仮題・・・恋姫世界に幕末日本をぶち込んでみた。 作:3番目
袁術軍が陣を張る。それに合わせて孫策軍や徳川の顧問団も陣張りを始める。
美羽達も七乃ら家臣団を連れて連合の天幕へ向かおうとする。
「すいません!ちょっと1枚お願いします!上様にお渡ししないといけないので・・・」
幕府の役人の一人が湿板写真機を抱えてやって来る。
「じゃあ、美羽様。新さんにお写真を送ってあげましょうね~。」
「うむ!新に妾の凛々しい姿を撮って送ってたも。」
「はい、わかりました。じゃあ、とりまーす。」
バシャ!
幕府役人が撮り終えたのを確認して大久保達が駆け寄る。
「困りますな。先に行かれたら、我々は通してもらえないではないですか。」
「あ、そうでしたね。」
「そうでしたねって、あんた・・・」
袁術軍首脳陣は大久保、福沢、上原らと合流し議場の中へと入っていた。
孫策達は先に行ったようだ。
美羽達は議場の席へ案内され座る家臣である七乃達と外部協力者に当たる大久保達は後ろ側の椅子に座るか立っているかしている。
袁術が席に着くとほとんどの諸侯が袁術のしている首飾りを見てギョッとして二度見する。
「でか!?袁術の首飾りの宝石でか!?」
公孫讃の叫びを皮切りに袁術の首飾りへの感想を口にする。
「なんという・・・さすがは袁家」
「すごい輝き、眩しいくらいです。」
「・・・・・・・・・・(言葉を失っている)。」
「妾と新様の愛が皆を惑わしてしまっておるのじゃ。妾は罪な女よのぅ。」
袁術本人としてはちょっと、羨ましがらせてやろうと思って言った発言であったが、この言葉がこの場を混沌とさせた。
「み、美羽さん?し、新様ってどなたですの?話ぶりから察するに・・・・なんというのかしら、と、とく、特別なのかしら?」
美羽の発言に袁紹が言葉を震えさせながら問いかけた。
「ふーむ、麗羽姉さまにはいずれ教えねばならんとは思っておったのじゃ。」
周りの諸侯達(女)が息をのむ。
「妾、いろいろあって婚約したのじゃ。」
「「「「「な、なん(ですって)(と)だって!!!!!!!!!!!!!!!」
ここから先はカオスである。
「ッムッキーーーーーーー!!!!なんで、わたくしより若い美羽さんなんですの!!!!」
理不尽にもキレる袁紹。
「やばい、本格的にやばい。まさか、袁術に先を越されるなんて・・・どうしよう・・・ほんとどうしよう。」
焦る公孫讃。
「や、止めなさい、公孫賛、袁本初、こ、ここは軍議の場よ。そんな関係のない話をする場所じゃないわ」
曹操は冷静を装い特に荒れている二人を諫めようとしているが、声が震えている。
「それはそうだけどさ。…曹操、お前もいい加減女の相手は止めて、男を探した方がいいぞ?皆の顔を見ろよ。全員が思い当たる顔をしてるだろ?」
「…それは、そうだけども…」
公孫讃に言われて少々肩を落とす曹操。
そして、次の馬超の発言がさらにこの場をどん底に突き落とす。
「あ、あたしはそんなに気にしてないんだけどな。袁術殿?お二人は、どこまで行ったんだ?」
他の諸侯がそれを聞くのか馬超!!と言った感じで注目する。
「う、うむ。恥ずかしいのぅ・・・。妾は新様・・・旦那様と褥を共にして(一緒に添い寝で寝ただけです。)の・・・そのあと(次の日)」
「「「「「ゴクリ」」」」」
「旦那様と、お空を飛んで気持ちが良かったのじゃ(飛行船に乗りました)。」
「な、な、な、なんですってぇえええええええ!?み、み、美羽さんと同衾して事に及んで!!!空を飛ぶほど気持ちよかったですってぇえええええええ!!!!!!」
バタン!!
袁紹がそのまま、気絶する。
「袁紹!!しっかりしろ!!!あたしもそっちに行きたい気持ちだ!!!」
公孫讃が駆け寄り、意味不明な叫びをあげた。
「ま、まさか、この私が袁術に先を越されるなんてね。不覚・・・」
「か、華琳様!?姉者!!華琳様を起こすのを手伝ってくれ!!!」
一番冷静そうな曹操も、実はかなり動揺していて意識を飛ばしていた。
同じく冷静そうな家臣である夏侯淵も姉の夏候惇に頼るあたり冷静でない様だ。
「しかも、金や権力で得た訳じゃなく、ちゃんと恋愛したことがすごい。」
「姉様、それ以上はいけない。・・・・・・でも、袁術ちゃんいいなぁ。」
姉、馬超を押さえた馬岱もうらやましかったりする。
ちなみに、孫策は美羽に日頃から砂糖を掛けられていたので耐性があった。
「ごめんなさーい。遅くなっちゃいました。ってぇええ!!!」
遅れて来た劉備らが見たのは混沌とした、議場なのであった。
会議は一時休会となった。