暴食の魔王   作:練火

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こんにちはー!(朝の12時)

練火でーす!(;・∀・)



まぁ、駄文ですけどどうぞ!!


海魔戦

「令呪の使用…?まさかアークッ!」

 

それがどう言う意味なのか気付いた雁夜はアークに問い掛ける。

 

「あぁ、その通りだ」

 

アークは頷くと、上に目を向けた。

 

「早くしないと手遅れに成っちまう」

 

雁夜も目を上にすると、二機の戦闘機が化け物の近くへ移動していき、化け物の触手が一機の戦闘機を掴むと、まるで鮫のような歯に持っていき

 

「や、やめろおぉぉぉぉッ!!!!!」

 

雁夜は叫ぶが、化け物にそんな言葉が解る筈もなく。戦闘機を中に乗っている人物ごと喰った。

 

「ほら、手遅れになるまで後一歩って所か…」

 

淡々とした言い方でアークは言うが、冷や汗が流れている。

もう一機は喰われたパイロットと仲が良かったのか、怯えて逃げるのではなく、まるで仇討ちをするかのように化け物へと向かって行った。

 

「チッ!?普通は戻って情報を伝えるとかだろ!」

 

アークは手すりを掴んでいた手を離すと、重力に従い自由落下する。

その状態のまま、両の人差し指と親指をくっつけ、長方形の形を作る。

 

「間に合え!《果てなき時の狭間(トラティションルート)》ッ!!」

 

その長方形の中心を触手に襲われかけている戦闘機に合わせると

 

「《開道(ショット)》」

 

瞬間、戦闘機が姿を消し、化け物の触手は虚しく空を切った。

アークは足元に魔力を張り、川面に着地する。

眼前ではライダーが乗っている戦車が雷を出しながら突撃を繰り返している。

 

「おぅッ!!バーサーカー!やっと参戦か?」

 

こちらに近づいていつも通りの笑みで言うが、若干顔色が悪い。

 

「策は有るのか?」

 

「無いな。今、坊主達がそれを話し合っている所だ」

 

チラリッと堤防を見ると、アイリスフィールとウェイバーが呆然としながら化け物を見ている。

間に合いそうにも無い……か

アークはタメ息を吐くと、

 

「やるしかない……か…」

 

「お?っと言う事は有るのか、打開策」

 

ライダーは興味津々と言った様子で此方を見てくるが、アークは頷いきながら戦車に乗る。

 

「ライダー、俺をあの化け物の中心へ落としてくれ」

 

「おぅ。して?お主は自身の命と引き換えにじゃあるまいな?」

 

「そこは安心しろ、確実に生きてるよ」

 

「そりゃ良かった!」

 

車輪から雷が迸りながら、戦車は化け物の真上へ移動する。

 

「何が良かったんだ?」

 

「何、お主も我が配下に加えたい一人だからのぅ?」

 

ライダーはいつも通りの豪快な笑みで言った。

 

「はっ。ライダーも奇怪な人物だな。俺の悪友にそっくりだ」

 

「そりゃいい。ソイツとも会ってみたいわい」

 

二人は軽く笑い合いながら化け物の真上へと辿り着いた。

 

「じゃ行ってくる。一応、離れといてくれよ?」

 

アークはそう言うと、戦車から飛び降り化け物の肉の中へと引きずり込まれていった。

 

「頼んだぞアーク」

 

ライダーはそれを見届けながら迫り来る触手に剣を振るう。

そうして戦っているとセイバーが近づいてきて叫んだ。

 

「どういう事だ征服王!!何故、バーサーカーをあの中に入れた!?あれではアイツに餌をやるようなものでしか」

 

「ならばお主はアレを倒す手が有ると申すのか?」

 

「それは…」

 

触手を切り落としながら、顔を背けるセイバー。

 

「それにもう、遅いわい」

 

ライダーは化け物を眺めながらそう呟いた。

 

 

 

▽▲▽▲

 

 

 

 

周囲の肉はアークを磨り潰して吸収しようと指一本動かせないアークを締め付け、圧迫し胃液のような液体が体を溶かしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュワッベキゴリメキャジュッベキゴリメキャメキャベキコリゴギベキジュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

痛い苦しい痛い痛い苦しい痛い苦しい痛い苦しい痛い苦しい痛い苦しい苦しい苦しい痛い苦しい苦しい痛い苦しい痛い苦しい痛い痛い痛い痛い痛い苦しイイタい苦シいイタイイタいクルシいイイイッ!

 

 

 

 

 

 

だが…こんなもの

 

 

 

 

 

 

 

「《我は望む(Nos spes mea)邪悪の祖よ(Malum antecessoris)》」

 

 

 

 

 

あの魔王に成る直前に比べれば…

 

 

 

 

 

「《我呪う(EGO maledicite terrae)そのために災厄の知恵を(Ad ultimum quod clade sapientia)》」

 

 

 

 

 

コイツらの贄となった子供達の痛みに比べればーーーー

 

 

 

 

 

「《我殺す(EGO occidere)そのために御身の力を(Ad ultimum quod the power)》」

 

 

 

 

 

アークの目から血のような涙が流れていく。

 

 

 

 

 

「《我欲す(EGO egestas)そのために御身の全てを(Ad ultimum quod Omnia et nihil)》」

 

 

 

 

黒き霧が立ち上ぼり、アークに纏わりつく。

 

 

 

 

 

「《ここに(contractus)》」

 

 

 

 

ーーーーー誰一人として助けれなかったアノトキニクラベレバッ!!!!!!

 

 

 

 

 

「ーーー俺に…全てを…!寄越せェェェッ!!!!《魔王(perfectio)》」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーアーァアーーアァァーァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア■■■■■■■ーーーーーッ!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の奥底から封じ込められていた災厄が目を覚ます。

出来る事なら、この姿は見て欲しくは無かったな…

内側の力の蹂躙にアークは意識を手放した。

 

 




何故か、バトル回の時の方が読んでる人多くて、頭を傾げる今日この頃
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