遊戯王GX ~氷結の花~   作:大海

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久しぶりの決闘回だぁあ!!
やべえ、久しぶりに遊戯王が書けた気がする。
まあ内容は面白くないかも分からないけれど。
とりあえず、読んでやって下さい。
行ってらっしゃい。



第十四話 花は光と共に

視点:外

 

「貴様ら……」

 

 光のほとんど届かない、暗い空間。

 そこにたたずむ三人の影。

 一人は微笑みながら二人の作る光景を眺め、一人は刀を片手に目の前を見下ろし、一人はその巨体を地面に横たえながら二人を見上げている。

「三神将最強、『創生の騎士』も、こうなってしまっては立つ瀬が無いな」

「レイヴン、貴様……」

「悪く思うな、『レヴュアタン』」

「分かっているのか……? 俺が死ねば、二度と魔轟神を蘇らせることはできなくなるんだぞ……」

 そんな事実を指摘するレヴュアタンに対し、レイヴンの見せた物は、変わらぬ微笑だった。

「構いはしない。既にレイジオンとヴァルキュルスを含め、多くの同胞を蘇らせているのだろう。これ以上死んだ彼らを戦わせることも酷というものだ。なら、次の出陣を最後にしてやるべきだ」

「バカな、このままみすみす、滅ぼされることを望むと言うのか!?」

「バカは君だろう。我々魔轟神は死など恐れない。それは、魔轟神の長たるお前が最も抱くべき気概のはずだ。それを、三匹の龍に恐れを成し、娘一人に躍起になる。気付いていたかは知らないが、そうやってみっともなく生きようとする姿には呆れていた。私も、レイジオンも、ヴァルキュルスもな」

「ぐぅぅ……」

「そんなお前だが、力だけは私達の中で最強だった。だから誰も逆らわず、君のために動いていた。だが、レイジオンとヴァルキュルスも倒れた今、それをする者もいない。そして私は、君以上の力を既に見つけた。これ以上君に付きあってはいられないのだよ」

「レイヴン……レイヴン!!」

「話しはこのくらいにしよう。さあ、梓」

 

 キン

 

「レイヴ……!!」

「首を垂れろ」

 

 ズバァ……

 

 自分に向かって振り下ろされる刃。それを見つめた刹那、レヴュアタンの目に映った物は、今までの生き方だった。

 太古の昔、勝手に崇められ、勝手に神として祀られ、散々好き勝手な甘言を掛けてきた挙句、自分達を勝手に脅威と見なして封印した人間達。彼らが憎く、全滅させることを何よりも望んだ。そして、ワームの侵攻と共に蘇り、多くの人間が死んだ後で、仲間達と共に復活した。

 今まで多くの死んだ同胞達を蘇らせてきた。もっとも、蘇らせると言っても、蘇った者達は決して元のようには戻らない。死した肉体に仮初めの魂を入れた、人形とほぼ変わらないのが彼らの姿。能力も知能も生きていた頃に比べて遥かに劣り、言葉を交わすことさえできない。

 そんな死者達の兵士を唯一作りだせる者として、そして魔轟神の長として、戦争では最前線に立ちつつ、仲間達の指揮を取ってきた。多くの人間を、獣を、鳥人を、獣人を、それ以外の生物を殺してきた。そして、もう少しで人間達を根絶やしにすることができるという所まで来ていた。

 なのに、自分達より遥かに太古に存在した龍達が三匹揃った途端、生き残っていた同胞達は全員死者となり、結果自分を含めた四人だけが生き残り、無様に逃げ帰ることしかできなかった。

 レイヴンの話では、龍達は舞姫ならば止められると言う。だから、舞姫を手に入れるために今まで以上に尽力した。舞姫が手に入れば龍を倒せる。龍に殺されることは無いのだと、生き続けることができるのだと。

 魔轟神は死を超越し、受け入れる存在。だが、仲間の死を見ただけならそう思えたかもしれないが、自分に降りかかりそうになった死を思えば、それは受け入れる以前に恐怖が体を縛り付ける。死にたくない。龍と相対した瞬間、本気でそう思った。

 だから舞姫を手に入れるため、今まで行動してきたのに。

 

 なのに、そんな自分に死をもたらすのが、太古の龍では無い、自分達が最も憎むべき人間とは、何と言う因果なのだろう。

 そう思った瞬間には、刀は既に、顔を通り過ぎていた。

 

 

 レヴュアタンの遺体を前に、レイヴンは微笑を変えず、梓を見ていた。

「これで良い。彼は既に邪魔者だったからな」

「……本当に良かったのか?」

 突然梓に尋ねられ、レイヴンは疑問の表情を浮かべる。

「これで、真の意味で生きている魔轟神は、この世に一人だけになってしまったぞ。お前は、それで本当に良かったのか?」

「ほう、意外だな。君にもそんな哀愁の念があったのだな」

「……」

「その答えは彼に言った通りだ。私には死など、もはや興味は無い。誰が死に誰が生きていようとも関係無い。私はただ、誰が死のうと、人間達に復讐したいだけなのだから」

「私もその人間の一人だ」

「だから君を利用する。君がこの惑星(ほし)の人間でないことは、君の記憶を覗いたことで分かっている」

「……」

「生きた世界が違うのだから憎まないというわけではないが、少なくとも君には本当に無関係だからな。だから特別君と敵対する理由は無い。私は君の望む物を与える。君は、私の望む行動を起こしてくれ」

「……良いだろう。貴様の好きにしろ」

「よろしい。ではさっそくだが……」

 レイヴンは急に左手を前に突き出した。その瞬間、手首の部分が輝きを放つ。

「君の戦闘力はよく分かった。今度は、君の最も得意とする物の力を見せてもらう」

 そして、その輝きはやがて形となり、光は実体を持つ。その形は、

「決闘ディスク……『決闘モンスターズ』、だと……?」

「恐らくはこれこそ、三匹の龍を手に入れるための鍵となるのではと私は睨んでいる」

「理由は?」

「説明が難しい。私を信じてくれとしか言えないな」

「……」

 疑惑の目を向けながらも、梓もまた、デッキを取り出す。

「さすがだな。あの戦いの中でも肌身離さず持っていたとは」

 戦う者である以前に、一人の決闘者。命よりも大切なデッキを手放すことなど考えられない。

「だが、決闘ディスクまでは持っていない」

 小さなデッキならともかく、大きなディスクを持ち歩くことはさすがに無かった。

「なら、それを使え」

「……これを?」

 レイヴンが指差したのは、梓の左手にある、刀。

「最初に言ったはずだ。それは、君の望む形へと姿を変える」

「……」

 その言葉を信じ、今自分の望む姿を思い浮かべる。

 すると、刀はまた白と黒の光へと変わり、同時に刀とは全く違う形を取り、左手に現れた。

「決闘ディスク……」

「さて……」

 ディスクに形を変えた光を見る梓に、レイヴンはもう一度話し掛けた。

「君も見た通り、この世界にも決闘モンスターズは存在する。そしてそれは、時に神秘的な力を有する。それは君の世界でも同じだな?」

「ああ。だが、まさかそんな物で龍が倒せるはずもあるまい」

「その通りだ。だが、それで倒せずとも、何かの鍵になると私は踏んでいる」

「鍵か。それを確かめるための決闘か」

「そうだ。そしてそれを見つけ出すため、この決闘を君は受けなければならない。そうでなければ、虎将の力を得た君であろうとも、三体の内の二体は倒せても、最強の一体には敵わないだろうからな」

「そのためには、舞姫が必要ではなかったのか?」

「それはあくまで可能性の一つでしか無かった。確実性に欠ける、それこそはっきりと言ってしまえばタダの賭けだ。だが、君は既に強大な力を有している。後はその力を、どれだけ確実に龍を倒せるまでに引き上げられるかだ」

「……」

「どうする? 無論、断るも自由だ」

「……断る理由など無い。始めるぞ」

「それで良い」

 そして二人は、改めて向かい合い、構えた。

 

『決闘』

 

 

 

視点:梓

 

 

LP:4000

手札:5枚

場 :無し

 

レイヴン

LP:4000

手札:5枚

場 :無し

 

 

「私の先行、ドロー」

 

手札:5→6

 

 奴がどんなデッキを使うかは知らんが、恐るるに足らん。

「『E・HERO エアーマン』を召喚する」

 

『E・HERO エアーマン』

 レベル4

 攻撃力1800

 

「ほう、『HERO』デッキか……」

「このカードの召喚及び特殊召喚に成功した時、二つの効果から一つを選択し発動する。私は第二の効果を選択。デッキよりHEROの名を持つモンスターを手札に加える。私が手に加えるのは、『E・HERO オーシャン』」

 

手札:5→6

 

「更に魔法カード『HERO’S ボンド』。場にHEROが存在する時、手札のレベル4以下の『E・HERO』二体を呼び出す。現れよ、『E・HERO オーシャン』、『E・HERO フォレストマン』」

 

『E・HERO オーシャン』

 レベル4

 守備力1200

『E・HERO フォレストマン』

 レベル4

 守備力2000

 

「カードを三枚セットし、ターンエンド」

 

 

LP:4000

手札:0枚

場 :モンスター

   『E・HERO エアーマン』攻撃力1800

   『E・HERO オーシャン』守備力1200

   『E・HERO フォレストマン』守備力2000

   魔法・罠

    セット

    セット

    セット

 

 

「一ターン目から手札を全て使い切るとはな」

「貴様のターンだ」

「良かろう。ドロー」

 

レイヴン

手札:5→6

 

 さあ、何が来る……

「まずは二枚伏せる。そして魔法カード『手札抹殺』。お互いのプレイヤーは手札のカードを全て墓地へ捨て、捨てた枚数分ドローする。君の手札はゼロ。行うのは私一人だがな」

「ふん……」

 奴が捨てたカードは三枚。そして、ドローするカードもまた三枚。

「私はこの瞬間、墓地へ捨てたカードのモンスター効果を発動する」

「墓地へ捨てたカードだと?」

「まずは、『暗黒界の尖兵 ベージ』。このカードが効果によって手札から墓地へ捨てられた時、墓地から特殊召喚できる」

 

『暗黒界の尖兵 ベージ』

 レベル4

 攻撃力1600

 

 なるほどな。デッキは『暗黒界』か……

「更に、『暗黒界の龍神 グラファ』。このカードが効果によって手札から墓地へ捨てられた時、相手の場のカード一枚を破壊する。私が破壊するのは、『E・HERO フォレストマン』だ」

 フォレストマンの守備力が脅威だったのか、それとも効果を分かってのことか。

 どちらにせよ、タダでは終わらせない。

「速攻魔法『マスク・チェンジ』。自分フィールド上のE・HERO一体を墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の『M・HERO』を呼び出す。フォレストマンを墓地へ送り、『M・HERO ダイアン』を特殊召喚」

 

『M・HERO ダイアン』

 レベル8

 攻撃力2800

 

「ほう、かわされたか。だが、これならどうだ? 続いて、『暗黒界の導師 セルリ』の効果。効果で手札から墓地へ捨てられた時、相手の場に守備表示で特殊召喚される」

 

『暗黒界の導師 セルリ』

 レベル1

 守備力300」

 

「……」

「セルリが暗黒界と名の付くモンスターの効果で特殊召喚された時、相手は手札を一枚選択し、捨てる」

「相手……つまり貴様か」

「そう。ふむ、捨てても良いカードはこれだけか。私は『暗黒界の軍神 シルバ』を捨てる」

 

レイヴン

手札:3→2

 

「そしてシルバもまた、自身の効果により特殊召喚」

 

『暗黒界の軍神 シルバ』

 レベル5

 攻撃力2300

 

「シルバが相手のカード効果により墓地に捨てられた時、特殊召喚と同時に相手の手札をデッキの下に戻す効果があるが、この状況では意味が無いな」

「……」

「そして、墓地に眠るグラファの効果を発動する。グラファはフィールド上の暗黒界と名の付くモンスター一体を手札に戻すことで、墓地より特殊召喚ができる。ベージを手札に戻し、グラファをフィールドに呼び出す」

 

『暗黒界の龍神 グラファ』

 レベル8

 攻撃力2700

 

レイヴン

手札:2→3

 

「そしてこのターン、私はまだ通常召喚を行っていない。私は『暗黒界の狂王 ブロン』を召喚」

 

『暗黒界の狂王 ブロン』

 レベル4

 攻撃力1800

 

 ブロンは相手モンスターを破壊した時、手札のカードを一枚捨てる効果を持つ。その効果を利用し、一気にモンスターを並べる気か。

「更に、セットしておいた永続魔法『強者の苦痛』を発動しよう」

 『強者の苦痛』だと……

「相手の場のモンスターは、自身のレベル一つにつき攻撃力をダウンさせる」

 面倒なカードを……

 

『M・HERO ダイアン』

 レベル8

 攻撃力2800-800

『E・HERO エアーマン』

 レベル4

 攻撃力1800-400

『E・HERO オーシャン』

 レベル4

 攻撃力1500-400

 

「さあ、バトルだ。まずはグラファで、『M・HERO ダイアン』を攻撃!」

 く、止める手立てが無い……

「ぐっ……」

 

LP:4000→3300

 

「続いて、ブロンで『E・HERO エアーマン』を攻撃」

 だが、二撃目は無い。

「罠発動『アナザー・フュージョン』。場のモンスターを融合させる」

「罠融合か」

「『E・HERO エアーマン』と、『E・HERO オーシャン』を融合。現れよ、氷結の英雄、『E・HERO アブソルートZero』」

 

『E・HERO アブソルートZero』

 レベル8

 守備力2000

 

「ふむ、そんな手段で攻撃を止めるか……Zeroの効果は厄介、いずれにせよ『アナザー・フュージョン』の効果で融合召喚したモンスターはこのエンドフェイズに破壊される。ここで倒そうと結果は同じだな。なら、ターンエンドだ」

「エンドフェイズに速攻魔法『マスク・チェンジ』」

「なに! 二枚目を伏せていたのか!?」

「効果はさっき言った通りだ。私はZeroを墓地へ送る。酸化を巻き起こせ、『M・HERO アシッド』を特殊召喚」

 

『M・HERO アシッド』

 レベル8

 攻撃力2600-800

 

「まずはアシッドの効果。特殊召喚に成功した時、相手の場のモンスター全ての攻撃力を300ポイントダウンさせ、同時に魔法・罠を全て破壊する。酸性雨(アシッド・レイン)

 空から降り注ぐ黒い雨。それらが魔法・罠を、そして相手の場のモンスターの体を溶かしていく。

「く、『強者の苦痛』と『次元幽閉』が……」

 

『M・HERO アシッド』

 攻撃力2600

 

『暗黒界の龍神 グラファ』

 攻撃力2700-300

『暗黒界の軍神 シルバ』

 攻撃力2300-300

『暗黒界の狂王 ブロン』

 攻撃力1800-300

 

「同時にZeroの効果。フィールドを離れた時、相手の場のモンスター全てを破壊する。 氷結時代(アイス・エイジ)

 今度は全てのモンスターが凍りつき、そのまま砕かれてしまった。

「くぅ、エンドフェイズだ」

 

 

レイヴン

LP:4000

手札:2枚

場 :モンスター

    無し

   魔法・罠

    無し

 

LP:3300

手札:0枚

場 :モンスター

   『M・HERO アシッド』攻撃力2600

   魔法・罠

    無し

 

 

「私のターンだ」

 

手札:0→1

 

「魔法カード『ヒーローの遺産』。私の墓地にレベル5以上のHEROが二体以上ある時、カードを三枚ドローする。墓地にはレベル8のZeroとダイアン、よって三枚ドロー」

 

手札:0→3

 

 このターンで決着だ。

「魔法カード『戦士の生還』。この効果により、私の墓地の戦士族一体を手札に戻す。私は墓地の、『E・HERO オーシャン』を手札に戻す」

 

手札:2→3

 

「手札の『沼地の魔神王』の効果を発動。このカードを墓地へ送り、魔法カード『融合』を手札に加える。そして、手札のオーシャン、『E・HERO アイスエッジ』を融合。再び現れよ、『E・HERO アブソルートZero』」

 

『E・HERO アブソルートZero』

 レベル8

 攻撃力2500+500

 

「Zero、またこいつか……」

「Zeroは場のZero以外の水属性モンスター一体につき、攻撃力を500ポイント上げる」

「くぅ……」

 これだけやれば十分だろう。

「二体のヒーローで、レイヴンに直接攻撃」

 

「ぐあぁあああああああ!!」

 

レイヴン

LP:4000→0

 

 

 

視点:外

 無様に敗北し、座り込むレイヴン。だが、その表情には、いつも見せる笑みがあった。

「鍵はあったのか?」

「……ああ。あったとも」

 レイヴンは立ち上がりながら、手の平を上にする。同時に、梓に渡したものと同じ光がレイヴンの手元へと集まる。そして、やがてそれは形を成し、物体へと変わった。

「それが鍵か?」

「ああ。これで龍を手に入れるための力が手に入る。この、『邪心教典』を使ってな」

 

 

 

 




お疲れ~。
ちょこっとあっさり死なせ過ぎたかな、レヴュアタン。
まいっか。さっさとオリカ行きましょう。


『アナザー・フュージョン』
 通常罠
 自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

漫画版GXにて十代が使用。
使うとしたら今回みたいにZeroが筆頭候補になるでしょうな。エンドフェイズに破壊される点も相性が良い。
まあわざにセットして一ターン待って、エンドフェイズには破壊されるモンスターをようやく融合、という手間に見合ってるかどうなのかという点は置いといて。

『HEROの遺産』
 通常魔法
 自分の墓地にレベル5以上の「HERO」と名のついたモンスターが2体以上存在する場合に発動する事ができる。
 自分のデッキからカードを3枚ドローする。

漫画版GXにて十代が使用。
うん。酷過ぎる。
HEROなら何でもいいわけだし、レベル5以上のHEROなんて山ほどあるし、それを二枚墓地に送る手段も山ほどあるし。
それだけで三枚ドローとか……めちゃくちゃ欲しいわボケ!!


つーわけで、次話でお会いしましょう。
ちょっと待ってて。

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