暴食の魔王   作:練火

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ヤイサホー!!

練火です(-.-)Zzz


もうすぐクリスマスか……ハッ!(゜ロ゜)リア充を呪わなきゃ(使命感)


意地と憎悪

ガラガラッ!!と戦車の音を響かせ、アーク達は遠坂邸庭園・中心部へと辿り着く。

 

「頼むぞライダー」

 

「解っておるわぃ。さぁ派手にやろう!頼むぞゼウスの子らよッ!!」

 

ライダーの声に答えるかのように二頭の牡牛はモオォォォオッ!!と雄叫びを上げながら、雷を周囲に撒き散らす!

雷は遠坂邸の結界石を破壊していく。

アークはそれを眺めながら、マント裏から一本のナイフを掴み

 

「さて、これでこっちは終わりだーーーがッ!」

 

ヒュンッ

 

気配が有る方(遠坂邸屋上)へ躊躇い無く投擲する。

 

パシッ

 

だがそのナイフは出現したアーチャーに当たる前に、アーチャーが軽々と投げたナイフを掴み取った。

 

「ーーー我の庭で無作法な事よ…ッ!」

 

 

 

 

ドオォンッ!

 

 

 

 

アーチャーが掴みとったナイフに刻まれた魔法文字が光った瞬間、アーチャーを巻き込み爆発した。

爆煙が風に消えると、怒りの形相で無傷のアーチャーがアークを睨んでいる。

 

「魔王…貴様ァ」

 

「おはよう、金ピカ…更に色男に成ったんじゃないか?」

 

アークがおどけて挨拶すると、アーチャーのついさっきの怒りの表情から、冷静な顔つきに変わった。

 

「良いだろう……貴様は我自ら殺してやる」

 

いや、冷静な顔になったが怒り過ぎて逆に冷静になったみたいだ。

アークはミスったかと舌打ちをすると、雷を収めたライダーが口を開く。

 

「よぉ、英雄王。本当なら一対一で戦いたかったが、これも戦のつね……卑怯とは言わぬよな?」

 

「ふっ。いくら有象無象が集まったとしても、我の足元にも及ばぬと知れ」

 

屋根の上から、そんな事をアーチャーは呟くと、ライダーは豪快に笑いながら

 

「ガハハハッ!!そうかっ!ならば端から遠慮は要らんな!ーーーーそう言えば、あの時に聞きそびれた事があったわぃ」

 

「…なんだ?最期の言葉として聞いてやろう」

 

アーチャーは警戒を緩め、ライダーの声に耳を傾ける。

 

「ここにあの小娘がいないが、どうせ言う事は決まっておろう。余の質問はただ一つ」

 

 

 

「ーーーーー王とは孤高なるや否や?」

 

「…頂点にいるのはただ一人のみよ」

 

アーチャーが落ち着いた顔で答える。

 

「なるほどのぅ…貴様がそうなら、余は否と答えねばならんのぅ…」

 

少し残念といった顔でライダーが言うと、厳つい笑い顔で

 

「ならば!今ここでどちらが上が決着を着けるとしようか!!」

 

剣を掲げ、吠え叫ぶ!!

 

集えよ、我が同朋!!今宵、我らは最強の伝説に勇姿を印す!敵は万夫不当の英雄王!!相手にとって不足なし!ーーーいざ益荒男たちよ、原初の英霊に我らの覇道を示そうぞッ!!!

 

その言葉と同時に砂一つ無いハズの庭園に砂塵が舞い上がり、次の瞬間には砂漠のど真ん中にライダーとアーク、離れたところにアーチャーが立っていた。

 

「これは…固有結界か!」

 

アークが魔法の気配で解り言うと、ライダーの後ろから千…二千では足りない程の兵士が実体化していく。

 

「コイツら……全員が英霊だ…話では聞いてたけど、実際はそれ以上だな……」

 

開いた口が閉まらないっと言った感じでウェイバーが呟く。

その間にも無数の軍勢が列を成し、ライダーの元へと集う。

 

「見よ!この無双の軍勢を!!肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち…時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち!!」

 

ライダーは気にせず、アークやアーチャーに向け叫び告げる。

 

「彼らとの絆こそ我が至宝!!我が王道!!!イスカンダルたる余が誇る最強宝具

――王の軍勢(アイオニオンヘタイロイ)』なり!!!

 

 

 

 

 

 

『『『オオオオオオォォォォォォォオオオオオオッ!!!!!!』』』

 

 

 

 

兵士達の雄叫びで大地が揺れるような錯覚がくる。

 

「ほぅ…絆か」

 

アーチャーは懐かしむかのように呟いた。

 

「然り!王とはッ――誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!」

 

『然りッ!然りッ!』

 

兵士の唱和の声とその手に持つ武器が一斉に音を出す。

 

「すべての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に!!!王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!!」

 

『然りッ!!然りッ!!!然りッ!!!!

 

兵士の唱和に熱が篭っていく。

見ているだけでアーク自身も突き動かされそうになる。

 

「フハハハハハッ!!面白い!ならば見せてみよ!貴様らの栄華をッ!!ーーーーーそして散れ、夢の如く……

 

アーチャーは笑っ言った後、悲しみが混じる顔で誰にも聞かれない言葉で呟いた。

 

「余に続けッ!!!AAAAAAALALALALLLIッ!!!!

 

戦の火花は今、切られた。

 

▲▽▲

 

ブオォォォォォン!

 

「どうやら、予定通りに進んでいるみたいです」

 

車の運転をしながら、舞弥は合図の音を雁夜に告げた。

 

「時臣は……?」

 

「……アーチャーのマスターは言峰綺礼にすでに連れられて避難しているとの事です」

 

インカムに耳を当てながら舞夜は雁夜の質問に淡々と答える。

 

「このまま回り込みます」

 

そのまま移動していると、冬木大橋に入る直前、後ろにタクシーが一台。教会に向かって走っている。

後部座席に見えるのは、忌まわしい遠坂の姿

 

「ッ時臣……!」

 

「間桐雁夜、舌を噛みますので口を閉じてください」

 

と同時に急ブレーキが踏み、舞弥がハンドルを切り。車体を横に向ける。

タクシーは慌てて、ぶつからないように急ブレーキとハンドルで避けようとするが。

 

 

 

 

 

キイィィィガシャアァァンッ!!プァァァァアアーーーーー

 

 

 

 

 

橋の鉄骨部分に衝突した。

フードを目深に被った雁夜は車から降りると、タクシーに近づく。

ゆっくりと近づいていくと、タクシーのドアが開き、遠坂が降りてきた。

 

「なるほど君か…間桐雁夜」

 

憎々しげに睨む時臣

 

ブロロロブォーンッ

 

それを見た舞弥は車を操作して走り出した。

 

「あぁ、久しぶりだな遠坂。とりあえず、ここじゃ目立つ。場所を変えるぞ」

 

遠坂は頷くと、橋近くの広場に移動する。

二人は距離を取りつつ向かい合うと、

 

「…先に聞きたい。君はどんな願いのためにこの戦争に足を入れた?間桐雁夜」

 

「俺は聖杯に叶える願いはただ一つ。ーーーーー桜ちゃんが最高に幸せだと思えるその日までの延命だけだ」

 

嘘偽りなく真剣な目で告げた。

 

「……なんて馬鹿な願いだ」

 

雁夜の願いを聞いた遠坂は数秒、意味がわからないと言った顔をしたあと、そう呟いた。

 

「どういう意味だ……」

 

雁夜の言葉に憎悪が混じる。

 

「その言葉通りだ、魔術から逃げた落伍者。この世に一つしかない願望器をただの延命措置として使う……これほどに()鹿()()()()()があるか?」

 

遠坂の一言一言に雁夜の顔が歪んでいき、ギチッと歯ぎしり音が鳴り叫んだ。

 

「時臣……ッ。俺からも問いたい。何で桜ちゃんを間桐の家…養子に出した…?」

 

「決まっている。魔術とは一子相伝、故に遠坂の魔術を継ぐのは一人だけだ。だが、遠坂葵(我が妻)は母体としては優秀すぎた。…凛も…桜も、ともに等しく稀代の素養を備えて生まれてしまったのだ。娘たちは二人が二人とも、魔導の家門による加護を必要としていた。いずれか一人の未来のために、もう一人が秘め持つ可能性を摘み取ってしまうなどーー親として、そんな悲劇を望む者がいるものか」

 

「ならば何故!」

 

「だからこそ…間桐の翁の申し出は天恵に等しかった。聖杯の存在を知る一族であれば、それだけ遠坂の望みである『根源』に到る可能性も高くなる。ーーーー私が果たせなくても凛が、そして凛ですら到らなかったら。桜が、遠坂の悲願を継いでくれることだろう」

 

「なッ!?き、貴様は姉妹で殺し合えって言うのか!?」

 

遠坂の真意を聞く内に雁夜は憎悪から驚愕に変わっていった。

 

「ハッ。仮にそんな事に成ったとしたら…我が末裔達は幸せだ。栄光は勝てばその手に、負けても先祖の家名にもたらされる。欠くも憂いなき対決はあるまい」

 

雁夜の驚きに遠坂は鼻で笑い、まるでそれが正しいかの如く話していく。

 

「狂ってる……貴様は狂ってる!!」

 

「フゥ……語り聞かせるだけ無駄な話だ。魔導の尊さを理解できず、あまつさえ一度は背を向けた

ーーーー裏切り者にはな」

 

「ほざけぇッ!!」

 

チャキッ

 

懐から舞弥に借りた拳銃を取りだし、怒りに震える両手で狙いを定める。

 

「アークに言われ…もしかしたら桜ちゃんの未来を考えて…もしかしたら臓硯が時臣、お前を騙して桜ちゃんを間桐の養子に出したんだと思いたかった……」

 

雁夜の目から憎しみの(紅い)血が流れる。

 

「ーーーその言葉を聞いて、確信した。俺は貴様を赦さない。薄汚い魔術師めーー殺せば葵さんが泣いてしまう…だから、命は取らない。ーーが絶対に半殺しにしてやる」

 

雁夜の言葉に反応して、遠坂も呪文を呟くと、持っている杖の先端に炎が現れる。

 

「赦さない…?それは私もだ。君を許せない。血の責任から逃げた軟弱さ…その事に何の負い目を抱かぬ卑劣さ、そして魔術を使わないで戦おうとする愚劣さ。 

ーー間桐雁夜は魔導の恥だ。再び合間みえた以上、もはや誅を下すしかあるまい」

 

両者が睨みあう。

 

「ッざけるなこの人でなしが……!!」

 

「違うね。自らに責任を負うことが人としての第一条件だ。それが果たせないものこそ

ーーーーー人以下の狗だよ。雁夜」

 

「時臣ぃぃッ!!!!」

 

雁夜の叫びと共に

 

ダンッ!!

 

非殺生用のゴム弾が撃たれた。




ってもリア充を呪っても俺自身が幸せになれないから意味無いんだけどねぇ~~(笑)
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