※今回は舞台が完璧に幻想郷じゃありません。ぶっちゃけCCC話、ネタバレ多々
※※主人公君の名前はデフォルトの岸波白野になってます
※※※話の展開的にもしかしたら「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント」的な何かになるかもしれません
――とある厄介な夢を見た。
ある意味、とんでもなく 非現実
ある意味、とんでもなく 超現実
ある意味、どうでもいいほどに 他人事
ある意味、どうでもよくない 自分事
ある意味、完璧に 虚構
ある意味、完璧に 事実
ある意味、これは 人が見た夢
ある意味、これは 蝶の見た夢
……とんでもなく厄介な夢だったことだけは事実だよね。はぁ、これからどうするかなぁ。
―― 少女回想中。
誰かが僕を『呼んだ』それだけはよくわかる。それ以外は全く分からない。その声の主は諦めようとしていた。呼んでおいて早々投げ出すとか普通やらないでしょうに。
「助けてって思ったのは君じゃないか!僕を『呼んだ』のは君だろう? それなのにあきらめるとかどうしてさ?! あきらめんなよバカァァァァ!!」
思わずそう叫んでいた。つくづく僕はこういうことを喋るお人好しだよね全く。僕の視界は何処までも落ちていく少年の姿を見つけた。どこにでも居そうな…そうクラスで三番目位の人とか言われそうな容姿の少年だ。服装は学ランをイメージしたであろう茶色の制服、何処の制服なんだろう?
彼の手を取ってから僕は告げる。
「はぁ、ようやく見つけた。君が僕を『呼んだ』んだね」
彼は無言で首を傾げる。まあ、そうだよね。多分無意識の中で呼んだんだろうし
「まあいいか、今それどころじゃないし。後で逢おうか、少年」
直感的にこう呼ぶのが吉と見た。少年と呼ばれたことに彼は驚いた顔をする。まあしょうがないよね。
この辺で一回僕の意識はブラックアウトした。
――― 梦 少女覚醒中。
目を醒ませば、そこは僕としてはノスタルジックな木造二階建ての校舎、時代錯誤な服を着た僕には随分と似合わない場所だった。場所は保健室、そこには淡い紫のような色の髪をした長い髪の毛に赤いリボンが特徴的な白衣姿の女の子が居た。彼女に説明を受けてここがどこなのかを嚥下する。サーヴァントって……なんてこったい。サクラ(彼女の名前だ。聞いたら教えてくれた)に事情の説明を一通りされた後で彼女が告げる。
「そういうわけなのでアーチャーさんは二階の一・二年生の教室に待機してもらえますか」
「そう? 了解したよ。彼が起きたらよろしく」
「わかりました」
さて、適当に待機してるとしますか。つくづく暇になるだろうけど。
――― 梦 少年覚醒中。
しばらく経って足音が聞こえてきた。その足音は真っ直ぐとこちらに向かってきて、僕が待機している教室の前で止まって、ガラリと扉を開けた。
「お、来た来た。やほー」
学ラン姿の彼がフレンドリーに挨拶してきた僕に固まる。……失敬な。普通に友好関係築こうとしてるんだからいいじゃないか。
「えっと、アーチャー……だよね」
「そうだけど?」
いきなり確認されるほど僕は違和感の塊かい。
「なんていうか、カラーリングが変わったっていうか」
「あ、それね。サクラちゃんの話だとサーヴァント用の拘束具だってさ。せめてカラーリングくらいはどうにかしてほしかったんだけどねー」
そうだよね。それが拘束具とか勘弁して欲しいなぁ。てか、ここに落とした犯人さんは僕の心を読むことができるのだろうか。それだったら拙いなぁ。色んな意味で 本音がだだ漏れだし。よりにもよって
「そうなんだ。後もう一ついい?」
「ん? あーあれか、君の本来のサーヴァントでしょ」
サクラから説明を受けてるから知ってるっていうか知識として持っているっていうべきか、僕は彼の本来のサーヴァントじゃない。てか、僕がサーヴァントとかないわー。彼の本来のサーヴァントはバーサーカーだ。大方彼を拾いに来れなかったのだろうとか憶測が立つけど多分違う。あ、その辺はどうでもいいけど。
「うん、バーサーカーは?」
「うーん、正直僕は知らないんだよね。君に『呼ばれた』だけだしねぇ」
それ以外に何があるってんだから。『呼ばれた』それだけで動くだけの価値はあると僕はみなしてるし。
「『呼ばれた』?」
「ま、君が僕を『呼んだ』んだから、僕は君を助けるよ。それだけの話だね。さて、もうそろそろ生徒会室行ったら? 待ってる人いるんでしょ?」
「あ、ああ」
こうして僕らコンビが結成されたのだった。そうだよね。最初は『呼ばれた』だけだった。
――― 梦 少年少女移動中。
それから後、謎のアリーナ、サクラ迷宮の存在が明らかになって中に入ることになったわけだけど。
「ハァ ハァ ハァ」
当然ながらエネミー戦は超苦戦の連続だった。元々弾幕勝負程度の戦闘力しか持ち合わせていない僕には当然の話だし、身体能力は普段のそれと比べ物にならないくらい落ちてた。ぶっちゃけ言うなら頭ではどうにかしようとしても体が動かない状態だね。これは
「だ、大丈夫か、アーチャー」
「あー大丈夫、大丈夫」
マスターとでも呼ぶべき少年、岸波白野が心配そうに僕を見てる。僕はそれにひらひらと手を返すことで返事した。
そこへ生徒会室から通信が入る。
『低級サーヴァントとは知ってましたがここまでとは』
「低級でサーセン、まあ地道に稼いでいけばどうにかなるでしょ……筋力とかはともかく」
筋力にはあまり期待しないでほしい。ぶっちゃけその辺は紙だし。スキルに期待するしかないなぁこれは。
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫だよ。それにしても得物がないのは流石にきついなぁ」
現状は適当に足技みたいなので凌いでるけど、これだけはどうにかしないとなぁ。そうこぼすと彼はすぐにまじめな顔をして反応してくれた。
「戻ったらみんなに相談しよう」
「お、優しいねぇ。
とりあえずぶっちゃけた話をしよう。あの時は状況が状況だけに色々とキャラが迷子になってた。その辺だけは理解してほしい。サクラ迷宮恐ろしや……そういうわけじゃないんだろうけどね。
「あれ、あそこにいるのって……」
「遠坂凛?」
遠坂凛、シロウの記憶では彼の元マスター、こっちではA級の量子ハッカー、家訓は「遠坂たるもの常に優雅たれ」 記憶の彼女は随分と猫かぶりな女の子だったけどこっちの彼女ってどんな子だろう? そんな感じでちょっとわくわくしながら彼女に少年が話しかけるのを見てた。色々と衝撃過ぎた。いや、痛すぎた?
「―――月の女王と呼びなさい!!」
「……ついに狂ったか」
「アーチャー?!」
思わずそう言ってしまった。記憶の中の彼女や少年の語る彼女とは大幅に違い過ぎた。否、天元突破している。
ショックで呆けていると今度は狂気の気配がした。そこには赤い髪をして頭に角の生えた、色々と目立つ服装の女の子が居た。可愛らしい見た目とは裏腹にフランには劣るけど狂気を感じる。来るかと思って警戒しているとなんか漫才みたいなノリで二人は笑いあってる。チャンスとばかりに二人して逃げ出した。
――― 梦 少年少女帰投中。
帰投後、サクラが用意してくれたマイルームへと僕らは足を運んだ。疲れがどっと出てくる。それは少年も同じようでぐってりとしていた。それにしても彼はかなりお人好しだ。疲れてるのに僕にベットを貸すとか。
「疲れた………」
「同じく……とはいえ、マスター 僕なんかにベット貸さなくていいよ? こっちで寝なよ」
「いい、アーチャー疲れてるだろうし」
お人好しにもほどがあるよね全く。ま、疲れ切ってるのに譲ろうとする僕も僕だけど。
「どうせ僕が寝たところでスペース有り余るから一緒に寝る?」
「うっ……あー、謹んでお断りします」
お、なんか本能と理性のせめぎ合いを見た気がする。
「そう? ふぁ」
「アーチャー眠いんだろ? それに実際に戦ってるのはアーチャーだから俺よりも疲れてるだろうし」
紳士な目に僕は負けた。あー、まああそこまでマジな顔されたらしょうがないよね。
「うぅ……しょうがないか、マスター意外と頑固だね」
「それはどうも」
そうして僕は眠りについた。
――― 梦 少女起床中。
生徒会室の扉を開ける。呼び出しのコールがされていない時点で気が付いてたけどまだ生徒会室には誰も居なかった。
「サクラちゃん居る?」
「あ、はい居ますよ。どうかなさいましたか、アーチャーさん」
その辺に居るかなって思って声をかければ案の定サクラはすぐに現れた。
「余ってる
「食材……ですか? なんででしょうか?」
まあAIである彼女にしてみれば意外な代物だろう。当然それは自覚してた。でも、しょうがないっていうか。
「あはは、もう勝手に体に染みついた癖みたいなものでさ。無い?」
「いいえ、ありますよ。でもどんなものをお探しですか?」
ぱっとサクラは品目名を出してくれた。かなり充実してるところに驚いたよ。
「とりあえず、このツナ缶とマヨネーズ、それからレタスにこっちのパン頼める? ついでに紅茶とかあるとありがたいかも」
「その程度であればすぐに出せます。でも量はどれくらいですか?」
量とか聞いてくるあたりしっかり者だなぁと感心したけど、そもそも量がわからないと取り出せないことに後で気が付いた。
「二人分で十分だよ。あ、サクラちゃんも食べる?」
「あ、いえ。私は特にそういったものは必要としてませんので」
「そう? 食べたくなったら言ってね」
それらを持ってサクラから借りた空き部屋で調理を開始する僕だった。ここまで設備がそろってないとか、本気でサクラメント貯めて調理器具充実さてたろうかとか妙な野望に燃えた僕だった。
――― 梦 少年覚醒中。
サクラに空き教室のキーを返して出来上がったサンドイッチもどきを部屋へと運べば少年がちょうど起きるところだった。
「あ」
「あ、おはよう マスター、よく寝れたかい?」
少年は随分と困惑してた。まあそうだよね。いきなりサーヴァントが料理持って入ってくるとか何事って感じだっただろうし。
「う、うん アーチャーは何をしてたんだ?」
「ああ、朝食作ってた。別に食べなくてもいいんだけどね。何となく作った方がいいかなって」
「そうなんだ……美味しそうだな」
「それはどうもありがとう、ついでに紅茶も淹れてきたから舌火傷しないように注意」
いただきますのしばらく無言の咀嚼タイムとなった。そして食べ終わった後に少年が笑う。
「……ありがとう、アーチャー」
「? なんかやったかな」
「美味しかったから」
「それはどうも」
そこに生徒会からの呼び出し音がした。じゃあ、行こうかと少年が告げた。
――― 梦 少女探索中。
まあ、それから色々と展開はあった。全部思い出すのは面倒だけど。例えば目の前で男女の絡みを見せられたり(ぶっちゃけ誰得感満載)、あまりにテンプレすぎるツンデレを見たり(同じく、誰得って話だよね。少なくとも俺得じゃないし)、金銭強奪システム相手に「別に倒してしまっても構わないよね。答えは聞いてない」とか言ってしまったり(そこ、中の人違うとかツッコミなしで)、遠坂凛が意外と打てば響くタイプだとか知ったり(普通に彼女S寄りだと思ってた)、まあ色々とあった。
それで壁になってた彼女を救うためにとんでもなく色気のある尼僧さんの助力を借りて心の中に飛び込んで彼女とランサーと勝負した。まあ、いつもながらにギリギリだけどどうにか勝つことができた。ぐああああとかなってる彼女を少年が慰める。すると彼女は正気に戻って言った。
「そうよ、こうしちゃいられないわ。そっちにレオもいるんでしょ。相談しなきゃいけない事があるのよ」
相談? 何故また、急に? 少年が困惑する。
「細かい事はまとめて話すから今は外に――ああいや、此処に留まってた方が安全か」
「無理じゃない? あの子、多分人の心覗けるみたいだし」
そうじゃなきゃこの服装とかないよね普通。しかも首には紫のリボンで首輪みたいのまでつけやがったし。
「何であんたが知って……ってあんたのサーヴァントってバーサーカーじゃなった?」
「色々あって変更になってるんだ」
「は? ちょっとま「すとーっぷ、とりあえず おいでなすったようだねー」
直感が告げる。とんでもないものが来たって、まあそこまで危機感覚えないってことはアレレベルの危機じゃないんだろうけど……つくづく平行世界に毒されてるなぁ。気が付けば元のアリーナに戻っていた。
そこにやってきたのはサクラそっくりな謎の少女、BBだった。大方ブラックブロッサムかなぁとか考える僕は彼の記憶に随分と引きずられてるね。
彼女が色々と申した後、僕らは旧校舎へと飛ばされることになった。遠坂凛は結構青い顔してたけど気丈にふるまって話を進める。
「わたしは今後の展開について話すから、レオは何処に居るの?」
遠坂凛の言葉に少年は二階を指し示す。迷宮探索を助けてくれていたメンバーは、基本的に二階の生徒会室に居る。今後のことを話すならあそこが適しているだろう。
「わかったわ。先に行ってるわね。早く来なさいよ」
生徒会室にはいつもの面々が揃っていた。レオの話によれば、BBの手から離れた遠坂凛は“月の女王”の頃に得ていた情報を殆ど失っていた。BBの配下に居る時だけ、外付けのHDをつけられたようなものらしい。それでも、BBが自分達を月の裏側に引き込んだ人物であることは間違いないね。容姿が同じ桜からも、何らかの理由で暴走した同型機だという証言も取れたし、正体不明の敵ってことではなくなった。
自分達の目的は変わらない。月の裏側を脱出し、聖杯戦争に復帰する事を目指す。新たな衛士として少年の知り合いらしいラニ=Ⅷなる人物が立ち塞がる事にまた難関が追加されたけど……BBチャンネルのことは深く考えないことにする。真面目に付き合ったら頭痛がするぞアレはね。こっちにも発言権が来るとか意外だったけど。
無駄に濃い夢/どこかの現実はまだまだ続くのだ。
色々と滾った結果がこれだよ。現在CCC紅茶でプレイ中です
明乃さんのキャラが妙に行方不明ですみません。理由は後々公開予定
ついでに現在(ストーリー終了時)のステータス
筋力;E- 耐久:E 敏捷:D 魔力:E 幸運:E
スキル
××:× ××××:× ××:×
攻撃スキル
・殴符『アイスストライク』 MP10(筋力ダメージなのでぶっちゃけ雀の涙状態)