まあ、知ってる人がいると嬉しい……かな?
これは勇者ものを読んでて思い付いたので見切り発車です。
~始まり~
暗闇に満ちた王宮の中庭、目の前にいる勇者は金色の光を纏いながら、
ーーー魔王!!覚悟オオォォォォォッ!!!
俺に最後の一撃を叩き込もうとする!
ーーーーーフハハハハッ!!!!愚かなりッ!!その力ごと食してくれるわ!!
右手を前に出し、そこから出る黒渦が勇者を飲み込み始めた!
ズバンッ!!
ボトリっと鈍い音を立て、右腕が
ーーーーな、なんだと!?ーーえぇいッ!!貴様かッ!!
ーーーーザマアミロッ!!勇者にばっかりィ…良い格好はさせてられねぇんだよ!!
そこにいたのは、青く輝く剣を降り下ろした息も絶え絶えな戦士の姿があった。
ーーーーだが、まだだ!!この左手があ
叫びながら、左手を前に出そうとするが左腕が動かない。それどころか体が動かない!!?
ーーーー私の束縛符がやっと効き始めたのね!!
神に愛された巫女がその符を此方に見せ付けながら、言いきった。それに気付き、視線を周りに向けると巫女が持っていた同じような符が俺の周りを浮かぶように囲んでいた。
ーーーー俺様の視線誘導に漸く、気付いても遅せぇんだよバァーカッ!!!
大義賊の頭が嘲るように言った
ーーーーこ、この虫けらドモガアアァァァァアアァァアアァアアアッッッ!!!!!
俺の絶叫に勇者が叫びながら
ーーーーーこれで終わりだアアァァァァアアアァァアアアッ!!!!ーーーアアァァクゥッッッ!!!!
ーーーーッ!?
ズバンッ!!
命を懸けた神々の一撃は俺の体を袈裟斬りに斬った。
ーーーーお、俺の夢が……散って……行く…嫌だ。俺は…………まだ
ドサリ
視界が暗くなり中庭の冷たい土の感触が徐々に無くなっていく。
(嫌だ………死にたくない、死にたくない、死にたくない死にたくない死にたくない!!?
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌)
ーーーーアーク…俺の最大の親友…どうか安らかに…眠ってくれ………
(ーーーだ…?アーク……ッ!?)
もう見えないが勇者が、俺の頭の側でそう呟いた。その名を聞くと、俺の頭の中にあった死への恐怖が薄れ、代わりに思い出すのは俺が魔王と呼ばれる前の記憶だった。
(ハハハッ…………こんな事になるなんてな……どこで俺は間違えたんだ…か………な)
遂には何も見えなくなり。
魔王としての俺の人生は消えていった。
ーーーーーハズだった。
「がはッ!ハアッハアッ…コレが俺のサーヴァントか………?」
「ほう、お主にしては面白そうなのを召喚したな。そこの、名はなんじゃ?」
「俺か……アーク。アーク・ラッド。しがないただの魔王だ」
ガラスのハートだから、批判があればオブラートにお願いします!!