ボバ・フェット(偽)はウィッチとともに空を飛ぶ 作:KeI77777
Q最初から読んだけど、火薬庫的なハーレムだぜ…いつ爆発
していいくらいデンジャラス!ボバの明日は…
ボバさんケーキにされてケーキ入刀で、9分割ですね
わかります(白目)何人と結婚式挙げるんだろう…
A籍を入れたがる娘のほうが多いでしょうからね。
でなけりゃ好きでもない相手と見合いさせられるかもしれないし・・・。
火薬庫・・・。バルカン半島かな?
Qこの作品で一番ヤバイのは作者何じゃないだろうか?
文章量とかクオリティとか更新速度を考えると頭がぶっ飛んでいるとしか思えない・・・(褒め言葉)
それはそうと個人的にはハインリーケとかハイデマリーと言ったナイトウィッチが好きなんで登場が楽しみです
そのうちボバさんは時間と言う概念を超越するのでは・・・
Aわあい、褒められた(うれしい)
うれしい(うれしい)
プリン姫とカールスラント最強のナイトウィッチかあ・・・・。
506で彼は権力に固執していた政府要人とか老害とかを失脚させまくっていますからね。彼が去った後に自分の気持ちに気が付いたパターンだから一番こじらせてい
る気が・・・・(震え声)
Qもうあれだね連鎖反応ってやつなのかねボバはどうなるのかなw
Aただでは済まない(確信)
Q素晴らしい、あの本編&漫画作品において
自由なイメージが強いガランド中将の乙女反応を
見れて発狂しました(感謝)ありがとうございますワーイε=ヾ(*・∀・)/
そしてこれはダメだ、引退してるウィッチ達の反応が
バッチコーイすぎる。(押し倒しからの逆レの可能性がでかすぎる)
尚、手をつけたら、一斉起爆する模様(恐怖)
前話感想においてのハンナのプレゼント予想はビンゴではなくニアピンの模様
いや、十分にヤバいけどね(゚Д゚;)
予想できてたけどボバ君きみ扶桑でもやらかしてたのね
お姉さん的なキャラが多いことに定評がる三羽鳥の乙女ぷり、私、気になります!
そして次回はボバ君、圭子ちゃんに刺される!のか?
501あの娘とは誰なのか(候補が多すぎる)
Aほ、ほら・・・。婚期よくっていうし・・・。(目そらし
圭子ちゃんはいろいろとねぇ・・・。
ボバくんにとっては宮藤以外である意味特別な娘ですから。
Qボバ・フェット…その昔、ニンテンドー64のソフト『帝国の影』であのトラウマドロイド(IG-88)倒した後、ガルの宇宙港とかいうクッソ長い道のりを経て、待ち構えていたボスがボバ・フェットだった
満身創痍でボバ・フェット倒して『あーこれでクリアかー』なんて思ってたらまさかのスレーヴⅠ持ち出してきて後半戦突入し、スレーヴⅠの猛攻でトドメさされて最初はマジで『は?』と思いました(笑)結局ブラスターやらシーカーやらパルス使ってごり押しして倒しましたけど(今では懐かしき良き思い出)
そんなボバ・フェットがウィッチたちの愛を独り占め。実に良いものですな~
作中の戦闘とか見ても帝国の影を思い出します。私が知る強くてカッコいいボバ・フェットと言えば帝国の影の彼です^^
Aボバのかっこよさは異常。
IG-88の思想は異常。
デススターを乗っ取るとかやばすぎるんだよなぁ・・・・。(怯え)
エピソード6でデススターが破壊されなかったら全宇宙のドロイドに人間を抹殺する命令を出そうとしていたくらいだし・・・。
ボバもよくこいつを二体も倒せたなぁ・・・(尊敬のまなざし)
Qそういえば、昔どこかで聞いた話なのですが、ハーレムは「男が女を囲う」のではなく、「男が女から逃げられないようにする」ためにあるそうです。ボバさんの状況が今まさにそれですねwwwそれでは、次回の更新待ってます。
A逃げられないというのは20代くらいの焦り始めた女性がいつの間にかこちらの籍を入れちゃっていた時のような感覚ですね(マジキチスマイル)
Q更新お疲れ様です
いやー ボバはどんどん酷いことになってますね〜(棒) これからどんど酷いことになっていくんだろうな・・・
それはそうとグンドュラが可愛いすぎましたねw
もう脳内でさとりなの声が再生されてやばかったw もう勢いでひかりの姉ちゃん出しちゃいましょうw
Aひかりのねーちゃんって508に最終的に配属されたんですよね。
・・・・・・・・妹のことをダシに、仲良くなってそう。
女ったらしめ(足蹴り)
Q更新お疲れ様です。これから増えます(何もかも)。
なぜ隠れるのは上手いのに恋愛になるとああなるのか (´・ω・`)
502の子たちは一つにまとまりつつあってこれから楽しみですね。
これで責任とれるねボバ /(^o^)\
Aそろそろ結託してきてもおかしくないんだよなあ・・・・。(恐怖)
一番何がやばいのかっていうと、彼の現状を彼以外のウィッチ達が知ってしまうことでなのでは・・・。
そろそろ部隊毎に攻勢をかけてきそう(小並感)
彼は生き延びるのに必死で、ボバ・フェットという憧れだけが心の支えでしたから・・・。
まあ、恋愛関係で彼のように振る舞えるようになるまで女性からは良く振られていまし
たが。
だからこそそういったふるまいを続けていても大ジョブだと思い始めて、ウィッチ達にもてるわけないじゃんと、過去の経験から考えてしまい・・・・。
Qボバ………
これから映画で出てくるかどうか…
うーん、わからん。
飲み込まれたとはいえ、設定では助かってるからなあ……
また彼の勇姿を劇場で見たいのう…
まあ、ハーレムが見られただけで十分か。
Aボバ・フェットは監督が彼にこんなに人気があるとは知らずに適当な最期にしてしまったと公式のインタビューで発言していますからね。
ローグ中隊とかみたいなスピンオフがでればなー。
そろそろ本編。
KEY(ドM)
1936年にヒスパニア怪異に巻き込まれてからのこと。
俺は、追って居た賞金首との戦闘によって負った傷をいやすために、扶桑皇国まで療養に来ていた。
身体的なダメージを回復させるのは医療の役割ではあるが、精神的な部分もかかわってくると知っているからだ。
前世の故郷、日本にこの国は似ている。
だからこそ、この国に来て心と体の傷をいやしに来たのだ。
自分が知っていると思える場所が世界のどこかに一つあるだけで安心感はまるで違う。
本当に扶桑皇国があってよかった。
宿泊施設の一室に今は泊まっている。
体の具合もだいぶ良くなってきたので走ったりしても大丈夫なようになってきた。
良かった良かった。
トレーニングをまた再開する。
誰もいないであろうところでいつのもの射撃訓練と近接戦闘の型の反復だ。
スター・ウォーズの設定資料集を読んでいて気が付いたことがある。
ボバ・フェットはもともとの才能もあったが、親父からの英才教育と自己鍛錬と実践によってあそこまで戦士となったのだ。
ならば、彼ほどの才能とまではいかなくても、それに近いハードトレーニングを効率よく行えば近づけるとアプローチした結果、対人戦では負けることはなくなった。
ここに来るまでにどれだけ戦ってきたことやら。
今は暗くなってきたのでジェットパックで町から少し離れた場所にやってきた。
人間に見立てた的を作り、それに向かって射撃訓練を行っている。
的に向かってブラスター・ライフルを撃つ。
一回目。ヒット。
二回目。ヒット。
三回目。外れた。
どうやらまだ錆が残っているらしい。
三点バーストの銃はすべて当てるつもりでやらなければならない。
連射性能で負けている場合はなおさら一撃で相手を仕留める必要があるからだ。
失敗すれば命を落とす。
もう一度撃とうとして、後ろで何かががさがさと動いたのが聴こえた。
そちらにブラスター・ライフルを構えて威嚇する。
「・・・・誰だ?」
気は抜かない。
俺のことを追っているやつかもしれない。
茂みの中から聞こえたようだ。
銃を構えながらゆっくりと近づく。
茂みをブラスター・ライフルで突っつく。
「いたい!!」
・・・・・・・・?
男にしては声が高いように思える。
アーム・カッターを構えながら茂みをかき分けると、
そこには見知った一人の顔がいた。
「圭子。どうやってここに来た?」
「えへへ・・・。それは、ねえ・・。」
彼女が茂みから出てくる。
首にはカメラをぶら下げており、俺がプレゼントした赤いマフラーを巻いている。
「またストライカーユニットを無断で持ち出したのか?」
「そ、そんなことないよー?」
明後日の方を見てごまかす彼女。
あれほどここに来るなと言ったのに。
彼女の背中を押して町の方に帰らせる。
「もう夜だぞ。女性がこんな時間に独りで歩くのは関心しないな。」
「ちょちょちょちょ、兄さんの特訓風景を撮りたいんだけど・・・。」
そういってその場に踏ん張ろうとする。
それを無理やり押し出していく。
それでもなお、抵抗は緩まない。
「いいでしょー!!最近私に構ってくれないだもん!!私だってもうレディーなのよ?」
「レディだったらなおさら慎みをもって行動しな。お嬢ちゃん。」
またお嬢ちゃんって言ったー!!
そんな風に騒ぐ彼女を放っておいて日課に戻る。
ブラスターライフルを構えて、射撃していく。
今回は全弾命中した。
さすがに妹のまえだからかっこつけないとな。
「・・・・・・・・・・・・。」
「ん?どうした?」
それを呆けた様子で見てくる圭子。
ふむ、珍しかったのか。
「・・・・ねえ。私がウィッチになったのは知っているよね?」
「ああ、もちろんだとも。」
圭子とは、彼女がもっと小さかったころからの付き合いだったが、もう扶桑皇国の陸軍に入り、少尉になったという。
あのパンツ姿で空を飛ぶというウィッチとかいうものになったらしい。
うーむ。妹のような存在がパンツ姿で空を飛ぶか・・・・。
想像したら頭痛がしてきた。
「わたしにも銃の扱い方、教えてくれない?」
「・・・・・・・俺の戦い方は殺すためだ。お前はネウロイから人間たちを守るために戦うのだろう。」
「それは、そうだけど・・・。」
歯切れが妙に悪い。
何か他に意図でもあるのか?
先ほどの彼女の発言を思い出す。
『最近私に構ってくれないんだもん!!』
・・・・・・・あ。
そういえば最近賞金首を追ってばかりで圭子と一緒に時間を過ごすこととかなかったな。
だから、俺と一緒に特訓すればコミュニケーションをとれると考えて銃の扱い方を押してくれ、なんていってきたのかもしれない。
彼女の目を見る。
一歩も退かない、といった強い意志がこもっている。
ああ、こういう相手が一番手強い。
初めて会ったときに、俺がなめていた飴をものほしそうにずっと見つめていった時と全く変わらない。
俺がイエスというまで動かないだろう。
・・・・・・そうだな。
今は療養中だから、圭子と一緒にいるのもいいかもしれない。
「・・・・・・わかった。でも、やる以上は徹底して教えるからな。」
「ほんと!?やったやったー!!」
ぴょんぴょんと跳ねる。
調子がいいなぁ。
最近じゃあ男どもからナンパされるようになったとは聞くが、全部断っているとも聴くし。
俺から誰かを紹介した方がいいだろうか。
「兄さん?」
おっと。考え事にふけっていて、彼女を待たせてしまったようだ。
彼女に“死なずに生き残る戦い方”を徹底して叩き始めたのもこのころだった。
このあたりから彼女は「扶桑海の三羽鳥」の一人と呼ばれるようになった。
そんな彼女の噂を聴くたびに、誇らしげになったものだ。
・・・・・・・・・・それが、俺の扶桑皇国のウィッチたちとの出会いを運命つけることとなった。
いらん子中隊・・・・。うっ、頭が・・・・。
1937年に、あの出来事が起こったからだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「最近もっさんの様子がおかしい?」
「ええ。何か心当たりはないかしら?」
二人っきりで話したいことがあると聞いて指令室に呼ばれて彼女のところまでやってきた。
今はテーブルを囲んで事情を聴いていいる。
もっさんの様子が最近おかしいらしい。
考える。その原因について考える。
うーむ。ハンナと一緒に行った人気スポットを教えてもらったお礼がまだだからか?
それとも今日は一緒に剣の訓練をやっていなかったからか?
心当たりというには多すぎて探しきれない。
ミーナは彼女の親友だ。
だからこそそんなもっさんの力になりたいのだろう。
「俺から彼女と話してみよう。君にばかり負担をかけるのもアレだろう?」
「ありがとう。・・・・・・・ねえ聴いていいかしら?」
「なんだい?」
「アドルフィーネ・ガランド中将が、最近機嫌がいいのだけれど、あなたなにしたの?」
どきり、とする。
彼女は「何か知らない?」と言ってきたのではなく、「なにしたの?」と俺が何かしていることを確信をもって聞いてきた。
彼女の理知的で温和そうな優しい瞳が少し怒りに包まれているように見える。
・・・・・・・・・・・ガルフィかぁ。
まさかお誘いを受けたとは言えないよな。
あ、そうだ。事実を言えばいい。
「いや、何ね。特選もののワインを持っていったらいたく喜びながら飲んでいてね。それが原因なんじゃないかな?」
ふーん、とジト目でこちらを見つめてくる彼女。
おいおい、どうしてそんなに不信感を露にするんだ。
嘘は言っていない。
「・・・・まあ、いいでしょう。じゃあ、美緒のことお願いね。」
「ああ。君のために。」
ぺしり、と頭にチョップされた。
まさか、自分の年齢の半分以下の娘に頭をはたかれるとは。
女は強いな。
・・・・・・・・・・・・・・
場所は変わって訓練場。
今、俺はもっさんのけいこに付き合っている。
剣を構えあって向き合う。
うむ。やっぱりそうか。
「さて。もっさん。単刀直入に聴くよ。なんか悩んでいない?」
いきなりぶっこむ。
遠回しに聴いても気丈であろうとする彼女には隠されてしまう可能性が高いからな。
ならば、ストレートしかない。
彼女の獣耳がぴくり、と反応して動いていたが口は閉じたままだ。
まだ隠すつもりか。
「ミーナとか皆心配しているけど、それでも言いたくない?」
ぴくぴくっとさらに今度は尻尾まで揺れだす。
・・・・・なんかだんだん昔の彼女に戻っていっていないか?
彼女がゆらり、と剣を構える。
「・・・・・・・お前が。お前がそれを言うのか。」
幽鬼のような揺らめいたその動きに警戒する。
ものすごい気の高ぶりを感じる。
いつもは冷静であれと教える側のはずの彼女がここまで取り乱すとは。
「・・・・・一度。お前を叩きのめした後で言いたいことが山ほどある。」
剣を上段に構えて、彼女が斬りかかってきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
自室に戻った私は、部屋で横になっていた。
先ほどの光景が信じられず、今でも夢ではないかと思っているくらいだ。
夢だったらよかったのに。
(・・・・・・・・・。)
思い出されるのは二人の光景。
仲睦まじく手を握り、キスをしていた。
それだけでなく指輪のようなものを渡していたようにも見える。
・・・・・・・・なぜなのだろうか。
(どうして・・・・・。)
答えは出ずに、悶々とし続ける。
そのまま丸まって、ベッドの中で寝てしまった。
・・・・・・・・・・・・・
つまらない。
色々なことをやっていたけども、あまり自分の興味をわかせてくれるものがなかった。
そんな毎日だったのに。
無聊を慰めるためにお菓子屋さんのところに遊びに来たら、
・・・・・・・・・目の前にマスクにアーマー姿でお菓子の袋をかっさげている変な人が立っていた。
凄くおいしそうなものばかりはいっている。
それをものほしそうに見つめるていると、男の人がそれに気が付いて話しかけてくる。
『・・・・どうした?』
『・・・・・・・・・・』
マスクをかぶりながらかがんでこちらと目線を合わせようとしてくる。
彼が持っていた袋を引っ張る。
『…あー、ほしいの?』
こくり、と頷く。
袋からごそごそと飴を取り出した彼が私に手渡してきた。
『ママとパパには内緒ね。』
飴を袋から取り出して口の中に放る。
砂糖の甘さが舌に広がる。
いつも食べさせてもらっているお菓子よりもおいしく感じた。
『・・・・ところで、パパとママは?』
首を横に振る。
今はいないことを告げた。
つまらないから家から脱走してしまったのだ。
そんな私を諭すように優しい声で語り掛けてくる。
『パパとママを心配させるのは良くないと思うぞ。お嬢ちゃん。』
でも、と言い返す。
つまらないからいけないんだ、と。
頭をマスク越しにポリポリと掻いて、よし、と何かを決めたような口調で話す。
『なあ、空、飛んでみないか?』
その日から、つまらないが消えていって、楽しいことばかりになっていった。
もらった赤いマフラーはいつも首に巻いた。
いいかげん新しいの買おうよ、と周りから言われても変える気にはならなかった。
だって、彼からの初めてのプレゼントだったから。
陸軍に入った。
戦うのは怖いけど、ネウロイの脅威から人々を守れたらいいと思って。
そんな私を、ボバは、兄さんは誇りに持ってくれたのがとても嬉しかった。
いつか、あの背中に。
そう思って伸ばし続けた手。
でも、届かなかったのかな。
・・・・・・・・・・・・・・・
「はああああああっ!!」
彼女の連撃を防御していく。
まずいな。やはり彼女の方が今のままでは何枚も上手か。
彼女の腹を蹴り飛ばし、距離を開ける。
剣術では向こうのほうが上で、体術ではこちらの方が上らしい。
両手でしっかりと剣を握り締めてまた、向き直る。
「・・・・・・・・」
あのもっさんが怒っている。
いつも取り乱すことなく凛と構えていた彼女が。
また地面をけり上げて、こちらまで接近してくる。
胴への袈裟斬り。
かなり早い。
防御が間に合わず、軽く食らってしまう。
体が痛む。
強い。
さすがもっさんだ。
剣をこちらに突き付けてくる。
「どうした?もう終わりか?」
終わりにしたかったが、彼女の気持ちをまだ聴いていない。
そう告げた。
「私の気持ちだと?・・・・・このっ!!」
何かが彼女の琴線に触れたらしく、また突撃してくる。
剣を打ち合うこと一回、二回、・・・そして十回目。
小手への一撃で持っていた剣を取り落としてしまう。
遠くにすっぽ抜けていく剣。
少し離れた場所まで飛んでいってしまった。
取りに行こうとする俺の首に剣が添えられる。
「終わりか?・・・・・私が見込んだ男は期待外れだったのか。」
本当に残念そうにそういう彼女。
やはり、知らない相手とかならともかく、仲のいいウィッチ相手だとどうもやりにくい。
何というか、手加減と言うわけでもないが。
喋って時間を稼ぐ。
「いや、やっぱりもっさんは強いね。俺もあっさりと負けちゃったよ。」
「・・・・・・・。」
油断なくこちらを見つめてくる。
本気のモードの様だ。
ネウロイを叩き切っているときの彼女と同じだ。
言葉を再度かける。
「もっさんの髪ってきれいだよね。」
「・・・・・・・~」
動揺した、今だ。
脚払いをする。
それを難なくよけて、後ろに飛んでバックステップを刻む彼女。
そのまま彼女の方に
・・・・・・・・は向かわず。
自分の剣が落ちているところまで全力ダッシュした。
剣を拾ったらすぐさままた構え直す。
このままだと負けるか。
・・・・・・・あまり使いたくなかったけど。
前世でスター・ウォーズの設定資料集を読み込んで試したあれを使うか。
剣道でも、
剣術でもない
独特の構え方(フォーム)をとる。。
こちらの雰囲気が変わったことを受けて喜ぶ彼女。
「・・・・・・やっと。」
ぽつりと。
「やっと本気で私と向き合ってくれたな。」
それはそれは嬉しそうな笑みで、でもどこか怖い感じの笑顔をこちらに向けてきていた。
・・・・・・・やばいな。
エイラの姉さんに追われたときのこと思い出しちゃったよ。
さて、“戦闘民族マンダロアの末裔であるボバ・フェットがもしこうだったら”という妄想の産物を見せますか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
『圭子。本気なのか?』
『うん。もう決めたことだし。』
ウィッチに志願すると聞いた時のボバの顔は何とも複雑そうなものだった。
私のことを心配してくれているのだろう。
『お前ほどの器量の良さならほかにいくらでも道は選べるはずだ。そのうえで選んだのか。』
『私。怖いけどやっぱり自分にできることをやりたい。』
真正面から彼の顔を見据えてそういう。
そうか、とだけ彼は一言つぶやいて私の頭に手を置いてきた。
『俺は、圭子を誇りに思うよ。・・・・・・・死ぬなよ。』
『兄さんにしごかれたときに比べればどんな地獄だって平気よ。』
そういうと難しい顔をしていた彼が笑ってくれた。
ふっと笑みを軽くこぼした後、持っていた袋から何かを取り出してきた。
これは・・・。
『いつも首元が寒そうだと思ってな。知り合いに頼んで作ってもらった。』
受け取って早速首に巻く。
あたたかな感触だが、決して熱いわけでも、生地が肌に刺さって痛むわけでもないちょうどいい塩梅だった。
『気に入ってくれたか?』
『もちろん!!ありがとう兄さん!!』
そして、私は陸軍の方に入隊した。
後に知ったことだが、彼があの“扶桑海事変”に関わっていたと知ったときには驚いて、ひっくり返りそうになったものだ。
・・・・・・・・・・・・・・
「はあっ、はあっ、はあっ・・・・。」
息も絶え絶えに剣で自分の体を支えながら膝で立つ彼女。
どうやら勝てたようだ。
長年訓練を積んできたとはいえ、未熟な構えでよく彼女に勝てたものだと思う。
いや、冷静さを彼女が失いかけていたらまぐれで勝てただけか。
彼女に問いかける。
「なあ。もっさん。なんでそんなにイラついているんだい?」
「・・・・・・・・・・・。」
ぷいっとそっぽを向かれてしまう。
むう、強情な。
彼女と目線を合わせてもう一度話しかける。
「このままいくと、俺ともっさんはすれ違うだろうけどそれでもいいの?」
ぴくり、と獣耳が動いた。
よし、効いている。
動揺している間に畳みかける。
「もし、俺のことが気に障るのだったら距離をとるけれど、どうする?」
それが決め手だったのか、黙り込んでいた彼女が手招きする。
顔を出せってことか。
彼女の方に顔を差し出すと
拳が頬に突き刺さった。
よろめく俺。
そんな俺の胸倉をつかんでぐらぐらと揺らしてくる彼女。
世界中が回っているようで気分が悪くなってきた。
「・・・・・・どうして。」
「?」
「どうして私だけ名前で呼んでくれないんだ!!!!」
え。
・・・・・・・・・
え。
もしかして、それが機嫌が悪い原因?
「私以外の皆はちゃんと名前で呼んでいるのに、どうして私だけそうじゃないんだ!!!」
駄々っ子みたいな攻撃を食らう。
少し痛い。
「いつもいつも“もっさん”、“もっさん”って!!!」
今までの彼女とのことを思い返す。
確かに俺は坂本か、もっさんという呼び名でしか呼んでいなかった。
顔に手をあてて、天を仰ぐ。
これは言い訳できない。
芳佳が居たら笑顔で向う脛を蹴られていたところだろう。
すぐにフォローする。
「・・・・・美緒。」
「・・・・・・・・・。」
しかし、背中をこちらに向けて体育座りしてしまった。
・・・・・・・め、めんどくさい・・・・。
あれか?今までのミスを帳消しにするくらいの何かをしろと?
・・・・・うん。ハンナあたりにばれたらやばいかもしれないが、やるか。
彼女の背中をそっと抱きしめて、名前を呼ぶ。
「美緒。」
「・・・・・・・、・・・。」
あ、ちょっとだけ体が跳ねたのが分かった。
何だか面白い。
聞こえないふりをしている彼女の名前をもう一度呼ぶ。
「美緒。・・・・・愛している。」
「・・・・・・・!!!」
ぴょいん、と跳ねて、立ち上がった。
「ふ、ようやくか。」
冷静さを取り繕うしているみたいだけども、顔が耳まで真っ赤で、獣耳と尻尾が動きまくっているので激しく取り乱しているのがわかる。
美緒。かわいすぎるだろう。
彼女の両手をつかんで追撃する。
「美緒。かわいい。美緒、愛している。美緒、結婚しよう。み」
やりすぎたのか、照れ隠しにいいボディブローをもらった。
ごふっと息を吐いて床に倒れる俺。
「ば、バカ者!!気安く愛しているとか、・・・・しようとか言うなっ!!」
理不尽な。
お気に召さなかったのだろうか。
さて、これでもう大丈夫だろう。
剣を彼女に渡して訓練所を出るために出口に向かう。
「な、なあ・・・・。」
背中から彼女が声を掛けてきた。
なんだろうか。
「女らしくなくて、どちらかというと男勝りな女ってどう思う?」
・・・・・・・・・・・・・。
これ、どう返せばいいのか。
よし。
言っちゃおう。
「そんな美緒が大好きだ。」
振り返らずに走り去った。
・・・・・・・・・・・・・・・・
(あ、あいつ・・・あいつううううううう!!)
握り締めたこぶしが空を切る。
殴りたい男の顔ではないのでこの感情が落ち着くわけもなかった。
自分がずっと悩んでいたのに、あっさりとそれを言ってしまった。
何て憎たらしい奴か。
・・・そんな相手が気になるのは異常なのだろうか。
剣を拾って、片付ける。
先ほどの場面を思い出す。
いつも空を飛んでいるときの戦い方とは違った手法。
扶桑海事変の時にもそんなものは見たことなかった。
うむ。
やっぱり思い出したら斬りたくなってきた。
手を抜きおって。
そして、愛の言葉をささやいてきたシーンも。
顔を両手で抑えて隠す。
く・・あ・あ・・・。
心頭滅却!!
煩悩退散!!
心の中でそう叫んでも止まることのない妄想。
ぽわぽわと浮かび上がる。
美緒。
確かにそう呼んでくれた。
しかし、あいつには宮藤が・・・・。
そんな風に苦悶にさいなんでいると、誰かが訓練場に入ってきた。
「あれ、坂本さん。」
噂をすれば影、か。
心配そうにこちらを覗き込んできている彼女がそこにいた。
「あのー。顔が赤いけど大丈夫ですか?」
!!
気が付いたがもう遅い。
他のものに見られてしまった。
あいつのせいだ。
許すまじ。
「そ、それでどうした?」
「あの人を見ませんでしたか?」
どうやらあいつのことを探しに来たらしい。
一体何やっているのだろうか。
「いや、・・・・・ところで、宮藤。」
「はい?」
気が気でない。
聴かねば。
「お前は、あいつと話し合えたのか?」
前に相談を受けたときに、聴いたこと。
ボバの奴と話し合ってみたらどうかと提案した。
自分の気持ちを抑えて。
「はい。」
「・・・・そうか。」
わかっていたことだが、胸が痛む。
これで、名実ともに、両想い、か。
そして、次の宮藤の一言でその気持ちが吹っ飛ばされることとなる。
「・・・・彼って色々な相手にプロポーズしていますから。」
・・・・・・・・・・・・・・・
は?
私の耳がおかしくなければ、今宮藤の奴は何と言ったのか?
あいつが、誰に?
「宮藤。」
「あっ・・・・・。」
しまったといわんばかりに両手で口を抑えるがもう遅い。
すこし聴きたいことができたなぁ・・・・。
「あ、あの。坂本さん・・・?」
おや、私は極めて冷静に事情を聴きだそうとしているだけなのに。
何で彼女はそんなに焦った表情をしているのだろうか。
何かよくないことでも起きたのだろうか。
「なんで、刀に手をかけているんですか・・・?」
「気のせいだ。宮藤。」
これは、単なる質問なのだから。
はははははは。
はははははははははははは。
「あ、あはははははははは。」
「――――――――――全部聴かせろ。」
・・・・・・・・・・・・・・
あっぶねー。
美緒に斬られそうになってから命からがらに逃げのびて自分の部屋までやってきた。
軽い言葉というのはかけすぎると身を滅ぼすな。
・・・・・それでもやめられないが。
美緒のかわいい姿を思い出していると、通信機に連絡が入る。
このコードは・・・・。
がちゃり、と通信をオンにして掛ける。
「もしもし。」
『私だが。』
ぶつり、と切った。
またなり始める通信機。
がちゃりと取る。
「もしもし。爆撃王以外の相手の通話だけ受け付けております。」
『泣くぞ。貴様。』
厄介な相手が現れた。
あのハンナ以上にわがままな相手だ。
「で、どうしたの?」
『一緒にネウロイを殺しに行こう。』
きっとこれ以上もない笑みでそういっている彼女。
昔散々スコアを競ったのだからいい加減にしてほしい。
「もう23、4だろ?おとなしく後進の指導に当たったほうがいいんじゃないのか?」
『まだまだ飛べるさ。上からはおとなしくしてろ、と言われたが牛乳飲んで今も時々出撃しているしな。』
カールスラント、この娘を止めろ。
大変なことになるぞ、と心の中で叫ぶ。
「シールド展開できないんじゃないか?」
『貴様だってシールドがなくてもいまだにネウロイと戦っていると聴いたぞ。』
俺か。俺に対抗してまだまだ戦えるもん、って駄々をこねているのか。
けど、これはさすがに看過できない。
彼女に死なれたらカールスラントのウィッチ達も悲しむだろう。
でも、この娘をどうやって止めたらいいのか。
『・・・・・・・そういえば最近我が国のウィッチ達の待遇が以前よりもさらによくなってな。』
「へえ。そうなんだー(棒)。」
『貴様、何か知らんか?』
「いやあ、俺は何も覚えていないな。」
カマをかけてきた彼女に対して言外に言っておく。
あのじいさんは約束を守ったらしいな。
でも、まさかそれを嗅ぎつけてくるとは。
あのエーリカやバルクホルンでさえ気が付かなかったことなのに。
伊達にネウロイ相手に最初期から戦い続けているウィッチじゃないな。
『そういうことにしておこう。』
どういうことだよ、と突っ込みそうになったが藪蛇になりそうだったので辞めておいた。
エイラの姉さんといい、この娘といい・・・・・
もうちょっと皆、芳佳を見習った方がいいんじゃないだろうか。
『ところで最近スツーカを新調したいと思っていてな。』
にべもなく突然そう言ってくる彼女。
・・・・・じいさんたちを突き上げて出させろと?
さすがに彼らがかわいそうになってきたが、自国のことは自国でどうにかしてもらう事にした。
「わかったよ。新鮮な牛乳も届けさせよう。」
『さすがだな。・・・・・・・やはり私の僚機にならんか?』
何度も受けているいつものお誘いをいつも通りに断る。
「君がいれば百人力だが、今の俺には居場所があるんで。じゃあね。」
そういってがちゃりと切る。
相変わらず血の気の多い娘だ。
すると、また通信機が鳴り響く。
先ほどとは違う娘のようだ。
もう一度通話に出る。
「はい。もしもし。」
『む、つながった。わらわ』
「人違いです。」
聞き覚えがあるけど、わがままばっかり言ってくるあのお姫様の声だったのですぐにがちゃりと切る。
さすがに今は話す気にはなれない。
ふー。今日はもう寝ようか。
ガリア、リベリオン、ブリタニアの面倒くさい政治問題に巻き込まれた記憶を思い出してしまった。
506にいたときには各国が俺を政治道具に利用しようとしていたからな。
自国の影響力を高めるために勝手に俺と仲がいいと宣伝していたからさすがに諫めた。
やりすぎて506のA隊にも、B隊にもいられなくなってすぐに去ったんだよなぁ。
というか冷静に考えると、ペリーヌを隊長として選べなくて、空中瓦解しかけて、自分たちの貴族ウィッチしか選びませんっていう縛りプレイに失敗して、結果的に統合戦闘航空団が二つに割れるってやばいよな。
でも、今の俺にはもう関係ないとベッドの中にもぐりこんで寝た。
・・・・・・・・・・・・・
「のう!!これで番号はあってたのではないのか?!!なぜ切れたのじゃ?!!」
「さ、さあ・・・・。」
どこかのセダンにいるお姫様が隣にいたハイデマリーに叫んでいたけど些細な話。
圭子ちゃんの資料見たけど子供のころのことはさすがにわからなかったので想像で書きました。
あと、ハインリーケのしゃべり方がわからなかったので教えてクレメンス(おねだり)
その他の人物たちのしゃべり方とか間違ってたら教えてクレメンス(媚び媚び)
あまり本編で絡みがないけど、ガリア共和国のために身を挺して献身、奉仕しているペリーヌに密かに惚れて、裏でいろいろやっている模様。
だから彼は当初は506に対してあまりいい印象を持っていませんでした。
だって、内ゲバでしたから・・・・(震え声)
もっさんにばれるボバ君。
さらっと出てくるルーデル閣下とハインリーケとハイデマリー。
彼は自分の通信機の番号は適切だと判断した相手だけに渡しております。
ボバの通信機のコードをハイデマリーから教えてもらったハインリーケ姫は彼に掛けましたが、嫌な予感がした彼はすぐにガチャ切りしました。
ボバ君は彼女たちのことを好んでいますがそれとこれとは話が別の様です(無慈悲)
面倒な政治に二度と巻き込まれたくないと思っているからね。
仕方ないね(レスリング)
なお、彼女たちのフラストレーションはあがる模様。
次回予告。
・・・・・・・・と行きたいところですが。
ちょっと小話のほうで番外編やってみます。
お楽しみに。
活動報告でアンケートやっています。
この作品をもっと読者の皆さんが望むような作品にしたいので力を貸してください。
書いている側からだと、どういった話を読者が望んでいるのか全く分からないので。
期限は11月25日までで活動報告でやっております。
あなたの力を貸してください。
あらすじかえました。
KEY(ドM)