ハイスクールD×D ~それは現か幻か~   作:DDX

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今回で朧とレイナーレの処遇が決まります

それでは本編どうぞ


第65話

「なるほど、朧はかつてあなたの神器に興味を持ったアザゼルと白龍皇と接触したことがあって、それで白龍皇と顔見知りで幻龍と呼ばれていたのね」

 

「まあ、そういうです」

 

俺とラムの言い争いが終わって、ようやくリアスたちに俺が白龍皇に幻龍と呼ばれていたのかの説明が終わった。説明の内容が端折られてる?んなもんわざわざ説明してたらそれだけで一話使っちゃうんだからそこは勘弁してくれ(メメタァ)

 

「堕天使の総督と白龍皇に目をつけられてよく無事だったね朧くん」

 

「無事?あ~・・・・うん。無事だよ?あれは無事だったよ。ブジダッタブジダッタ。チョーブジダッタ」

 

「・・・・・・ごめん、余計な事を言ったみたいだね」

 

うん、本当に余計だったよ木場。おかげで俺が白龍皇に半分にされたことやミリアとアザゼルのひと悶着を鮮明に思い出しちまったんだからな。なんか泣きたくなってきた。

 

『あの時は大変だったわね』

 

まったくだ。というか、お前は話が終わったからって早々と引っ込むなよ。

 

『だってもう満足しちゃったんだもの♪』

 

・・・・・こいつがこんなんだから、さっき言い争いになったんだろうなぁ。まあ、言い争いになった原因は俺にもあるのだが。

 

「まあ、その時何があったかは敢えて聞くのはやめておくけれど・・・・私たちからあなたに聞きたいことはだいたい全部聞いたわ。まあ、それでもまだ私たちに秘密にしていることはたくさんあるんでしょうけど」

 

「ええ、ありますよ。それはもうたくさん・・・・・なにせ秘密は男の財産なんですからね」

 

「「「あっそ」」」

 

ちょっと、カッコつけてるのにこの塩対応はあんまりじゃないかな?

 

「レイナーレ。心に深い傷を負ったので慰めて欲しいです」

 

「は?」

 

「いえ、なんでもありませんごめんなさい」

 

なんかすっごい嫌そうな顔された・・・・・・この場に俺の味方は・・・・・

 

「あの、朧さん。大丈夫ですか?」

 

居たよ。アーシアが心配そうな表情で俺を気遣ってくれたよ。やっぱりこの子いい子だよ。

 

「アーシア、別に慰める必要はないわよ。コイツ実際は心に傷なんて負ってないから。ただ大げさに言って楽しんでるだけよ」

 

「え?そうなんですか?」

 

「朧だからな。十中八九間違いない」

 

「ええ」

 

ちょっとちょっとレイナーレ、イッセー。せっかくアーシアが気遣ってくれてるんだから余計なこと言わないでよね。というかこんな時だけなんで二人して気が合うの?

 

「まあ、朧が心に傷を負ったかどうかなんてどうでもいいから置いておくとして・・・・」

 

リアス、その言い方はリアルタイムで傷つくんだが。

 

「聞きたいことはあらかた聞いたことだし、いい加減朧とレイナーレの処遇について決めましょうか」

 

「「「・・・・・」」」

 

リアスのその一言で、空気が張り詰められるのを感じる。まあ、さすがにこればっかりはふざけてもられないから仕方がないか。

 

「私は・・・・その件に関して意見を言うのは控えます。朧くんがオカルト研究部の所属なので、リアス達が決めるべきでしょうし。堕天使レイナーレに関しては直接的な被害を受けたわけではありませんので」

 

「私はつい先日悪魔になったばかりだ。話を聞いたとは言え、過去に何があったのか直接見てもいないし体験してもいないから他の皆の決定に従おう」

 

ソーナとクァルタは他の皆に決定を委ねるようだ。二人はレイナーレの件について直接関わったわけではないから妥当なところだろう。

 

問題はほかの連中だが・・・・・

 

「私は・・・・朧くんには要所要所で助けられていますし、不問にしてもよろしいかと思います。彼女についても近々三種族の会談が行われることを考えれば。処断するのは得策ではないかと」

 

「僕も朱乃先輩に同意です。朧くんには朧くんの事情があったとは言え、僕の復讐を応援してくれたのは事実なので、私情ですがその朧くんに罪を問うつもりはありません」

 

「私も・・・・・朧先輩の作ったお菓子が食べられなくなるのは嫌です」

 

朱乃、木場、小猫は特に俺をどうこうしようとは思っていないらしい。朱乃は堕天使への憎しみという点で俺に親近感が沸いてるため、木場は復讐の応援があったため、小猫はお菓子があるからというところだろうか・・・・・なんか小猫だけすっごい現金だな。

 

「・・・・・イッセーとアーシアはどうかしら?」

 

「私は・・・・・朧さんには色々お世話になっていますので。これまでどおりのお付き合いがしたいです。レイナーレ様も・・・・助けてくださった恩がありますし」

 

アーシアはなんというか・・・・アーシアらしいな。俺をどうこうしようとか全然考えていないんだろう。レイナーレについても、一度殺されたというのに助けてもらった恩の方を大事にしているようだし。

 

「私は・・・・・正直、私やアーシアを殺したレイナーレと、レイナーレのことを隠していた朧のことを簡単に許すことはできません」

 

イッセー・・・・まあそうだよな。アーシアの件で誰よりも怒っていたのはイッセーだ。簡単に許されるだなんて思ってはいない。

 

「だけど、それでも・・・・朧は私の親友です。そしてその朧がレイナーレを大切に思っているっていうなら・・・・」

 

「処断したくない・・・・かしら?」

 

「・・・・はい」

 

この期に及んで俺のことをまだ親友として大切に思ってくれてるのか・・・・お前って奴は本当に・・・・

 

「皆して甘いわね・・・・まあ、私も人のことを言えないけれど」

 

「リアス部長、それって・・・・・」

 

「朧、これまで私たちを助けてくれたおんに免じて私たちはあなた達を処断しないわ。。そしてその朧に免じてレイナーレ、あなたを処断するのもやめておくわ。朱乃の言うとおり、三種族の会談も近いからというのもあるけれど」

 

どうやら、リアスたちとの敵対は避けられたようだ。

 

『良かったわね朧。親しい相手を殺すことにならなくて』

 

まったくだ。ここまで縁を築いた相手を殺すのは流石に気が引けるからな。

 

「ありがとうございますリアス部長。それに皆も」

 

「甘い連中ね。私は別に許してくれだなんて言った覚えないのに・・・・・まあ、余計な面倒が起きずにすんだっていうのはありがたいけれど」

 

「ツンデレレイナーレカワユス」

 

「殺すわよ?」

 

光の槍を俺につきつけながら言ってくるレイナーレ。一回くらい顔を赤らめて慌てふためく姿が見てみたいんだけどなぁ。

 

「ただまあ、レイナーレに関しては処断しないとは言え、放っておくつもりはないわ。あなたには私たちの監視下に入ってもらいましょう」

 

「監視下?どうするつもりかしら?」

 

「この学園に通ってもらう・・・・もっと言えば、オカルト研究部に所属してもらうわ」

 

「堕天使の私を悪魔のテリトリーの中に・・・・・随分とまあ思い切るわね」

 

リアスの発言に、レイナーレは呆れた様子だ。けど、部長の判断は間違ったものではないだろう。最近はどうだか知らないが、元々は俺だってリアスたちに警戒されていて、監視下に置くためにオカ研に所属させていたわけだし。まあ提案してのは俺の方からだけど。

 

「いいわ。いい加減朧の家に引きこもる生活も飽きてきたし。退屈しのぎにはなりそうだから従ってあげるわ。けどいいのかしら?そんなこと勝手に決めちゃって」

 

「大丈夫よ。この町を任されているのは私・・・・この町の中でどうするのかは私に一任されているわ。いいわよねソーナ?」

 

「私がなんといってもあなたは押し通すつもりでしょう?まあ、私も特に異論はないから構わないけれど」

 

どうやらソーナもリアスの考えに異論はないらしく、レイナーレが駒王学園に通い、オカ研に所属するのはほとんど確定した。つまり、これからレイナーレと学園生活を共にできるということだ。

 

「朧・・・・・嬉しいっていうのはわかるけど、そんな堂々とガッツポーズするなよ」

 

「え?あ、おっと。俺としたことが・・・・・」

 

イッセーに言われて、俺は無意識のうちにガッツポーズをとっていたことに気がついた。しょうがないじゃないか。だって嬉しいんだもの。

 

「とりあえず、大まかな手続きやなんやらは私の方ででしておくから、朧は書類を作っておいて頂戴」

 

「え?俺が書類作るんですか?」

 

「ええ。だってあなた、そういうの適当にでっち上げるの得意でしょう?」

 

リアス・・・・・間違っちゃいないが言い方ってものがあるだろう。

 

「それとレイナーレ。手続きのためにあなたと連絡が取れるようにしておきたいのだけれど・・・・携帯か何か持ってるかしら?」

 

「あるわよ。朧の家に住むようになってすぐにもらったから」

 

そう言いながらレイナーレは携帯を取り出し、同じく携帯を取り出したリアスと連絡先を交換し合う。悪魔と堕天使が連絡先交換とかなんというレアな光景だろうか。

 

「さて、それじゃあ今日のところは俺とレイナーレは失礼させてもらってもよろしいでしょうか?帰ってやらなければならないことができてしまいましたし」

 

「さっき言ってた書類を作るのか?早いに越したことはないと思うけど、そんなに急ぐ必要もないんじゃ・・・・」

 

「いや、書類が理由じゃない。ただ、レイナーレと一緒に学校生活が送れるようになった記念に今日はご馳走を作ろうかと・・・・」

 

「何をしているの朧。さっさと帰るわよ」

 

ご馳走と聞いた瞬間、レイナーレが俺の手を引いてきた。なんというか、非常にわかりやすい。

 

「・・・・ご馳走」

 

向こうではなんか小猫が羨ましそうにこっち見てるし。今にも涎を垂らしそうな勢いだ。

 

「というわけで今日は帰ってもよろしいでしょうか」

 

「ええ、いいわよ」

 

「では失礼します」

 

「あ、あの、レイナーレ様!」

 

部室をあとにしようとしたその時、アーシアがレイナーレを引き止めた。

 

「なにかしら?」

 

「次の休日に皆で遊びに行くんですけど、レイナーレ様もご一緒にどうですか?」

 

「・・・・は?」

 

アーシアからの突然の提案に、訳がわからないといったように声を上げる。

 

「えっと・・・ダメですか?」

 

「・・・・はあ、それ、イッセーちゃんも来るのでしょう?あなたはともかくとしてイッセーちゃんは私なんかがいたら気分が悪いでしょうし、やめておくわ」

 

「・・・・・」

 

レイナーレはイッセーがいるならと断った。イッセーがジト目でレイナーレを見てくるので、レイナーレの判断は間違っちゃいないだろう。

 

「そうですか・・・・わかりました」

 

「・・・・まあ、また次の機会があるって言うなら行ってあげなくもないけれど」

 

「本当ですか?」

 

落ち込むアーシアに対して、レイナーレがフォローを入れると、表情が一転。アーシアは嬉しそうに微笑む。

 

「まあ、あくまでもその時気分が乗ればの話よ。それよりも・・・・・いい加減その呼び方やめなさい」

 

「え?」

 

「様付けするなって言ってるの。今は様付けされるような関係じゃないんだから別の呼び方にしなさい」

 

「はい。わかりましたレイナーレさん」

 

「それでいいのよ」

 

様付けがなくなり、レイナーレはどこか満足気な表情だ。

 

「・・・・・」

 

「朧、なんでそんなにニヤニヤしてるのかしら?」

 

「いやいや、別に意味はありませんよレイナーレさん♪」

 

「・・・・はあ。いいわ。いい加減帰るわよ」

 

「はーい。それでは皆さん、またね」

 

イッセーたちにひらひらと手を振って、俺とレイナーレは部室を出た。

 

 




駒王の制服着たレイナーレとかすっごい見たい

次回でこの章は終わりとなります

それでは次回もまたお楽しみに
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