暴食の魔王   作:練火

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クハハハハハーーーヤッハロー!


練火デス(・ω・`=)ゞ



言ったであろう。俺は気分屋なのです(;・∀・)


魔王の願い

中心の四騎以外の見学人は一様に驚いている。

 

「なぁ、金ピカ。これはそっちの作戦か?」

 

アークがアサシン共を見ながら問い掛けた。

 

「ーーーさてな、雑種の考えることなど一々知ったことではない」

 

ついさっきまでの興が冷めたのか、冷徹な目でアサシン達を眺めている。

 

「ってことは、金ぴかのマスター(遠坂)が勝手にしたってことか……」

 

(しかも一日も持たない内に…か。)

 

内心で約束が破られた事にため息を吐いた。

 

「これだから自意識過剰な凡愚は嫌いなんだ…」

 

「……バーサーカー、何か知っているの?」

 

「一応は……かな。征服王、今回は招待してもらった礼だ。処理は俺がしよう」

 

アイリスフィールが聞いてくる。アークは不本意だとばかりに頷き、ライダーに告げながら既に勝負が着いたとばかりに此方を見ているアサシンに問い掛ける。

 

「…なぁ、アサシンよ。これは俺との約束を破ったと見て良いんだよな?」

 

雁夜を除いた全員がアークを見て約束?と首を傾げる。

しかし、アサシンの誰一人としてその問いに答えない。

 

「なるほど、よく解ったよクソッタレ」

 

アークは興醒めとばかりに立ち上がると各々の武器を構えるアサシン。

 

「最後にこれを見てるそっちのマスターに言っとけ。ーーーーー約束は破られた。もう慈悲は無い…とな」

 

『……あの時は不意を打たれただけの話だ、今度は侮らぬ』

 

アサシンの一人がそう呟いた。

だが、アークはツマラナイ物でも視るかのような目で言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーもう遅ぇよーーーーー

 

 

 

 

 

トトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトッ

 

 

 

 

アサシン達の背後の暗闇から数多の千本()がアサシン達の影に刺さった。

 

『動かなっ…貴様いったい何をした!!??!』

 

「《神符術・縛影針》っても解らねぇよな。まぁ、知らなくても良いさ」

 

アークは感情のない死んだような笑顔で告げる。

 

 

ーーーー今からただの食糧(エサ)になるのに

 

 

「ッ!バーサーカー、貴様まさか!!」

 

その呟きでセイバーはアークがどんな魔王なのか気付いたようだ。

此方を見る三人の王にアークは少し…ほんの少しだけ悲しげな笑みを浮かべると。

 

「セイバー、お前の察しの通りだ。まぁ、そこの二人の王は俺がどんな魔王だか知ってたみたいだが?」

 

すぐに元のヘラヘラした顔に戻り言った。

その問いにライダーとアーチャーは頷く。

 

「いったいどこで解ったんだか……まぁ、言動でちらほら言ってたから気付くか…」

 

そう言って軽くため息を吐くアーク。

 

「なら、改めて答えよう。俺の名はアーク・ラット。生前は元勇者パーティーとしての魔法使い。そしてーーーーー暴食の(・・)魔王として勇者に命を絶たれた。ただの魔王(道化)さ……」

 

視線をアサシンに戻し、

 

 

「さあ、食事の時間だ」

 

 

詠唱を始めた。

 

 

ーーー食エ(イーティン)命ヲ(リエヴァ)大地ヲ(アルディ)海ヲ(マーレ)正義ヲ(アデラ)悪を(ジャハッツ)何モカモヲ(トァテ)全テ食ラエ(ロォツ・ノォレリクイッテ)

 

 

 

 

紡がれる言葉と共に、アサシン達の足元の影から黒い物体が浮き出てくる。

それは動けないアサシン達の鼻先まで浮き出た。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー喰ライ尽クセ(ギィジム)

 

 

 

 

 

 

 

 

アークの言葉と共に、黒い物体達が一斉に口を開くと頭から噛みついた。

 

 

 

 

 

 

 

ベキャバキャベキペキクチャベキペキャペキツグチャリベキャバキャクチャクチャクチャクチャ

 

 

 

『~~ッ!!?ッ!~…~………』

 

最初、声に鳴らない悲鳴を上げ。身悶えも出来ぬ体を無理に動かそうとして痙攣していたアサシン達であったが、十数秒もしない内にその動きを止め。なされるがままに喰われていくのみであった。

黒い物体が食べ終わる毎にその姿を消していき、後に残るのは静寂のみだ。

 

「…御馳走様でした」

 

アークは目を瞑ってそう言い、視線を座っている三騎に向けると

 

「……ッ」

 

「……」

 

「ほぅ…」

 

セイバーは外道を睨むような目で、ライダーは目を瞑って無言で腕を組み、アーチャーは顎に手を添え興味を持ったかのように呟いた。

 

「なんとも…終わりは呆気ない物だな…」

 

アークはそう呟くと、雁夜の方をみる。

 

「……ウグッ」

 

「大丈夫かい?ウェイバー君」

 

「ウェイバーくん、落ち着いて。もう大丈夫よ」

 

吐き気を押さえているウェイバーの背中を撫でながら、様子を訊く雁夜と、落ち着かせようとするアイリスフィールであった。

 

「……あー。うん、多少ショッキングではあったのかな?」

 

アークは雁夜達に向け歩きはじめると背後から立ち上がったライダーに問われた。

 

「…お主も一応は王の一人。ならば、お主の聖杯に託す願いは何だ?」

 

アークはその場に立ち止まると口を開き言った。

 

「一人の少女を救うために聖杯の存在が必要なだけだ」

 

「その言い方だと、願いは無い……と?」

 

セイバーが振り返りもせずに答えるアークに更に問う。

 

「俺には叶えたい願いなんて無い。願った願いはとうに過去の物、だったら俺は贖罪の為に戦うだけだ」

 

再び歩き始め、雁夜の元に辿り着き。

 

「それでは、先に失礼するーーーーーまた、戦場で」

 

その言葉と共にアークと雁夜を闇が包み込み、その姿を消した。

 

 

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