沼津ことりっぷ   作:にゃおにゃお

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最終話 みんな仲間だよ

-イルカショー-

 

穂乃果「わぁ! すごいよすごいよ〜〜! イルカってあんなに高くジャンプできるんだね!」

 

海未「あんなに高いところにあるボールに触れるなんて…イルカってすごいんですね」

 

ことり「イルカさんの鳴き声ってキューキューかわいいねぇ〜♡」

 

にこ「にこはイルカさんに触ってみたい〜〜!」

 

果南「後で触れるチャンスがあるから、一緒にやってみる?」

 

にこ「ホント!? やるやる〜!」

 

凛「いいないいな〜! 凛もやりたい!」

 

ルビィ「イルカさんの肌って、ホントにツルツルしてて気持ちいいんだよ?」

 

花陽「私もイルカさんなんて触れる機会がないから…ちょっとやってみたいな」

 

凛「よ~し! みんなで行っくにゃ~~!」

 

 

千歌「みんな楽しんでるね〜 よかったよかった!」

 

曜「でもまさかμ'sと一緒に遊ぶなんて、夢にも思わなかったよね!」

 

梨子「色々と話ができて私は良かったな…本当に夢みたいだね」

 

絵里「それは私たちも一緒よ? 特に花陽とにこにとっては夢のような状況じゃないかしら?」

 

鞠莉「ダイヤもずーっと夢の中にいたもんね♪」

 

ダイヤ「…鞠莉さん! もうその話はやめてください…」

 

希「うふふ♪ ウチらは多分ダイヤちゃんの意外な一面を見ちゃったんやろうな〜〜」

 

ダイヤ「のっ、希さんまで…あぁ〜〜……」

 

花丸「マルたちはそんなダイヤさんをよく見るずら」

 

善子「たまに暴走するのは、普段と変わらないわよ?」

 

ダイヤ「わたくしのイメージがぁ…イメージがぁぁ」

 

絵里「ふふっ♪ それもダイヤの魅力よ? そんな一面があったほうがかわいいじゃない」

 

ダイヤ「まっ…まぁ、絵里さんがそういうのであれば…わたくしはおっちょこちょいなわたくしを全面に押し出して参りますわ!」

 

鞠莉「ダイヤはホントに単純ね♡」

 

真姫「ねぇ、みとしーの後はどうするの?」

 

絵里「そうね…電車の時間はまだまだあるし…」

 

希「のんびりとこの内浦の景色でも見てたらええんやない?」

 

絵里「そうしましょ? このゆっくりとした雰囲気をまだまだ味わいたいわ」

 

希「それならお茶でもしてみんなで話でもしよっか?」

 

真姫「じゃあ私はちょっと後から合流するわ」

 

絵里「え? どこか行くところでもあるの?」

 

真姫「ふふっ…梨子ちゃんと…デートってことにするわ」

 

希「真姫ちゃんもなかなか隅に置けないやん」

 

真姫「何言ってるのよ…ちょっとだけだから…」

 

絵里「あら? 別にゆっくりでもいいのよ?」

 

真姫「絵里まで…やめなさいってば」

 

 

--

 

 

-梨子の部屋-

 

梨子「ご、ごめんなさい…全然片付けてなくて…」

 

真姫「大丈夫よ、気にしないで? …梨子ちゃんの家って、千歌ちゃんの家の隣だったのね」

 

梨子「うん…向かいが千歌ちゃんの部屋なんだ。まさかこんな近くに千歌ちゃんがいるって思わなかったけど」

 

真姫「いつでも会えるからいいじゃない…羨ましいわ」

 

梨子「たまに覗かれたりするけどね…」

 

真姫「…まぁ…仲がいいってことにするわ。 …これは…?」

 

梨子「あぁ〜〜!! それはダメ〜〜!!」ガバッ

 

真姫「ヴェ!? ご、ごめんなさい… 何か触っちゃいけないものだった?」

 

梨子「う、いや…大丈夫! 何でもない…何でもないの…」

 

真姫「…わかったわ…触れないでおくわ…」

 

梨子(絶対に見られた…! 壁クイ見られた…!)

 

真姫「梨子ちゃん…? 大丈夫よ、見てないから。何か大事なものだったんでしょ?」

 

梨子「うん… あ! わ、私…ちょっとお茶でももってくるね!」バタバタガチャ

 

真姫「…?」

 

 

真姫「さて…じゃあ私のお願い、やってもらえるかしら?」

 

梨子「うん… でも真姫さんに見られると…何だか恥ずかしいな…」

 

真姫「何言ってるのよ… 私の事は気にしないで…。Aqoursのみんな、内浦の事、海の音を想って弾けばいいわ」

 

梨子「…うん。 じゃあ弾くね?」

 

梨子(みんなのこと…内浦のこと…海の音…みんな…大好きだよ…)

 

 

〜♪海に還るもの♪〜

 

 

 

梨子「ふぅ…」

 

真姫「…」

 

梨子「ど、どうだったかな…?」

 

真姫「…素晴らしかったわ。いい曲ね… 梨子ちゃんもとてもいい顔をしてたわ」

 

梨子「何だか…すごくリラックスして弾けたような気がするな」

 

真姫「…梨子ちゃんの弾いてる時の顔を見てたら、私もまたピアノしたくなってきたわ」

 

梨子「真姫さん…? それって…」

 

真姫「私ね…高校を卒業してから、ピアノを弾いていないの。医者になるために、学業優先でね」

 

梨子「そうなんだ… でも、弾きたいって思う事はないの?」

 

真姫「はじめはそう思ったことは何度もあったわ。でも医者になるってパパとママには約束したから…それまでは我慢しようかなって」

 

真姫「でもね、無理だったの。やっぱり私はピアノが好き…そして、みんなのことが好きなの」

 

梨子「みんなのこと…?」

 

真姫「高校の時はμ'sの曲を作るために、ずっとピアノに向かってたわ。μ'sの為に、みんなの為にって。もちろん私の為でもあったんだけど」

 

真姫「そう思ってピアノを弾いていた時が、本当に幸せだった… 私もあの頃は輝けていたと思うの。でも…今は違う」

 

梨子「今は…輝けていないの?」

 

真姫「…うん。今の私は勉強漬けで…輝けていないわ。そんな中で、今回の旅行の話が出てきたの」

 

真姫「久しぶりにみんなと会って、昔のことを思い出したら何かが変わるかなって」

 

梨子「それで…みんなと会ってどうだったの?」

 

真姫「…変わったわ。多分ここに来なければ変われなかったと思う。久しぶりにμ'sのみんなに会えて、梨子ちゃんに会えて、Aqoursのみんなに会えて… 私の中で消えかけていた光が、また強くなるのを感じたわ」

 

梨子「真姫さんがそんな悩みを抱えていたなんて… それを知らずに私ばっかり話を聞いてもらって…ごめんなさい」

 

真姫「梨子ちゃんは悪くないわ、逆に感謝したいくらいよ?」

 

真姫「梨子ちゃんの話を聞いて、私も海の音を聞きたくなったの。そして私も聞くことが出来た…昨日海に潜ってね」

 

梨子「どんな音だった?」

 

真姫「嬉しそうな音…多分、みんなも同じように聞こえたと思う。」

 

梨子「私も…聞こえたのは嬉しそうな音だったよ」

 

真姫「私たちは似たもの同士なのかもしれないわね…だからみんなすぐに仲良くなれたんだろうけど」

 

梨子「私…真姫さんのピアノが聞きたいな… だからまたピアノを弾いてもらいたい」

 

真姫「そのつもりよ。勉強は疎かには出来ないけど… 私なら出来るかなって。また弾けるようになったらここに来るわ」

 

梨子「うん…!そのときを楽しみにしてるね」

 

真姫「梨子ちゃんもこのまま輝き続けててよね。もっともっと…強く!」

 

梨子「…うん…!」

 

 

--

 

 

-ホテルオハラ-

 

絵里「真姫、梨子ちゃん?お帰りなさい」

 

希「デート楽しかった~?」

 

真姫「ええ、楽しくお話できたわ。ありがとね」

 

梨子「真姫さん…デートだなんて…」

 

真姫「いいじゃない…デートみたいなものよ? それにしてもなんでこのホテルまで来たの? ボートの送迎が来てビックリしたわ」

 

希「ここは鞠莉ちゃんの家なんよ。ホテル経営?ってやつ」

 

真姫「へぇ…すごい立派じゃない」

 

鞠莉「これだけの大人数だと内浦でゆっくり出来る場所は中々無いから…ここが一番いいかなって♪」

 

ダイヤ「そこの人たちは既にのんびりやってますわね…」

 

~~

 

穂乃果「ふぃ~…やっぱり熱いお茶は最高だねぇ~~」

 

凜「ソファーがふかふかで気持ちいいにゃ~~」

 

花丸「寿太郎みかんの淡島ビスコッティもおいしいずらぁ~~」ポリポリ

 

善子「堕天…新たな堕天使が9人も…」ムニャムニャ

 

~~

 

曜「…さすがに朝から動き回ったから疲れちゃったかな?」

 

ことり「みんな水族館の動物みたいになっちゃってるね」

 

海未「皆さんこの後練習があると言っていたような… 私たちに付き合わせてしまって…申し訳ありません」

 

果南「いやいや、私たちもノリノリで付き合ったから…練習はちゃんとできるから大丈夫だよ」

 

絵里「ちょっと気になっていたから… 大丈夫なら安心したわ。それにしても…こうやって窓の外の景色を見ていると、本当に帰りたくなくなっちゃうわね」

 

ダイヤ「何も無いところではありますが… この内浦には人の温もりがありますわ」

 

絵里「そうね…みんなを見てるとその温もりがわかるわ。本当に温かい…」

 

ダイヤ「いつでも…いらして下さい。わたくしたちはいつでもお待ちしておりますわ」

 

絵里「えぇ! 絶対にまたみんなで来るわ!」

 

ダイヤ「え、絵里さんお1人でも…わたくしは構いませんが…」

果南「こーら! ダイヤ?」ビシッ

 

ダイヤ「ピギッ!? わ、わたくしとしたことが…」

 

にこ「にこも果南ちゃんとずーっと一緒にここに残りたいな♡」ヒシッ

 

果南「まぁ…ダイビング講師のライセンスを取ってくれたら考えてもいいかな♪」

 

にこ「うぐっ… に、にこはやっぱり兄弟がいるから家に帰らないと~~…」

 

果南「あはは… いつでも待ってるから、遊びにおいでよ」

 

にこ「果南ちゃん… やっぱり好き!」

 

 

ルビィ「…」

 

花陽「ルビィちゃん? どうしたの?」

 

ルビィ「ルビィね? 花陽ちゃんとμ'sのみんなと仲良くなれて…本当に嬉しいの! でも…もうちょっとでみんなが帰っちゃうと思うと…なんだか寂しいなって」

 

花陽「わたしもルビィちゃんたちと仲良くなれて本当に良かったと思うよ。それにもう会えないわけじゃないから…寂しくなんて無いよ? 離れてても友達なんだから」

 

ルビィ「うぅ…花陽ちゃん…」グス

 

花陽「泣かないで? また遊びに来るから… ルビィちゃんも東京に遊びにおいで?」

 

ルビィ「うん…うん! ルビィ…頑張る!」

 

花陽「頑張ルビィ! だよ? だから泣くのはもうおしまい!」

 

ルビィ「…うん!」

 

 

穂乃果「ねぇ、千歌ちゃん? Aqoursは今後どうするの?」

 

千歌「えっ、今後?」

 

穂乃果「もちろん目標はラブライブ優勝! なんだよね?」

 

千歌「うーん…優勝はしたいけど、しなくてもいいって言うか… あ、でもラブライブには絶対出たいと思ってるんだけどね」

 

穂乃果「なんだかもやもやした答えだなぁ~ どうして優勝しなくてもいいの?」

 

千歌「あはは…何となくなんだけど、私たちはスクールアイドルになれただけでも幸せかなって。私たちの上にはまだまだたくさんのスクールアイドルがいるし、私たちはこうやってみんなでAqoursをやれているだけでも幸せなのかなって」

 

千歌「それに私たちは廃校の危機を救うのが目標だから…ラブライブはそのおまけみたいなものかなって」

 

穂乃果「そうなんだ… ねぇ千歌ちゃん、A-RISEは知ってるよね?」

 

千歌「A-RISE? もちろん! μ'sのライバルにして最大の理解者! 伝説のスクールアイドルだよ!」

 

穂乃果「穂乃果はね…A-RISEのパフォーマンスを見て、スクールアイドルになろうって決めたんだ」

 

千歌「A-RISEを見て? A-RISEはライバルじゃなかったの?」

 

穂乃果「最初は全然違ったよ? だって全然手の届かないところにいた人たちだから… でもそんな雲の上の存在が、私たちμ'sのことを見てくれていたの」

 

千歌「μ'sを見てくれていた…?」

 

穂乃果「私たちね、がむしゃらに頑張ったんだ。もっと良い曲を聴いてもらいたい…もっと素敵なステージを見てもらいたい…もっと自分たちを輝かせたい! ってね」

 

穂乃果「それまではね、学校を廃校から救う! って目的だけでやってきたから、私もラブライブに出なくてもいいんじゃないかなって思ってたの」

 

千歌「私と一緒…?」

 

穂乃果「うん。でもね、A-RISEのみんなに言われたんだ。ずっと注目していた、最大のライバルになるかもって。今まで雲の上の存在だった人たちが私たちのことを注目してくれた…。そしたらね? 今まで屋根で塞がっていたラブライブっていう世界が、屋根が無くなって高いところまで見れるようになったの!」

 

千歌「屋根が無くなって高いところまで… もっと高いところまでいけるようになった…?」

 

穂乃果「そう! 私たちもっともっと歌いたい! 踊りたい! キラキラしてるスクールアイドルが大好き!って思ったら、もっともっと高いところに行きたくなったの!」

 

千歌「でも…私たちに出来るのかな?」

 

穂乃果「絶対に出来る! Aqoursにはそれだけのモノがある! ラブライブ優勝経験があるこの穂乃果が言うんだから間違いないっ! なんてね」テヘペロ

 

千歌「ラブライブ優勝か… 私ももっとキラキラしたスクールアイドルになれるかな…」

 

穂乃果「千歌ちゃんならできるよ!」

 

千歌「私が?」

 

穂乃果「うん!」

 

千歌「もっと? キラキラ?」

 

穂乃果「そう! もっともっと!」

 

千歌「私にも出来るんだ…!」

 

穂乃果「そうだよ! だから…ファイトだよっ!!」

 

千歌「…うん! なんだか私… 燃えてきたかも…!」

 

穂乃果「必ず本選出てきてね! 私たち応援に行くから!」

 

千歌「うん! 私たち頑張るから見ててね!」

 

 

--

 

 

鞠莉「残念だけど…そろそろ時間みたいだね…」

 

希「やっぱり楽しい時間はあっという間やね」

 

絵里「本当に楽しい旅行だったわ。Aqoursのみんなには本当に感謝しないとね」

 

ダイヤ「絵里さんにはわたくしのもっとしっかりとした部分を、今度お見せいたしますわ」

 

果南「私たちも感謝しなくちゃだよね… 本当に楽しい時間が過ごせたよ」

 

にこ「またダイビングしに来るから…果南ちゃん、そのときは優しくしてね♡」

 

凜「花丸ちゃん! 東京に遊びに来たらおいしいラーメン食べに行くからね!」

 

花丸「早く東京に行きたいずらぁ~ 凜ちゃん待っててね」

 

花陽「ルビィちゃん…またね! ライブ…また見に行くからね!」

 

ルビィ「うん! いつ見られてもいいように頑張ルビィ! するね!」

 

善子「海未? ババ抜きリベンジマッチを必ずやるわよ?」

 

海未「いつでもかかってきなさい! 善子!」

 

善子「善子言うな~~!」

 

真姫「今度は私が弾く番ね?」

 

梨子「うん! 待ってるから…!」

 

ことり「今度は曜ちゃんと一緒に衣装作りしてみたいなぁ~」

 

曜「ヨーソロー! 私もアキバのコスプレショップをたくさん教えてほしい!」

 

ことり「ヨーソロ~♪」

 

千歌「じゃあ穂乃果ちゃん…またね!」

 

穂乃果「うん! 出来るよ! みんななら!」

 

千歌「…うん!」

 

 

--

 

 

曜「行っちゃったね…」

 

千歌「うん… ねぇ曜ちゃん、これって夢じゃないよね?」

 

曜「夢なのかな? …ちょっと試してみる?」

 

千歌「ふぇ? …いたたたたた! ちょっと! 曜ちゃん! 痛いよ~!!」ギュウウ

 

曜「ほら、夢じゃないでしょ?」

 

千歌「夢じゃない…けど! 曜ちゃん痛いってば! もう! 仕返し!!」

 

曜「わっ! ち、千歌ちゃん! 痛い痛い!!」ギュウウ

 

梨子「ふふっ… 本当に夢みたいな出来事だったね」

 

ようちか「じゃあ、試してみる~?」

 

梨子「わ、私はいいから…!]

 

果南「それじゃあ…そろそろ練習に行きますか」

 

8人「はーい!」

 

 

--

 

 

-電車内-

 

絵里「…花陽?」

 

花陽「…」スースー

 

希「疲れて寝ちゃってるね…今回は頑張ってたからね」

 

絵里「私も寝ちゃおっかな」ポフ

 

真姫「東京まではまだまだだから…私も寝ようかしら」

 

絵里「ふふっ…花陽? 素敵な場所へ連れて行ってくれてありがと♪ …おやすみなさい」

 

 

 

--

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は以上となります。
登場人物18人と言うのは非常にハードルが高かったです。
最終話を書く前に内浦に行ってきましたが、18人で行動するにはちょっと厳しい場所だなと感じました笑
ただ、非常に素敵な場所だったのでまた行ってみたいと思います。

予定より長くなってしまい、だらだらとした印象になってしまったかもしれません。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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