IS-インフィニット・ストラトス-ガンダム 作:November11
僕は世間的にいえば天才らしい。
その事を知ったのは一年前、つまり僕が五歳のときだ。
それを聞いて真っ先に僕が考えたのは、何でこんな簡単なものが大人なのにわからないの?だった。
僕に言わせてもらえば、本当になんで分かんないのか分かんない。
でも、僕は黙って大人しくしていた。だってそうしないとお母さんとお父さんがあの理解できないみたいな視線で僕をみてくるからだ。僕はお母さんもお父さんも大好きなのにそんな視線で見るの?なんで最初はあんなに誉めてくれたのに誉めてくれないの?
だから僕は黙って一年間あわてて馬鹿な振りをした。一生懸命に。でないとお母さんとお父さんに嫌われてしまう。その結果もあって最近は少し僕に優しくしてくれるようになった。
そんな僕はお母さんに外で遊んでくると言って外に出る。他の子供と遊ぶと嘘をついて近くの山へいくのだ。
その山には前からあり得ないものが落ちているし、あり得ないものがある。僕は山の頂上辺りありのでかい岩の裏に行きスイッチをジャンプして押す。プシュ~という音をたてながら開く。
ここは僕の秘密基地(仮)だ。正式名称はアークエンジェル級2番艦ドミニオン。もう土砂に埋まっていて外からじゃ全く全体がわからない。かずある扉をあけてブリッジに行く。ブリッジ入ったとたんに丸い物がぶつかってくる。
「シイナ、シイナ、ヒサシブリ!」
この丸いよく跳ねてしゃべる機械は≪ハロ≫。
人間の友達のいない僕の唯一の友達だ。このハロはとても高性能だ。機械の制御はもちろん修復や改良さらにしゃべることのできる簡易AI がつまれている。
このハロのおかげでドミニオンは全く壊れていないしどこも故障していない。
全体を見ると青色の塗料がとれかかっていてところどころ白くなっている。それを見るたびにいったいいつからこの戦艦といたのだろうと疑問に思う。
そして今日も僕はお母さんに黙ってオーバーテクノロジーの解析に励むのだ。