ややこしい名前ですみません。
➖204番道路➖
現在、俺たちはソノオタウンに向けて旅を続けている。お昼時になったのでテーブルを広げ昼食の準備をしている。ちなみに炊事担当はエル。当番制や一緒にやることを提案したが一回手伝った時に大失敗をしてから断られて今はエルが一人でやってくれている。
「はい、できたよ」
「いつも、悪いな」
「レオ…いつも言ってるでしょ!」
「悪い…ありがとう、作ってくれて」
「そう、別にイヤイヤ作ってるんじゃないんだから」
「そうだな」
最近では、このやりとりがいつもしている。まあ、実際エルの言う通りだし。素直に聞いている。
「さあ、みんな出て来て!」
エルはポケモンたちをモンスターボールから呼び出し、俺も呼び出した。そして、ポケモンたちにポケモンフーズを配り、俺たちはエルの作ったご飯を食べ始めた。
そして、食べ終え片付けぐらいは手伝おうと一緒に片付けしていると少し離れたところで爆発した音が聞こえた。
「何かしら?」
「見てくる、ブラッキー、ビーダルお前たちは残っといてくれ」
「ブラッ!」
「ビッ!」
「チゴラス、お前はついて来い」
「ガッ!」
俺はチゴラスを連れて爆発が起きた方向に向かって走りだした。
●●●
「確か、この辺だったはずなんだが…」
俺は爆発が起きた地点の近くまで来たので辺りを見渡した。その時…
「うわぁぁぁ!」
悲鳴が聞こえた。そして、俺はその方向に走っていくとユキワラシを抱えた子供がリングマに襲われていた。
「チゴラス、げんしのちから!」
俺がチゴラスに指示を出すと、チゴラスは岩を操りリングマに当てた。すると、リングマはこちらに気づき、また攻撃されたことにより怒りが頂点に達した。
「チゴラス、ロックカット」
チゴラスはロックカットで自らのすばやさを高めた。
「チゴラス、動き回ってリングマを翻弄しておけ」
俺の指示どおりチゴラスは動き回るとリングマはそれに気をとられ始めた。そして、その間に襲われてた子に駆け寄った。
「おい、大丈夫か?」
「あっ、はい」
「怪我もなさそうだしじゃあ、逃げるぞ。チゴラス、地面に向かってドラゴンテール!」
チゴラスはドラゴンテールを地面に叩きつけると砂埃が舞い上がり、リングマは俺たちを見失った。
「いくぞ!」
俺たちは逃げようと思ったが、俺は動きを止められた。そして、砂埃がはれるとチゴラスが俺の脚を掴んでいた。
「何やってんだ!逃げるって言っただろ!」
「ガァァ!」
すると、チゴラスはリングマに向かって吠えた。
「しまった。お前の性格忘れてた。仕方がない、やるからには勝つぞ!」
「ガァ!」
➖チゴラスVSリングマ➖
「チゴラス、ロックカット!」
チゴラスはさらにロックカットですばやさを高めた。
リングマは距離をつめるとアームハンマーでチゴラスを攻撃しようと腕を振りおわした。
「避けろ!」
ロックカットの力でかなりのスピードを手に入れたチゴラスは超高速で移動しアームハンマーを避けた。
避けられたことに腹をたてたリングマは連続でアームハンマーをするが圧倒的なスピードの差にチゴラスをまったく捉えることができてない。
「かみなりのキバ」
チゴラスはアームハンマーを避けその腕に噛み付いた。そして、リングマに電撃が流れリングマは動きを止めた。
「トドメだ。ドラゴンテール!」
チゴラスはジャンプしてドラゴンテールをわざと空振りしリングマの目の前に叩きつけた。
「リングマ、勝負ありだな。これ以上は無駄なのはわかるだろ?」
リングマは俺に言われると諦めて森に帰っていった。
「よし、帰るぞチゴラス」
「ゴァ」
俺はエルたちの元へと帰ろうとした時。
「あの!」
さっき助けた少年が声をかけて来た。
「ん?お前、逃げてなかったのか?」
「お礼を言ってなかったので…あの、ありがとうございました」
「気にすることねえだろ、すきにやったんだから。じゃあな、これからは気をつけろよ」
「待ってください!」
「なんだよ!連れが待ってるから手短にな」
「じゃあ、師匠って呼んでいいですか?」
「……は?」
●●●
「で、その子を連れて来たの?」
「仕方ないだろ、離れる気がゼロなんだから」
俺はさっきあった少年。名前はシルバって言うらしい。
「ねえ、シルバくんってはなんでレオを師匠って呼ぶの?」
「俺、この前10歳になったばかりで相棒のユキワラシとキッサキシティからシンオウリーグ目指して旅を始めたばかりなんです。この前、初めてのジム戦をハクタイジムでしたんです。ハクタイジムはくさタイプのジムだから、こおりタイプのユキワラシなら有利だから初めての場所としていいんじゃないかって思ったんですけど、結果は完敗で、それでポケモンたちと修行してここまで来たんです。そしたらレオさんがすごくカッコよくチゴラスとバトルしてたのでバトルの極意みたいなのを教えてもらえたらなって」
「だって、レオ。教えてあげたらいいじゃない」
「あのな、教える教えないの時点よりまず、新人トレーナーにはまず、俺のバトルスタイルは真似できない。
子供の時から何百、何千と戦って来た俺はポケモンのタイプと体型からある程度の動きを予測できるし、さらに相手の一手目を見ればジムリーダーとかの実力者でなければその後の行動はすべて予測できる。
そこから、相手のリズムを崩し自分のペースに持っていくのが俺のバトルスタイル。ろくにバトルもしたことないトレーナーではまず無理だ」
「そんな…」
「レオ、ちょっとそんな言い方しなくても」
「はあ、とにかく強くなりたいならいっぱいバトルをしたり、見たりするのが一番だと思うぞ」
「わ、わかりました。一緒に僕も旅のお供をさせてもらってもいいですか?師匠のバトルをもっと見たいですし」
「俺は構わないけどエル、お前は?」
「オッケーだよ。よろしくシルバくん!」
「はい、お願いします師匠!」
元気よく挨拶をするシルバ。でも…
「シルバ、師匠と呼ぶのはやめてくれ」
「いいじゃない、別に」
エルのやつは面白がって吹き出しやがった。
「えーと、じゃあレオ兄はどうですか?」
普通にさん呼びはできないのかよ。まあ、さっきよりまし?なのか?
「まあ、それでいい」
「はい、エル姐もよろしくお願いします」
「えっ、エル姐…」
エルもその呼び方は少し微妙らしい。
「よかったな、エル姐」
「レオ!」
なんだかんだ言って、結局この呼び方が固定した。
こうして、俺たちの旅に新たな仲間が加わった。
To Be Continued