今年ももうすぐで終わりですなぁ……
練火です( ̄ω ̄;)
キィンッジャッ‼ギイィィンッ!!ギンッ!ガチッ!ガアァンッ!
遠坂邸の正門では赤と黄の流線が鋭く動き、そして弾かれる。
「ハァッ!!」
セイバーがランサーの槍を弾いた瞬間に、一気に懐へ潜り込み剣を振るっていく
ヒュッビュッヒュッ ガギィッ
「やらせん!」
ランサーはそれを紙一重で避け、二槍と不可視の剣が交じりあう。
ガチガチガチガチ
「フッ……貴様と出会えて良かった。セイバー!」
互いの顔が目の前にあり、ランサーが言う。
「私もだッ!!」
セイバーも同意したと同時に力強く剣で押し返す。
ギイィィンッ!!
「ッ!?」
強引にしすぎたのか、セイバーの体制が一瞬崩れた。それをランサーは見逃さない。
「今ッーーーー《
黄の短槍に魔力が漂い、それは一筋の線となりセイバーの喉へと突き刺さーーー
「それはもう知っているぞランサー!!」
コォォンッ
ーーー刺さる前にセイバーは腕の装甲に当て軽い音が鳴り、身を低くして、驚いているランサーの懐へ下から上に斬り上げようとする。
「ッ!!」
ランサーはバランスが崩された突きの状態から瞬時に赤の長槍を短く持ち、剣で斬るように横凪ぎで払うが、セイバーが剣の腹で受け
ギィッ‼シュラァァァッ‼
剣の腹を滑らせ、ランサー元へ更に近づき
「終わりだ!ランサーッ!!!」
ザシュッ!!
不可視の剣がランサーの左胸を切り裂いた。
カランカラン
先ほどの剣激の音が嘘のように無くなり、二つの落ちた音のみが響いた。
「……なぜだ。セイバー…なぜ貴様は俺の
セイバーに凭れながら血を吐くランサーは疑問を口にした。
「ランサー…貴方と戦ったのはこれで2回目だ」
ランサーはすこし驚いた顔をした後、納得したような穏やかな顔に成り、
「……そうか…バーサーカーが言っていたのはそういう事か…」
そして、悲しそうな顔で消滅していった。
「あぁ……俺はまたしても主をーーー」
シュゥゥンッ
「……貴方は逸話に劣らぬ英雄でした」
セイバーの呟きは風の音に消えていく。
▲▽▲▽▲
ドドドドドドドドッ!!
『右翼は突撃!飛来する武器には防御の陣で対処し、左翼は回り込み反対から攻めよ!』
数千の兵士が綺麗に右左に別れ、アーチャーを挟撃しようとする。
「チッ……我が眼前でチョロチョロ蠢くな雑種ッ!!!!」
アーチャーはバックステップで距離を取りつつ、その背から無数の武器を斉射し始める。
『来たぞ!防御!』
ドドドドドドドドッ!!!!
まるで一つ一つがミサイルの如く、盾を構え防御をする兵士達に突き刺さっていく。
『今だ!投擲隊は狙いを定めて放ち、左翼は更に行進速度を上げ、攻め立てよ!!』
『『『応ッ!!』』』
ライダーの号令で後ろにいた数千の兵士が一斉に槍を投擲し始め、それと同時にアーチャーと距離のあった左翼が一気に距離を詰め出す。
「それにしても、この風魔法ってのは便利だな」
ライダーの横にいるアークを横目で見ながらそう呟く。
「これでも、下級魔法なんだが」
「いやいや、瞬時に全体指示を出せるの魔法ってのは万金にも値するものだわぃ。ーーやはり、我が臣下にならんか?」
アーチャーが数千の投擲された槍と右翼の牽制を眺めながらライダーが勧誘してくる。キラキラと子供っぽい視線がアークに突き刺さる。
「……俺に勝てたらな」
ため息を混じりにボソリッと告げると、ライダーは呆けた顔をした後、すぐに満面の笑みに成り
「ーーーガハハハハハハハッ!!!!そうかそうかッ!ならば、早々に決着をつけるとしようか!」
そう叫ぶと、ライダーは腰に刺した剣を高く掲げ
「余に続け!!!!AAAAAAALALALALLLIIッ!!」
「ちょ!ちょっと待て!?僕も乗ってるんだああぁぁァァァ
ウェイバーを乗せた戦車を走らせ、ライダーは突喊していく。
それと共に残っている兵士全員が雄叫びを上げ付いていった。
「まぁ……あそこの方が生存率が高いよな」
それを見届けながら、アーチャーの方へ視線を戻す。
「さて、やるとしますか」
目を瞑り、緑の光が周囲から出現し、アークの体に吸い込まれていった。
数秒たった後、ゆっくりと目を開き深呼吸する。
左手は何も持たず、右手には一枚の符を持ち、詠唱を始める。
「《
左手から光が出現に弓の形が出来上がり、右手の符は細く鋭い一本の矢に変化する。
シィィィィィッッ‼
弓矢周囲の魔力を奪い尽くすかの如く、吸い込みの音が響き渡る。
アークの目から血が流れ、
「持ってくれよ……ッ!!」
節々から出血し体が悲鳴を上げてる中、ついに十数キロにまで離れた所で戦っているアーチャーを確実に捉えた。
「見えたッ!《
シイィィィィィンッ!!
矢は激しい風切音を鳴らせ、アーチャーへと迫る。
▲▽▲▽
ドシュッ‼
目の前からアーチャーに、一本の矢が腕に刺さった。
「ッ、雑種供がッ!!これ以上調子に乗るなァッ!!」
アーチャーは前方から迫ってきているライダー達を睨み付け、己の武器の中でも最強とも言える対界宝具の武器を宝物庫から取り出そうとするが、何故か宝物庫の気配がしない。
「ッ!?何故だ!?」
驚きの余り、周囲に視線を向けるとつい先ほどまで発動していた
「ど、どういうことだ!!?何故消えるッ!!」
流石に動揺を隠し切れないアーチャーはそう吠えるが誰一人として答えない。ーーーいや、一人だけその問いを答えた。
『簡単な事だ、金ぴか野郎……いや、ギルガメッシュ』
まるで耳元で言っているかのような近さで聞こえるが、アーチャーはライダー達の遥か後ろにいる魔王を睨む。
「その薄汚い技で何をした!!?アァァァクゥゥウッ!!!!」
『…お前の敗けだ』
その言葉にアーチャーは怒りの形相で叫び、腕の矢を力づくで引き抜いた。
「ふざけるなよ雑種!!!!我にこんな魔法が効くと思うかッ!!!」
『いや、終わりだ』
アーチャーとは対象的に、アークは淡々と答える。
『この技の効果はな…命中した相手の魔力を奪う技だ』
「だからどうした!無くなった魔力など直ぐに」
『そして、
アークの説明でアーチャーの思考が止まった。
『さて、英雄王ギルガメッシュ?
ーーーお前は
「き、貴様あぁぁぁッ!!!!」
アーチャーは既にイスカンダルの軍勢に囲まれており、多勢に無勢。最後に出来るのはただただ殺意をぶつけるのみであった。
『ごちそうさまでした』
それがアーチャーの聞いた最後の言葉であった。
▲▽▲▽
「終わったな……さて、
アーチャーの最後の雄叫びを聞き流しつつアークはそう呟くのであった。
これで書き貯め分が無くなった……だと!!
すいませんね!文才なくて!!Orz