いつの間にか二ヶ月もあいてしまいました。
更新遅れて申し訳ございません。これからはこんなにあけないように精進します!
➖ハクタイジム➖
俺とナタネはバトルフィールドを間において向かい合って立っている。
「さあ、始めようかレオくん。ズバリ、今回のルールも2VS2でいいかな」
「ああ、構わない」
「では、チャレンジャーレオとジムリーダーナタネによるジムバトルを開始する。使用ポケモンは2体。先にどちらかのポケモンが戦闘不能になった時点試合終了とする。なお、ポケモンの交代はチャレンジャーだけ認められる」
「それじゃ、私の1体目はこの子よ。サボネア!」
「サッボ」
「行け、ビーダル!」
「ビ-ダル」
2体のポケモンが出揃い。両者睨み合う。
「えっ、くさタイプ使いのナタネさんにみずタイプを持つビーダルだなんて」
「そういえば、レオってくさタイプに有利なタイプのポケモン持ってないんだった」
外野で俺がビーダルを出したことに驚いてるエルとシルバ。確かに相性的には最悪だが、ポケモンバトルは相性だけでは決まらない。
「それでは、バトル開始!」
➖ビーダルVSサボネア➖
「ビーダル、みずでっぽう!」
開始と同時にみずでっぽうを支持する。しかし、それをサボネアはナタネの指示で躱す。
「サボネア、ニードルアームよ」
そして、すかさずサボネアは攻撃体制に移り右腕をブンブン振り回しながら接近してくるとビーダルの頭上に向かって右腕を振り下ろしにきた。
「ビーダル、たいあたり!」
だが、俺は迷わずビーダルに指示をだす。そして、ビーダルは俺の思惑通りサボネアが腕をビーダルに振り下ろす直前にたいあたりをヒットさせた。その結果、サボネアのニードルアームは不発に終わり、後退する。
「サボネア、ミサイルばり!」
距離があいたため今度はミサイルばりで長距離からの攻撃を仕掛けてくる。
「避けろ!」
8本ほどの針型の光線がビーダルに襲いかかるがビーダルはそれを順番に避けていく。しかし、流石に多いのか避けきれないと思った時、俺は新たに指示をだす。
「みずでっぽう!」
ビーダルはみずでっぽうを地面にうち、反作用を利用しロケットのように無理やり方向転換をしミサイルばりを避け切った。しかし!
「そこよ!ドレインパンチ!」
みずでっぽうで無理やり移動したためか移動先で隙が出来てしまった。それをナタネとサボネアは見逃さず距離を詰めて右腕でビーダルを殴り飛ばした。
効果は抜群。ビーダルも少し苦しそうな顔を見せる。
「大丈夫か?」
「ビ-ダ」
「よし、ビーダル。たいあたり」
「ビ-ダ!」
ビーダルは全速力でサボネアに向かって走り出す!
「サボネア、ドレインパンチで迎え撃って!」
「サッボ!」
サボネアも迎え撃つ体勢で迫ってくる。
そして、サボネアが走りながらパンチの動作に入り右手を後ろに引き、突き出し始めたその時
「ビーダル、方向転換!」
ビーダルは一瞬みずでっぽうを地面に放った。サボネアに当たったところで大したダメージにならないであろう威力のみずでっぽうでもビーダルを少し移動さすには十分だった。
そして、サボネアのパンチは空振りし大きな隙ができる。
「ビーダル、10まんボルト!」
ビーダルは10まんボルトを放つとサボネアにヒットする。効果はいまひとつなのでダメージはあまりないようだが、痺れて動けなくなる。
「今だ!たいあたり!」
「ビ-ダ-!」
ビーダルのたいあたりはサボネアに直撃しサボネアは後ろに飛ばされフィールドの木に叩きつけられた。そして、目を回しながら倒れた。
「サボネア、戦闘不能。ビーダルの勝ち!」
「よし!」
「やったー!」
「すごい、相性が悪いビーダルが勝った!」
俺はビーダルの勝利に小さくガッツポーズをしエルとシルバに至っては立ち上がって手を繋ぎ飛び上がって喜んでいる。
「サボネア、お疲れ様」
サボネアをボールに戻し礼を言うナタネ。
「それにしても、君のビーダル。君が指示が相手に悟られないためギリギリのタイミングで指示しているのにもかかわらず危なげなくこなすその反射神経。ズバリ!よく育てられてるわね」
「ありがとう。よかったなビーダル、お前の反射神経はジムリーダーお墨付きだ」
「ビッダ」
「でも、バトルに勝利するのは私!行くわよ、ロズレイド!」
「ロズレイ!」
「ロズレイド?」
俺は初めて見るポケモンのためポケモン図鑑を取り出した。
『ロズレイド:ブーケポケモン ロゼリアの進化形 あまい かおりで おびきよせて りょううでの はなたばの なかに ある とげの むちで しとめる』
「ロゼリアの進化形⁉︎初めて見た。よし、戻れビーダル」
俺はビーダルをモンスターボールに戻した。
「ありがとう。よくやったな。
じゃあ次はお前だ、駆けろ!ブラッキー!」
「ブラッキ-!」
ブラッキーはボールから出てくると色違い特有の光のエフェクトが起こった。
「へー、君のブラッキー色違いなのね」
「ああ。ちなみにこいつは俺の相棒だ」
「なるほど。じゃあ、期待させてもらうわよ!」
➖ブラッキーVSロズレイド➖
「ブラッキー、ひみつのちから!」
ブラッキーはオーラを纏いロズレイドに向かって走り出した。
「ロズレイド、くさむすび!」
ロズレイドは何かを念じ始めるとフィールドの草同士が勝手に結び始めた。そして、それにブラッキーは右前脚を引っ掛け体勢を崩した。
(よし、こける!そこをすかさず攻撃!)
「ロズレイド、エナジーボール!」
ロズレイドは手に力を溜めエナジーボールを撃ちだした。エナジーボールは体勢を崩しこけかけてるブラッキーに迫った。
「ブラッキー!」
俺が叫ぶとブラッキーはすぐさま残りの3本の脚を巧みに利用し体勢を整えエナジーボールを避けた。そして、そのままひみつのちからをロズレイドにぶつけた。
「嘘!あの体勢から避けるなんて!?じゃあ、これならどう?ウェザーボール!」
ロズレイドはウェザーボールを放った。
「避けろ!」
ブラッキーはウェザーボールを難なく避ける。しかし、今日の天気は雲一つない快晴。そのためウェザーボールは強力な火の玉となっていたためそこからフィールドの草に着火し瞬く間に広がるとまるでブラッキーは炎の牢獄に入ったように閉じ込められてしまった。
「くそ!相殺するべきだったか!」
相殺すれば少なからず煙が出る。そのためロズレイドの姿が見えなくなるのを警戒していた俺の判断は裏目に出てしまった。もちろん、ナタネはそれが分かっていてブラッキーが避けたとしても動きの封じられる二段構えのこの作戦をとったんだろう。
「今よ。ロズレイド、ソーラービーム発射準備!」
ロズレイドはソーラービームを発射する体勢になる。
「ブラッキー、サイコキネシス!」
「何をするのか知らないけどもう手遅れよ!」
ナタネの言う通り、この快晴のため瞬く間にソーラービームは溜まった。
「行くわよ、ロズレイド!ソーラービーム発射!」
ナタネの指示でロズレイドはソーラービームを発射する。その時、ブラッキーのサイコキネシスでフィールドの木々を引っこ抜いた。
「嘘!?」
「ガードだ!」
ブラッキーはそれを自らの前に移動させソーラービームを防ぐ盾として配置した。
ソーラービームが着弾する。大きな爆発音が響き、煙が巻き上がった。そして、煙がはれてくるとそこにはボロボロの木々とそれのおかげで無傷のブラッキーがいた。しかも、爆風のおかげでフィールド上の火は消えていた。
「どうしてエスパータイプでもないのにサイコキネシスでそんな重いものを操るなんて!?」
「確かにエスパータイプならエスパータイプのサイコキネシスは強力に使用できる。だが、普通に考えてサイコキネシスは使用ポケモンのレベルが操れる大きさ、重さなどやポケモンの拘束の強さに比例する。だから、俺とブラッキーはエスパータイプに引けを取らないように鍛えてるだけだ」
(すごい、さっきのビーダルも長所を生かして強かったけどこのブラッキーは別格。パワー、スピードやさっきの体勢を立て直すバランス感覚なんて超一級!ブラッキーとのコンビならレオくんは四天王…いや、チャンピオンクラス!?)
「はあ、君みたいな強いトレーナーがまだ無名だなんて。世界は広いわね」
「褒めても手はぬかない!ブラッキー、お返しだ!余った木でロズレイドの動きを止めろ!」
ブラッキーはソーラービームで破壊されなかった木々を杭のようにロズレイドの周りに打ち込み動きを封じた。
「あくのはどう!」
ブラッキーは身動きの取れないロズレイド向かって渾身のあくのはどうを放つ。そしてそれはロズレイドに直撃し戦闘不能にした。
「ロズレイド、戦闘不能!よって勝者、チャレンジャーレオ!」
審判と判定とともに俺は小さくガッツポーズをする。
エルとシルバは立ち上がってハイタッチをしている。やっぱり本人の俺より喜んでるように見える。
「お疲れ、ロズレイド」
「お疲れ、ブラッキー」
俺とナタネはポケモンをモンスターボールに戻した。
「ズバリ、君の勝利ね。あそこまでコテンパンにやられたのは久しぶりよ。結局君のポケモンを1体も倒せなかったしね。じゃあ、これは勝利の証フォレストバッジよ」
ナタネからフォレストバッジを手渡される。
「よし、フォレストバッジゲット」
「おめでとう。レオ」
「レオ兄、おめでとうございます」
俺はエルとシルバに祝われた。そして、ナタネに別れを告げジムから出るとシルバが話し出した。
「レオ兄、エル姐。僕はこれからはまた一人で旅をしようと思います」
「どういうこと?」
「僕の目標はレオ兄のように強いトレーナーになることでした。でも、今日のバトルを見て僕の目標は変わりました。僕はレオ兄と戦いたい!そして、超えたいと思いました。それは一緒に旅してレオ兄の真似をしても絶対叶えられない。だから、ここからは一人で旅をします」
それを言い切ったシルバは最初に会った時のような頼りない目ではなく覚悟を決めた強い目をしていた。
「そうか、なら好きにしろ。だが、簡単に超えさしてはやらないがな」
「はい、それでは短い間でしたがありがとうございます。次に会うときはライバルとしてバトルしてください」
「ああ」
そして、シルバは走りだした。俺は少し今度会うときまでにどんな成長をするのか少し楽しみになった。
「弟子が旅だったね」
「元々、弟子をとったつもりはない」
「ふふ、そうだったね。じゃあ、私たちも行こ!」
「ああ!」
そして、俺たちも次の目的地に向かって旅だった。
To Be Continued