ボバ・フェット(偽)はウィッチとともに空を飛ぶ 作:KeI77777
とりあえず投稿です。
そのまえにいつもの感想返し。
感想返し
Q三者三様のヤンデレが恐ろしい、あれ、
これ本編でも一歩まちがえたら、こうなる結末(゚Д゚;)もありえる(恐怖)
本編でもボバ君がいる、いないにも関わらずウィッチたちも行動しようとしてますね。
サーニャは覚悟を決め、エイラはヘタレ、でもエイラは個人的に覚悟決めたら
他のウィッチたちをごぼう抜きするイメージがある。
これいつかウィッチとのデート中に別の人にウィッチは見た!またはバッタリ会った
もあり得るな、そしてそのまま監禁か刺されるに一票
A本編でもハンナと扶桑皇国でデートしていた時に、竹井醇子ちゃんたちと鉢合わせしかけたじゃろう?
つまり・・・・。
エイラはヘタレの皮をかぶったイケメンだからなぁ。
案外サーニャより上手く行くかも・・・。
Qアカン、とにかくアカン。アンケートで修羅場ルート選んだ俺が言うのもなんだけど、ボバさんや、本編ではこうならないように、とにかく頑張れ(゜ロ゜;
手言うか最近のハーレム系主人公達は、彼(ボバさん)並の危機感と漢気を持った方が良い…
A本編はほとんどのウィッチ達から恋慕されているからもっとやばいと思うんだよなぁ・・。
修羅の道やね(ニッコリ)
ちなみにボバ君の設定を作る時に、SWのボバ・フェット、シティー・ハンターの冴羽遼と、スペースコブラのコブラとゴーストスイーパーの横島忠夫と、サクラ大戦の大神隊長、そしてモンキーパン○先生のルパン三世からそれぞれパーツを抜き出して作り上げました。
女性に対して堂々とした主人公を作りたくてそうしました。
彼らは今でも私のヒーローです。
では、初めてnの過去編、どうぞ。
KEY(ドM)
賞金稼ぎと過去 506編 その1
嵌められた。
今、俺は黒田那佳というウィッチを連れてA隊の基地まで向かっていたはず・・・だが。
なんというか、俺がガリアの奴らから渡されていた情報が意図的にすり替えられていたらしく、ついた場所はA隊の場所ではなく、B隊だった。
それに気が付くがもう遅い。
もともと最初にA隊の方にジョドー・カストという偽名で入り込んだ後、B隊にはジャンゴ・フェットという偽名で入るつもりだったのに、これでは意味がない。清掃員の格好をしていたのがあほらしい。
ボバ・フェットとして協力を要請されたが、貴族たちとブリタニアの動きがどうもきな臭いので偽名を使うことにしたのだ。
もちろん、基地で彼女たちと顔合わせするときはいつもの格好でボバ・フェットとして紹介するが。
隣で呑気にスイーツ談義を仕掛けてくる黒田とかいうお嬢ちゃんの話に耳を傾けつつ、基地の中に入っていく。
「へー。ジャンゴさんって扶桑皇国に行ったことがあるんですかー。いろいろな国に行かれているんですか?。」
「ほら、こんなご時世だからウィッチ達を支えるために雑用を男がする必要があるだろう?そのために色んな国を回っているんだ。」
「ねえねえ。あんみつ好きですか?私はよく近くの『美よし』ってところのおばちゃんにスイーツ作ってもらっていたんですけどそこが美味しんですよー。」
「君、話聞かないタイプかな・・・。って『美よし』?」
そういえば圭子をよく連れて行っていた場所と同じ名前のような気が。
そのことについて尋ねようとしたところ、基地の中についた。
ウィッチ達がいるようだ。
うーむ、これは不味いか?
なるべく目立たちたくない場合は、表の顔はジャンゴ・フェットかジョドー・カストで通しているが。
そうだ。このままそっとフェードアウトして・・・。
そう考えていた矢先、彼女がウィッチ達に声を掛けてしまっていた。
おいおい。
少し離れた場所で彼女たちの会話を聴く。
どうにかごまかせないか祈りつつ。
しかし、そうもうまくいくわけもなく、黒田さんに手を引っ張られて彼女たちの前まで引きずり込まれしまう。
「こちらが私と同じく今日から配属になったジャンゴ・フェットさんです!!」
「ええ。清掃員としてですが・・・。英雄のウィッチさん方とこうしてお会いできて光栄です。」
「あら、そうでしたか。では、ご案内いたしますね。」
自己紹介もないまま、彼女たちは同じウィッチである黒田さんを連れて行った。
俺も後ろからつかず離れずの距離で行く。
潜入成功。
ここがB隊か。
こちらの隊はA隊の貴族たちと違い、リベリオン出身で固められていると聴いたが、なるほど確かに庶民派という感じだ。
そのまま彼女たちと別れて、あらかじめ「ジャンゴ・フェット」の部屋として用意されている男性宿舎まで向かう。
これからA隊のお貴族さまと会うと思うと少し憂鬱となる。
せめてペリーヌくらいまともな人間がいればいいんだけど、あまり期待していないからなぁ。
目的の部屋に入り、鍵をかけて重要な情報が詰まったファイルを取り出す。
そこから通信機のコードを設定し、いつも世話になっている情報屋につなげる。
「もしもし、こちらボバ・フェット。」
『あーら。ボバちゃんじゃないの。お久しぶりって感じかい?』
ふざけた様子でそういってくるのは、俺と同じく裏社会の人間。
おそらく偽名だと思うが「アルセーヌ・ルパン」である
かつてはワルサーP38を片手に俺とタイマンで戦った相手であるが、それは今は置いといて、用件を告げる。
「ふざけているばあいじゃないんだよねぇ。今、俺は506の協力者としてやってきている。」
『あらあら?なんでよ?前まで501とかいうところにいたんじゃないの?』
「知っての通り、ガリアが501によって解放されてから俺もフリーになったんだ。
今もいろいろな場所に行っていてね。んで、今日から506にもいるってわけ。」
通信機の向こうから笑い声が聞こえてくる。
うるさい。
耳をつんざく声に顔をしかめる。
『やっぱりお金のためかい?そのためにネウロイ相手に戦うなんて酔狂だねぇ』
「いや。惚れた女のためさ。」
『・・・・・・へ?』
余りにも間抜けな彼の声。
よほど衝撃だったのか数十秒ほど沈黙していた。
「だから、まあ。惚れた彼女もウィッチでさ。・・・・ボバ・フェットとして各地のウィッチたちを守れればいいなって。」
『・・・・変わったねぇ。前までは結構ツンツンしていたというか、優男演じていた狼みたいな感じだったのにさ。うん。いいんじゃない?ぬふふふふふふふ。』
「その笑い方はやめろ。・・・・話を戻すぞ。」
真剣な声色で告げる。
「・・・・・・ガリアの政争を終わらせる。そのために必要な情報をすべてすっぱ抜いてきてくれ。」
『まーた変なことを頼んでじゃってさぁ。ま、報酬にいっつもほしいものをくれるからいいけどね。で?具体的には?』
「共和制派と王政復古派、ド=ゴール派の重要な情報。それにブリタニアとリベリオンの人間で、ガリアに横やり入れてきている元凶たちの弱みも忘れずに。」
『・・・・・一体何があったのさ?』
「なあに。」
お仕置きさ。
そういって通信機を切った。
・・・・・・・・・・・・・
それからしばらくして、今度はボバ・フェットの格好をして彼女たちと再び出会った。
B隊のウィッチ達だが悪い子じゃなさそうだ。
その政治的な背景が死ぬほどめんどくさいというだけで。
でも、やはり貴族のことを目の敵しているようだ。
A隊は逆にB隊のことを馬鹿にしているのだろうか。
そう考えると少し腹が立ってきた。
ガリアの貴族は腐っているやつばかりじゃない。
自分の私財をなげうってまで復興を支えようとしているペリーヌのような本物の貴族としての誇りをもった人物がいるのだ。
だから、それを彼女たちがバカにしているような気がして、ルーデルみたいに挑発的なことをいうことにした。
『こんにちは。俺の名前はボバ・フェット。どこにでもいる男さ。』
俺の声を聴いて、なんで男が?という反応をして不審がる彼女たち。
おお、やっぱりこうか。
501でもほかのところでもそうだったけど皆一様になんで男がって顔をしていたからな。
無理もない。
俺のことはトップシークレットで、他のウィッチ達から聴きでもしない限りは506の彼女たちには何者かわからないようにしてある。
・・・・・・さて、彼女たちの反応を見るとするか。
この後。俺は彼女たちを煽るようなことをわざといい、部屋を出た。
それから、スレーヴⅠでよる仕事場が今日から二つ増えた。
・・・・・・セダンのA隊の基地と、ヴィジョンのB隊の基地である。
・・・・・・・・・・・・
同じように今度はジョドー・カストとしてA隊の方にやってきた。
黒田さんは、本当はA隊所属だと言っていて、後日こちらにやってくるそうだがジャンゴ・フェットとしてあったときには顔をマスクで隠しておいたからな。
バレはしないだろう。
そんでもって、今度はA隊の彼女たちに会うことに。
俺のことを紹介してくれるのはロザリー名誉隊長。
由緒正しき貴族の系譜のウィッチだ。
接してみたところ、温厚そうで人当たりもよさそうだ。
だからこそ、こんな癖が強そうなウィッチ達をまとめられているというか。
ふむ。さっきから金髪のどことなくペリーヌに似た雰囲気の娘が俺を睨んで来ているが・・・。
つかつかと俺の前にやってきて、言い放ってきた。
「お主は貴族ではないのだろう?なぜA隊に入るのじゃ?おかしくはないのか?」
確かに正論ではある。
ただしもし、俺がウィッチとして506に入った場合の話だが。
「いえいえ。お嬢さん。俺はあくまで“協力者”としてこちらに来たのですよ。・・・・・ねえ?ロザリー名誉隊長殿。」
「・・・・・上からはなぜ彼が私たちとともに戦うのか、その理由は明かされておりませんが、命令は命令です。」
「なっ?!ばっ、馬鹿な?!そんなことが許されるのか?!ストライカーユニットさえ扱えないものが!!」
「代わりのものなら背中にしょってますよ。これで空を飛んでネウロイを夜の花火にするんですよ。俺は扶桑皇国でみたようなきれいな花火をあなた方に見せて差し上げたいと思っておりますので。・・・・今日からあなたがたもぐっすり眠れますよ。」
ここまで言われて黙っていられるわけもなく、もう一人が突っかかってくる。
「おい。そこのお前。そこまで言うからにはちゃんとネウロイと戦えるんだろうな?」
「もちろんですよ。赤毛のお嬢さん。」
「アドリアーナ。アドリアーナ・ウィスコンティだ。」
「失礼しました。俺の名前はボバ・フェットです。・・・・よろしくお願いしますね。」
「誰がっ!!」
そういって部屋から出て行ってしまう最初に突きかかってきた偉い貴族の姫様。
あれ、名前なんだっけ。
まあいいか。
「すいませんねぇ。ロザリー名誉隊長殿。俺のせいでせっかくの自己紹介がめちゃくちゃになってしまいましたよ。」
「いえ・・・。平気です。」
そういって軽くおでこを抑えるしぐさをしてよろめく彼女。
・・・・・ちょっとやりすぎたかな?
「ご自愛なさってくださいね。そうそう。・・・・・ペリーヌ・クロステルマンからこの国のことはよく聞いておりますよ。」
俺がそういうと目を丸くして驚く彼女たち。
帽子をかぶって男装していたマイペースそうな娘も驚愕している。
うわあ、やっぱりすごい知名度だな彼女。
少しほのめかしておくか。
「・・・・・A隊だの、B隊だの。そんなくだらないいがみ合いを国のために献身している彼女が聴いたらどう思うんでしょうね。」
そういって今度こそ部屋を出る。
さて、さっさと仕事に取り掛かるか。
その日、さっそくネウロイがいるであろう場所に奇襲をかけた。
もちろん、彼女たちには一切ばれることなく。
・・・・・・・・・・・・・・
「なんじゃ!!あやつは!!妾は不愉快じゃ!!」
そういいながらソファーにドカッと座って身を投げ出す、先ほどボバにからかわれたお姫様。506の戦闘隊長、ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン。
庶民を守るために戦っている彼女からしたら、魔力ももたない彼が戦うというのを許容できるはずもなかった。
胸に激しい怒りを抱き続ける。
「まあ、僕も正直ちょっと苦手かなーって。でも、なんで本当にうちに来たんだろう。」
そういうのは、とある理由から女子なのに男子として育て上げられたという奇妙な経歴を持つウィッチ。イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール。
心底不思議そうに言う。
「とはいえ、ロザリー隊長の言う通り上部からの命令とあっては従うしかないだろう。・・・・・・・たとえ腸が煮えくり返っていてもな。」
さきほどボバにからかわれていた赤毛のウィッチ。
「だからと言って!!・・・・わらわはやつとは組みたくないぞ!!もし、上官命令でそう命ぜられてもアドリアーナと一緒にいった方が100倍ましじゃ!!」
「そこまで言うとは、相当おかんむりなようだね・・・。」
はあ、とため気をつくイザベル。
かぶっていた帽子をテーブルに置いて、少し真剣そうな表情で話し始める。
「でもさ。彼が言っていたA隊だの、B隊だのっていがみ合い。本当にしている場合なのだろうか?それだけはすごくまともなような気がするけど・・・。」
「それは・・・。」
うすうす感じていたこと、よりにもよって今日あったばかりの相手に指摘されてしまい、気はずかしく彼女たちは感じていた。
本当に国を想っているのなら、ペリーヌ・クロステルマンのように分け隔てなく行動するべきではないのだろうか。
もし、政治家や貴族のトップたちが手を組めばもっと素晴らしい国になるというのに。
そのことはいやでも認めているのか、ハインリーケが口を挟む。
「・・・・・・・・あやつのことは認めたくないが、その意見に関しては頷かざるをえまい。・・・・・・・・ノーブレス・オブリージュの精神を忘れおって、俗物どもが・・・。」
悔しそうにそういう彼女。
幼いころより、父から貴族たるものの務め、そして貴族として生きることの意味を教え込まれていたため、なお一層、彼女は今のガリアの内情に憤慨していた。
国を導くものが、我を忘れて権力争いなどと。
それに追随する二人。
その後、彼が来てから、とある大事件が複数の国で起こった。
“大粛清”。
ガリア政府、およびブリタニア、リベリオンのトップの要人たちが次々に失脚したことから誰かがその鉈を振り下ろしたではないかという推測によってつけられた事件だ。
しかし、それはもう少し先の話である。
・・・・・・・・・・・・・・
黒田那佳さんとハインリーケさんが夜間哨戒に出たと人づてに聞いた。
職場にはすぐに溶け込めたのでありがたかかった。
そのまますぐにボバ・フェットの格好をして彼女たちの周りを気が付かれないように護衛。
二人ともネウロイと遭遇し、ハインリーケさんが不時着するというアクシデントがあったがどうやら無事に撃破できたようだ。
そのまま帰投する彼女たちを見守る。
なら、俺も気張りますかね。
リストミサイルを俺に襲い掛かろうと背後から音もなく忍び寄ってきたネウロイに食らわせて、のけぞったところを高振動ブレードでバタースライスする。
光の粉になってコアごと消滅するネウロイ。
後を振り返ると、あと10匹同じタイプの小型のネウロイが残っていた。
「なるほど。お前ら彼女たちを待ち伏せしていやがったのか・・・・ついていないな。」
つぶやきながら銃と剣を構えてネウロイ達に向き直る。
「お前ら本当についていないな。俺に出会っちまうなんて。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「え?ネウロイの反応が消えた?」
そういうのは元501の所属であったミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐である。
『はい。さきほどまで近くに10体ほど感じていたのですが。急に消えてしまって。』
「捜索願いが出されている二人がやったんじゃないの?ふああ・・・・」
眠そうにあくびをこらえうつつ、報告してきたナイト・ウィッチにそういうエーリカ・ハルトマン。
501解散後、現在サントロン基地にてミーナ、エーリカ、バルクホルンの連合国軍第一特殊作戦航空団所属の三人が話し合っていた。
506所属のウィッチ二人が夜間哨戒中に行方不明となったと通信が入り、非公式で捜索願いを出していたのである。
「ハイデマリーのことだから間違いとは思えんな・・・。しかし、二人が本当にやったかどうかはわからん。そちらの状況はどうだ?」
『今、その反応があった場所にきて・・・!!』
「おい?どうした?」
すると通信機の向こうから発砲音が鳴り始める。
『こちら捜索隊!!現在正体不明の敵と交戦中!!ネウロイと思われるが人の形をしており判断不可能!!』
その通信に顔を見合わせる三人。
接近するまで気が付かれなかった?
あの世界最強のナイトウィッチが?
「状況を詳しく報告しろ!!」
『人型は背中から火を噴いて飛びながらこちらにビーム攻撃を仕掛けてきています・・・・!!・・・・きゃあああっ!!』
そして途切れる通信。
ぶつっという音を最後に聞こえなくなってしまった。
「・・・・行方不明者が二人から七人に増えてしまったわね・・・・。」
頭を抑えながらそういうミーナ。
ボバからもらった肝油を飲んで気を落ち着かせている。
「ねえ。さすがにまずいから私とトゥルーデで救出に向かおうか?」
「そうだな。即座に行動を起こした方がいいだろう。」
少しの逡巡からすぐに決断を下すミーナ。
「わかりました。それでは二人に指令を出します。二人は三人のナイト・ウィッチと小隊を組み、ハイデマリー達が消えたあたりのポイントまで急行。・・・・・・ネウロイの実力は未知数だから救出を優先にして、場合によっては撤退も視野に入れること。いいですね?」
「「了解」」
・・・・・・・・・・・・・・
さて、なぜかネウロイと間違われて襲われてしまったから返り討ちにしたけども。
もしかして、もしかしなくてもウィッチか。
気絶している5人を地面に寝かせる。
それにしても、かなり強かった。
相手が驚いているうちに決着をつけたからよかったものの、特にこの眼鏡をかけている爆乳の娘は相当の手練れだ。
次戦ったら勝ち目はないだろう。
それほど夜中での戦いに慣れているようだった。
一人倒しては地面に下ろしてを繰り返していたので、結構体力を使ってしまった。
彼女たちに毛布を掛けて目が覚めるまでまっていたところ、件の眼鏡の娘が目を覚ました。
「あ、あれ?ここは・・・・。」
「気がついた?」
そういって声を掛けるとこちらを見てビックリしてくる。
「あ、あなたは・・・!!」
「ほら、無理しないほうがいいよ。ケガしているからさ。」
彼女に水とお菓子を渡す。
エネルギーがほしいんじゃないかと思ってあらかじめ用意しておいたのだ。
それを警戒してうけとらない彼女。
そんな姿が滑稽で思わず笑ってしまった。
そんな俺にむーっと少し怒った表情になる彼女。
「大丈夫だって。そもそも寝ているときに殺さなかったんだから今更どくなんて入れると思うかい?」
「それは・・・。」
「ほら。」
そういってもう一度渡すと今度はおずおずと受け取る彼女。
「しかし、何で俺のことを襲ってきたの?」
「え・・・・。あ、ご、ごめんなさい。」
謝ってくる。ネウロイじゃなくて人間だとわかったから気まずいらしい。
「いーよ。間違われるのはこれが初めてじゃないし。俺の名前はボバ・フェット。君は?」
「あ、わ、私はハイデマリーって言います。任務でここまで来ました。」
「任務ねえ・・・・。ん?」
そこで思い浮かぶ、あの二人の姿。
点と点がつながり、新たな考えにたどり着く。
「もしかして、506のウィッチを捜索しに来たとか?」
「そうです!!な、なんでそれを!?」
ああ、やっぱりかぁ、と納得する。
ハインリーケさんと黒田さんが行方不明者扱いになっているとはねぇ。
で、それを見守っていた俺のアーマー姿が異様で、ネウロイと間違えて撃ってしまったと。
なんてこった。
お互いにすれ違いと勘違いとは。
「大丈夫だよ。探している二人は基地に帰ったと思うから。」
「え?そ、そうなんですか?」
「早く自分のところに戻って仲間を安心させてあげなよ。心配していると思うよ?」
俺がそういうとハッとなる彼女。
「そ、そうでした!!」
「ああ。もしストライカー・ユニットが壊れて飛べないとか、途中で何かあって帰れなくなったりしたらこの通信機のこのコードに掛けてきてね。あとで回収してあげるから。」
ハイデマリーさんに通信機を渡す。
それを両手で受け取る彼女。
「ばいばい。お嬢さん。」
そのまま月の方へ飛んでいった。
・・・・・・・・・・・・・・・
「ハイデマリー!!」
彼女を探していた私たちの前方から飛んできた5人のウィッチ。
506のウィッチ二人を捜索している途中で音信普通になってしまったから心配だったがどうやら大丈夫だったらしい。
「よかった。ミーナ中佐も心配していたぞ。さっ、ひとまず帰投するぞ。」
「は、はい。すいません・・・・・。」
そういってハイデマリー達を連れて基地の方へと向かう。
飛んでいてあることに気が付いた。
「・・・・?おい。なんでボトルに入った水を持っているんだ?」
「え?あ、これですか?親切な人がくださったんです。」
嬉しそうにそういう彼女。
しかし、こんな夜中の真っ暗な森に人間がいただと?
一体誰だ?
そして、エーリカが同じようなことに気が付く。
「・・・あれ?そのお菓子って扶桑皇国のお菓子じゃん。なんで持っているの?」
「あ、これも同じ人が、お腹が空いただろうからあげる、っていってくれたんです。本当にやさしい人でした。」
「扶桑皇国のお菓子・・・・。彼がいつも食べていたのと同じ・・?」
何かを考え始めるエーリカ。
そしてあることを尋ねる。
「ね、ねえ。その人ってどんな格好していたの?」
珍しく焦ったような声を出してハイデマリーに聴くエーリカ。
身振り手振りでその人物の姿を表す彼女。
「えーと。こんなバケツみたいなマスクに、アーマーのような鎧というか、そんな恰好をしていて、背中からジェットのようなものを噴射して飛んでいました。」
その言葉通りにイメージしていく。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・!!!!!
ハッと気が付いて顔を見合わせる私とエーリカ。
「ちょ!!その人ってどっち行ったの!!?」
彼女の肩をつかんで揺さぶる。
そんな彼女の鬼気迫る様子にドン引きしながらも新月が浮かぶ方角を示すハイデマリー。
「あ、あっちの方角に消えてしまいました・・・。」
「ボバあああああああああっ!!!!!!」
そのままハイデマリーが指さした方向にすっ飛んでいってしまう。
ついてきていたナイト・ウィッチ三人とハイデマリー達に命令を出す。
「私は乱心した彼女を連れ戻す!!お前たちは先に基地戻れ!!」
「で、ですが・・・・。」
「心配ない!!行け!!」
そういうと素直に基地の方に戻っていく彼女たち。
さてと。
たっぷりと事情を聴かせてもらうからな?
ボバ・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・
(うわっ、鳥肌っ・・・。)
何か寒気を感じたが、いつものことだと考え気にしないようにする。
ハイデマリーさんたちから少し離れた山にやってきた。
ここの洞窟にスレーヴⅠを隠してある。
ライトをつけて、洞窟の中に入り、スレーブⅠに乗り込む。
さてと、帰るか。
ボタンを押して基地の方まで飛んでいった。
・・・・・・・・・・・・・
と思っていたが、大型のネウロイと遭遇するとは。
ふむ。ここで戦ったら近くの市街地に被害が出そうだ。
丸くて巨大なバルーンの様な形状だ。
気球を真似ているのか・・・?
と考えていたが、集中砲火を浴びせてきた。
それを変態機動でよけつつ、キャノンブラスターを浴びせていく。
しかし外殻が削れていくばかりで肝心のコアへのダメージが見えない。
シールドでネウロイのビームを防いでいるが、あまり長いこと持たないだろう。
このままではじり貧になると判断した俺は、切り札を使うことにした。
・・・・・・・・・・・・
「エーリカ。居たか?」
「いや。特に動いている者はいないね。」
そういいながらあたりを散策する私とトゥルーデ。
彼が消えたという方向で今も探し続けている。
「くそっ。時間的に猶予はあと10分だ。さすがにそれ以上は伸ばせない。」
「りょーかい。ぜったいにみつけだして・・・。」
遠くから聞える爆撃音。
「トゥルーデ!!」
「ああ、あっちの方だ!!」
そちらでは見たこともない空をとんでいる船と、大型のネウロイが戦っていた。
「何あれ?!」
「見たところ敵対しているようだな・・・。よし、私たちも行く・・」
次の瞬間、彼女たちの前に青い光が広がり、爆風で吹き飛ばされた。
「ああああああああああああああっ?!!なにこれえええええええええっ!!!」
「ぬおおおおおおおおおおおおおおっ!!!?」
そのままサントロン基地のほうまで飛んでいってしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ネウロイは考えていた。
目の前の市街地まで敵に気が付かれずにようやくやってきたら、変な形状のものが立ちはだかり邪魔をしてきたと。
それを破壊するために攻撃するが、なかなか墜ちない。
ならばと思ってエネルギーを溜めていたら、何か小さなものを吐き出した。
それは、ふわふわと目の前まで漂ってきて。
・・・・・・・・・青い光とともに弾けた。
・・・・・・・・・・・・・
よし。これで終わりっと。
この兵器はやばすぎるのであまり使わないことにしていたが、スレーヴⅠのメインブラスターでも殲滅できないレベルのステルス機能もちという、大型のネウロイが近づいていたのでやむなく使った。
そういえばなんか人の悲鳴が聞こえたような気がしたけど気のせいだよね。
・・・・・・うん、きっと。
この兵器で誰かが巻き込まれたとはあまり考えたくない。
よし、考えるのをやめよう。
今度こそそのまま基地の方まで戻った。
・・・・・・・・・・・・・・・
それから何日かたった日。
ジョドー・カストという名前でA隊の基地に清掃員としてもぐりこんでいるときに、
知り合った同僚から聴かされた話があった。
「え?A隊とB隊で模擬戦?」
「ああ。そうなんだってよ。いやー。見に行きたいんだけどなー。仕事があるし・・・。」
くっそーと言って悔しがっている男。
なるほど、部隊交流か。
それは確かに必要だろう。
あまり仲が良くないというのは本当なんだし、ここいらで調整を兼ねてガス抜きをしておくというのは悪くない。
しかし、気にかかることがある。
・・・・・俺はどっちの味方をすればいいんだ?
腕を組んで悩む。
いや、それよりも当日参加する必要があるのか?
ボバ・フェットとして彼女たちに会っても最低限の挨拶しかしないし。
「おい、聴いているのかよ?」
「ん?ああ・・・・。」
そんな清掃している俺たちのわきを通るA隊のウィッチ達。
「いよいよB隊との模擬戦ですねー。あー、気を引き締めたら何だかお腹が空いてきちゃった・・・・・。扶桑のお菓子が食べたいなぁ・・・。」
「たわけ。今からそんなことでどうする。なんとしてもB隊に勝つのじゃ。」
「あ、ジャンゴさんこんにちわー」
「はい。こんにちはー。」
「って聞いておるのかお主!!あ、清掃ご苦労様じゃ。」
「は、はひ!!」
そういって通り過ぎていく彼女たち。
あっ、そうだ。
「黒田さん。」
「え?」
振り返った彼女に扶桑皇国の和菓子を放り投げて渡す。
「それ。最近知り合いからもらったもので、前話したと時に好きだって言っていたから。」
「えー!!いいんですかー!!?ありがとうございまーす!!」
まんじゅうを二つにわって隣のお姫様と仲良く半分こする彼女。
そのまま立ち去っていく。
あの子は純粋だな。
なんかリーネのことを思い出すな。
すると、隣にいた男に胸倉をつかまれる。
「お、お、お、お、おまええええええっ!!え??!ウィッチ達と知り合いなの?!!嘘だろ?!!どうやって?!!」
半分泣き顔になりながら詰め寄ってくる彼。
うわ、悔し泣きしている。
「くっそオオオオオオ!!俺だってええええ!!俺だってええええ!!」
そのまま走り去っていってしまった。
非モテのオーラを感じたのでたぶん嫉妬だろう。
放置しておいて、模擬戦のことを考える。
一応、名誉戦闘隊長殿に聴いておきますか。
モップでまた廊下を履き始めた。
・・・・・・・・・
で、当日。
待機しておくように言われたので、マスクとアーマーを抜いでジョドー・カストとして観戦しようとしたところ。
今俺は、いつものボバ・フェットの格好をして、なぜかA隊とB隊全員と向き合っている。
「では、次の模擬戦を行います。」
そういって構える彼女たち。
それに相対するボバ・フェット装備の俺。
ちょっと遠くの方でこちらをガン見してきているエーリカとバルクホルン。
何か言いたそうな顔だ。
なぜこうなったのだろうか。
ボバ「あー。何もせずにウィッチ達が戦うのを眺めるっていうのもいいねー。私服もいいわー。」←これから自分も模擬戦をやることを知らない。
ハイデマリー「誰だったんだろう。あの人・・・・。」
ミーナ「彼がいた?え?嘘でしょう・・・?(会いに行きたいけど司令という立場上、易々と動けない。)」
エーリカ「ボバあああああああっ!!!」
バルクホルン「ボバああああああっ!!!!」
ボバ「!!?」
情報屋
一体なにセーヌルパンなんだ・・・・。
もちろんモンキー・パン○先生。
パンツじゃないから恥ずかしくないもん!!
ワルサーP38ともに世界中を駆け巡りつつ、リボルバー好きのガンマンと、侍のような恰好をした日本刀を持っている剣士、そして長髪の美女を連れてインターポールな刑事から逃げ回っている日々を送る。
ボバへの主な情報提供者。
ルパンのアニメ見ていたら出したくなってしまったんだ・・・。
ちなみに恋愛が下手だったボバくんに女遊びのうまいやり方を教えた師匠。
お 前 が 元 凶 か。
506の一巻をなんども読み直して書いた今回のお話し。
会えると思っていたら、気が付かずに行ってしまって、後日あってしまうというパターン。
一番めんどくさいだろうね。(愉悦)
そして、いじけるエーリカとバルクホルン。
なぜかA隊とB隊全員をあいてにすることになったボバくん。
たぶん死ぬと思うんですけど(名推理)
助っ人がいるかもしれないからヘーキヘーキ。(適当)
次回予告。
エーリカ「ボバあああああああっ!!!」
バルクホルン「ボバああああああああっ!!!」
A隊「いくぞオラァァン!!」
B隊「コンビネーションだオラァァン!!」
ボバ「やめてくれよ・・・(絶望)」
これはひどい。
KEY(ドM)