書いてるもう一つ小説にかかり切りで大幅に遅れましたすいません。
次回はもう少し早く上げるように努力します。
評価ありがとうございました。
午後の授業はいつものまして気が重かった。
朝早起きをしたからだろうか? それともあの姉妹に見た『何か』せいか?
気分転換のために見た窓の外は今にも雨が降り出しそうなほど曇っていてじめっとした空気が教室を包んでいる。
「まじかよ……傘なんてもってきてないぞ」
嫌なこと面倒ごとというのは連鎖するもので、珍しく教科担任がオレを指名してきた。
「この問題を……葵、解いてくれ」
黒板には無駄に濃い字で意味不明な文字数字の列が並び、答えを書く場所らしき部分が開けてあった。
指名されたことでクラスメートがこちらを注目している。たくさんの視線はオレのある心の傷を呼び起こす。手のひらに掻き始める嫌な汗。揺さぶられるように回る視界。
それは臨界点を超えたようについに――。
バタンっ。
机に頭をぶつける衝撃でオレは意識を失った。
それからしばらくして。オレは雨の降る音で目が覚めた。不思議と頭は痛まない。
消毒液や湿布の混ざった保健室独特の匂いが鼻を刺激する。まだ少しぼんやりする頭を手で支えながら起き上がると、最近よく耳する声が聞こえて来た。
「ようやく目が覚めましたわね」
「何でいる?」
保健室の先生が座っている椅子に堂々と腰かけこちらを向き。
「保健室先生が少し用があるそうで、私はその間ここにいるだけですわ」
「普通は保健委員がやる仕事だろ? 生徒会長はそんな仕事まで引き受けるかよ」
「職員室に行ったらたまたま頼まれただけです。それよりあなたの方こそどうしてこんなところに?」
「ああちょっとあってな」
「もしかして自分の料理で食あたりかしら?」
「んなわけあるか!!」
「冗談ですわ」
なんてことない雑談だが、今はありがたい。生徒会長のはからいで今日は生徒会室行かなくていいといわれたので、少しめに帰宅することにした。
その翌日。
あれから特に体調に問題もなく倒れることもなく午前の授業を片付け、いつもの場所へと向かっていた。
いつものように仁王立ちで待ち構えてる生徒会長になぜか安心感を抱いてしまった。
「よう。生徒会長さんよ」
「遅かったですわね」
挨拶を交わすとすぐに出てきたのはピンク色の弁当箱。
「あれだけ言ったんだからさぞかしうまいんだろうだろうな」
「ええ、自信作ですわっ」
目の前に現れたのはサラダに卵焼きそしてウインナーの普通の弁当。
「見た目は普通だな……問題は味だな」
卵焼きを口に放り込むと、口いっぱいに海のしょっぱさが広がり唾液が大量にあふれて来る。
「どうです?」
「なにこれ、しょっぱすぎる」
「そんなことはありませんわ」
生徒会長は何食わぬ顔で塩分たっぷりの卵焼きをほおばるっている。これ以上食べてはまずい。と本能が警鐘を鳴らす。恐怖の弁当タイムは、その後30分ほど続いた。
しかしこの瞬間だけは過去を忘れていた。