鞠莉「さぁ! 今日はみんなに内浦のシャイニーな場所をたっっっっぷり紹介するわよ~!」
善子「私は沼津に住んでるから…内浦の紹介は2人に任せるわ」
梨子「私も東京から来てあまり経ってないから…鞠莉さんに紹介してもらえると助かります…」
鞠莉「チッチッチ…だーめーよ? 私たち3人で案内しないと意味が無いわ! そ・れ・と! 敬語は禁止じゃなかったかしら~?」
梨子「そ、そうだった……わかったよ鞠莉さん、私たちで案内しようね」
鞠莉「マリーって呼んで? そうよ! ここからはみんなニックネームで呼び合いましょ♪」
希「ニックネーム…ええやん♪」
鞠莉「そうね~~…じゃあ…よっちゃん!」
善子「よっちゃん!? ヨハネは?」
鞠莉「リリー!」
梨子「えっ…なんか恥ずかしい…」
鞠莉「のんたん!」
希「お、昔のあだ名と一緒やん」
鞠莉「うみうー!」
海未「どうも違和感と親近感を感じます」
鞠莉「そして~~~…凜ちゃ~~ん!!!」
凜「な~んで凜だけ普通なの~~!?」
鞠莉「う~ん…凜ちゃんはもう、凜ちゃんって感じだからかな?」
凜「全然良くわからないにゃ~~!」
希「まぁええやん! じゃあ今日はみんなこのあだ名で呼ぶって事で。 ね? うみうー?」
海未「のっ…のんたん…。…無理です!…私には無理です!」
凜「大丈夫だよ? うみうみうー? …う~ん、なんだか逆に呼びづらいにゃ」
鞠莉「う~ん…やっぱり普通に戻そっか?」
梨子「そのほうがいいと思うな…鞠莉さん」
鞠莉「さん!はダメ! マリーか鞠利ちゃん、どっちかにして♪」
梨子「えぇ…じゃあ鞠莉ちゃん…」
鞠莉「それでオーケィよ♪」
凜「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん、今日はどこへ連れて行ってくれるの?」
鞠莉「みんなには内浦の全部を見てもらいたいから…これからボートでマリーの家に行くわ!」
凜「鞠莉ちゃん家…? お家でゲームでもするの?」
善子「ゲームって…。だいたい想像はつくけど…凜ちゃんも行ったらわかるわ。 ね、リリー?」
梨子「あだ名で呼ばないでよ…。…そうだね! よっちゃん?」
よしりこ「……」ムー
鞠莉「行けばわかるから♪ とりあえずレッツゴ~~よ!!」
--
-ホテルオハラ-
海未「ここは…鞠莉の家…というよりこれはホテルではないでしょうか」
凜「鞠莉ちゃんすごいにゃ! ホテル暮らしなの~!?」
鞠莉「ノンノン! マリーの家がホテルをやってるのよ♪」
希「すごい…真姫ちゃんよりもお金持ちかも…」
梨子「ちなみに鞠莉ちゃんは私たちの学校の理事長をしてるのよ?」
海未「理事長? 生徒会長の間違いではないのですか?」
善子「理事長よ。生徒兼理事長!」
凜「鞠莉ちゃんさすがだにゃ! すごいにゃ~」
希「ここではなんでも有りなのかな?」
鞠莉「細かい事は気にしない気にしない♪ さぁ! 屋上へゴーよ!」
--
-ホテルオハラ屋上-
希「ちょ…これってヘリコプターやん!」
凜「すご~い! 近くで見るのはじめてにゃ!」
海未「まさか…このヘリコプターに乗るのですか?」
鞠莉「オフコース♪ これからヘリで遊覧フライトよ!」
希「なんやらえらい事になってきたね」
海未「本当に大丈夫なのでしょうか…」
凜「ねーねー! 早く乗るにゃ~」
梨子(こういうのって鞠莉さんは自由に使えるのかな…?)
善子(このヘリコプターがあれば堕天降臨が再現できるわ…!)
鞠莉「それでは遊覧フライトへ~…テイクオ~フ!」
--
-ヘリ機内-
凜「うわぁ~~~すごいにゃ~~~!」
海未「こんなに綺麗な景色が見れるなんて…まるで風景画の中に入り込んだかのようです!」
希「あそこの小さい島がさっきいたところやね?」
梨子「そう! そこが淡島で…左にある岬になっているところが私たちの通っている浦の星女学院があるところだよ」
善子「右の奥のほうが沼津の市街地よ。ヨハネの家はあっち!」
鞠莉「どう? これが内浦のシャイニーな景色よ!」
海未「こうやって空の上から見ると、内浦を独り占めにしたような気分になりますね」
凛「凛が巨人になったような気分にゃ〜〜」
希「海が太陽の光でキラキラして、青い海と青い空…。ほんまにシャイニーな景色やね!」
鞠莉「この内浦の全部を目に焼き付けちゃってね~♪」
--
-ホテルオハラ-
海未「遊覧フライト…すばらしい体験でした」
凜「凜は写真たっっくさん撮ったよ!」
希「こんな贅沢をして…他のみんなにはなんか悪い気もするけどね」
善子「みんなも楽しんでるはずだから…気にしなくてもいいんじゃない?」
鞠莉「喜んでもらえたみたいで嬉しいわ! とりあえずここでお茶でもしてゆっくりしましょ?」
海未「それにしても…内浦は本当に素敵なところですね」
梨子「うん…私もこの海を見て、聴いて…。この町が本当に好きになったな」
希「そういえば梨子ちゃんは東京の頃はどこの学校に行ってたん?」
梨子「え? …あの…みんなと一緒の…」
凜「え~~! 梨子ちゃんもしかして音ノ木坂にいたの~~!?」
梨子「う、うん…」
海未「私たちと同じ学校だったなんて…なんという偶然でしょうか」
善子「ねぇ、μ'sが廃校の危機を救ったっていうのは本当なの?」
希「どうやろね? ウチらは音ノ木坂を廃校の危機から救いたい!って気持ちで始めたスクールアイドルだったけど…私たちだけで学校を救ったとは思えないんよ」
凜「凜たちだけじゃなくて…音ノ木坂の生徒のみんな、地域のみんな…そして音ノ木坂に入りたいって思ってくれたみんなが、学校を廃校から救ったって…凜は思うよ」
海未「梨子のように音ノ木坂に入学を希望してくれた人がいたからこそ、今も音ノ木坂が続いているのだと思います」
鞠莉「私たちも似たような状況なんだよね…。浦の星は今、廃校の危機に瀕しているの」
希「…それで廃校の危機を救う為にスクールアイドルを始めた?」
鞠莉「千歌っちがAqoursを結成したときは理由は違ったみたいだけどね…。でもその前にもAqoursはあったの。私と果南、ダイヤの3人で。学校を廃校から救おうとして…でも、私たちには出来なかった」
凜「出来なかった…? どうして?」
鞠莉「色々とあってね…私が留学することになったんだ。それでAqoursは活動できなくなっちゃったの」
希「そう…そんなことがあったんやね…」
善子「でも、鞠莉はまた浦の星に戻ってきたじゃない?」
鞠莉「やっぱり私は…浦の星が、内浦が大好きなの! 浦の星でまたスクールアイドルが誕生するって聞いたら居ても立っても居られなくなって」
凛「でも留学してたんだよね? いきなり帰ってきて大丈夫たったの?」
鞠莉「パパとママに無理言って…留学途中で帰ってきて、ワガママいって無理やり理事長にしてもらったり…。私ってメチャクチャね? でも…やりたい事、大切なものがこの浦の星にはあったから…」
善子「それが果南、ダイヤとまた、一緒にスクールアイドルをやって…学校を救うって事だったのよね?」
鞠莉「まさか久しぶりに帰ってきて、果南にあんなに冷たくされるとは思わなかったけどね。でも…仕方ないよね。あの頃はお互いの気持ちを表に出してなかったから…」
梨子「でも、お互いの気持ちをぶつけ合ってわだかまりが解けたんだよね」
鞠莉「そう、簡単だったよ…。大切なものはずっと変わらなかった…。ただ、正直になれなかっただけで」
海未「そのような状況を乗り越えて、今のAqoursのメンバーがあるのですね」
鞠莉「千歌っちたちが、私たち3人を迎え入れてくれたおかげだよ。千歌っちがスクールアイドルをやってる姿を見て思ったんだ…私って学校を救いたいってだけでスクールアイドルやってたんだなって」
海未「それは私たちも一緒でしたよ。学校を救いたいという思いは決して悪いことではありません。ただ…スクールアイドルをやっていくうちに、それとは別の思いが出てくるようになりました」
鞠莉「スクールアイドルとして輝きたい! 千歌っちたちを見てて…そう思うようになった」
善子「ヨハネも…私も、初めはスクールアイドルになるつもりは無かったわ。ていうか…なれないって思ってた」
凜「そんなことないよ! 善子ちゃんはとってもかわいいと思う! 凜だってはじめはスクールアイドルなんて全然向いてないって思ってたけど…」
善子「私もスクールアイドルなんて全然向いてないって思ってた。でもこんな堕天使キャラを千歌はかわいいって言ってくれた…それでAqoursに誘ってくれて、今はとっても楽しいわ。本当に感謝してる」
海未「こんな私でも…」
凜「変身! 出来るのがスクールアイドルなんだよね!」
希「昨日のライブを見てて、Aqoursってものすごくキラキラしてるやん! スクールアイドルってやっぱり最高やん! って思ったよ」
海未「これだけ素晴らしいステージを見せてくれるスクールアイドルがいれば、自ずと入学希望者も増えてきますよ」
梨子「そういってもらえると本当に嬉しい…。ちょっと前までの私は自分に自信が無くて…本当にスクールアイドルをやっていてもいいのかなって思ってた」
希「でも、今は違うんやね?」
梨子「うん…! 真…いえ、ある人に…今の私はとても輝いているって言われて…。私にも出来るんだ…私も輝くことが出来るんだって思ったら、なんだかモヤモヤしたものが一気に無くなって! もっともっと! キラキラしたいなって!」
善子「私も…もっとキラキラしたい! 私は善子として…普通の女の子としてリア充になりたい!って思ってたけど…Aqoursのみんなが、ヨハネでも輝けるってことを教えてくれたわ。私はヨハネのキラキラした姿をもっと見てもらいたい!」
鞠莉「私も廃校を救うだけじゃくて…もっとその先のシャイニーなスクールアイドルの世界を見てみたい!って思ってるよ…Aqoursならそれが出来るって信じてる」
海未「Aqoursは私たちが羨むくらい輝いていますよ」
希「ふふっ、やっぱり…スクールアイドルって素敵やね」
凜「あ~あ…凜たちももう一回スクールアイドルやりたいにゃ~」
海未「スクールアイドルが出来るのは高校の間だけですからね。私たちにはもうかなわぬ夢です」
希「うちらはAqoursの応援団でもしよっか?」
梨子「そんな…μ'sのみんなに応援してもらうなんて…失礼にならないかな…」
凜「そんなこと無いにゃ! 凛たちは応援したいって本当に思ってるよ?」
希「せっかくこの内浦で出会った素敵なお友達なんやから、お友達なら応援して当たり前やん?」
鞠莉「みんな…。マリーは感動でもう耐えられないわ!」
善子「あまりみっともない姿は見せないでよね!」
梨子「ふふっ…私たちスクールアイドル始めてよかった…ねっ!よっちゃん♪」
善子「よかったに決まってるわ! リリー?」
よしりこ「…ふふっ♪」
-
海未「そろそろ時間ではないですか? 早く行かないと集合時間に間に合いません」
希「楽しい時間はあっという間やね…ほんま内浦って素敵なところやね。町も、人も…」
凛「ねぇねぇ! 今度はAqoursのみんなで東京遊びにきてよ!」
海未「今度は私たちが東京のいいところをご案内しますよ」
希「ヘリコプターで空から東京を…ってヘリがないやん…鞠莉ちゃん! その時はヘリ貸してくれない?」
鞠莉「オフコース♪ いつでもオーケィよぉ〜♪ だって友達だもの!」
善子「私も借りたい! …ヨハネの堕天降臨を再現するために…!」
梨子「ふふっ♪ ほらほら遅刻しちゃうよ? 早く行きましょ?」
5人「はーい!」
--
本編その3に続く