練火デース!!
今年もよろしく!!
ってこれ、前話でも言ったか(笑)
「♪~♪♪~♪♪~」
ホクホク笑顔で間桐の家へと帰路を進むアーク。その両手にはファーストフード店のビニール袋の中身をパンパンにして(今日の夜と明日の朝の分三人前)歩いていた。
「今日はこれ食って~。明日の朝はコイツで~。あああぁぁッ!!こんなに楽しみな時間は生まれて初めてかも知れないなぁ!なぁマスター!!」
「そ、そんなに喜ぶ事なのか?」
雁夜がその喜びように多少ひきながら言うと、アークは雁夜の方を振り返り、
「あったり前だ。俺の世界ではこんなに旨そうな物は一度たりとも見たことがない。だからこそ楽しみで楽しみで楽しみで仕方がないんだよ♪」
周りから音符やら花やらが出てるかと思うほどの上機嫌さで告げ、そのまま、鼻唄を歌いながらまた歩き始める。
「なら、良いんだ…。だけど、こんなことしてたら誰かにつけられてるか不安だな……」
「♪~♪♪~うん?ーーーだったら安心して良いぞマスター?そんな気配は全く無いし、今の俺たちの姿は魔術適性がある奴には視認されにくいように成ってるからな」
鼻唄を止めてアークはそう言った。
「……どうやってだ?」
問い掛ける雁夜にアークはうん?っと首筋をポリポリと掻きながら
「どうやってって…そりゃあ魔法でだが?いや、アイツのアレは魔法なのか?……神符術だったか?あの酒好き巫女は『超巫女魔法』って言ってたが…まあ、そんな魔術だ」
「それ聞いてるとクラス・バーサーカーって何なのか解らなくなるな」
苦笑いしながら雁夜はそう呟くが、アークは
「なに、
(アレでか……)
雁夜は空笑いを溢しながら、アークの横を歩いていく。
「?坊主、お前は誰だ?」
「ーーーなぁ、英霊なんだろ?魔術使えないのか?」
目の前に青色の髪をした坊主が、緊張してたのであろう。膝を震わせて、アークを指しながらそう訊いた。
「いや、使えるは使えるが……どうした坊主?」
「僕は坊主じゃない!間桐慎二って言う立派な名前が有るんだぞ!!」
「んで?その坊主が何の用だ?」
間桐慎二と言った坊主はまるで藁にでもすがり付くかのような目で
「ーーー僕に魔法を教えて下さい!!」
「…………はい?」
アークは呆然とした感じで聞き返した。
「僕は…魔術の才能が全く無いって言われた。ーーーだけど!!たったそれだけの理由で簡単に諦められないんだよっ!!」
「それで、召喚された俺なら魔法が使えると…?」
アークが重々しくまるで闇のような声で問うと、慎二は真っ直ぐな目で頷いた。
(…それだけ本気って事か)
慎二の覚悟を見たアークは一つ頷き、慎二の肩に手を置きながら言った。
「なら、俺が聖杯を取ったらその後に魔法の練習をしてやるよ」
「本当にっ!?」
「ああ。その代わり、あんまり悪いことはすんなよ?魔法の質はソイツの行いによって変わるからな」
慎二は何度も頷くと、
「絶対に!絶対にだからな!!」
「解ったから。さっさと帰って寝とけ」
大声で何度も言いながら帰っていった。
誰もいなくなった部屋で、
「今度は間違えないようにしないとな……」
アークの呟きが地下室に消えていった。
ちょっと今から慎二改造(仮)ってタグ入れてきます(苦笑)