暴食の魔王   作:練火

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ヤイサホー!!



練火デス(・・;)


久々なので、こんな言い方してない!とか思うかも知れませんが、許してね♪


少女の悲鳴

時刻は既に昼を過ぎ、夜となっている。

 

「ーークソッ…雁夜にカッコづけといて、この様かよ」

 

あの後、食事と睡眠である程度まで回復したアーク。

 

ーーそう、()()()()

 

先のライダー戦で消費した魔力とライダーによる最後の一撃のダメージが予想以上に大きく、傷を回復するための魔力もなけなしの魔力を使った為、数回の食事と仮眠での回復があっても先程の二分の一でも出せれば良い方である。

そんな状態のアークは只今、夜の市民会館の前にいた。

 

「セイバーの魔力はこの中、か……罠か?」

 

セイバー陣営の拠点としていた屋敷からセイバーの魔力を追い、最後には辿り着いたのだが

中から感じられる魔力は

 

屋上に続く階段で

セイバーのが一つ

アサシンのが四……今、二つ消えたな

 

地下の立体駐車場で

マスターと思われる魔力が二つ

 

そして

 

 

 

 

ーーー得体の知れない何かが一つ

 

 

 

 

「感じからして……特大の魔道具(聖杯)か?」

 

顎に手を添えながら考えるアーク。だが、考えても悩んでも一向に答えは出ない。

 

「仕方ない…見れば解るか」

 

苦虫を噛み潰した顔になりつつ、戦場となっている市民会館の中に入って行くのだった。

 

 

 

 

 

■□■□市民会館・屋上■□■□

 

 

キィキィキィキィキィキィキィンッ!!

 

 

セイバーの剣がアサシンのナイフを弾いていく。

 

 

ドンッ!

 

「ーーハアァァァァッ!!!」

 

「クッ!!」

 

ギィンッ!

 

セイバーの魔力放出による変則じみた攻撃により残り二体となったアサシン。

猛攻は更に激しくなりアサシンはかろうじて防いでいる。

 

「ッ!綺礼はまだかッ!」

 

ギィンッ!ドンッ!ギギィンッ!!

 

「耐えろ!そうすれば我等の勝ーーーーーッ!!?」

 

セイバーの攻撃を防ぎ、己を鼓舞しようとしたアサシン達が一瞬だが()()()()のだ。

 

 

 

 

ーーーーーそれをセイバーは見逃さなかった。

 

 

 

「ーー風王(ストライク)鉄槌(エア) ッ!!!!」

 

 

 

 

ビュオオオオオォォォォォッ!!!!!

 

 

暴風を纏った剣が、アサシン達の足元へ振り抜かれる。

 

 

「「ッ!」」

 

アサシン達はそれを跳躍して避けるが、次の瞬間

 

ザシュッ

 

ゼロ距離まで迫っていたセイバーの一刀で消滅するのだった。

地面に降り立ったセイバーは自身の足元へ目を向けながら

 

「……この魔力…アークか!」

 

周囲を警戒しつつアークのいる場所へ行くセイバー。

 

 

 

 

 

 

 

スタスタスタスタス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーータッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーータタタタタタッ!

 

 

 

 

 

 

セイバーは急ぐ。

反応があった地点はよりによって聖杯に成ったアイリスフィールがいた場所ーーー大ホールである。

 

「アークの事だ、聖杯をーーアイリスフィールを食べるかも知れない!そんな事は…させないッ!!」

 

 

 

 

大ホールの入り口がもうすぐ見えてくる。

 

 

「ッ!」

 

一息でドアを交差するように斬りつけ、ズドォンッ!!と言う重低音の音とともにドアが崩れ落ちた。

ハァッハァッと荒い息とともに聖杯の間近にいるアークを睨み付け叫ぶ。

 

「アーク……何をしようとしている!!!」

 

その言葉にアークは両手を上にし、降参のポーズを取りつつ言う。

 

「まてまて、俺はまだ何もしてはいない」

 

「ではその床の黒い液体はなんだ!」

 

そうアサシン達との戦闘が始まる前には無かった液体。

アークは降参のポーズのまま。

 

「解った。すぐに消すから、攻撃は止めろよ?コレが壊れてしまう」

 

「……外道め…」

その言葉にセイバーは睨み付けたまま、剣を下げる。ソレと同時に床の黒い液体も消えていった。

 

「さて、どうする?コレの異常さはセイバー。お前だって解るハズだ」

 

アークが、その背後にある聖杯を指しながら問い掛ける。

異常さ?アークはいったい何を言っている?

セイバーがそう思っている間にもアークの言葉が続いていく。

 

 

 

「ーーーーーセイバー。俺がこの聖杯の被害を出来るだけ最小限に抑えて()()する。だから、俺が消滅するまでは倒さないでほしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー今、貴様(アーク)は何て言った?

 

 

 

 

 

 

「?セイ「分解……?分解と言ったのか?聖杯を?」」

 

 

セイバーがワナワナと震えながら呟いたのをアークが

 

 

 

 

「あぁ、そうだ」

 

 

 

 

 

ーーー肯定した。

 

 

 

 

 

「それにもう時間が「ふざけるなッ!!」」

 

セイバーは親の仇でも見るように表情が歪んでいく。

思い出されるのは聖杯に変わる前のアイリスフィールの弱々しい笑顔と、変わった直後の感情を圧し殺しつつ言ったキリツグの言葉。

 

 

 

聖杯(アイリ)を守ってくれ』

 

 

 

「セイバー!話を」

 

「ーーー絶対に!絶対にそんな事はさせない!!私の命に変えてもッ!!!

 

今まで以上の決意を胸に剣を構えるセイバー。

 

 

 

「ああ!!!クソッ!!王族ってのはいつの世界も似たようなもんかよッ!!!!」

 

アークも懐から銀の双剣を抜き、構える。

互いが相手の動きを読み取る中、セイバーは悩む。

アークの位置はどこを取っても聖杯の真正面…どうする?

そんな中、視界の端。アークの後ろの客席のドア…そこから衛宮切嗣が現れた。

 

キリツグ!何か策が有るのですね?

 

切嗣が気づかれないようにセイバーはアークへと斬りかかる為、客席の椅子を足場にしようとした直前

切嗣が令呪を胸の前に言った。

 

 

『衛宮切嗣の名のもとに令呪を持って命じる。セイバーよ。宝具を持って聖杯を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー破壊しろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?ッ!?」

 

ビュオォォォオオオオオオオッ!!!!!

 

セイバーの理解よりも早く、セイバーの持つ不可視の剣が姿を現し、真の姿を発揮する。

その魔力量たるや、アークもそれを理解し

 

「馬鹿かお前!?そんな物で攻撃したらどうなるか解ってるのか!!!?」

 

「ッ!!違う!!コレは!!」

 

アークの叫びにセイバーは否定し、その体に紫電が迸るのが確認したアークはホールに響き渡る声で叫ぶ!

 

「セイバーのマスターよ!やめろ!!やめるのだ!!」

 

だが、切嗣は感情の無い瞳で

 

 

 

『続けて令呪を持って命じる。迅速に聖杯を破壊しろ』

 

 

 

そう言うのみだった。

 

止めなさいキリツグッ!!アナタは!私に『守れ』と言ったではないかッ!!!

 

セイバーもそう悲痛に叫ぶが切嗣の返答はただ一つ。

 

『ーーー最後の令呪を持って命じる。セイバーよ、全魔力を使い聖杯を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー破壊しろ

 

その言葉が引き金となり

 

 

 

 

 

 

 

やめろオオオオオォォォォォォォォッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

真の姿を見せた黄金の約束された勝利の剣(エクスカリバー)は少女の悲鳴と共に振り下ろされた。

 

 

 

 

 





疲れたよ~、千葉に引っ越しが
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