この作品の舞台は幻想郷では無く、並行世界(また違った道を歩んだ未来)の東方キャラクター達を書いた作品です、性別が違ったり、偶にキャラクターの性格が大胆にアレンジされたりしてます。
「劇中のゲーム作品として」別に東方projectは存在します。
(処女作です)
第1話、白銀の翼
20XX年、近くて遠い未来
4月
「皆さん、合格おめでとうございます、コレではれて君達は東央学園高校の一年です、楽しむ時は楽しみ、時に真面目に勉学に励み、節度ある高校生活を過ごして下さい。」
私立東央学園高校、進学校の中でも日本一になる広大なキャンバスに様々な設備、施設が連立しており、一学年500人を超える人数、私立にて最大の規模を誇った。
今は新しい一年を迎える入学式の途中であった。
「今日は来て早々だが部活を決めて貰う、自由行動になるから校内にある様々な部活を訪ねたりするといい、きっといい部活が決まる。」
「部活ねぇ…帝、一緒に探すか。」
「…いいけど…。」
銀髪短髪の青年、十六夜白冴(イザヨイ・ハクガ)は白髪の大人しい人物、皇帝(スメラギ・ミカド)を誘っていた、彼等は中学時代からの同級生で、仲のいいコンビである。
部室棟
「どこに入る〜?帝。」
部室棟には文化系、屋内系の運動部があちこち一年を勧誘していた、マンガ研究部というマイナーな部活から、卓球部のようなベタな部活までよりどりみどりである。
白冴は様々な部活動に目を奪われ迷っていた。
「…美術部とか…吹奏楽部も有りだな…。」
バンッ!
「えっ!?何っ!?なんだ!?」
不意にそんな悩んでる2人の肩を何者かが叩く。
「こんにちは〜お二人さん、もしかして、部活に悩んでいますか?」
「…えぇ、まぁ…。」
帝が目の前の人物にぎこちなく答える。
目の前の2年生と思われる女性は腕には学園新聞制作委員会のリストバンドを着けていた。
「あんまり写真取られるのは苦手で…。」
白冴は辺りをチラチラ見ながら答えた。
目の前の女性は黒髪のボブにスラリとした華奢な身体付き、身軽そうなその体に不釣り合いな大型の発行装置の付いた一眼レフを両手に構えている。
「あぁ、コレは失礼しました、今回は取材では無くて、部活の勧誘に…まぁ細かい事は割とどうでもいいんですよ、部活が決まってないなら見に来ませんか?」
「え?…あっ、ちょっと…。」
「さぁ、行きましょう!行きましょう、ほらほら!」
2人は彼女に押されるがままどこかの部室に向かった。
とある部室にて
ガガガッ!
「……何だこれ…。」
「…成程、ガンプラ部か…。」
白冴達の前には薄いガラスケースのような中で2機のプラモデルが戦っていた、人型としか確認できない程の素早さに加え、遠距離からいきなり近距離、地上にいると思ったら空中に…その戦いは見るものを魅了するような戦い方であった。
帝は見慣れた光景なのか、白冴と違い、落ち着いた表情で戦いを見守る、一方で白冴はその戦闘に食い入るように観ていた。
「秋華君ッ!新入部員連れてきましたよ。」
彼女は明らかに機体を操作中の彼の肩を軽く叩く。
「ちょっ!文さん…」
バガアンッ!
彼の機体はバランスを崩し、その瞬間相手に撃ち抜かれ、…独特の破裂音と共に爆発した。
「あっ…。」
「あちゃ〜。」
彼が操作していた操作パネルには《You・loss》と赤い文字で表記される、彼はその場にへたりこんだ。
「はぁ〜文、お前はいつになったらその肩を叩くクセは無くなるんだ?」
反対側の操作室から金髪の青年が現れた。
「いや〜癖ですからね、治すようには努力してますよ、あっ、そうだ、新入部員連れてきました!新入部員!」
ポンッ!
「えっ!?ちょっ…あ、あの、十六夜白冴です。」
「…皇帝です…。」
彼女に肩を押され、2人とも慌てて金髪の青年に自己紹介をする。
「文さん?」
「ん?何ですか?秋華君。」
「連れてくる前に2人になんの部活か伝えずに連れてきてませんよね?」
「……。」
文と呼ばれてる彼女は黙った。
部室にしばし沈黙が走る。
「ま、まぁ大丈夫ですよ、部活決まってないんで、ここにしようかな?って…なぁ?帝?」
「…確かに…どうせなら変わった部活がいいな、高校生活をアクティブな物にしたいからな…。」
2人は何故か彼女のサポートに入った。
金髪の青年はため息をつき、2人を真剣な顔で見る。
「本当に入るのか?」
彼の金色の瞳は真剣な眼差しで2人を見つめた。
「勿論です。」
「…二言は無い…。」
その答えの後、暫しの沈黙を経て、金髪の青年が静寂を裂くように言った。
「君達の気持ちは分かった、ようこそガンプラ部へ、君達を歓迎する、俺はガンプラ部部長、霧雨連夏(キリサメ・レンカ)だ。」