清く明るく楽しく人理修復しようか【FGO】   作:如月龍

1 / 5
※短編なので続きません。

アンデルセン視点で、マスターを紹介してます。
周りのサーヴァントたちはなんだかんだ主人に甘い。
だって、(いろんな意味で)かわいいから。

続かないといいながら、後の話で芋づる式にマスターの設定が出てくるんですね分かります。


我がマスターは頭がゆるい

 

うちのマスターは馬鹿だ。

 

「おいマスター。今週のミッションは終わったのか?」

 

「へ?」

 

その一、質問を一回で理解してくれない。

 

「マスター。今夜の献立なんだが…」

 

「私ハンバーグが良いな!」

 

その二、思考が小学生並み。

ちなみにハンバーグは昨日食べたばかりだ。

 

「ルーン?あー…また今度な」

 

「おねがーい!ねえ、頼れるのはあなただけなの!」

 

その三、頭のネジが緩い。

可愛くおねだりすれば大抵は許されると思っている。

 

「…ったく、しょうがねえな」

 

騙されるサーヴァントも悪影響なのだが。

だがそれもカルデア内部での話。

一たび外の世界へ踏み出すと、雰囲気が劇的に変わるのだ。

それはもう、凛々しくたくましいほどに…

 

「ひぃぃぃぃアンデルセぇぇぇぇン!!!高いよぉぉぉ」

 

「煩いぞ!俺にしがみつくな…!」

 

外見だけは。

今まで馬鹿なりにうまいこと生き抜いてきたのだろう、ということにしたい。

黙っていれば、出来る主人に見えるのだこれが。

中身は変わらない…つまり馬鹿のままだ。

ああ、バカバカ言いすぎてゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。

 

そして極め付けが、涙もろい、弱虫、である。

それでいて打たれ強いのだから扱いにくいことこの上ないのだ。

 

「ここでやらなきゃヒーローじゃないね!」

 

「マスターが言うんじゃあしょうがねえな…!」

 

ここぞというときに我らサーヴァントを鼓舞するのは必ず彼女だ。

何故か分からないが、底抜けの自信と明るさを持っていて、サーヴァントからの信頼は厚いのだ。

彼女の境遇を鑑みれば根暗に育っていてもおかしくないのだが…そこら辺はよく考えていないのだろう。

短絡思考で、何とかなる、という結論にたどり着く。

それが功を奏しているのだろう。

 

「さて…決着をつけようか」

 

決まってこういう時のマスターは、恐ろしいほどの殺気を放つのだ。

これぞ彼女の本懐、と言っても過言ではない。

何も大した援護などできやしないのに、殺気だけは一人前。

そしてサーヴァントを大事にする。

おまけに自分も大事にしてくれる。

 

「お前らの力を見せてやれ!」

 

弱虫で泣き虫のくせに、ここぞというときの踏ん張りが強い。

我々サーヴァントでさえぞくりとさせる、まるで獣を体の中に飼っているようだ。

 

「よぉーし、逃げるぞぉぉ!」

 

「撤退命令だ!ずらかるぞー!」

 

最後は深追いしない。決して無茶をしない。

彼女はそんな奴だった。

戦場を離れてしまえばまた普段通りのマスターに戻る。

馬鹿で、間抜けで、少しだけ愛嬌のある彼女に。

 

「ふん。貴様の愛嬌など認めたくもないがな!」

 

「みんなーアンデルセンが酷いんだよー!」

 

勝手にやってろ。

だがそんな馬鹿にはまだ何かある。

自分で言うのもなんだが、洞察力には自信がある方だ。

彼女にはまだ隠していることがあるはずだ。

…またくだらないことかもしれないが。

 

「うん?キャスター、どうした?」

 

キャスターのクーフーリンは俺よりもマスターとの付き合いが長い。

二人で何処かへ消えて行ってしまった。

彼なら何か知っているかもしれないが、俺から言えるのは此処までだ。

なんだかんだ俺も付き合いは長い方で、振り回されるのにも慣れてきている。

 

ちなみにあいつのお気に入りのサーヴァントは言うまでもなくキャスターのクーフーリンだ。

なに?二人の間に何があるかだと?

そんなもの俺は知らん。

興味もないわ。

 

マスターについてこれだけは言えること。

とにかく、頭がゆるい。




ギャグにならないギャグ(のつもり)です。
ばかわいいマスター目指して修行中。
あ、もちろん献立の話をふったのはエ○ヤさんです。
あぶなっかしいマスターをいつものオカンっぷりでお世話してくれてます…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。