉を投げかける。

 

「あ、はい。聖杯戦争は1対1で行われる事はご存知ですよね? そして予選を通過したマスターの総数は128名。それらが一回戦で半分も減ってしまった……はず、だったんです」

 

 はず、だった?

 それは何か、半分きっかりの数ではなかったとか?

 

「そうなんです。本来、現在の残りマスター数は64名でなければいけません。ですが、何故か現状残りマスター数は65名」

 

「なるほど……それは確かに不可解ね。全ての決戦の内、どれか一戦くらいは異常でも起きたのかしらね」

 

 アヴェンジャーの推測は、だけどすぐに桜によって否定される。

 

「いいえ。記録(ログ)も言峰神父をはじめ、全ての運営関係者で何度も確認しましたが、どこにも問題はありませんでした。全て滞りなく、有っても不戦敗で消滅したマスターが居たという程度です」

 

 むむ……よく考えてみれば、65という数字は確かにおかしい。

 マスターが共にトリガーを集められず、両者揃って敗北扱いならまだ分かる。それなら、必ずしもマスター残数も64人にはならないからだ。

 だけど、減る事はあっても増えるのだけは有り得ない。必ずどちらか、もしくはどちらとも消滅するのが確実のルールである以上、増える事はまず起きない。

 

 確実に、一回戦が終わった時のマスター数は65未満にならなければ、辻褄が合わないのだ。

 

「ですが、校舎内をスキャンしてみても、この校舎内にいるマスターはやっぱり64人だけなんです。だから、私達も不具合の原因を探すのに奔走していて、昨晩からずっと働き通しだったんですよ。今は少し休憩していましたが」

 

 なるほど。これで桜が疲れている理由が分かった。それも当然か。いくらAIとはいえ、不休で作業を続ければ疲労も溜まるだろう。

 

 うーん……。それなら、桜には悪い事をしたかもしれない。

 せっかくの休憩中、私なんかの相手をさせてしまって、迷惑だったろうに。

 

「何度もゴメン。邪魔だったよね、私。じゃあ、もう行くね……」

 

 桜に謝り、私は保健室を出て行こうと扉へと向かう。

 

「……」

 

 アヴェンジャーは動く気配がないが、どうせアリーナに行くのだし、そのうち付いて来るだろう。

 

「あ……ま、待ってください。別に、私は迷惑なんて思ってません!」

 

 扉の取っ手に手を掛けたところで、後ろから桜が呼び止めてきた。なんとなく必死な感じがするのは、気のせいではない。

 振り返ると、やはり必死な顔をした桜の姿がそこにあった。

 

「あれ? 私、どうしてこんなに必死になって……」

 

 どうやら桜自身も、何故血相を変えて叫んだのかが分かっていないらしく、その姿にどうしようなく人間らしさを感じてしまう。

 彼女は人間ではない。だけど、とてもそうには見えなかった。

 

「えっと、そう。今からお茶にしようと思って、準備してたんです。せっかくですから、岸波さんもどうぞご馳走になっていってください」

 

 あはは、と小さく笑った桜は、いそいそと紅茶を淹れる準備を始める。

 夕方ではあるが、まだ時間はあるし、せっかくなのでお呼ばれしていくとしよう。

 

「うん。じゃあ、お言葉に甘えて……」

 

「はい! それでは、椅子に座って待っていて下さい。すぐに用意しちゃいますから」

 

 桜に促されるままに、私は部屋の中心にあるテーブルの方へと向かい、椅子に腰掛けた。

 

「……ふん」

 

 と、アヴェンジャーもドカッと不躾に私の隣に腰掛ける。どうやら、最初からアヴェンジャーはこうなると分かっていて、私が部屋から出ようした時に動かなかったらしい。

 

 それにしても、気になるな。

 何か嫌な予感がする。それも、とびきり超級の厄介事のような……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 岸波白野とアヴェンジャーが保健室で一服している頃の事。

 運営NPC達が忙しなく校舎を行ったり来たりしている姿を眺めながら、真っ赤な制服に身を包んだ少年───レオは、サーヴァントであるガウェインを引き連れ、食堂へと向かっていた。

 その堂々たる姿からは、溢れ出る自信に満ち満ちている程で、自然と他のマスター達も彼に道を譲り、さながら王の凱旋のような光景となっている。

 

「レオ。私は先に席を確保して参りますので、食事の注文をどうぞ」

 

「ありがとう、ガウェイン。では、僕はゆっくりとメニューを決めるとします」

 

「ハッ。ありがたきお言葉。では……」

 

 騎士の礼の姿勢を取ると、彼は空いている席を探してテーブル群に突撃していった。

 円卓の騎士が席の確保という、ちょっとしたシュールな光景ではあるが、そこに好奇の視線はあれど、もちろん異議を申し立てるような者も居ない。

 レオは気にした風もなく、カウンターから少し離れた所で、夕食をどうするか真剣に考え始める。

 

「うーん……悩みますね。昨日はウドンを頂きましたし、今日は麺類よりも米を食べたい気分でもある。米……カレーライス……うっ、頭が……」

 

 何を連想したのか、レオは少し顔を青くして、頭を思わずといった具合に押さえる。

 何かカレーライスに嫌な思い出でもあったのかもしれない。

 

 

 

「あら、ハーウェイの御曹司ともあろう者が、こんな市民食堂ならぬ学生食堂に居るなんて。学生の真似事でもしたくなった? それとも、市民の味を確かめにでも来たのかしら?」

 

 

 

 真剣に悩む彼の背後に掛かる声。それは彼と同じく一流と称される、優勝候補筆頭の一人、遠坂凛のものだった。

 

「おや、ミス・トオサカ。奇遇ですね、今日は僕もここで食事をと思ったんですよ。最近になって知ったのですが、ここの食堂はなかなかにメニューのレパートリーが多く、味も屋敷で雇っていたシェフと同等、もしくはそれ以上です。こんな事なら、初日から利用していれば良かったと思う程ですよ」

 

 凛の嫌味とも取れる言葉も、レオはしれっと流してみせる。いや、流したというより、本気で気にしていないのだろう。

 凛が信条として掲げるものが、『遠坂たるもの、優雅であれ』とするなら、レオは『ハーウェイよ、我らは絶対の王者なり』であろうか。

 強者として、王になる者として育てられたレオは、それが顕著に彼の態度や性格に表れている。

 異常なまでに真っ直ぐな王の卵。ハーウェイが育んだ天性の才能を、過酷かつ丁寧な英才教育によって仕上げた王の卵こそが、レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイなのである。

 

 それがどれだけ高貴であろうとも、歪な在り方には変わりない。だが、それを彼が自覚するかは別問題に過ぎないのだが。

 どちらにしても、彼はこの聖杯戦争に参加する全マスターで最強といっても過言ではない。

 

「……流石はハーウェイが作った過去最高傑作。嫌味もまるで通じないわね」

 

 凛は挑発も兼ねて嫌味を言ったのだが、全く通じていないと見るや、すぐさま諦める。

 無意味な挑発は、かえって自分に心労が掛かるだけだ。

 

「ああ。今のは嫌味だったんですね。すみません、気付けませんでした。僕の見識もまだまだ浅い、という事でしょう。ありがとうございます、ミス・トオサカ。良い経験になりました」

 

「はっはー……嫌味に感謝で返すとか、苛立ちを通り越して虚しくなるっつうの」

 

 ヒクヒクと目尻を痙攣させる凛。かなり怒りを我慢しているのだろう。

 しかし、レオはそんな事にも意を介さず、現在彼が抱く疑問を凛にも投げかける。

 

「ところでミス・トオサカ。今日一日、NPC達の動きを見て、何か感じる事はありませんでしたか?」

 

「……やっぱアンタも気付いてたか。確かに、NPC──特に運営関係のAI達は朝からずっとピリピリしてるわね」

 

 凛の言葉に、レオもまた「やはり」と呟く。

 

 いや、彼らだけではない。見る者にもよるが、多くのマスター達の内、少数はこの異常事態を察していた。

 それを感じ取れるマスター程、より優れた才覚を持っているという事でもあるのだが、問題の解決が出来るかと問われれば、話は変わってくる。

 

「何か僕らにも重大な影響が出るようであれば、言峰神父から通達があるでしょう。問題発生の可能性は気になりますが、僕はひとまず静観ですね」

 

「ふーん。レオは手は出さない、と。なるほどね……つまり、レオも何が起きてるのかは把握してないってコト」

 

 ニヤニヤと、凛は何かを思い付いたように、悪戯な微笑みを浮かべた。

 

「なーんだ。天下のハーウェイ、それも次期当主でも分からない事があるのね。ちょっとは人間味があるじゃない? あなたも」

 

「ふふ。今度は分かりましたよ、ミス・トオサカ。残念ですが、僕だって人間です。完璧を常に心掛けてはいますが、僕の手が及ばない範囲外では、さすがに十全とまではいきませんよ」

 

 挑発と分かって、なおも毅然としてその態度を崩さないレオ。彼への挑発は、もはや無意味どころか完全に無効であろう。

 そう判断した凛は、今度こそ挑発を諦める。いつまで、何度やっても、期待した結果は返って来ないのだから。

 

「ま、残念な事には変わりないか。元々私も探る為にわざわざここまで来たんだし。アンタが何も知らないなら、これ以上の会話も無駄という事かしらね」

 

「おや? 僕は無駄だったとは思いませんが。少なくとも、僕には有意義な時間に感じていましたから」

 

「……早速嫌味を返してくる辺り、流石よね」

 

 にこやかな笑みを見せるレオとは対照的に、うっすらと青筋をこめかみに浮かべる凛。この二人、かなり相性が悪いのは、誰から見ても明白だ。

 

「それでは、そろそろ失礼します。ガウェインを待たせていますので」

 

 優雅に一礼をすると、彼は凛に背を向け、カウンターへと足を踏み出した。食事を注文するのだろう。いつの間にか、今夜の夕食を何にするか決めていたらしい。

 

「……レオでも知らなかったか。やっぱり、当事者に直接聞くのが手っ取り早いかしらね」

 

 凛もまた、彼に背を向けて食堂から足を遠ざける。これ以上の収穫は見込めないと判断したが故に。

 

 

 

 蛇足だが、この時レオが頼んだ料理は───

 

「これは米と具材共にを炒めたものでしょうか?」

 

「ええ。『チャーハン』、というらしいですよ。ミス・トオサカを見たら、急に中華料理が食べたくなりましたからね」

 

「はあ……?」

 

 ガウェインは頭に疑問符を浮かべながら、レオの食事風景を見つめていたのだった。

 

 『王は人の心が分からない』のであれば、また『王の心は人に分からない』のである。

 

 





爆死してやる。盛大に爆死してやるさ!
メルトとリップ、ついでに鈴鹿御前!
爆発四散してやらあ!!

とまあ、FGOのイベント始まったら忙しくなりますね。
EXTRA勢を育成してて正解でした。
期間限定以外のワダ鯖は全員即戦力級のレベル(スキル?なにそれ美味しいの?)ですし。
特攻鯖は9割持ってるので、今回は割と楽で行けるかも……?

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