アンデルセン視点で、マスターを紹介してます。
周りのサーヴァントたちはなんだかんだ主人に甘い。
だって、(いろんな意味で)かわいいから。
続かないといいながら、後の話で芋づる式にマスターの設定が出てくるんですね分かります。
うちのマスターは馬鹿だ。
「おいマスター。今週のミッションは終わったのか?」
「へ?」
その一、質問を一回で理解してくれない。
「マスター。今夜の献立なんだが…」
「私ハンバーグが良いな!」
その二、思考が小学生並み。
ちなみにハンバーグは昨日食べたばかりだ。
「ルーン?あー…また今度な」
「おねがーい!ねえ、頼れるのはあなただけなの!」
その三、頭のネジが緩い。
可愛くおねだりすれば大抵は許されると思っている。
「…ったく、しょうがねえな」
騙されるサーヴァントも悪影響なのだが。
だがそれもカルデア内部での話。
一たび外の世界へ踏み出すと、雰囲気が劇的に変わるのだ。
それはもう、凛々しくたくましいほどに…
「ひぃぃぃぃアンデルセぇぇぇぇン!!!高いよぉぉぉ」
「煩いぞ!俺にしがみつくな…!」
外見だけは。
今まで馬鹿なりにうまいこと生き抜いてきたのだろう、ということにしたい。
黙っていれば、出来る主人に見えるのだこれが。
中身は変わらない…つまり馬鹿のままだ。
ああ、バカバカ言いすぎてゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。
そして極め付けが、涙もろい、弱虫、である。
それでいて打たれ強いのだから扱いにくいことこの上ないのだ。
「ここでやらなきゃヒーローじゃないね!」
「マスターが言うんじゃあしょうがねえな…!」
ここぞというときに我らサーヴァントを鼓舞するのは必ず彼女だ。
何故か分からないが、底抜けの自信と明るさを持っていて、サーヴァントからの信頼は厚いのだ。
彼女の境遇を鑑みれば根暗に育っていてもおかしくないのだが…そこら辺はよく考えていないのだろう。
短絡思考で、何とかなる、という結論にたどり着く。
それが功を奏しているのだろう。
「さて…決着をつけようか」
決まってこういう時のマスターは、恐ろしいほどの殺気を放つのだ。
これぞ彼女の本懐、と言っても過言ではない。
何も大した援護などできやしないのに、殺気だけは一人前。
そしてサーヴァントを大事にする。
おまけに自分も大事にしてくれる。
「お前らの力を見せてやれ!」
弱虫で泣き虫のくせに、ここぞというときの踏ん張りが強い。
我々サーヴァントでさえぞくりとさせる、まるで獣を体の中に飼っているようだ。
「よぉーし、逃げるぞぉぉ!」
「撤退命令だ!ずらかるぞー!」
最後は深追いしない。決して無茶をしない。
彼女はそんな奴だった。
戦場を離れてしまえばまた普段通りのマスターに戻る。
馬鹿で、間抜けで、少しだけ愛嬌のある彼女に。
「ふん。貴様の愛嬌など認めたくもないがな!」
「みんなーアンデルセンが酷いんだよー!」
勝手にやってろ。
だがそんな馬鹿にはまだ何かある。
自分で言うのもなんだが、洞察力には自信がある方だ。
彼女にはまだ隠していることがあるはずだ。
…またくだらないことかもしれないが。
「うん?キャスター、どうした?」
キャスターのクーフーリンは俺よりもマスターとの付き合いが長い。
二人で何処かへ消えて行ってしまった。
彼なら何か知っているかもしれないが、俺から言えるのは此処までだ。
なんだかんだ俺も付き合いは長い方で、振り回されるのにも慣れてきている。
ちなみにあいつのお気に入りのサーヴァントは言うまでもなくキャスターのクーフーリンだ。
なに?二人の間に何があるかだと?
そんなもの俺は知らん。
興味もないわ。
マスターについてこれだけは言えること。
とにかく、頭がゆるい。
ギャグにならないギャグ(のつもり)です。
ばかわいいマスター目指して修行中。
あ、もちろん献立の話をふったのはエ○ヤさんです。
あぶなっかしいマスターをいつものオカンっぷりでお世話してくれてます…。