ボバ・フェット(偽)はウィッチとともに空を飛ぶ 作:KeI77777
Q今回の話で、本格的に他のウィッチたちの
様子がわかりましたが、やっぱり地雷原だったよ(諦め)
このままだと、506では隊を分けてる場合じゃねーと合体するんじゃね(確信)
そしてゴロプさんのような堅物キャラが女性らしさ出そうとがんばるのは、いいぞ
ギャップ萌えは、いい文化、破壊しない!
さらに名前呼びに成功したこで乙女回路が回りすぎてる美緒さん(いつか押し倒すじゃね?)
そして502ではボバ君の交友関係が把握される(爆発まで後?話)
ボバ君て今のところブラスターしか使ってないけどまさか、ライトセーバーも
使える? あれって作り方は難しくないから、対ネウロイ用として
あとがき見て一言そりゃこんだけキャラが多いウィッチーズという作品で
一話一ヒロイン制をしてたらそうなるよ、回せる作者が一番すごいけど(゚Д゚;)
A爆弾には導火線というものがありまして・・・。
ヒロインに関しては読者の皆さんに、手伝ってもらっているので書けているというのが実情です。
かわいい娘が多すぎで誰を書こうか悩む。
今は話の中で伏線を張っていっているところなので、それを早く回収したいです。
・・・・・・・・その時に彼はどうなるだろうか。
Qキャラについて教えるゾ
フェデリカ隊長のしゃべり方が原作と正反対になっていて「なんだお前!?(素)」状態になってるゾ
フェデリカ隊長のしゃべり方は柔らかいお姉さん口調(~わよ、とか)だからラル隊長みたいなクールドライな感じではないゾ
詳しくはケイズ・リポートや紅の魔女、同人誌やpixivなんかで見てみるといいと思うゾ~
Aなるほど。ありがとナス!!
これでまた一歩博識になりました。(誇らしげ)
Q投稿間隔が24時間切ってますがそんなペースで大丈夫か?
この作品を読むのが最近の一番の楽しみなので、無理せず長く続けてほしいものです。
まあその分ボバくんの苦労も増えるけど仕方ないね。
リクエストした戦歴もちょくちょく更新されていてありがたいです。
「正妻は芳佳だ。文句があるならお空の上で聴こうじゃないか。」←あの世でってこと?
それと誤字とは違うかもしれませんが、『賞金稼ぎは脱走する。』の中にある「ミッション・イン・ほぼポッシブル」がちょと気になっちゃいました。
これだと「Mission in ほぼ possible」…無理やり訳すと「ほぼ可能な中での任務」ですよね。
「これくらい余裕だぜ!」という意味でしたらありですが、「うーんこの無理ゲー」という意味でなら「Mission ほぼ impossible-ミッション・ほぼインポッシブル」の方が適切かなと。
余計なお世話でしたらすみません。
A治しました。ご指摘ありがとうございます。
戦歴は一体どうなってしまうんだ・・・。
お話として考えているのが、「あの時のあいつがどうしてここにいるの?」とかつて出会ったウィッチ達と再会する的な過去の小話とか、第二章の「ワールド・ウィッチーズ編」とか。
EXの三章の逆、神様転生とか。
構想はありますが、もっと面白いものがあれば迷わずにそちらを書きます。
あくまで「他のマイナーないろいろなウィッチ達が出てきて、なおかつ主人公が首を真綿で締められるように苦しむのを見られる唯一の作品。」という路線ですから。
お空の上(意味深)
Q宮藤さん...ヤリスギィ!!
Aイキズギィ!!
ここの淫獣さんはそっち方面ではなく、「本当の意味で淫獣」です。
ということは・・・。あっ(察し
Q更新お疲れ様です!!番外編も面白かったですが、個人的にはIFでもいいのでもっとドロドロした修羅場が見たかったりします。自分なりのペースでお身体に気をつけつつ頑張ってください。
Aじゃあ、IFで「爆弾メモリアル~ヤンデレレベルの修羅場~」も書いてみましょうかねぇ。
Q芳佳は可愛いなぁ(大変だね)
これから相手をする人が多いから体力をつけなきゃ(意味深)
よかったねボバ!責任取って生き続けてね(ニッコリ)
質問:作者さんはもしどんな女の子(ウィッチ)と一緒にいたいのですか?
Aボバくん!!宇宙に逃げよう!!(提案)
宮藤一択です。
ほんへ、スタート。
今回はさらに設定が違う部分があります。
ペリーヌ。かわいいよ、ペリーヌ。(浮気)
KEY(ドM)
506にはA隊とB隊が存在する。
すべては政治的事情によるものだった。
506の正式名称はノーブル・ウィッチーズ。つまり、ガリアの貴族のウィッチだけで構成するという意図をもって作られた統合戦闘航空団だった。
しかし、当初、隊長として招いていたガリア解放の英雄、ペリーヌ・クロステルマンがこれを拒否したために、当初の予定が崩壊。
ならばと白羽の矢を立てられた他の貴族のウィッチ達も運悪く、所属することはできないと拒否されてしまう。
こうなればそこをチャンスとみて、横やりを入れるのが他の国である。
統合戦闘航空団では、もっとも所属しているウィッチの数が多い国が影響力を持つことができる。
そのために、ガリアの力を抑え、自国の国際的な影響力を高めるために、我こそはとこぞって他の国、リベリオンがウィッチ達を送り込んだ。
そして、これがA隊とB隊に別れることになる原因となった。
その時、既にガリアでは他のウィッチを所属させることには成功していた。
ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネとハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン、他の有力な貴族のウィッチ達が配属されたからだ。
来たのはいいものの、居場所がなく、かといって送り返すこともかなわないので、ガリアは他の国から送られてきたウィッチ達を506のB隊としてA隊のいるセダンから大きく離れた場所に配属した。
黒田那香という扶桑皇国からやってきたウィッチによって正史では物語が動き出すが、この時間軸ではガリアのペリーヌ・クロステルマンのことをよく知っている彼の来訪によって506の物語は幕を開けた。
・・・・・・・・・・・・・すべては、彼宛にガリアから使者が届けられたのがきっかけだった。
・・・・・・・・・・
「・・・・・・で?貴族のごたごたに俺の力を借りたいと?」
「・・・・・・要約すればそうでございます。」
次のウィッチ達の組織に行こうとしていた俺の居場所を突き止めた、ガリアからの使者さんが唇をかみしめながらそういう。
その悔しさとは、俺みたいな人間にガリアの誇り高き人間が頭を下げて助けを求めることか、自分たちの不甲斐なさに対するものか。よくわからないがどうでもよかった。
それよりも宮藤のためにもっとウィッチを助けておこう。
そうすれば次あったときに彼女が喜んでくれるはずだ。
話しは終わりとばかりに立ち上がろうとした俺。
しかし、次の使者の一言が俺の動きを止めた。
「―――――――――ペリーヌ・クロステルマン殿をご存じですかな?」
使者の方を向く。
なぜ彼女の名前が。
いや、それよりも何のつもりでそんなことを。
真意を探るべく、俺は使者に続きを促した。
「・・・・どこまで知っている?」
「あなたの戦歴と、1937年の扶桑海事変でのこと、その他のほぼすべての暗躍も調査済みです。」
面倒な相手だ。
さすが政戦が上手いガリアのやり方と言ったところか。
俺がどこまで今までのウィッチとネウロイの戦いに関わっているか、分かったうえで交渉に臨んできている。
こういうやつが一番油断ならない。
気を入れ替えて、威圧するように殺気を少し飛ばして脅してみる。
「・・・・・・・・彼女に何かしようってのかい?」
「いえ、彼女はガリア解放を成し遂げてくれた英雄です。プロパガンダとして生きてもらうならともかくそんな真似はしませんよ。」
彼女の純粋な思いを利用するかもしれないことに関しては否定しないと。
なるほど。
使えるものは使う。
物の道理だ。
「はっきりしろ。何がいいたい?」
「506に来ていただきたい。彼女が506の隊長にならないかという我が国の誘いを断りましたから、少し困ったことになっているのですよ。」
先ほど男が話していたA隊とB隊に分かれた506、ノーブル・ウィッチーズの話か。
確かに彼女は貴族としての格も、実績も、何より知名度も半端ではない。
はっきり言ってガリア国民から一番人気のあるウィッチの一人だろう。
そんな彼女が506の隊長職になれば、ガリアの内部対立による政情不安も払しょくできただろう。
だが、彼女はガリア復興のために、「英雄」としてではなく、「ペリーヌ・クロステルマン」という一人の人間としてそれにあたりたいと断ったらしい。
その穴埋めに、俺を入れたいというのか。
俺自身の知名度はないが、ネウロイを倒して戦線を開くことは確かにできる。
ウィッチではなく、あくまで協力者なので他の国への言い訳も経つし、何より俺は他の国ともつながりを持っている。
それをうまく扱うことさえ考えているのだろう。
……その話を聴いたとき、俺が抱いたのは、彼女に対する言い知れぬ莫大な感情の渦と、
いつまでも身内でもめているガリア政府への怒りだった。
俺の怒気を受けて怯える使者。
おっと、怖がらせてしまったか。
まぁ、交渉が有利に運べるから儲けものと考えておこう。
「わかった。」
「助かります。では・・・」
「ただし。」
男が契約書を取りだして、内容について話そうとしたところを遮って念を押しておく。
「・・・・・・・・・今後、ペリーヌ・クロステルマンに一切手を出すな。」
破ったら、お前と、お前の国の政府要人を殺す。
そう言い放つ。
ぶるりと身を震わせる男。
「は、ははははは。お、恐ろしいですね。・・・さすが“世界最強の賞金稼ぎ”」
「知っていたうえで利用しようとしているのなら、お前ら全員地獄に落とす。
・・・・・・・俺の大切にしている者を傷つけたら何があろうと、な。覚えておけ。」
宮藤に会ってから、どうも自分の気持ちを自覚するようになってきたらしい。
彼女たちをその他大勢と捨て切るには、心を通わせすぎた。
ならば、守るだけだ。
・・・・・・“世界最強”の名にかけて。
・・・・・・・・・・・・・・
「よ、芳佳・・・・。」
「大丈夫ですか?」
いや、君のせいなんだけどね。
彼女と二人っきりで扶桑皇国に行ってきた。
久しぶりの帰郷に大喜びした彼女の姿を見て、連れてきて本当に良かったと思ったものだ。
一緒に奮発して高級な宿屋に泊まった。
和服姿の彼女は最高だったとだけ言っておこう。
・・・・・・・腰は痛いが。
内緒で精の付くものを買いだめして起き、知り合いのウィッチたちのためにお土産を手に入れてスレーヴⅠに彼女とともに乗り込む。
有給休暇のようなものを受け取って、彼女とのひと時を過ごせて満足だった。
だが、俺は知らなかった。
世界の至るところで俺の話を知り合いのウィッチ達がしていることに。
そして、その会話の内容が決して穏当だとは言えないことも。
色ボケしかけていた俺は、芳佳の膝枕で赤ん坊のように眠りこけていた。
「~~~~~~♪」
鼻歌している芳佳がかわいかった。
・・・・・・・・・・・・・・
「よし。今日はここまで。」
そういって若いウィッチ達の指導に当たる一人の女性。
顔には横に掛けて傷がついており、目は獣のごとく鋭くギラついており、幾たびの戦場を超えて生存を果たしたベテランの戦士の貫録を兼ね備えている。
ハンナ・ルーデル。
帝政カールスラント所属の軍人である。
年齢的には23.4であり、あがりを迎えており、前線から離れる・・・・はずであるが、実はこっそりと出撃記録を書き換えたり、墜としたネウロイのスコアを他のウィッチに渡したりして自分が戦いに向かったことがバレないようにしたり、やりたい放題の問題児である。
最近は丸くなってきたが、かつでは彼がかかわっていた「いらん子中隊」とも接点がある人物である。
今、彼女は上からの“強制”命令でこうしてネウロイの元にいけないように訓練場に縛り付けられていた。
彼女はカールスラントにとって英雄であった。
そんな彼女を失うことがあれば、士気が落ちる。
そう考えてのことだった。
宿舎に戻っていくウィッチ達。
それを嬉しそうに眺める彼女。
いつもは自分自身が前線に立って戦うことばかりを考えいたが、こういうのも悪くないと彼女は感じ始めていた。
(最近は逸材が多くなってきたからか、教えるのも楽しいな。・・・・・・・牛乳が好きな奴が増えるともっといいのだが。)
牛乳と出撃が大好きな彼女は寂しそうにそういう。
もしここに同じカールスラントの英雄で、牛乳好きのハンナがいたら話も弾んだだろうが。
そして、彼女は年齢的にシールドを張ることができなくなっていたが、まだやりたいことがあった。
それは、彼とのコンビを組むことである。
自分の動きについてくるどころか、それさえ上回らんとする相手だった。
一緒に飛んでいるだけで楽しい。
ネウロイを共に爆撃できたらさらに嬉しい。
今でも彼とともに戦いと思っている。
(はぐらかしおって・・・・。)
今は501にいるという彼の顔を思い浮かべて、頭の中で彼を爆撃しておく。
気がじれにじれて、心が溶けそうなのだ。
そんなはやる気持ちを抑えながら自室にまで戻り、
ドアを開けて、ベッドに腰掛ける。
なぜ、いつまでも501にいるのだろうか。
理由がわからずに多少イラついていた。
いっそこちらから内緒で押しかけてやろうか。
そんな爆発一歩手前の彼女を止める、救いの一手がやってきた。
コンコン、とドアノックされる。
「入れ。」
「失礼します。」
そういって入ってくる一人のウィッチ。
彼女にどうやら用があるらしい。
それに向き直るハンナ。
「どうした?」
「お荷物が届いております。」
そういって渡されたのは、一通の手紙。
「ご苦労。下がっていいぞ。」
はっ、と敬礼して下がっていく下士官。
手紙。
いつも書いているものであり、その相手は彼女にとって一人しかいなかった。
封を開けて、中身を取り出す。
そこには一枚の手紙と、きれいな黒のリボンが袋に入っていた。
手紙を読む彼女。
「・・・・・・・・・・・。」
手紙には新鮮な牛乳を上の奴に送らせたこと。
そして、君に似合うであろう扶桑皇国で買ってきた黒のリボンを贈ったこと。
それらのこと関して書かれていた。
いつもは、マイペースで我が道を行く彼女もこの時ばかりは停止した。
リボンを手に取る。
これをつける。
それはそれで何でもないことだ。
しかし、彼女にとって気にくわないのがそのあとのことだ。
もし、彼から送れられてきたこのリボンをつけて、次に出会ってしまったら思いっきり似合っているとかかわいいとか、そういうことを言ってくるのではないかと警戒しているのだ。
これが、どこの馬の骨とも知らない相手だったら全く動揺しなかっただろう。
だが、今回ばかりは事情が違った。
自分が認めている、それも異性からの贈り物。
どこかむず痒い、と彼女は感じた。
考えること数分。
出撃するのに一秒も考えずに戦いに赴く彼女は、これまでにないほど悩んでいた。
結局、自分の手首にお守り代わりとして他の人間からは見えないように巻いておくことにしたのであった。
爆弾が爆発しないことが果たしていいことなのか。
それは誰にも分からない。
・・・・・・・・・・・・・
「ここか。」
スレーヴⅠを駆って、やってきたのは506がいる場所。
ここにA隊がいると聴いたが・・・。
あたりを見回す。
迎えの者がいないかどうか探すが、まだ来ていないようだ。
仕方がないので、知り合いから教えてもらった本を開いて読みながら待つことにした。
一ページずつ、ぺらりとめくりながら精読する。
数分経った頃に目的の相手はやってきた。
「・・・・・・・ボバ・フェット様ですね。」
黒いコートに身を包んだ男が目の前に立っていた。
迎えの者か?
すると、男は懐に手をかけて
銃を取り出した
それをワイヤーを発射して身動きをとれなくさせて、当身を放ち、気絶させる。
「・・・・・・・お迎えはお迎えでもあの世からだったか。」
男を床に転がして、何者か調べるために持ち物をあさるが、何も出てこなかった。
どうやら身分を明かすような手掛かりとなるものをあらかじめ持たないようにしていたらしい。
つまるところ、失敗しても痛くもない捨て駒か。
しかし、なぜ俺を狙撃しなかった?
・・・・・・・・警告?
俺の実力がどれくらいものか見るために?
今のうちに尻尾巻いて帰れとでも?
・・・・・・・・・・これは、躾が足りなかったか。
(きちんと優しく注意してやったのに。)
誰が狙ってきた?
ガリアでは、共和制派と王政復古派が対立していて、そこにド=ゴール派が台頭してきている。
そのあたりか。
男を裸にして縛り付け、裏路地に放置しておく。
運がよければ、男娼あたりに襲われるくらいで済むだろう。
さて、そもそも使いが来るのかどうかさえ怪しくなってきた。
どうするか。
そう考えていた俺の耳に誰かの声が聞こえてきた。
「んー。どこかなー。」
振り向くと、明らかに扶桑皇国の人間だとわかる和風の服装に身を包んだ少女くらいの人物がいた。
「あー。すいませーん。」
彼女を見ていたら、声を掛けられた。
何か不審がられたかな。
しかし、そうではなかった。
「この場所に行きたいんですけどー。」
地図を広げて見せて、とある場所を指示してくる。
そこは、俺が行く予定のA隊が駐屯している場所だった。
後に、俺から何回も扶桑のスイーツをとっていくことになる、ある意味天敵の黒田那香との出会いであった。
・・・・・・・・・・・・
「俺に頼みたいこと?」
「うん。」
芳佳とのデートを終えた俺に、彼女からの呼び出しがかかった。
アドルフィーネ・ガランドである。
いつものように飄々とした雰囲気を保っていた。
しかし、どこか沈痛な面持ちだ。
「前に行っていたネウロイの様子は覚えているかい?」
「ああ。動きが不気味だというあれか。」
戦線でのネウロイ達が、進軍するのではなく、戦線を放棄して逃げ始めたのだという。
これは由々しき事態にも思える。
ネウロイは進化を遂げ続ける生物だ。
ならば、これは始まりに過ぎないのかもしれない。
人間のようなさかしさをやつらが身に着けたらどうなるのか。
想像しただけで嫌になる。
「そいつらは今どうなっている?」
「戦線ごとによってその様子、状況はもちろん違うけど、みな、一様に海を目指し始めているね。・・・・・・・ネウロイが通ろうとする場所には人があまりいない場所を選んでいるというのも不思議だ。」
かつての扶桑海事変や、カールスラントの拠点崩壊を思い出す。
1930年代から現れたやつらは、一様に人間を攻撃し続けていた。
そのやつらが、人間のいないルートをわざわざ通るものなのか。
それに、海を目指しているというのも気になる。
「海か。やつらは一体何を目論んでいるのか。」
「さあね。ただ、一つわかるのはこれまでと全く違うことが起きる可能性が高いってことかな。」
ガルフィが俺の顔を見つめてくる。
大方、非公式で俺にこうして頼んでいるということは、自分の部隊を動かし足り権限を使える場面ではないということか。
彼女の頬に手を添える。
1936年のあのころと、彼女は大きく違っていたが、きれいな瞳の色は変わらない。
「いい女になったな。・・・・・あの時の娘が。」
「もともといい女だよ?私は。」
こういうところがいいのだ。
余裕を感じられて、やりとりの一つ一つが楽しい。
マスクをつけて、いつもの仕事服に着替える。
彼女の頼みとあっては断れない。
「行ってくるよ。・・・・・・君のために。」
「行ってらっしゃい。」
窓を開けて、そこから身を投げ出す。
それをいつものことと言わんばかりに冷静に見届ける彼女。
その日から、ネウロイの調査が始まった。
・・・・・・・・・・・・
506の二つある部隊のうち、B隊が存在するディジョンの基地。
そこのある一室で、ある人物が手紙を読んでいた。
マリアン・E・カール大尉である。
あのシャーロット・E・イェーガーと仲が良く、504の竹井醇子と激戦を繰り広げた好敵手でもある。
彼女は今、自分が受け取った手紙の返事をどうしようか考えているのである。
しかし、スピードを出すことにしか興味がなかったシャーリーと同じ速さ狂いの彼女は、何をどう書けばいいのかわからなかったのである。
シャーリーの状況を教えてくれるのは彼女にとってありがたかった。
それでも、その返事を書くことにさえ悩むほど、彼女の心中は穏やかではなかった。
恥ずかしい。
冷静に考えた結果そう感じてしまったのである。
特別士官を断り、たたき上げの積み重ねのよる努力によってここまでの地位にやってきた彼女は、それまでこうした経験があまりなかった。
だから手紙の内容も、どうやったらネウロイを効率よく倒せるか、どうしたらもっとスピードを出せるのか、そんなことばかりを話してしまっていることに気が付いてしまった。
ある意味、人生をそうしたことばかりに費やしてしまったからこそ、偏っているともいえた。
(・・・・・・・・・・・・。)
悩み続けるも、筆は進まず。
書いては捨て、書いては捨てるを繰り返していた。
そこに一人の人物がやってきた。
「あら・・・・?どうしたの?マリアン?」
同じくB隊所属のウィッチ、ジェニファー・J・ブランクである。
いつもは荒々しい口調で、ストライカーユニットの整備をして、速さの追及を日がな一日中していた彼女の姿に驚いたのである。
仲間から声を掛けられてそちらを向くカール。
「ジェニファーか。いや、手紙のことでちょっとな。」
そういってジェニファーに自分がもらった手紙を見せる彼女。
それを見て、ああ、という顔をして明るい表情になる彼女。
「あなたももらったのね!!私ももらったのよ。」
そういってこれまた違う便箋の手紙を取り出して見せるジェニファー。
同じか、とカールはひとりごちた。
「でも、どうしたの?何か悩んでいるみたいだけど。」
「・・・・返事をどうすればいいのか迷っていた。」
仲間のそんな顔を見たのに驚くジェニファー。
荒々しくも、勇猛果敢のカールのそんな顔が珍しいといったところだ。
「いつもはすぐに考えて書いているじゃない。」
「ああ。でも、気づいてしまったんだ・・・・。いつも手紙でシャーリー達や、スピードについての話ししかしていないと。」
それは女としてどうなのだろうか。
それが、彼女の迷いの理由であった。
そんな彼女の不安に共感するように言うジェニファー。
「あの人なら大丈夫でしょう。そんなことであなたのことを嫌いになったりしないですよ。」
「そうかな。・・・・もう少し考えてみる。」
そういってまた机に向き直るカール。
そんな彼女の後姿を少し見ていたが、邪魔になっては悪いと考えて部屋から出て行くジェニファー。
(皆、考えることは同じですか。)
501にいるという彼。
かつて、506に居た頃は貴族にたいして無関心だった。
だから私たち庶民派のB隊の仲間だと思っていた。
しかし、それが違うことを初めて出会ったときに知らされた。
部屋に入ってきた彼は、マスクに重そうなアーマーを着こんだ奇抜な格好の人物だった。
それを見た誰もがなんだこれ、と奇怪に感じだはずだ。
そして、低い声で話しかけてきた。
『お嬢ちゃんたち。確か、ペリーヌ・クロステルマンと同じ国のウィッチだよね。』
初対面のウィッチをお嬢ちゃん扱い。
それに少なからず動揺、怒り、憤慨したものが多くいた。
だが、次の彼のぞっとするような声色の言葉に皆黙ってしまった。
『・・・・・・A隊だの、B隊だの、くだらないことで彼女の献身に水を差しやがって。』
そういって部屋から出て行く彼。
しばらくは、身動きが取れなかった。
そして我に返って、最悪のファースト・コンタクトを終えたことに気が付いた私たちは、隊長に抗議した。
なんだ、あの男は。
いくらなんでも鼻持ちならないじゃないか。
あれではA隊よりもひどいではないかと。
いや、一体何者だ、と一様に聴いた。
そんな私たちの抵抗を受け止めつつも、これは上部からの命令だ、と彼女に言われて何も言えなくなってしまった。
・・・・・・・・一緒に空を飛んで戦ってくれる男の人。
そんな相手と出会ったのは、みんなにとっても、自分にとっても未知の体験だった。
結局、彼は506をA隊とB隊に分断させてしまった元凶だといわれる要人達を失脚させて去っていってしまった。
彼自身もウィッチと引けを取らないほどの戦歴を持つと聞いていたが、実際にともに戦ってそれが分かった。
今は、どうやったらあのA隊ではなく、B隊に戻ってきてくれるのか、それを皆で考えているところだった。
・・・・・・・くしくも、全く同じことをいつもはそりが合わずに敵対視しているA隊のウィッチたちも考えていたのだが、それを彼女たちが知る由もなかった。
・・・・・・・・・・・・・・
スレーヴⅠの船内。
俺とシャーリーはテーブルを囲んで話し合っていた。
「・・・・・んで、マリアンから手紙が来てね。シャーリーが元気そうでよかったっていうのと、どうやったらもっと速さを得られるのかという話が書いてあったよ。」
「そっか。マリアンの奴も相変わらずのスピードバカだな。」
それは君もだろう、と突っ込む。
今俺は、506のB分隊のマリアンからもらった手紙をシャーリーに見せている。
何かを懐かしむように目を閉じて考えている彼女。
「なあ、506ってあたしと同じリベリオンのやつばっかりなんだろう?どんな奴ばかりだ?」
「一言でいえば、シャーリーが何人もいる感じ。」
それを聴いた彼女は、B隊の隊長はさぞかし大変だろうな、と感じた様子だった。
自分も軍規違反ばかり起こして除隊されかかっていたので身に覚えがありすぎたのだろう。
どこか気まずそうにしている。
「それは、やばいな。」
「まあ、根は良い娘ばかりだよ。」
彼女たちには出会い頭に喧嘩を売るようなことを言ったが、それも彼女たちの人柄と実力を見極めるためだったし。
どこかの爆撃女王がよく使っていた手段だ。
彼女自身は生粋の実力主義者だったが。
俺が彼女たち自身を嫌っているということはなかった。
・・・・・・・もう少しA隊の娘達と仲良くしてくれればうれしいのだが。
「ところでさ。」
「ん?」
何かを尋ねようとする彼女。
どうしたのだろうか。
「あんたは506に居たんだよな?」
「ああ。」
あの時のことか。
色々あって、最終的には俺が邪魔な奴らを“掃除”してまた別のところにふらふらと言ったんだよな。
・・・・・・・・手紙でのやり取りから彼女たちが、俺が突然いなくなったことに対して悲しむようなことを言われたが、あそこまでやったらもう、国外にいったん出るしかなかったからな。
「A隊とB隊の二つが506には存在するんだろう?だったらどちらか片方だけに所属していたのか?」
その問いに首を振って否定する。
「正確にはあくまで“協力者”だったよ。さっき説明した通り、A隊は貴族のウィッチだけで構成されていてあまり歓迎されなかったし、B隊に入ろうとしても、各国から俺は危険視されていて、下手にB隊に入っていたらリベリオンに入れ込んでいるとみなされる可能性があったからね。両方を往復していた。」
「うわぁ、しんどそう。」
うへー、と政治って面倒くさいと彼女がつぶやいた。
まあ、本当に面倒だったが。
もっと皆、ペリーヌや芳佳のようにまっすぐに人のことを考えられないものなのか。
話しが終わったので手紙を元の場所に戻そうと、立ち上がった俺の腕を彼女がつかんでくる。
「ん?どうしたの?」
俯く彼女。
何があったのだろうか。
「あ、あのさ・・・・。明日って何もないんだよな?」
「ああ、うん。」
もじもじと体をくねらせて、どこか恥ずかしそうだ。
あ、これはもしや・・・・。
先手を打つ。
「そうだなー。どこかにそんな俺と一緒に遊びに行ってくれるかわいくて、グラマラスで、魅力的なシャーロットさんはいないかなぁ。」
恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女。
うむ、この反応だ。
これがかわいいのだ。
「さ、先に言うな!!バカ!!」
「察しがいいのは嫌いかい?」
・・・・・・・・嫌いじゃない、と小声でいう彼女。
それを我慢できずに抱きしめる。
「あ、ちょ、ちょっとこら。」
「あったかいなぁ。シャーリーは。心臓の音がすごいことになっている。」
バクバクと鳴り響いてやまない彼女の心音。
それほど、今の状況にドキドキしてくれているというのか。
「あんまりそういうこというなよぉ・・・。恥ずかしいんだから・・・。」
そういう表情をされるとますますからかいたくなってしまう。
が、これ以上やるとこちらも我慢がきかなくなるのでやめにしておいた。
「・・・・・あたしも、あんたの心臓の音が聞こえるよ・・・。何だか落ち着くね・・・。」
そういって俺の胸に耳を当てる彼女。
「今日は泊っていくかい?ここなら二人っきりで過ごせるけど。・・・・・まぁ、シャーリーがいやなら無理にとは言わないが。」
そんな俺に対して冷たい目線で見つめてくる彼女。
「・・・・・・答えがわかっていることを、意地悪く聞くやつは嫌いだ。」
拗ねてしまう彼女。
そんな彼女の手を取る。
「俺、やっぱりシャーリーのことが大好きだ。」
「・・・・・宮藤の奴よりも?」
「それは、それ。これはこれ。」
そういって視線を逸らす。
「・・・・・・あたしもだよ。バカ・・・・。」
星を見ながら、彼女と一夜を共に過ごした。
その頃の芳佳さん
自室でお腹をさすりながら、恍惚とした表情でいる模様。
寝ているのに、時折うへへへへへ・・・・と女子からぬ笑いを出しては
隣のリネットにひかれている。
リーネはそんな彼女のことを心配しつつも、うらやましいと感じていたとか。
506A隊「はやく帰ってこい。」
506B隊「はよ。はよ。」
502「(力をためている。)」
501「(もっと構ってほしそうにしている。)」
ルーデル「一爆撃行こうぜ!!(モンハン風味)」
扶桑皇国のウィッチ「(手招き)。」
ガラント「(ワインを差し出してくる。)」
ネウロイ「ちょっと本気出す。」
芳佳「(野獣の眼光)」
ボバ「(今日はスッポン鍋のマムシ風味に、鰻のかば焼き添えかな・・。あ、芳佳がかわいい。よしかわ(芳佳かわいいの略)。」
506の小説を読んで、いいキャラが多くて出してしまった。
マリアン・E・カールとシャーリー。
そして竹井醇子を絡ませたいと思っているこの頃。
原作ではまず見ることのないウィッチ同士のやりとりっぽいもの・・・・。
これを、ほぼすべて統合戦闘航空団を回っているという人物(ボバ)を通して、そのつながりを保つ役割をさせて書いてみたかった。
スレーヴⅠがあると話が書きやすくて助かる。
あ、ネウロイさん、お疲れ様です。
資料が多いが、ストパンは設定を読んでいるだけでも楽しいからすごい(小並感)
506?
もう、諦めればいいんじゃないかな(白目)
芳佳について。
芳佳は性の喜びに目覚めてしまった。(性の喜びに目覚めやがって!!)
想像してみてほしい。
少し原作から時間が経っているとはいえ、この年齢でそういうことをしたらどうなるのか。
男子中学生がヤッちゃって、歯止めがきかなくなっているようなものです。
他の組織の状態について
まあ、うん。
ルーデル女史のところで書いているけれども、彼女たちは待っているからはよ、というグループか、いい加減こちらから押しかけるぞ、とかいう考えに大きく分かれております。
ルーデル女史はどうかって?
押しかけてきて、カールスラントまで連れて行こうとしてきます。
次回予告。(いつもの)
ネウロイの様子がおかしいとガランドに聴いた彼がやってきたのはとある場所だった。(むせる。)
そこで起きる出来事。
そのころ、彼女たちの様子にも異変が。
おケイさん。必ず救いの手は伸ばすから、まだ彼を刺さないでくれ。(制止)
次回「賞金稼ぎは奮闘する。」
何を頑張るかって?
それは・・・・。
ボバ君の戦歴を更新しました。
今、扶桑海事変の漫画と、いらん子中隊と506の小説と、アフリカの総集編読み込んでいるから過去編をちょくちょく新しく章をつくってやるかも。
見たい人っているのかな?
KEY(ドM)