死の支配者と英雄の王の邂逅   作:霞梳卯狩

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あ~(気をどこかへやってしまった顔)


王の動向

玉座の間

 

そこにはガルガンチュアやヴィクティムを除く各階層守護者、そして彼らが厳選したであろうナザリック地下大墳墓内の高位の僕たちが整列していた

 

ここでモモンガは自らの旗を落とし

「私は名を変えた。これより私の名を呼ぶときは」

そこで区切りある場所を指さす

「私の名を呼ぶときはアインズ・ウール・ゴウン……アインズと呼ぶが良い」

 

その声に応えるようにNPCたちが、僕たちが万歳と唱和する

 

 

そんな玉座の間の隅で英雄王とその従者は様子を見ていた

「王様はなにかないの?」

「我は我だ、そこは揺るがない、奴は個人ではなくギルドとなったそれだけのこと」

「ギルドになる?」

「そうだ、奴は長ではなく支配者となった。ならばそれは最早個人ではない。」

「なるほど」

「ほぉ、貴様のそのハサンな頭脳でも理解できたか」

「おそらく?」

「まぁよい、見てみろ、奴が去ったあとにも従者たちが残っている」

 

その視線の先には階層守護者統括であるアルベドが前に出てその横にはデミウルゴスがいる

 

「デミウルゴス。アインズ様とお話した際の言葉を皆に」

「畏まりました」

 

そして紡がれるは夜空への感動と

 

「最後にこう仰いました『世界征服なんて面白いかもしれないな』と。」

 

ほんの冗談だったのだろう

 

「アインズ様の真意を受け止め、準備を行うことこそ忠義の証であり、優柔な臣下の印。各員、ナザリック地下大墳墓の最終的な目的はアインズ様に宝石箱を。この世界をお渡しすることだと知れ」

 

だが彼らは真に受けてしまった

 

「っく、フハハハハハハハハハハ!!!!」

「ちょっ、ギル!?」

「ほとほと退屈せんやつ等よ、この世界を、お渡しする!白野よ、貴様もこの者たち程度には我に敬意を払ってはどうだ」

「突然何なんだ!あぁ!ほら、みんなすごく怒ったような顔でこっち見てるから!」

「良いではないか!その程度、些細なことだ」

「些細って!」

「貴様等!よい、許す。この世界、見事モモンガに、いや、アインズ・ウール・ゴウンに捧げて見せよ!」

 

あまりの出来事に笑ってしまった

モモンガはただの冗談で言った一言がギルドの目標を決めてしまったのだ、それも本人が知らない間に

これが笑わずにいられるだろうか

いや、不可能だろう、事実を知ったモモンガが慌てる様が目に浮かぶようだ

 

「人間風情が居候の分際でよくそんな口を・・・!」

「化けの皮が剝がれておるぞ雑種」

 

集会に水を指されたのが癇に障ったのだろう

階層守護者達が不快そうにこちらを見ていた

 

「あなた方はアインズ様の多大なる慈悲で、この場にいることを忘れないほうがいい」

「言うではないか、では番犬である貴様等の客人への暴言は飼い主の躾がなっていないということか」

「ッ!!」

 

その場にいた全員が殺気立った

 

「だから王様は多方面に喧嘩を売らないでくれ!」

「そう慌てるな、〈伝言〉アインズよ、貴様の部下のガス抜きだ、場所を貸せ」

 

唐突にアインズを呼ぶギルガメッシュに周囲は騒然となる

 

「やれやれ、どうしてそうなったか、は聞くまでもないか・・・」

「あ、アインズ様!!何故このような者を!」

「落ち着け、アルベドよ、お前たちの力を知るのにはいい機会だと思わないのか?」

「ま、まさか・・・!」

「全くもって血の気の多い奴等よ、先の実戦では大した運動にもならなんだからな、貴様もどうだ?」

「是非、といいたいところだがそれでは観戦ができないからな」

「いいだろう」

「場所は六階層の闘技場でいいか?」

「壊れても知らんぞ?」

「そんな柔な造りではないさ」

 

ハッとしたような表情の守護者達を置いて話を進めていく

内心はしまったと動揺していたがモモンガさんの機転のお陰でなんとか大爆発は逃れられた

守護者達が六階層へ向かって行くのを見ながらモモンガへこっそりと謝ったのは言うまでもなかった




ギ)許してください!なんでもしますから!
ア)ん?今なんでもするって(ry
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