~~~IS学園前~~~
?「ここが噂のIS学園か…。それにしても凄くデカイな、おい。
さてと、そろそろ行くぞ。」
?「はい。いよいよですね。待っていて下さい幸太郎様//」
~~~マイルナの部屋~~~
マイルナ「まったく、そんな体でこなくてもいいのに。」
マイルナは、幸太郎をベッドに寝かせながらそう言った。
幸太郎「えへへ…、どうしても早くお姉ちゃんに謝りたい一心だったから。」
マイルナ「もう…本当に可愛い子ね貴方は!やっぱり貴方は、世界で一番素晴らしい最愛の弟だわ!」
そう言ってマイルナは、幸太郎の頭を撫で回した。
先ほどまで、幸太郎に嫌われたと想い絶望していたとは思えない程の、テンションで千冬は少し困惑していた。
千冬(でも、マイルナさんが笑顔になったのなら、良しとするかな。)
?「世界で一番とは、なかなか傷つく事言うなマイルナ。」
声のする方を見てみると、長身で赤髪の男が立っていた。
マイルナ「あぁ、そう言えば貴方が来るって言ってたわね“アル”」
幸太郎「アル兄!久しぶりだね!」
アル「おぉ幸太郎、久しぶりだな。見たところ、体調が悪そうだから、ゆっくり寝ておけ。」
謎の男の登場に、千冬はついていけなかった。
千冬「マイルナさん、あの長身の男は誰なんですか?幸太郎も知ってるみたいですし、部外者と言うわけでは無いと思いますが…。」
マイルナ「そう言えば紹介がまだだったわね。あの男は、アルベルト・エリック・フォーデュノ。私の夫よ。」
千冬「へぇ、マイルナさんの夫ですか…え、夫?えぇぇぇぇ!この人がマイルナさんの夫!?」
あまりの驚きに、千冬は大声を出してしまった。
アル「なんだか知らないけど、驚かして悪かったね。俺はアルベルト。めんどくさいから、アルって呼んでくれよな。」
千冬「えっと、あの…織斑千冬です。よろしくお願いします…。」
そう言いながら辿々しく、千冬とアルベルトは握手をした。
アル「織斑千冬って、聞いた事ある名前だと思ったら、あの何とかって言う大会の覇者だろ?
そんな有名人がいるなんて、このIS学園は見た目以上に凄いんだな。」
幸太郎「ねぇねぇアル兄、俺大きくなっただろ?あれから、カルシウムいっぱいとったんだ!
もう少ししたら、アル兄に追い付くからね。」
アル「そうだな。確かに背が伸びたな。でも、俺に勝とうなんてまだまだ先の話だな。」
幸太郎とアルベルトは、楽しそうに会話をしていた。
マイルナ「それにしてもアル、どうして突然ここに来たのよ?仕事に追われてる貴方がここにいる事自体凄いのに。」
千冬「あの、アルベルトさんはどんな仕事をしてるんですか?」
アル「アルで良いって。そうだな…俺の仕事か。説明が難しいな。
簡単に説明すると、まぁ大手企業の社長かな?」
千冬「社長ですか!?マイルナさんは、世界的に有名な医学者だし、この夫婦凄すぎだな…。」
アル「それよりも理由だろ?実はよ、あいつが幸太郎に会いたいってうるさくてな。
それに、お前の話だと幸太郎に女の友達?彼女?が出来たんだろ?
このままだと、嫉妬と会いたい気持ちで殺傷沙汰になるからな。」
アル「おい、外で待って無いで早く入って…あれ?いねぇ。」
?「幸太郎様幸太郎様幸太郎様幸太郎様幸太郎様幸太郎様幸太郎様幸太郎様//
はぁ//夢にまで見た本物の幸太郎様だわ//」
いつの間にか、一人の女が幸太郎に抱きついていた。
アル「はぁ…やっぱりこうなったか。おい幸太郎は体調が優れないんだぞ?
早く離してやれ“ルアネール”」
マイルナの旦那登場です!
幸太郎との仲も睦まじく、マイルナが選んだのもわかりますかね?
そして噂の、妹も登場です。
初っぱなから、危ない感じですが大丈夫なのでしようかね?