そして、博麗神社に行くこととなった三人(三神?)
あーうー、やっぱり冬の外は寒いね。
諏訪子が愚痴を漏らす。
なら防寒具を出しましょう!
早苗がそう言うと三人分のコートが出てきた。
私はこれにします。
早苗は緑のコートを着る。
なら私は此かな。
神奈子は白のコートを着る。
私は此れ。
諏訪子は茶色のコートを着る。
奇跡って凄いんだな…
本当ね。
神奈子が感嘆の声を漏らし、諏訪子はそれに同調した。
では神奈子様、諏訪子様、行きましょう!
一同は守矢神社を発ち、博麗神社を目指した。
~道中、霧の湖にて。~
パキン、と、氷の音がする。
早苗の前に、氷付けになった蛙が現れる。
何でしょうこれ?
諏訪子は其を拾い上げる。
…また貴方ね、チルノ
諏訪子は怒りの表情を浮かべ、上を見る。
アハハ!トロい奴ら!
チルノは笑いながら氷付けとなった蛙を見ていた。
氷符「アイシクルフォール」
チルノは目の前の蛙を凍らせようとする。が、それは飛んできた鉄の輪に阻まれた。
神具「洩矢の鉄の輪」
鉄の輪はチルノの頭に命中し、チルノは地に落ちてきた。
痛…馬鹿になったらどうするのさ!
もう其以上ならないから安心しな…
口調から諏訪子が怒っているのは明白だった。
早苗達は先に行ってて、私はこの馬鹿な氷精を説教してから行くから…
は、はい
(可哀想に、あの氷精…怒った諏訪子に目をつけられるなんてな…)
~洩矢諏訪子、一時離脱~
時は流れて博麗神社。
さて、霊夢さんは一体何をしているんでしょう。
霊夢は賽銭箱を揺すっていた。
賽銭…
か細い声で言った。虚ろな目で霊夢は賽銭箱を見ていた。
あ、あのー霊夢さん?
早苗が霊夢に近寄る。
あら、早苗じゃない…いらっしゃい…
お金ならあげますから、少し御話ししても…
霊夢の目が変わった。
あら、有難う早苗何でも聞いてちょうだい
霊夢は早口で言った。賽銭に目が眩み興奮しているようだ。
霊夢は半ば強引に早苗を神社に引き込む。
神奈子もそれに付いていく。半ば呆れながら。
~1時間後~
賽銭が有るならまた何時でもいらっしゃい
遠くから霊夢の声が聞こえる。
やっと解放されました…
そこまで良い情報とも言えなかったしな…
じゃあ帰りましょう、神奈子様。
~帰り道、霧の湖周辺~
チルノがブツブツと言いながら浮いているのを早苗は見た。
その表情は暗く、虚ろで、人生(精生?)の終わりの様な顔だった。
諏訪子様、一体何をどうしたんでしょう…
…さあな
守矢神社に帰ると、諏訪子が御飯を作っていた。
あれ、今日は諏訪子がやってくれるのか?
うん、まあね、いつも神奈子にやらせちゃ迷惑だろうし…
有難な、諏訪子
早苗は信仰の事を忘れ、其の光景を見ていた─
どうですかね、後編。上手く書けたと思いますが…