ぺらりとページを捲る音が聞こえる。
朝。視界に映るのは見慣れた光景だ。
相も変わらず、うちの御主人様は本を読んでいる。読み続けている。
飽きもせず。一睡もせず。まるで与えられた指示を淡々とこなす機械のように本を読み続けていた。
そして、今一度暗黙とした空間にぺらりとページを捲る音が聞こえた。
目前にいる御主人様だが、なんと彼女種族が人間ではなく、『魔女』と呼ばれる存在だったりする。
とある秘術を以て人間の枠からはみ出した規格外。
不老不死にして、人間の進化形?といえる存在。
進化。エボリューション。ワープ進化。究極進化他。
彼女――御主人様の名前は、パチュリー・ノーレッジ。
愛称ぱっちぇ。通称本の虫。ヒモ。紫モヤシ。駄目女。引きこもり等々えとせとらえとせとら。口癖は、むきゅ。
おやまぁなんとかわゆい口癖なことか。
パジャマらしき服装がデフォ。ちなみに帽子付。帽子についた三日月のワッペンがトレードマーク。
先程紹介した通り、彼女は魔女。
人間の枠から逸脱した超人のような御主人様であるが、実はかなりの貧弱体質。
人外にもかかわらず、運動は苦手とのことです。
しかも驚くことなかれ。実はこのぱっちぇさん、世にも珍しい稀少種である着痩せるタイプだったりする。
脱いだら凄いのだ。出るとこは出ている。
栄養は全てそのメロン級の脂肪にいったせいで、たわわに実っているとです。
前にチラリとそのふつくしい姿を見て、俺ちょー絶叫。
感謝感激雨霰。この瞬間だけ、ラッキースケベなこの一瞬に内心神様に土下座して感謝しました。
眼福でした。本当にありがとうございます。
まぁスタイルも良いことだが、顔つきも良い。ぱっちぇさんはけっこーな美人さんだ。
……うん。マジ俺好みですね。
そんな美人なぱっちぇさんだが、実際のところ見た目に反して色々と残念だったりする。
世間一般で言うこれが残念美人と呼ぶのか。
何が残念かと言うと上げればキリがないのでここは割愛されていただく。
まぁ、私的には直球ど真ん中のどストライクだから微塵も気にしない。
ぱっちぇさんマジ可愛い。好きです。愛してます。付き合ってくだしあ。
「……あなた。さっきから好き放題言ってるけど、ずっと声に出してることに気付いてるのかしら。あとぱっちぇ言うな」
と、いつの間にやら読書から興味がこちらに移ったのか。
ぱっちぇさんから爽やかな―――とは全くかけ離れたそれはゴミを見るような視線が俺を射抜く。
いやはや、そんな目で見られても困るぜ。
そう。俺は、断じてMではないのだのよ。シャア!
「……だったらまずその恍惚とした表情を止めなさい。それとそのしゃあ? とは一体誰の事なのかしら」
なんとぉ…!
ちょ、ちょぉ…。いやいやいヤイヤイヤイヤ恍惚とした表情を浮かべとるだと…!?
そ、そんな馬鹿な……! いくら結婚を前提にお付き合いしたいぱっちぇさんのお言葉とはいえさすがに納得し難い。
俺は断じてM体質なんかではない。
強いていうならノーマル。そう、俺は至ってノーマル。……ノーマルなんだよぉ!!
「……鏡見てみなさい? その気持ち悪い表情が分かるわ。あとぱっちぇ言うな」
うぎゃー! こ、これは……――なんてイケメソな表情雑草わさわさ。
「………」
「ぱっちぇさん。なんで突っ込んでくれへんの?」
「………」
「………」
それからというものの、ぱっちぇさんはこちらに目を合わすどころか道端に落ちてる小石のような無関心扱いをされ、口を聞いてくれなかったのでしたまる
と、ここいらで自己紹介をしておこうと思う。
俺は、タクロー。漢字にすると『巧朗』と書く。
種族は、この世界――幻想郷には数少ない人間にして『外来人』と称される。
人間ではあるが、ちょいと特殊な人間。
魔女の従者。サーヴァント。
御主人であるぱっちぇさん――魔女パチュリー・ノーレッジにより異世界よりこの世界に召喚された人間。
かれこれ数ヶ月は、御主人様の下で従者をしています。
これは、そんな主人公である魔女の従者がメインヒロインである御主人様と恋人、そして将来的には二人の甘い結婚生活を送るという夢見て、汗水垂らしながらこの紅魔館で働きつつ、なんとか振り向かせるべく奮闘するドタバタ恋愛物語である。
「……まぁ、そんな展開になることはこの先一生ないでしょうね」
「はっはっは。そんなこと言ってもう既に意識しちゃってるくせにィ。念願の恋人同士まで秒読み開始でしょ」ニヤニヤ
「……火符「アグニシャイン」」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……!!!!」
後書き的なもの
皆様初めまして。
いきなり始まりましたこの駄作。
元々、書き手より読み手だったのですが、何を思ったのか自分だけの小説を書いてみたいという衝動、チャレンジ精神もあって勢いのまま書き始めたという経緯があってハーメルン様に掲載に至ることになりました次第です。
何故東方Project作品なのかは、ただ単に好きな作品だったからです。
特に好きなのは、ぱっちぇ、さくやん、ゆかりん、らん、ゆゆこ等々。
一部上げてみましたが、他にも沢山いますよ。
ええ、どのキャラも素晴らしい。
今回の物語は、最後に書いてある通りでありますが、なるべく他キャラもオリ主との絡みを書いていきたいと思ってます。
一人のみの攻略も良いけど、ハーレムも良いよね。
ハーレムとか男の夢だもの。
まぁ、できれば全作品に登場するキャラが書ければなぁとは思ってる次第です。
さて、次回の更新なのですが、いつかと問われれば、解として『いつか』と答えます。
当該作品は、時間を見つけてちまちまと書いておりますので更新速度は鈍亀のようで兎のように早いと気まぐれ仕様です。
なので、『期待せずに』待っていてください。
ちなみにこれは趣味の範囲内でありますので、批判等は受け付けません。
俺の嫁はこんな性格じゃない! オリ主と恋愛だぁ? フザケルナ! と言った方は読まない方宜しいでしょう。
私自身、キャラの口調や性格がそこまで把握、詳しいとは言い難いので気分が害されるやもしれません。
これはあくまで作者の妄想。元ネタとは全く関係ないと捉えていただいてください。
……まぁ言われるまでもありませんよね。
意味が可笑しくない? これって誤字じゃない? そういった内容はいつでもうぇるかむです。
言語能力もそう高いとは言えない私なのでどこかしらあると思います。
感想についてですが、実のところ、私自身あまり必要とは感じていません。
書いていただける分、嬉しいとは思いますが、読んだからと言って感想を必ず書かなければいけないと思う必要はありません。
読んであー楽しかった程度に思っていただけるだけで作者としては満足です。
なので感想は全く書く必要はないので気にせず。でも書いてくださる方はいつでもうぇるかむです。
では、またの機会にでもお会いいたしましょう。