今俺の目の前で絶対にありえない事が広がっている。
原作キャラの美樹さやかの思い人の上条恭介に廃工場に呼び出されてその彼から
「それは・・・まさか」
「君は知ってるだろう?そう白龍皇アルビオンの
「なんで君が・・・」
驚きを隠せず冷静になれない。
ハイスクールD×Dの
「別に不思議じゃないさ。僕も君と同じように前世の記憶を持った違う世界から来た転生者だからね」
「じゃあお前も俺と同じように寿命を削られて幼女神に転生して貰ったのか」
「ああ、一つはこの上条恭介への転生、二つ目は君と言う存在がいると聞いて
ベラベラと自分の情報をよく喋る。ただの自信過剰かそれとも喋っても勝つ余裕があるのか。
『久しぶりだな赤いの』
奴の方から聞き覚えがある別の人物の声がする。
俺の
『ああ、白いの。お前もこの世界に来ていたとはな、気がつかなかったぞ』
『恭介に頼まれて時が来るまで力を隠せと言われたのだ。しかしこうして姿を現せたという事はその時が来たという事だ』
『なるほど貴様との因縁は、この世界でも変わらないと言うことかアルビオン』
『それはこちらの言葉だ、ここで終わらせるぞドライグ』
因縁のある二天龍同士の会話を邪魔するのは忍びないが俺も上条の奴に聞きたいことがある。
「・・・で、俺に自分が転生者だと教えてなにが目的だ。この世界で一緒に魔女と戦おうって言うか?」
「まさかインキュベーターから佐倉杏子と巴マミを守れずにいい気にヒーローごっこをしている君と手を組むなんてする筈ないじゃないか」
だよな、
そんなわけない。
なぜならこいつは俺を呼びだす為に俺の家族を人質にするような手紙を書き俺の怒りを煽った。
そんな奴が共闘を申し込むなんてまずありえない。
それにしても杏子ちゃんとマミさんを守れなかったのは事実だから痛い所を突く。
「じゃあお前はどうなんだ?お前だって彼女たちが契約を迫られた時に何もやってないじゃないか?」
「それはそうだろう。僕が守りたいのは美樹さやかただ一人。他の奴が魔法少女になろうかどうなろうか知った事じゃないがさやかを魔法少女に勧誘しようとする巴マミを魔法少女にしたツケは君の命で払ってもらう」
これで確信した。
こいつとは協力できないし考え方もまるで違う。
俺は自分の家族や親友、杏子ちゃん達やその家族も守りたい。だがこいつは美樹さんさえ守れるなら他の人間がどうなろうともかまわない考え方だ。
同じ転生者でもこうも考え方が違うのか。
「一つ聞かせろ。本来の上条恭介はどうなったんだ?」
輪廻転生を信じるわけじゃないけどこの世界に産まれる本物の上条恭介の意識がないなんてあり得ない筈だ。
「・・・・ああ、邪魔だから消えてもらったよ。」
「な!?お、お前自分が何言ってるのか!この世界の人間はアニメのキャラじゃない。俺達と同じ生きている人間なんだぞ」
「関係ないよ、ワルプルギスの夜とインキュベーターを倒してさやかを魔法少女にさせない為ならどんな犠牲も厭わない。」
俺は八年間この世界で生きて沢山の人達と触れたって来た。
その人達も前世の世界と同じ感情がある生きた人間だった。
その人間をこいつは自分の目的の為にあっさり消した言いきるだと。
「上条・・・いやお前はいったい何者なんだ?」
「さあ?僕に勝てたら教えてあげるよ。おしゃべりはお終いだ。ここで君には退場してもらう」
お互い話は平行線で歩み寄る気はない。
ならば答えは一つ。ここでこいつを野放しにしたらみんなに危害が及ぶかもしれない。ならばここでこいつを倒す。
あれ?いつもの音声が流れない。
それに宝玉も光が灯っていないし色も鮮やかな赤じゃなくて赤黒い。
まさかこれって!
『ああ、どうやら最悪のタイミングで
よりによってこんな時にか!
『どうやら向こうは分岐点に立って
「決まっているだろう。
『運がなかったなドライグ、今回は私の勝ちだ』
恭介が手を前にかざして青白い魔力弾を放つ。
「くっ!?」
跳び退いて魔力弾を避けてスラッシュ光線で撃ち返す。
どうやら使えないのは
しかしスラッシュ光線は上条に当たる直前に魔方陣のような障壁に阻まれる。
あれはハイスクールD×Dの兵藤一誠のライバルである
「この世界に来てすぐにアルビオンから魔力の応用で再現できると聞いて習ったのさ。本家ヴァーリほどの硬さはないけどこの程度の光線技など簡単に防げる」
『恭介はこれをわずか三日で習得した。天賦の才という物は恐ろしいものだな』
特典なしで三日でだと!俺にはないとんでもねえ才能だ。
「そうそう助けが来るかなんて考えない事だ。君がこの工場に入った瞬間に結界を張らしてもらった。魔法少女の巴マミや佐倉杏子でも破れない強力な奴をね」
それがどうした?むしろ好都合だ。元々彼女達をこれ以上厄介事に巻き込むつもりはない。
これは転生者同士の問題だ。だから俺が決着を付ける。
光線技が駄目なら接近戦はどうだ。
アグルブレードを出して障壁に斬り掛かる。
『不用意に近づくな。奴に力を奪われるぞ」
分かっているがこれしか今は手がない。
赤龍帝の力は倍加と他者に譲渡、それに対し白龍皇は触れた者の力を奪って十秒事に半減させ自らの力にする。
また奪いとった余分に溜まった力は
アグルブレードで障壁を斬り裂こうとするが障壁は固くビクともしない。
俺のアグルブレードは鉄さえも斬る事ができる筈なのにこの障壁はどれだけ硬いんだ!
「障壁が邪魔かい?なら解いてあげるよ」
上条がそう言うと障壁が消えて上条がアグルブレードを避けて空を斬る。
馬鹿してるのか!?
怒りで頭に血が上りアグルブレードで単調な攻撃をしてしまい上条は俺の手首を掴む、
しまった!
力を吸い取られるかと思ったが上条は掴んだまま積み重ねられたドラム缶の山に向けて投げ飛ばす。
「うわああ!!」
ドラム缶の山に叩きつけれ崩れたドラム缶が降ってくるがなんとかドラム缶を押しのけて這い出る。
「いたた、な、なんで掴んだ時に半減の力を使わなかった。本気で戦う気あるのか?」
「君が赤龍帝の力を使えないなら僕も白龍皇の力を使わない、魔力だけで十分だ」
完全に舐められてるな、でもチャンスだ。
奴が油断してる間に勝負を決めてやる。
・・・とは思ったもののこっちも無傷じゃない。
頭をぶつけて切れた所から血が流れる。
見た目の出血に比べ幸いそんなに深くは切れていないの救いか。
「僕だってさやかを守るという目的の為に上条グループの財力を使って最新鋭の格闘技とトレーニングを積んで努力してきたんだよ」
こいつ、才能だけじゃなくて努力もしてきたのか
強い・・・なんて力だ。はっきりいって今の俺以上の強さだ
でも俺もここで負けてリタイヤするつもりはない。
一度体勢を立て直す為に数秒だけプロモーションキングを発動させてドラム缶を持ち上げて上条めがけて投げる。
「こんな姑息な手で僕が倒せるか!」
ドラム缶を紋章障壁で防ぐが障壁に当たり変形したドラム缶に穴が開いて中から黒い液体が飛びだす。
「この匂い・・・これはコールタールか!」
コールタールが障壁を覆っていく。
「くっ前が見えない。どこだどこにいる!」
やがて障壁全体がコールタールに覆われ全てのコールタール入りのドラム缶を投げ捨て奴の視界を防いだら急いで外に出た。
外に出て急いで工場の入り口から見えない物陰に隠れて座り込む。
さてどうする?あいつはとんでもない強くこれまで戦ってきた魔女なんかとはケタが違う。結界で逃げられない上に
「ドライグ、
『ああ、
どうすればいいんだ、俺が弱い所為でウルトラマンの力は奴には通用しない。
プロモーションキングは能力が格段に上がるが五分で奴を倒せるかどうか。
失敗したら確実にやられる。
前に使った身体を代価を支払う疑似
もし使えても前の森での杏子ちゃんとの戦い事があるから使えても使う気はないが。
落ち着け城戸一真、泣き事は考えるな。ここから生きて出る方法だけを考えるんだ。
『相棒、あの建物はなんだ?なんであの建物だけ他と違い離れて造られてるんだ?』
何こんな時にのんきな事を言ってるんだ。
そう思いながら言われた建物を見るとそれは。
「あれだ!アレを使えば!」
奴に勝てる一筋の光明が見えた。
「どこだ!どこにいる!!」
上条が怒鳴りながら俺を探している。
あいつ、プライドを傷つけられてかなり頭に血が昇っているようだな。
上条に見つからないように音を立てずに目的の倉庫まで走る。
倉庫のドアの前まで移動に成功して扉のノブに手をかけたが鍵が掛かっていた。
だがウルトラマンの能力を持った俺は普通の中学生より腕力があるから鍵を強引に壊して中に入る。
工場の人、ごめんなさい。
ゴホッゴホッ閉め切っていただけあって埃っぽいな・・・
えっとお目当ての物はあるかな・・・あった!
跡地だからもう撤去されてるかと心配したが持っていくのが面倒か知らないがありがたいことに置いていってくれたみたいだな。
あとはこれとワイヤーを結んで罠を作ってあいつを待つのみ。
【恭介サイド】
「ここか・・・」
わずかに城戸の魔力をアルビオンが感知して倉庫内に入る。
「しまった見つかった!」
倉庫内にはドラム缶を運ぶ城戸一真がいた。
「鬼ごっこ終わりだ、城戸一真」
「もう少しだったのに!」
城戸一真が持っていたドラム缶を投げてくる。
何を企んでいるか知らないがまたコールタールか?
「同じ手がそう何度も通用するか!」
魔力弾でドラム缶を破壊する。
しかしドラム缶の中は空だった。
苦しまみれのハッタリか?
奴の姿を確認すると奴は右腕を手前に引く動作をする。
何をするつもりだ?
ガシャン
背後で音がして振り向くと開けていたドアが思いっきり閉まる。
「これは!」
よく見るとドアのノブの部分にワイヤーが結ばれていた。
慌てて奴を見ると次は両腕を上に向けて引っ張る動作をする。
「何をするつもりか知らんがさせるか!」
魔力弾を城戸に向けて放ったが
「なんだと!」
左腕を腕を上げた城戸が勢いよく浮かんで魔力弾外れて城戸の背後で爆発する。
上を見ると何かが落ちてくるのが見える。
そうか浮かび上がったんじゃない。
滑車の原理で重りになった何かが城戸を引っ張り上げたんだ。
最初のドラム缶は上の注意を逸らす為のブラフか。
上がりながら城戸の右腕から青い剣を出して振り回す。
よく見るとパイプにワイヤーで麻袋を吊るしていて、麻袋が斬り裂かれ空から大量の白い粉が降ってくる。
なんだこの粉は!落ちてきた麻袋を見る袋には石灰と書かれている。
くそ目に少し入った。こんな石灰の粉で目眩ましなど・・・
待て粉だと?そしてここは倉庫と言う名の密閉空間。
まさか奴の本当の狙いは!
痛みに耐えながら涙目で奴を睨むと障壁で防いでいた光線を下に向けて放った後、倉庫の小窓から外に出る姿が最後に見えた。
そうか奴の狙いはふんじんばくは・・・
言い切る前に俺の視界は粉に引火した炎に包まれてしまう。
【一真サイト】
「ふう、どうにかうまくいったな」
倉庫に入ってすぐにお目当ての品の石灰粉を探し出して準備をした。
『まったく、あんな大掛かりな仕掛け相棒の能力がなければ一人じゃ無理だったぞ』
そうだね【俺一人】じゃ無理だった。
ここは結界の中で助けは来ない。
ではどうすればいいか?答えは簡単だ。
【城戸一真】を増やせばいい。
だから俺はウルトラマンマックスがダークバルタンとの戦いで使った分身で【俺】を増やしてあの大掛かりな仕掛けの準備ができたんだ。
そして後はワザと魔力を感知されるようにして奴を誘い込み作戦は成功する。
燃える倉庫を見ながら白龍皇の力があるからさすがに死なないと思うがこれで奴が戦闘不能になって結界が解けてくれればいいんだけど。
いや気絶してたらそれ所じゃないか。
警戒しながら近づこうとしたその時。
「
『
真っ白なオーラがの柱が燃え盛る炎の倉庫から放たれ、炎がかき消される。
そして焼け焦げた倉庫の屋根を突き破りそれは空中に姿を現せた。
白いオーラを纏い、背中に神々しいまで輝きを放つ光の翼、そして俺の
ただ違うのは俺の赤に対して目の前に奴は雪のような白
「う、嘘・・・だろ・・・」
煙の中からそいつは現れた。
「例え君が数千数万の策や小細工を用意しても私はそのすべてを破壊する」
殺気を放つ
収拾つくのかな、これ・・・
これが今年最後の投稿になるのかな。できればもう一本投稿したかったがとりあえず今から13話作りをがんばってみよう
今年はお世話になりました来年も『魔法少女と偽りのヒーロー」をよろしくお願いします。