ハイスクールD×D ~それは現か幻か~   作:DDX

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今回はオリキャラが登場します

なんというか破天荒な人です・・・・・いや、人じゃないけど

それでは本編どうぞ


第5話

「さて・・・・どうするかな」

 

俺は自宅で夕食を食べながら今後の事を考えていた。

 

堕天使の夕麻(仮名)を手に入れると決めたはいいが・・・・その手段、方法をまず考えないとなぁ。

 

彼女の目的はイッセーを殺すこと・・・・・であるのなら、たとえ一度殺そうとも悪魔として転生したイッセーを再び殺そうと画策する可能性は十分にあるし、まだこの街に滞在している可能性もゼロではない。

 

となるとやっぱり彼女を探さないとなぁ・・・・ただ問題は彼女に指示を出したものがいるかどうかだ。上位の堕天使の指示を受けてイッセーを殺したとなると・・・・・俺のやろうとすることは堕天使勢と敵対することになる。

 

そこらの堕天使風情なら負ける気はしない・・・・むしろ過去の精算ができる可能性があるから望むところだ。というかマジでコカビエル辺りはぶっ殺したいし。

 

でもそれ以外、アザゼルとかシェムハザあたりとことを構えるとなると・・・・いや、その辺りはまだマシか。戦うことになっても最悪死ぬことはない。だが、あいつ・・・・・白龍皇とやりあうとなると・・・・まあ死ねるよな。あいつとは相性悪すぎる。

 

だからまあ、軽率にことを進ませられないんだよなぁ。

 

「・・・・どうしよう」

 

『ふふふっ・・・・随分と弱気ですね朧』

 

俺の呟きに愉快そうに答えるものが一人。

 

この部屋・・・・・もっと言えばこの家には現在俺一人しか住んでいない。保護者がいないわけではないけれど、あの人は今・・・・・どこにいるんだろうなぁ。まあ、どこかで元気に服を脱いでいるのだろうけども。

 

ともかく、俺しかいないこの空間で聞こえてきたこの声。その声の持ち主はあいつしかいない・・・・俺の中、正確には神器の中にいるあいつしか。

 

「随分と嬉しそうに言ってくれるじゃないかラ・ムー」

 

『ええ。弱気なあなたを見るのは愉しいわよ。でもその呼ばれ方は好きではありません。私のことはラムと呼んでくださいと言ってるでしょう?』

 

その名前は電撃ビリビリカマして空を飛べる角の生えた美少女にしか許されない気がするが・・・・うん、まあいいか。

 

ラムと名乗ったこの・・・・女?うん、まあ本人は女がいいとか言ってたから女でいいか。ともかくこいつは俺の神器に宿た存在だ。それも相当に特殊な存在だ。

 

まあ、それは今は置いておくとして・・・・

 

「ラム・・・・お前は仮にも俺の相棒だろ?その言い草はどうかと思うぞ?」

 

『ごめんなさい。でもこればかりは性格的なものだから諦めて頂戴。私達ももう十年以上の付き合いなのだから・・・・・理解はしてくれるでしょう?』

 

・・・・・本当にこいついい性格してるよ。我欲を満たすことにご執心なところは俺に似てるなぁ。

 

だから気に入らなくて・・・・・大好きなんだ。

 

「それはそうと、相棒なんだからお前からも何か案出してくれよ」

 

『いいわよ。面白そうだし』

 

「・・・・・面白くなさそうだったらどうしてた?」

 

『無視を決め込んでいたわね』

 

・・・・・だろうとは思ったけどさ。

 

『でも案といっても大したものは出せないと思うわよ?せいぜいが情報収集と様子見をしろってところかしら』

 

「・・・・やっぱりそれしかないか?」

 

『ええ。そもそもあなたお気に入りの堕天使ちゃんの居所さえ掴めていないのよ?そんな状態で手に入れるもなにもあったものではないでしょう?』

 

言ってることはもっともすぎるほどにもっともだ。なににせよまずは彼女の居所を掴むところから始めなければならない。やはり街中を歩き回って探さないといけないのだろう。

 

『まあ、見つかったといってもすぐに行動を起こす訳にもいかないけれどね。アザゼルはともかく白龍皇と戦いになるのは避けたいし。あれの能力はあなたとはあまりにも相性が悪すぎるわ。あなたが消えるのは私としても本意じゃない』

 

「心配してくれてるのか?」

 

『当然よ。かつての私の所有者達・・・・国の英雄やらトップやらもいたけれどあなたはそのどれと比べても面白い。何より私の力を使いこなしてくれている。私にとって最高に愉しい相棒がみすみす消させるのは嫌だわ』

 

「それ言ったら・・・・俺がやろうとしてることも俺の時間を縮めることになるのだがそれはどうなんだよ?」

 

そう・・・・・俺があの堕天使を手に入れるためにやろうとしてることはいわば外法・・・・俺に残された僅かな時間をさらに縮めることとなる。

 

『それについてはまあ残念ではありますが・・・・それもまた一興。あなたが覚悟をもって決めたことならば文句など言いません。何より楽しそうです』

 

絶対最後の一番重要なんだろうなぁ。でもなんだかんだ自分が乗れるときは物分りいいし、俺に手を貸してくれるし・・・・

 

「本当、お前がリアルにいたらハーレムに誘うんだけどなぁ」

 

『それは本当にやめてくださいお願いします』

 

そんなに嫌なのかよ・・・・・まあいいけどさ。

 

『ともかく今は情報収集をメインにして活動しましょう。実際にことを起こすのは様子を見てから。それに・・・・・その堕天使の事以外にも気にかけるべきことはあるでしょ?』

 

「・・・・イッセーか」

 

『ええ。彼女は悪魔と化してしまった。そうなればもう平穏とはかけ離れた生活を送らざるを得なくなる。今は放置されているけれど、いずれ彼女を転生させた悪魔は接触することになるでしょうね』

 

「だろうな。おそらくはグレモリーかシトリー・・・・どっちも現魔王を輩出した名家で学園にいるのはその妹達だ。悪魔としての格は信頼に値するが・・・・それでも安全の保証は確立されていない」

 

悪魔になってしまったからには、命の危険にさらされることも少なくない・・・・親友がそんな目に会うのは俺としてもあまり気持ちのいいものではないな。

 

となると・・・・・そっちの方も腹括らないとな。

 

『あなたも悪魔の世界に足を踏み入れるの?あんなに憎んでいた悪魔の世界に』

 

「・・・・今だって正直好きではない。だが、悪魔の全部が全部ああいうやつとは限らんだろ。しばらくは様子見するが近いうちに接触する。イッセーをフォローしたいからな」

 

『・・・・あなたが堕天使をものにしようとしてることがバレたらどうなっちゃうかしらね』

 

「本当に楽しそうに言うよな・・・・」

 

こいつに実体があったのなら絶対に愉悦で笑みを浮かべながら震えていただろう。

 

『まあ冗談はともかくバレたらまずいことになるのは確実ね。あなたがイッセーちゃんの主人である悪魔と関わることを前提とするならば』

 

「だろうなぁ・・・・悪魔と堕天使、そして天使は現在三すくみ状態。それを刺激するような事は俺としても本意ではない」

 

『そこで一つ提案があるのだけれど』

 

「提案だと?」

 

『そう。堕天使ちゃんの事をうまく誤魔化せて且つ悪魔達を必要以上刺激しない方法・・・・・悪魔達やイッセーちゃんの目の前で殺せばいいのよ』

 

・・・・ああ、なるほど。そういうことか。

 

「確かにいい手ではあるな。悪魔達の目の前で殺せば誤魔化しは効くしその後も展開次第では必要以上に気を揉む必要はなくなる。問題はそうそう都合よく行くかどうかだが・・・・」

 

『それは状況を見て臨機応変にですよ。機会を伺うの。早くいちゃねちょしたいからってはやっちゃ駄目よ?』

 

「かといって様子を見すぎて手遅れも勘弁だけどな・・・・まあ何とかするさ」

 

『せいぜい頑張りなさい。とりあえずやることを整理してみましょう』

 

「整理?何のためにだ」

 

『読者のためよ』

 

メタいこと言うなよ。というかこの小説そういうの許されるの?大丈夫なの?

 

・・・・・まあ、晒されてるということは大丈夫だということなのだろうが。

 

「整理するとまずは夕麻ちゃん(仮名)については情報収集して居所、状況を把握する。そしてその上で機会を伺って悪魔達の目の前で殺して確保する。悪魔達の方はできればその時接触して可能な限り信じさせる。うまく悪魔達に取り入ってイッセーのフォローをするためにな」

 

『あら、整理してみると大変ねそう』

 

「人ごとみたいに言いやがって・・・・・」

 

『実際行動を起こすのはあなたで私にとってはほぼ人ごとですもの』

 

「さいですか・・・・」

 

でも本当にラムの言うとおり大変だよな・・・・・全部都合よくいったとしたら俺はよほどの幸運の持ち主・・・・いや、上手くいったら残り時間を削ることになるんだ。ある意味よほどの不運の持ち主だといったほうがいいだろうな。

 

「そんなになってまであの堕天使を欲するなんて我ながら病んでいるな」

 

『何を今更。それよりも私としては気になることがあります』

 

「なんだよ?」

 

『ドライグはもうイッセーちゃんとコンタクトしたかしら?』

 

「どうだろうな?イッセーは自分の神器のことを知らなかったからなぁ・・・・まあ、悪魔になったからにはそのうち否応なしに接触するとは思うが・・・・」

 

『ふふふっ、赤龍帝が覚醒すればまた白龍皇と面白いものを見せてくれるのかしら・・・・楽しみだわぁ』

 

・・・・・そういやこいつ楽しそうだからって理由で二天龍の戦いを煽りまくってやがったんだっけな。本当にロクでもない・・・・

 

「というかお前、愉しむのはいいけどバレないように引っ込んでろよ?」

 

『あら?どうして?』

 

「面倒になるのが目に見えてる。そうでなくてもアザゼルや白龍皇に知られたとき厄介なことになったんだぞ?白龍皇には半分にさせれるし・・・・・・」

 

相性が悪いってあの時ようやく気がついたんだよな・・・・・まともな戦闘になればマジで消される。

 

『そう・・・・まあ、仕方がないわ。それじゃあ時がくるまでは言わないでおいてあげるわ。それまでせいぜい私を楽しませてね』

 

「ものわかりよくて助かるよ・・・・・さて、それじゃあ明日から頑張りますか」

 

『ふふっ、意気込むのもいいけど・・・・・・ご飯冷めてるわよ?』

 

「あ・・・・」

 

くっそ、冷めた飯あまり好きじゃないのに・・・・・というかラムの奴わかってて黙ってやがったな。

 

本当いい性格してるよ・・・・俺の相棒のドラゴンさんは。




朧とラムの会話についてよく意味がわからないと思うかもしれませんがそれは今後徐々に判明していきます

ラ・ムーもとい、ラムのことも含めて・・・・ね

それでは次回もまたお楽しみに!
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